ゲーミングPCの性能を調べる方法は公式から配布されているベンチマークで快適性を調べたり、フレームレートを計測して自力で快適性をチェックする方法があります。
有名なタイトルに関しては公式で配布されているベンチマークを使ってゲームが快適に動くかどうかをチェックするのも可能です。例えばFF15やFF14は公式で配布されています。
ゲーム内でベンチマークが用意されているタイトルが多いのはUBIです。設定メニューからベンチマークモードを起動して総合的にフレームレートを算出できる機能が備わっている場合が多いです。
3DMARK(ゲーム性能)
定番のゲーム用のパフォーマンス計測テストになります。ゲーミングPCのパフォーマンス計測にはこのベンチマークソフトを使用して性能をチェックしましょう。雑誌や大手メディアサイトでも採用されているベンチマークソフトになるので比較も容易に行う事が可能です。
総合的なスコアやグラフィックススコア、CPUスコアなど項目別にスコアが出てきます。
- DirectX 11:Sky Diver:中量級、Fire Strike:重量級
- DirectX 12:Time Spy:重量級、Night Raid(低スペック向け)
Fire StrikeとTime Spyのベンチマークスコアを見ておけばOKですね。数値は変動がありプロでも1,000程度は誤差という話もあります。なので複数回計測しその平均値を集計する方法や、複数回計測しその最高値を掲載するというやり方などがあります。
ゲーム毎の数値になると再現性や最新技術に対応していないなどの問題がありますが、3DMARKならおおよそのグラフィック性能は分かるのでこれで比較するのがおすすめになります。
特にPCゲームの場合にはグラフィックボードの性能がそのままダイレクトに実際のゲームのフレームレートに関係してくるのでゲーミングPCの性能を調べる=3DMARKのベンチマーク結果を知るになります。
参考ベンチマークデータ
パソコン工房さんでは各種グラフィックボードの性能を3DMARKを用いて性能評価をしているので参考にしてみるのがいいでしょう。
Cinebench R15(CPU)
CGレンダリングの処理をスコア化するテストです。CPUのシングルとマルチコアの性能を調べるのに有効なベンチマークソフトになります。
使用時にはアプリケーションを全て落とし可能な限り何も起動させていない状態にしないとスコアが伸びない点は注意が必要です。
「File」→「Advanced benchmark」をクリックする事でSingle Coreのスコアが計測可能になります。
参考ベンチマークデータ
CPU | cb マルチ | cb シングル |
---|---|---|
Intel Core i9 9900K | ||
AMD Ryzen R7 2700X | ||
AMD Ryzen R7 1800X | ||
Intel Core i7 9700K | ||
AMD Ryzen R7 1700X | ||
AMD Ryzen R7 2700 | ||
Intel Core i7 8700K | ||
AMD Ryzen R7 1700 | ||
Intel Core i7 8086K | ||
AMD Ryzen R5 2600X | ||
AMD Ryzen R5 2600 | ||
AMD Ryzen R5 1600X | ||
Intel Core i5 9600K | ||
Intel Core i7 7700K | ||
Intel Core i5 8400 | ||
Intel Core i5 7600K |
ゲーム用途だとやっぱりインテルがおすすめですね。Core i9 9900Kの性能は凄い。クリエイティブな作業ならRyzenを狙ってもいいかもですね。
参照データ;当サイトの実機レビューとCinebench R15 Scores (Updated Results) – CG Director海外サイトの情報を照らし合わせて近似値が出ていたので引用。
CrystalDiskMark(ストレージ)
SSDやHDDなどのストレージのリードとライトの性能を計測する定番ソフトです。
参考ベンチマーク
NVMe SSDについては3,000MB/sを超える製品もあります!すごい
HWMonitor(温度)
システム全体の温度を計測するソフトとしてHWMonitorがあります。リアルタイムの温度や最小、最大の温度をチェックする事が出来ます。
温度の目安としてはデスクトップPCの場合にはCPU温度は80℃前後、GPU温度も80℃前後ならOKでしょう。
ゲーム中に80℃以上いく場合には冷却対策を考えた方がいいかもしれません。100℃行く場合にはサーマルスロットリングという機能が働き性能を下げてしまう場合があります。
これはリアルタイムで監視していると100℃に到達して突然温度が下がるので分かると思います。高負荷中に80℃前後、またはそれ以下を維持している場合には特に問題無いと思います!
性能が凄く高いと発熱も大きくなりがちですです。実際に水冷にしたりグリスをカスタマイズして冷却対策をする事で最高のパフォーマンスを維持できるのでCPUクーラーとCPUグリスのカスタマイズはおすすめ!
関連記事
自力でゲームのフレームレートを計測する方法はこちら

公式で配布されているベンチマークを使って性能を調べる方法はこちら
