今回はゲーミングPCを買ってパーツ交換をしてゲーミングPCを延命する為のパーツ交換の難易度を解説していこうと思います。もちろんパーツ交換に関しては当然自己責任になるのでぶっ壊れてもいいという覚悟は必要です。
パーツ交換の大前提の注意点
PCの事がまるで分からないという方で初心者方で怖いなと感じている方は自作PCやパーツ交換に手を出すべきではありません。
サポート・保証の観点、それに付け加えてプロがしっかりと動作確認などをした上でゲーミングPCというのはBTOショップから販売されています。
なのでそれを改造するという事は本来壊れる事が無かったパソコンを壊してしまうというリスクは十分にはらんでいるので、リスクを取りたくないと考える方はそのまま使っていくというのが基本スタイルです。
グラボ交換だけは推奨
ゲーム性能を飛躍的に向上させる重要なパーツとしてビデオカードの換装という行為があります。これは慣れていれば行為自体は本当に簡単で補助電源を抜いてビデオカードを挿入し、補助電源を再び点ければOKです。
ケースに物理的に入るかどうかという点には気を配る必要はありますが、これは初心者の方でも比較的にスムーズに行えるので個人的にはおすすめです。
他の注意点としては、ビデオカードを抜く時や挿入する時に引っかかってしまいマザーボードやビデオカードを傷つけてしまう恐れもあったり、抜けない、挿入できないというシュチュエーションにぶつかってしまう場合もあるかもしれませんが、冷静に構造を把握して適切な対応を取る事でスムーズに換装作業が行える場合もあります。
というように思わぬ所に初心者の方の場合にはトラブルやリスクを孕むのが自作です。
慣れしかないと思いますので、リスクを取りたくない方はやめておいた方が良いでしょう。自作=全て自己責任になります。
ただ、誰もが最初は初心者なので経験と知識があれば誰でもパーツ交換は容易に行えます。
難易度☆1 意外と簡単に出来るレベル
ケースファンの交換
ケースによって一概には言えませんが、基本的にはケースファンのケーブルを辿っていきそのまま同じ所を交換するだけなので分からなかったら写真を撮っておくなどの工夫で交換する事が可能です。
ケースファンを交換する事で何が変わるのかというと静音性や冷却性が変わってくる場合があるのでPCがうるさいとか温度をもうちょっと冷えるファンに交換したいという場合に有効になってくる選択です。
グラボの交換
グラボの交換も簡単です。メーカーが違う場合(NVIDIA / AMD)にはドライバを削除したりする下準備が必要ですが、ここは初心者の方でも簡単な部類だと思います。上述の通りです。
ストレージの交換
ストレージ(SSD/HDD)の増設も簡単です。SATAケーブルと電源ケーブルを繋いでストレージベイに設置してPC側でファーマット作業をすれば完了です。
M.2は少し難易度は上がると思います。好きな方はやってみてもいいでしょう。マザーボードに取り付ける際には角度に気を付けて下さいね。
難易度☆2 ちょっと気をつければ出来るレベル
CPUクーラーの交換
CPUクーラーの換装になるとちょっと難易度が上がります。
なぜかというとグリスを塗らなければいけないので塗り方でミスったりという事も十分考えられるのでそこは慎重に行って下さい。
また、CPUクーラーは物理的にケース内に干渉してしまう場合がある点や、水冷CPUクーラーなどは取り付けが大変な場合がある点にも注意が必要です。
難易度☆3 初心者にはおすすめしにくいレベル
メモリの交換
メモリの交換に関しては難易度自体は☆1レベルですが、相性問題があってメモリ周りは意外と苦労した経験があります。
電源ユニットの交換
電源ユニットはマザーボード、ストレージ類、グラボなどと接続するので難易度は高いと思います。
しかし、どこに繋げればいいのかしっかりと覚えておく事で初心者の方でも頑張れば交換は可能だとは思います。
容量に関しては多少余裕を持って買うのがおすすめです。
難易度☆4 やめた方がいいレベル
マザーボードの交換
マザーボードの交換は非常に大変です。マザーを交換するのならメモリも規格が変わってる、CPUも規格が変わってる場合もあるので普通は買い替えです。
ここをBTOでゲーミングPC買って交換する人はほとんどいないと思います。
CPUの交換
CPUの交換をするのも非常に大変です。マザーボードの規格が変わっている場合があるため、新しいCPUをパソコンに組み込むにはマザーボードから交換しないといけないためです。
PCケースの交換
一から全てのパーツを取り外して新しいケースに組み込むので、一台組むのと難易度的には同等です。
パーツ交換をする際に必要な道具
パーツ交換をする際に必要なものは3点です。
- ドライバー
- グリス
- SATAケーブル
ドライバー
ドライバーは、普通のドライバーと精密ドライバーがあると良いです。グラボを交換する際やCPUクーラーを取り外す際には普通のドライバーでいけますが、NVMe SSDの取り付けをする際には精密ドライバーが必要になる場合があります。
グリス
CPUグリスはCPUクーラーを取り外して、付け替える際に必要になります。
へらでのばして均等に塗るやり方や、センターに米粒2~3粒程度塗ってCPUクーラーの圧で引き延ばすセンター盛りなどやり方はありますが、周りにはみ出さないくらいで、全体的に塗れていれば何でもOKです。
SATAケーブル
SSDを増設する際に必要になるケーブルです。マザーボードとSSDに接続して使います。
NVMe SSDの場合には必要ないので、SSDとHDDを増設する際に必要になると覚えておきましょう。
パーツ交換時の注意点は?
具体的な方法に関してはググったり雑誌を買ったりすれば情報としては出てきますが、実際にやるとなるとリスクがあるので自信のある方以外には正直あまりおすすめはできません。
パソコンはどんどん進化していくので、いい環境を作ろうと大金を出して自作PCを作っても結局数年後にはまた組んだりパーツ交換しなければいけなくなります。
素直にBTOでゲーミングPCを買って、グラボの交換くらいできるようになるか、騒音性という部分で気になるのなら静音タイプのケースファンを交換したりCPUクーラーを交換したりする程度が無難でしょう。
まとめ
初心者の方向けにゲーミングPCのパーツ交換を難易度別に解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
自作やパーツ交換は自己責任でリスクが常に付いて回るため、初心者の方は十分注意して作業を行って下さい。
怖いなと感じる方は素直にBTOを選択しましょう。BTOによっては買い替えの際に引き取ってくれたり、売却する事も可能です。困った時には24時間のサポートも付いてきます。
有料ですが、例えばドスパラでは会員様専用優先対応ダイヤルや、パソコン修理時の代替機貸出無料、パソコン買い換え時に1万円増額されたりするので、BTOでゲーミングPCを買った方が総合的にお得です。
無駄な時間や労力を使う事が無いので、やりたいゲームや作業に集中出来ます。