マウスコンピューターさんから「G-Tune H5」の実機をお借りしたのでレビューしていきます。
G-Tune H5の特徴は、インテル「Core i7-11800H」or「Core i7-10870H」を搭載し、グラフィックボードにはGeForce RTX3070が搭載しているので最新ゲームを快適に楽しみたい方におすすめのスペックとなっています。
液晶は高速リフレッシュレート240Hz搭載で圧倒的滑らかな映像体験を楽しめます。全キー同時押し対応のメカニカルキーボードが搭載し、視認性を高めるLEDバックライトも搭載しています。
G-Tune H5のスペック
G-Tune H5 | ||
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OS | Windows 11 Windows 10 |
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CPU | Core i7-11800H Core i7-10870H |
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グラフィック | GeForce RTX 3070(8GB) | |
メモリ | 16GB | |
SSD | 512GB NVMe SSD | |
液晶 | 15.6型 フルHDノングレア | |
解像度 | 1,920×1,080(240Hz) | |
無線 | Wi-Fi 6 | |
重量 | 約2.23kg | |
動作時間 | 第11世代CPU:約 10.0時間 第10世代CPU:約 11.5時間 |
外観
カラーは少し茶色っぽいブラックです。公式サイトの画像の色が光を当てた時の見え方の色に近いと思います。
WEBカメラが液晶上部に設置されています。液晶は15.6型でフルHD解像度(1920×1080)、ノングレアパネルを搭載しています。
ノングレアなので映り込みが少なく長時間のゲームや作業に最適です。
天板はスッキリしていてスマートな印象です。天板は片手で開閉可能です。
入出力ポート
左側面側にはUSB3.1、マイク入力、ヘッドホン出力があります。左側にイヤホン端子があると右利きの方は便利に感じます。
右側面にはカードリーダー、USB3.0×2があります。
背面側にはUSB3.1(Type-C)、HDMI端子、LAN端子、電源端子があります。映像出力端子や有線LAN、電源が背面にあるのは便利です。
キーボード
キーボードは、全キー同時押し対応のメカニカルキーボードで10キー付きです。仕様は99キー、キーピッチ約18.8mm、キーストローク約2mmです。
キートップが少し湾曲していて、打ちやすいキーボードです。
右奥には動作モードの切り替えスイッチと電源ボタンがあります。
動作モードは「静音モード」、「バランスモード」、「パフォーマンスモード」の3つが用意されており、付属ソフトの「Control Center」ではファン全開になるターボモードも用意されています。
視認性を高めるキーボードのバックライトLEDは、付属ソフトの「Control Center」で個別のキー単位でカラーの点灯・消灯を指定する事も可能です。
エフェクトも豊富で、上記のようにレインボーで光る「虹」、息をするように光る「ブレス」、WASDと矢印キーが光る「ゲーム」、水面の高低運動のような動きの「波」、音楽に合わせて光る「ミュージック」など、多彩に用意されています。
ライトバーも付いており付属ソフトの「Control Center」でカラーの変更も可能です。
重量
Core i7-11800HモデルとCore i7-10870Hモデルで重量はあまり変わりません。
ゲーム性能
G-Tune H5のゲーム性能はどの程度快適なのかをチェックしました。
3DMARK
3DMARKのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
構成 | 3DMARK TimeSpy |
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Core i7-11800H RTX 3070 |
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Core i7-10870H RTX 3070 |
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Core i7-11800H RTX 3060 |
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Core i7-10875H RTX 3060 |
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Ryzen 7 5800H RTX 3060 |
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Core i5-11400H RTX 3050 Ti |
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Core i7-11800H RTX 3050 |
表はTimeSpyの参考スコア比較です。RTX3070は非常に高いスコアが出ます。
ファイナルファンタジー15
ファイナルファンタジー15は重量級ゲーム。スコアの評価としては6,000スコア出ていれば快適評価です。12,000スコアで非常に快適になります。
重量級ゲームも高品質設定でとても快適評価です。
製品名 | FF15 高品質比較 |
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Core i7-11800H RTX 3070 |
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Core i7-10870H RTX 3070 |
フルHD解像度/高品質の参考スコア比較です。
ファイナルファンタジー14
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
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フルHD 1920×1080 |
最高 | 17936 / 133 fps【非常に快適】 |
高 | 19680 / 147 fps 【非常に快適】 | |
標準 | 21030 / 156 fps【非常に快適】 |
フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値になります。Core i7-11800H搭載モデルの数値です。
ファイナルファンタジー14は中程度の描画負荷のゲーム。暁月のフィナーレは15,000スコアで「非常に快適」評価になります。最高設定で非常に快適評価です。
PSO2:NGS
解像度 | 設定 | スコア |
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フルHD 1920×1080 |
ウルトラ | 17040 |
Core i7-11800H搭載モデルの数値です。
PSO2:NGSは10,001以上のスコアで「快適」評価です。設定は最高設定のウルトラ(設定6)です。最新ゲームも快適に楽しめます。
フォートナイト
