
Lenovoさんから「LOQ 15AHP10」の実機をお借りしたのでレビューしていきます。
「LOQ 15AHP10」の特徴は、ゲーム用途に不足なしのRyzen 7 250とRTX 5060 Laptopを搭載した、フルHDゲーム向けのゲーミングノートPCです。
価格を抑えながら、最新ゲームや普段使い、軽めのクリエイティブ作業までこなしたい方におすすめの一台です。
Lenovo LOQ 15AHP10の特徴とスペック
最新ゲームもフルHDで遊べる、コスパの良いゲーミングノート
Lenovo LOQ 15AHP10は、必要十分な性能に絞られており、はじめてのゲーミングノートに選びやすいスペックです。コストを抑えて、フルHDで快適に遊べる1台を選びたい方に向いています。
| CPU | Ryzen 7 250 |
|---|---|
| グラフィック | RTX 5060 Laptop(8GB) |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 512GB NVMe SSD |
| 液晶 | 15.6型 1920×1080 フルHD(144Hz) |
| 無線 | Wi-Fi 6 |
| 重量 | 約2.4kg |
外観デザイン

カラーはグレー色で、Webカメラは液晶上部に設置されています。液晶は15.6型でフルHD解像度(1920×1080)、リフレッシュレートは144Hzです。
液晶はノングレアパネル採用なので、映り込みが少なく長時間のゲームや作業に最適です。
| 本体 | ACアダプター |
|---|---|
| 2,439 g | 535 g |
重量は約2.4 kgなのでやや重め。ACアダプターと合わせると約3kgとなります。持ち運びにはあまり適していませんが、据え置き中心で使うなら問題ない範囲です。

天板にはLOQのロゴが配置されています。天板の開閉は片手でも開閉可能。筐体はさらさらした材質で、指紋は付きにくいです。

開閉角度はこのくらいです。ほぼフラットまで開閉する事が可能です。
こちらで360度回転の動画を確認できます。
ディスプレイの色域

| 項目 | 測定結果 | 目安 | 評価 |
|---|---|---|---|
| sRGBカバー率 | 99% | 95%以上 | |
| DCI-P3カバー率 | 74% | 80%以上 | |
| AdobeRGBカバー率 | 74% | 80%以上 | |
| 最大輝度 | 約349cd/m² | 300cd/m²以上 | |
| コントラスト比 | 1990:1 | 1000:1以上 | |
| 白色点 | 5800K | 6500K前後 |
ゲーム・Web閲覧・動画視聴で十分見やすいディスプレイです。sRGBカバー率は99%と高く、最大輝度やコントラスト比も良好です。
DCI-P3とAdobeRGBは70%台のため、色にこだわる写真編集や映像制作では外部モニターの併用がおすすめです。
入出力ポート

左側面にはポート類はありません。

背面側には、USB3.2、HDMI端子、有線LAN、USB3.2、電源があります。背面に映像端子があると接続する際にケーブルが邪魔にならないので良いです。

右側面にはType-C、電子式のプライバシーシャッター、イヤホン、USB3.2があります。
外付けのSSDを接続してストレージを確保したり、外部モニターと接続してマルチディスプレイ化したり、マウスなどのUSB機器と接続する際にも、過不足なく使える入出力ポートが装備されています。
キーボード

キーボードはテンキーありです。日本語配列キーボードとなっています。視認性を高めるバックライトLED(ホワイト色)が搭載しているので、場所を問わず快適に文字打ちが行なえます。

Fnキーを押しながらスペースキーを押す事で、2段階の光量の調整が可能です。最大にするとかなり明るく光るので、夜間の作業でも快適です。
また、電源ボタンもLEDで光ります。設定モードによって静音なら青、バランスなら白、パフォーマンスモードに設定すると赤色に光るので、今どのモードなのかがサクッと分かるのは便利です。
ゲーム性能

「LOQ 15AHP10」のゲーム性能はどの程度快適なのかをチェックしました。計測は電源を繋いだ有線接続で行っています。
3DMARK

3DMARKのTimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
3DMark Time Spy(ノートPC)
スコア(高いほど高性能)
RTX 5070 Ti
RTX 4080
RTX 4070
RTX 4070
RTX 5060
RTX 3070 Ti
RTX 4060
RTX 4060
RTX 5050
RTX 4050
RTX 3060
RTX 2070
RTX 2060
RTX 3050 (6GB)
GTX 1650
Iris Xe
表は当サイトでテストしたノートPCのTimeSpyの参考スコア比較です。
他のグラフィックスボードと比較するとRTX 4060以上、RTX 4070未満の性能です。LOQ 15AHP10は、フルHDゲームを快適に楽しめる性能を持っています。
ファイナルファンタジー15

