2024年9月18日に「ファイナルファンタジーXVI(FF16)」のWindows版が登場します。
そこでFF16の推奨要件になっているビデオメモリ8GBについて調査しました。
実際に6GBのグラフィックスボードを使用したらどうなるのかという実験の調査結果でお届けします。
ビデオメモリについて
グラフィックスボードには専用のメモリが搭載されています。そのメモリの事をビデオメモリ(VRAM)と呼びます。
VRAMはVideo Random Access Memoryの略です。VRAM容量が多いと高画質でゲームを楽しめたり、高解像度でゲームを快適に楽しめたりします。
ビデオメモリの容量の確認方法
BTOショップでVRAM(ビデオメモリ)の確認したい場合には、製品の仕様・詳細という項目に記載されているのでそちらを確認すると分かるようになっています。
FF16はビデオメモリ8GBが必要
FF16の推奨要件に記載されているRTX 2080のVRAMは8GB、必要要件に記載されているGTX 1070もVRAMは8GBになります。
注意事項として『VRAM 8GB以上が必要』という追記事項も記載されているので『本当に8GBのグラフィックメモリが必要です』という内容になります。
FF16の必要VRAM容量は?
解像度 | 容量 |
---|---|
4K | 10GB以上推奨 |
WQHD | 10GB以上推奨 |
フルHD | 8GB以上推奨 |
ゲーム中に消費されるビデオメモリ(VRAM)の容量を確認しました。フルHDのおすすめは8GB以上です。高解像度なら10GB以上が推奨です。
FF16をVRAM6GBで試す
GTX 1660 SUPER(ビデオメモリ8GB)をフルHD最低画質でプレイしてみると19fpsでした。カクカクしているので快適にはほど遠いです。そして画質が明らかに悪いです。
最低画質に落としてもNVIDIA DLSSクオリティやNVIDIA DLSS 3クオリティ、AMD FSR 3クオリティなどを適用可能であればキャラクターの顔ももう少し良く見えるのですが、フレームレート的にもVRAM的にもどちらも厳しい感じです。
スーパーレゾリューションの設定からよりフレームレートが稼げるAMD FSR 3のフレーム生成を適用する事は可能ですが、サポート対象外なのでカクカクがより酷くなるという状況でした。
「AMD FSR 3+フレーム生成」はRTX 20シリーズがサポート対象ですが、推奨としてはRTX 30 シリーズが必要とされているので理想的にはRTX 30 シリーズ以上で使用がおすすめです。
FF16のVRAM6GBと8GB以上の画質比較
FF16の体験版内の『召喚獣アクショントライアル』で画質比較を行いました。
VRAM 12GB(RTX 4070 SUPER)
- 使用GPU:RTX 4070 SUPER(12GB)
- 解像度:WQHD(2560×1440)
- 画質プリセット:ウルトラ
- NVIDIA DLAA+フレーム生成
- 参考fps:110fps
VRAM 8GB(RTX 4060)
- 使用GPU:RTX 4060(8GB)
- 解像度:フルHD(1920×1080)
- 画質プリセット:ウルトラ
- NVIDIA DLSS(クオリティ)+フレーム生成
- 参考fps:70fps
VRAM 6GB(GTX 1660 SUPER)
- 使用GPU:GTX 1660 SUPER(6GB)
- 解像度:HD(1280×720)
- 画質プリセット:低
- レガシー
- 参考fps:22fps
RTX 4070 SUPER(12GB)と、RTX 4060(8GB)、GTX 1660 SUPER(6GB)でスクリーンショットを撮影するとこれだけの画質差の違いが出ます。
RTX 4070 SUPERとRTX 4060は部分的に切り取ってリサイズ(660px×400px)をかけているので、あまり変わらない画質感ですが、実際に見るとWQHDの方が高精細な映像表示です。
ただ、RTX 4060とGTX 1660 SUPERは極めて画質感としては異なっていますよね。
GTX 1660 SUPERだと画質的にも、フレームレート的にも、VRAM的にも厳しいという結果になりました。
FF16を快適に楽しむならVRAM 8GB以上は必須で、性能的にも推奨のRTX 2080以上あると快適でしょう。
まとめ
FF16を美麗画質で楽しみたい方はビデオメモリ8GB以上が必要になるので、ゲーミングPCを選ぶ際にはビデオメモリ容量を重要視しましょう!
こちらの記事でもFF16について書いているので合わせてチェックしてみて下さい。