人気TPSゲームのフォートナイトではレイトレーシング / NVIDIA DLSS無効の最高画質では130fps前後。最低では230fps前後を記録しました。
フォートナイトは、レイトレーシングとNVIDIA DLSS対応タイトルです。
レイトレーシングは最先端のリアルなグラフィックスを実現する技術で、NVIDIA DLSS(Deep Learning Super Sampling)はAIの力を利用してフレームレートや画質を向上させるテクノロジーです。
G-Tune H5は、RTXグラフィックスボードを搭載しているので、先進的な映像技術にも対応しています。
また、240Hzの高リフレッシュレート液晶を搭載しているので、フォートナイトを快適に楽しめるゲーミングノートPCです。
解像度 | 設定 | FPS |
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フルHD 1920×1080 |
最高 | |
低 |
計測場所:ホーリー・ヘッジズ、3D解像度は100%に変更。レイトレーシング / NVIDIA DLSSオフ。Core i7-10870H搭載モデルの数値です。
ApexLegends
人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質150fps前後、最低では175fps前後を記録しました。
240Hzの高リフレッシュレート液晶を搭載しているので滑らかな描画で快適です。ApexLegendsも快適に楽しめます。
解像度 | 設定 | FPS |
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フルHD 1920×1080 |
最高 | |
低 |
計測場所:オリンパス「ドック」Core i7-10870H搭載モデルの数値です。
ゲーム性能まとめ
重いゲーム | |
中程度のゲーム | |
軽いゲーム | |
FPS・TPSゲーム |
- 重量級:FF15のベンチマーク:最高設定でとても快適評価です。
- 中量級:FF14のベンチマーク:最高設定で非常に快適評価です。
- 軽量級:軽めのゲームの動作はもちろん快適です。
- FPS / TPS:240Hz液晶を搭載しているので快適です。
CPU性能
CINEBENCH R23 / R20はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
CPU | CINEBENCH R20マルチスコア比較 |
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Core i7-11800H | |
Core i7-10870H |
Core i7-11800H / Core i7-10870Hは処理能力に優れた8コアCPU。ゲームやストリーミング配信など高負荷な作業でも活躍できる高性能CPUです。
ベンチマーク
PC MARK10
PCMark 10 | Essentials | Productivity | DCC |
6847 | 9201 | 9614 | 9849 |
Core i7-11800H搭載モデルの数値です。
パソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトが「PCMark 10」です。
Essentialsはアプリケーションの起動速度、Webブラウジング、ビデオ会議などのPCの基本性能を計測します。
Productivityはオフィスソフトの性能、Digital Content Creation(DCC)は写真編集、動画編集などのクリエイティブ系ソフト性能のスコアとなっています。
構成 | PC MARK10 |
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Core i7-11800H RTX 3070 |
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Core i7-11800H RTX 3060 |
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Core i7-11800H RTX 3050 |
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Core i7-10875H RTX 3060 |
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Core i5-11400H RTX 3050 Ti |
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Ryzen 7 4800H GTX 1650 Ti |
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Core i5-10300H GTX 1650 Ti |
PC MARK10参考比較
ストレージ速度
容量は512GBのNVMe SSDが搭載されています。HDDでカクつくゲームもあるのでNVMe SSDはカクつきを抑制する効果があるでしょう。
消費電力
Core i7-11800H | Core i7-10870H | |
アイドル時 | 64.2 W | 57.2 W |
高負荷時 | 190 W | 178 W |
消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時はFireStrike実行時の数値です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。
温度
筐体の温度
FF14のベンチマークを1時間ループさせた際の温度をチェックしてみました。室温はそれぞれ23℃です。
ゲーム中に多く使用するWASD周辺温度が低いので快適に使える印象です。
内部の温度
室温はCore i7-11800H搭載モデルが23℃。Core i7-10870H搭載モデルが26℃です。
計測ソフトはHWMONITOR-PROを用いてアイドル時と3DMARKのFireStrikeとCINEBENCH R20を実行した際の最大温度になります。
静音性
Core i7-11800H | Core i7-10870H | |
アイドル | 40.3 db | 40.9 db |
静音モード | 42.1 db | 42.0 db |
パフォーマンス | 55.5 db | 53.6 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
まとめ
「G-Tune H5」は、最新のゲームタイトルや重いゲームタイトルでも快適に楽しめるパフォーマンスを持った高性能グラフィックス「GeForce RTX 3070」搭載。
CPUは高いパフォーマンスを持つ8コア16スレッドの「Core i7-11800H」or「Core i7-10870H」搭載なので、ゲームや重い作業にも適した高性能CPUです。
240Hzの極めて滑らかな液晶でFPS / TPSゲームとも相性が良く、快適にゲームに没入する事が出来ます。キーボードもメカニカルで操作性が良いです。
- 極めて優れたゲーミングパフォーマンス
- ベゼル薄の15インチ搭載モデル
- 全キー同時押し対応のメカニカルキーボード搭載
- 圧倒的滑らかさの240Hz液晶搭載
- 暗所でも快適なLEDによる光るキーボード