ドスパラさんから「GALLERIA ZA9R-R38」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。
「GALLERIA ZA9R-R38」は、CPUに「Ryzen 9 5900X」を搭載し、ゲームで重要なグラフィックスボードにはNVIDIAの「GeForce RTX 3080」を搭載しています。
対戦シューターゲームで高fpsを出したい方や高解像度でゲームをプレイしたい方におすすめです。
スペック
GALLERIA ZA9R-R38 | ||
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CPU | Ryzen 9 5900X | |
グラフィック | RTX 3080(10GB) | |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | 1TB NVMe SSD | |
ケース | ミドルタワー |
外観デザイン
PCケースはガレリア専用のSKケース (ATX) です。質感の良い筐体で、左側面はクリアパネル。ガンメタリック塗装の外装はスタイリッシュなデザインです。
電源を投入すると電源ボタンと前面がLEDライトで光ります。RGB-LEDライトの設定については公式サイトでご確認下さい。
コンソールパネルの質感が良く、USBが4つ接続出来ます。斜めになっていてアクセスしやすいです。
背面の映像出力端子は「HDMI端子、DisplayPort端子x3」となっています。複数のモニターを繋ぐ用途でも活用出来ます。
天板と底面にはダストフィルターが付いています。底面のダストフィルターはワンタッチで取り外せてメンテナンス性が高いです。
内観
左側面のパネルを取り外すと内部にアクセス出来ます。右上に光学ドライブ、マザーボード下のエリアにHDD×2台の格納というレイアウトです。
光学ドライブ、HDDはカスタマイズで選択可能です。CPUクーラーは標準で水冷CPUクーラーが搭載されているので、冷却面でも安心です。
「GALLERIA ZA9R-R38」はRTX 3080を搭載しているので、新システムの「リジッドカードサポート」が搭載されています。
RTX 3070以上を搭載したGALLERIAには、このシステムが搭載されます。
「リジッドカードサポート」は、グラフィックスカードを固定し、輸送中の脱落や接触不良を防止する効果が見込めます。
ケースファンは14cmなので、送風量アップと静音性能の向上の効果に貢献。
右側面のパネルを取り外すと2.5インチ(SSD)、3.5インチ(HDD)の増設が可能です。最下部は電源の格納スペースとなっています。
PCケースの特徴を以下にまとめました。
- ケースの質感が良い
- 歴代ガレリア最高の冷却機構
- ケースがLEDで光る(オフも可能)
- リジッドカードサポート搭載
- ケースの拡張性が高い(HDD×2・SSD×2搭載可能)
- コンソールパネルが斜めで使いやすくて良い
ゲーム性能
ベンチマークソフトを使用してゲームのパフォーマンスをチェックしました。
3DMARK
3DMARKのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
構成 | 3DMARK TimeSpy |
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Ryzen 9 5900X RTX 3080 Ti |
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Ryzen 9 5900X RTX 3080 |
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Core i7-11700 RTX 3070 Ti |
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Core i7-10700K RTX 3070 |
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Core i7-10700F RTX 3060 Ti |
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Core i7-12700K RTX 3060 |
TimeSpyの参考スコア比較です。
ファイナルファンタジー15
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 |
高 | 7292 / 72 fps 【快適】 |
WQHD 2560×1440 |
高 | 11656 / 116 fps 【とても快適】 |
フルHD 1920×1080 |
高 | 14260 / 142 fps 【非常に快適】 |
フレームレートはスコアから算出した数値です。
ファイナルファンタジー15は重量級ゲームです。スコアの評価としては6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」になります。
フルHD解像度、WQHD解像度、4K解像度の最高設定で6,000スコアを超えて「快適評価」が出ています。
PSO2:NGS
解像度 | 設定 | スコア / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 |
ウルトラ | 10161【快適】 |
WQHD 2560×1440 |
ウルトラ | 29479【快適】 |
フルHD 1920×1080 |
ウルトラ | 39453【快適】 |
PSO2:NGSは10,001以上のスコアで「快適」評価です。設定は最高設定のウルトラ(設定6)です。
フルHD解像度、WQHD解像度、4K解像度の最高設定で「快適評価」です。
ファイナルファンタジー14
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 |
最高 | 13919 / 94 fps 【とても快適】 |
WQHD 2560×1440 |
最高 | 22313 / 157 fps 【非常に快適】 |
フルHD 1920×1080 |
最高 | 26664 / 196 fps 【非常に快適】 |
フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値です。
ファイナルファンタジー14は中程度の描画負荷のゲーム。暁月のフィナーレは15,000スコアで「非常に快適」評価となります。
4K解像度の最高画質設定でも「とても快適」に楽しめます。
Apex Legends
人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質250fps前後、最低では300fps前後を記録しました。
240Hzのゲーミングモニターと組み合わせて高画質設定でも安定して高FPSを稼ぐ事が出来そうです。
Apex Legendsで高フレームレートを出して快適に楽しめるゲーミングPCです。
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
4K 3840×2160 |
最高 | |
WQHD 2560×1440 |
最高 | |
フルHD 1920×1080 |
最高 |
計測場所:射撃訓練場
フォートナイト
人気TPSゲームのフォートナイトは画質を上げる重い描画負荷のゲームです。画質を下げると軽いゲームです。
最高画質では140fps前後。最低では330fps前後を記録しました。フォートナイトも高fpsを出して快適に楽しめます。