| 解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
|---|---|---|
| フルHD 1920×1080 | 高 | 11233 / 112 fps【とても快適】 |
| 標準 | 14804 / 148 fps【非常に快適】 | |
| 軽量 | 17200 / 172 fps【非常に快適】 |
ファイナルファンタジー15は、6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」評価になります。フル最高設定で「とても快適」評価です。画質を下げれば非常に快適評価も獲得。
FF14 黄金のレガシー

| 解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
|---|---|---|
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 14799 / 111 fps【とても快適】 |
| 高品質(ノート) | 17055 / 131 fps【非常に快適】 | |
| 標準品質(ノート) | 17300 / 133 fps【非常に快適】 |
ファイナルファンタジー14 黄金のレガシーは、8,000スコアで「快適」、15,000スコアで「非常に快適」評価になります。フルHD最高設定で「とても快適」評価。
設定を調整すれば、非常に快適評価も狙えます。乱戦時などでもスムーズな描画で非常に快適にMMORPGが楽しめます。
PSO2:NGS

| 解像度 | 設定 | スコア |
|---|---|---|
| フルHD 1920×1080 | ウルトラ(6) | 19791 |
| 中(3) | 42104 | |
| 最低(1) | 49348 |
PSO2:NGSは「10,001以上」のスコアで「快適」評価です。「5,001~10,000」で標準的な動作、「5,000未満」で重い動作判定となります。最高設定で「快適」評価です。
Apex Legends

| 解像度 | 設定 | FPS |
|---|---|---|
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 163 fps |
| 最低 | 221 fps |
人気FPSゲームのApexLegendsではフルHD最高画質160fps前後、最低では220fps前後を記録しました。
144Hz液晶を搭載しているので、設定調整次第で滑らかな映像で快適に楽しめます。
モンスターハンターワイルズ

| 解像度 | 設定 | FPS / DLSS&生成 |
|---|---|---|
| フルHD 1920×1080 | ウルトラ | 49 fps / 159 fps |
| 中画質 | 61 fps / 204 fps |
モンハンワイルズは、フレーム生成なしだと最高画質は60fps未達。中画質で60fpsを達成しています。生成を有効にすれば大幅なフレームレート向上が見込めます。
バトルフィールド6

| 解像度 | 設定 | FPS / DLSS&生成 |
|---|---|---|
| フルHD 1920×1080 | オーバーキル | 56 fps / 176 fps |
| 低画質 | 104 fps / 276 fps |
バトルフィールド6は、最新の大規模戦闘FPSゲームです。生成なしでも最高画質で60fps近いフレームレート。最低画質では100fps超えを達成。生成を有効にすればLenovo LOQ 15AHP10の144Hzディスプレイの性能を活かせます。
Cities: Skylines II

| 解像度 | 設定 | FPS |
|---|---|---|
| フルHD 1920×1080 | 高 | 22.65 fps |
| 中 | 32.4 fps | |
| 最低 | 66.55 fps |
Cities: Skylines IIは、推奨スペックにRTX 3080が指定されるほど負荷の高い、トップクラスの重さを誇る最重量級タイトルの一つです。
フルHDなら最高画質では20fps前後のフレームレートを記録しました。最高画質では厳しい評価の一方で、設定を最低まで下げれば60 fps出ているので快適に楽しめます。
サイバーパンク2077

| 解像度 | 設定 | FPS / DLSS&生成 |
|---|---|---|
| フルHD 1920×1080 | レイトレ:オーバードライブ | 19 fps / 128 fps |
| ウルトラ | 100 fps |
サイバーパンク2077のレイトレーシング:オーバードライブ設定は極めて重いです。しかし、最新のRTX 50シリーズ搭載モデルなので、NVIDIA DLSS 4(マルチフレーム生成)対応でフレームレートを向上させる事が可能。
VRAMが不足してカクつきが出る場合は、レイトレを切って設定を調整するのがおすすめです。
バイオハザードレクイエム

| 解像度 | 設定 | FPS / DLSS / DLSS&生成 |
|---|---|---|
| フルHD 1920×1080 | パストレーシング最高画質 | – |
| レイトレ高画質 | – | |
| 中画質 | 88 fps / 96 fps / 266 fps |
バイオハザードレクイエムはVRAM容量が求められるタイトルなので、最高画質を狙いたい方はVRAM 12GB以上のグラフィックスボードをおすすめします。VRAM超過で正確な数値の計測が困難なため非掲載としています。
中画質なら60fpsを超えて快適にプレイ出来ます。
ゲーム性能まとめ
| 解像度 | 評価 |
|---|---|
| フルHD解像度 |
「LOQ 15AHP10」のゲーム性能は、最新ゲームを中画質~高画質で快適に楽しめる性能を持っています。
VRAM 8GBのビデオメモリでは最新重量級タイトルの最高画質設定でのプレイは厳しい印象です。
最高画質で快適に楽しみたい方にはVRAM 12GBを搭載したRTX 5070 Tiをおすすめします。
一方で、画質設定を適切に調整すれば最新タイトルでも十分快適に遊べるため、コストを抑えたい場合はRTX 5060はバランスの取れた魅力的な選択肢です。
CPU性能
PassMark(CPU Mark)