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
4K 3840×2160 |
最高 | |
WQHD 2560×1440 |
最高 | |
フルHD 1920×1080 |
最高 |
計測場所:グリーシー・グローブ、3D解像度は100%に変更。レイトレーシング / NVIDIA DLSS無効で計測。
ゲーム性能まとめ
ここまでをまとめます。
RTX3080搭載モデルなのでどのゲームにも対応するハイエンドモデルです。
4K解像度 | |
WQHD解像度 | |
フルHD解像度 |
- 4K解像度:FF15:最高設定で「快適評価」| PSO2:NGS:最高設定で「快適評価」
- WQHD解像度:FF15:最高設定で「とても快適評価」
- フルHD解像度:FF15:最高設定で「非常に快適評価」
CPU性能
CINEBENCH
「CINEBENCH R23」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
製品名 | CINEBENCH R23(マルチ) |
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Core i9-12900K | |
Ryzen 9 5950X | |
Core i7-12700KF | |
Ryzen 9 5900X | |
Core i9-10900K | |
Core i9-11900K | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i7-11700K |
CINEBENCH R23マルチスコア参考比較
表は「CINEBENCH R23」を当サイトでテストした比較になります。
「Ryzen 9 5900X」は、12コア24スレッドの高性能モデルです。極めて高いCPUパフォーマンスを持っています。
ベンチマーク
PC MARK10
PCMark 10 | Essentials | Productivity | DCC |
8090 | 9496 | 10777 | 14041 |
パソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトが「PCMark 10」です。
Essentialsはアプリケーションの起動速度、Webブラウジング、ビデオ会議などのPCの基本性能を計測します。
Productivityはオフィスソフトの性能、Digital Content Creation(DCC)は写真編集、動画編集などのクリエイティブ系ソフト性能のスコアとなっています。
構成 | PC MARK10 |
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Core i7 12700KF RTX 3070 Ti |
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Core i7 12700K RTX 3060 |
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Ryzen 9 5900X RTX 3080 Ti |
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Ryzen 9 5900X RTX 3080 |
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Ryzen 7 5800X RTX 3070 Ti |
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Core i9-10900K RTX 3070 |
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Core i7-11700 RTX 3070 Ti |
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Core i7-10700 RTX 3060 |
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Ryzen 7 3700X RTX 3060 |
PC MARK10参考比較
Port Royal
Port Royalはレイトレーシング(DXR / DirectX Raytracing)のパフォーマンステストです。
RTX30シリーズは、リアルタイムレイトレーシングやNVIDIA DLSSなどの先進的な映像技術にも対応しています。
RTX3080を搭載しているので、レイトレーシングのパフォーマンスも高いゲーミングPCです。
構成 | Port Royal |
---|---|
Ryzen 9 5900X RTX 3080 |
|
Core i7-11700 RTX 3070 Ti |
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Core i9-11900K RTX 3070 |
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Core i9-11900K RTX 3060 Ti |
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Ryzen 5 3600 RTX 3060 |
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Core i7-12700K RTX 3050 |
Port Royal参考比較
ストレージの速度
ゲームではSSDにインストールするとロード時間が短縮される効果や、カクつきを抑える効果が見込めます。
「GALLERIA ZA9R-R38」には1TBのNVMe SSDが搭載されていました。 パソコンの動作がサクサクで、ゲームでもストレスフリーです。
消費電力
アイドル時 | 高負荷時 |
---|---|
消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrikeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。
温度
室温23℃環境での計測になります。
計測ソフトは「HWMonitor-PRO」を用いて、アイドル時と3DMARKのFireStrikeおよびCINEBENCH R23を実行した際の最大温度になります。
静音性
アイドル時 | 3DMARK |
40.1 db | 45.6 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
FireStrike実行時の中で最も動作音の大きい数値です。環境の下限は40db前後です。
まとめ
「GALLERIA ZA9R-R38」は、最新のゲームタイトルや重いゲームタイトルでも高解像度で快適に楽しめる高性能グラフィックス「GeForce RTX3080」搭載。
CPUは最新のRyzen 9 5900X搭載なので、ゲームを快適に楽しめます。動画編集を本格的に行う方にもおすすめのCPUです。
GALLERIAはケースの質感もとても良く、コンソールパネルが斜めになっている部分も使いやすいです。
- 筐体の質感が良いモデルを探している方
- 光るゲーミングPCが欲しい方
- 4K解像度の重量級ゲームをプレイしたい方
- eスポーツタイトルで高fps出したい方
- 12コアCPU搭載で快適にゲームを楽しみたい方