PassMark CPU Mark
スコア(高いほど高性能)
参考:PassMark CPU Benchmark Ryzen7 250はレビュー機での実測値を掲載。
Ryzen 7 250は、8コア / 16スレッドの性能重視のCPUです。普段使いやほとんどのゲームで不足を感じる場面は少ないでしょう。性能と価格のバランスが良く、コスパ重視でゲーミングノートを選びたい方に適したCPU性能です。
Ryzen 7 250は、Core i7-13620HやRyzen 7 7735HSを上回り、Core i7-13700Hに近いCPU Markを記録しています。
CINEBENCH
「CINEBENCH」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
CINEBENCH 2026

CINEBENCH 2024

CINEBENCH 2026では、CPUマルチコア3382pts、シングルコア563ptsを記録しました。2024では、CPUマルチコア839pts、シングルコア104ptsを記録。
CINEBENCHの結果を見る限り、Ryzen7 250の性能は十分に発揮されています。Ryzen7 250搭載機としては良好なスコアで、CPU性能はしっかり引き出されています。
ストレージ速度

容量は500 GBのNVMe SSDが搭載されています。CrystalDiskMarkで読み込み6,721MB/sを記録しました。
PCIe4.0(Gen4)の高速NVMeSSDらしい結果で、ゲームの起動やロード、アプリの立ち上げで不満を感じにくいストレージ性能です。
| ストレージの種類 | 規格 | 読み込み速度の目安 | 特徴・主な用途 |
|---|---|---|---|
| HDD | SATA | 約100〜200MB/s | データ保存向け |
| SATA SSD | SATA3.0 | 約500〜560MB/s | 安価な容量追加向け |
| NVMe SSD | PCIe3.0(Gen3) | 約3,000〜3,500MB/s | 一般的なノートPC |
| NVMe SSD | PCIe4.0(Gen4) | 約5,000〜7,500MB/s | ゲーミングPC 動画編集 |
| NVMe SSD | PCIe5.0(Gen5) | 約10,000〜14,900MB/s | 大容量データ転送やクリエイター向け |
消費電力
| アイドル時 | 高負荷時 |
|---|---|
![]() | ![]() |
消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrikeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。
静音性
| 測定方法 | 騒音デシベル |
|---|---|
| アイドル時 | 38.9 db |
| 高負荷時・静音モード | 44.9 db |
| 高負荷時・パフォーマンスモード | 53.8 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室ではなく、一般的な住宅環境で計測した数値のため、参考程度に見てください。
静音性は動作モードによって大きく変わります。通常の作業では静音モード、ゲームなど負荷の高い用途ではバランスモードまたはパフォーマンスモードに切り替えて使うのが一般的です。
静音モードでは、アイドル時はほぼ無音に近く、高負荷時でも動作音はかなり控えめでした。一方、パフォーマンスモードではファン音が聞こえるものの、ゲーミングノートPCとしては一般的な範囲です。
静かに使いたい場面では静音モード、ゲーム性能を重視する場面ではパフォーマンスモードと、用途に応じて切り替えるのがおすすめです。
温度
筐体の温度

「FF14 黄金のレガシー」ベンチマークをフルHD/最高品質で、1時間ループさせた際の温度をチェックしました。
室温は22℃。キーボード周辺の最高温度が44℃程度でWASD周辺は34℃前後でした。WASD周辺やパームレスト部分は温度が低いので、ゲームをプレイしていても気になる事は無いでしょう。
内部の温度

計測ソフトは「HWMONITOR-PRO」です。「アイドル時」「3DMARKのFireStrike」「CINEBENCH 2026」を10分間実行した際の最大温度になります。室温22℃環境での計測になります。
まとめ

LenovoLOQ15AHP10の総評としては、フルHDで最新ゲームを楽しめる、コスパの良いゲーミングノートという評価です。
CPUには8コア/16スレッドの「Ryzen7 250」を採用し、普段使いからゲーム、軽めの動画編集まで快適にこなせます。グラフィックにはRTX 50世代のミドルクラス「RTX 5060 Laptop」を搭載。
15.6型フルHDの144Hz液晶はゲーム用途に適しており、ApexLegendsやFF14のようなタイトルなら高画質でも快適にプレイできます。重めのゲームでも設定を調整すれば十分に遊べる性能があり、フルHDゲーミングノートとしてバランスが良いです。
VRAM 8GBのため、最高画質にこだわる用途では不足しますが、フルHD中心なら大きな不満は出にくいでしょう。はじめてのゲーミングノートや、価格を抑えつつ最新ゲームを楽しみたい方におすすめの1台です。



