
パソコン工房が、認定再生メモリを採用したゲーミングPC「LEVEL∞ ~ Memory Re ~」を販売しています。
「再生メモリって、要は中古のこと?」「Memory Reって、通常モデルよりどれくらい安いの?」「再生メモリのPCを買って後悔しない?」
パソコン工房の認定再生メモリ搭載PC「Memory Re」が気になっている人向けに、同じCPU・GPUの通常モデルと価格・構成を比べました。差額とメモリ構成から、どちらを選ぶべきかをまとめます。
パソコン工房のMemory Reは買い?
Memory Reは、同じCPU・GPUの通常モデルより2万〜5.5万円ほど安く買えます(2026年10月22日時点)。その代わり、メモリが1枚挿しになり、2枚で動く通常モデルに比べてメモリの帯域が狭くなります。
再生メモリそのものの不安は、PC全体に付く標準1年保証と延長保証でカバーできます。判断軸になるのは「価格差」と「メモリ1枚挿しをどう見るか」の2つです。
Memory Reと通常モデルの価格・スペックを比較
同じCPU・GPUで比べられる組み合わせを、パソコン工房の公式通販で確認しました。
RTX 5060クラス(LEVELθ)
| 項目 | Memory Re | 通常モデル |
|---|---|---|
| 画像 | ![]() | ![]() |
| モデル名 | LEVEL-M155-R57X-RKXB [Memory Re] | LEVEL-M155-R57X-RKX |
| CPU | Ryzen 7 5700X | Ryzen 7 5700X |
| GPU | RTX 5060 8GB | RTX 5060 8GB |
| メモリ | 16GB×1(DDR4-3200、認定再生) | 8GB×2(DDR4-3200、新品) |
| SSD | 500GB | 500GB |
| 価格 | 154,800円 | 174,700円 |
| 価格差 | 19,900円安い | ― |
メモリ容量はどちらも16GBで、主な違いは枚数と新品かどうかです。約17万円のPCで2万円の差は1割以上にあたるので、予算を少しでも抑えたい人には大きなメリットです。
RTX 5080クラス(LEVEL∞)
| 項目 | Memory Re | 通常モデル |
|---|---|---|
| 画像 | ![]() | ![]() |
| モデル名 | LEVEL-R785-LCR98D-VKX [Memory Re] | LEVEL-R7B6-LCR98D-VKX |
| CPU | Ryzen 7 9800X3D | Ryzen 7 9800X3D |
| GPU | RTX 5080 16GB | RTX 5080 16GB |
| メモリ | 32GB×1(DDR5、認定再生) | 16GB×2(DDR5、新品) |
| SSD | 1TB | 1TB |
| チップセット | AMD B850 | AMD B650 |
| 価格 | 464,800円 | 484,800円 |
| 価格差 | 20,000円安い | ― |
メモリ1枚挿しでもOKであれば2万円、セール価格を除けば3万円以上やすいです。
Memory Reとは?中古メモリとの違い
Memory Reは、パソコン工房が2026年8月から展開している認定再生メモリ搭載PCのシリーズです。
CPU・グラフィックボード・SSDなどの主要パーツは新品で、メモリだけを再生品にして価格を抑えています。
認定再生メモリは、パソコン工房が自社基準で検査・選別し、安定して動くことを確認したメモリです。PCに組み込んだ状態でメーカー保証が付く点が、中古メモリを単体で買う場合との大きな違いです。
| 比較項目 | 認定再生メモリ(Memory Re) | 一般的な中古メモリ | 新品メモリ |
|---|---|---|---|
| 使用歴 | あり | あり | 新品(未使用) |
| 動作確認 | パソコン工房の自社基準で実施 | 販売店・商品ごとに異なる | メーカーの品質管理 |
| 保証 | PC全体に標準1年、3年・4年の延長保証あり | 販売店・商品ごとに異なる | 製品・メーカーごとに異なる |
Memory Reの注意点・デメリット
メモリ1枚挿しでシングルチャネル動作になる

Memory Reは当サイトが調べた限りでは全モデルがメモリ1枚の構成です。
1枚挿しだとメモリはシングルチャネル(データの通り道が1本)で動き、2枚1組で動くデュアルチャネルに比べてCPUとメモリの間でやり取りできるデータ量が少なくなります。
ゲーム自体は問題なく動きます。差が出やすいのは、CPUの処理が多いゲームを高フレームレートで遊ぶ場面です。4KのようにGPU側の負荷が大きい設定では、差は小さくなります。
海外サイトのTom’s Hardwareが2026年に行った検証では、Ryzen 7 9800X3DのDDR5メモリを2枚から1枚に減らした場合、ゲーム性能の低下は平均2.8%でした。テストは差が出やすいフルHD/RTX 5090環境です。
メモリ1枚ごとの使用歴は確認できる範囲が限られる
公式に公開されているのは「自社基準で検査・選別済み」という点までで、個々のメモリの使用時間や製造時期は購入者側で知る手段が限られます。
長く使う予定なら、3年・4年の延長保証を付けた総額で通常モデルと比較しましょう。延長保証は、加入期間内の自然故障なら修理金額の上限なしで対応してもらえる内容です。
カスタマイズで選べるメモリは32GBまで
Memory Reのカスタマイズ画面で選べるメモリは、標準の再生メモリと、新品の32GB(16GB×2)の2択です。64GB以上を選べるのは通常モデルです。
| モデル | 標準構成 | 変更できるメモリ |
|---|---|---|
| RTX 5080 Memory Re | 32GB×1(認定再生) | 32GB(16GB×2、新品) |
| RTX 5060 Memory Re(LEVELθ) | 16GB×1(認定再生) | 32GB(16GB×2、新品) |
| RTX 5080 通常モデル | 32GB(16GB×2、新品) | 64GB(32GB×2) |
| RTX 5080 通常モデル | 32GB(16GB×2、新品) | 128GB(32GB×4) |
動画編集や生成AIで64GB以上を使いたい人は、通常モデルを選ぶことを推奨します。
購入後に自分で1枚足して2枚構成にする場合は、同じ規格・容量・速度のメモリを選びましょう。
Memory Reがおすすめな人・通常モデルがおすすめな人
Memory Reがおすすめな人
- 同じCPU・GPUを少しでも安く手に入れたい
- フルHDや4K・高画質で、GPU中心に遊ぶ
- 購入後にメモリを増設して2枚構成にする予定がある
通常モデルがおすすめな人
- 対戦ゲームを高フレームレートで遊びたい
- 動画編集や生成AIで64GB以上のメモリを使いたい
- セールで価格差が縮んでいるタイミングで買える
- 長く使うので、最初から新品メモリの2枚構成で安心したい
まとめ
Memory Reは、検査済みの再生メモリと新品の主要パーツを組み合わせ、PC全体に保証を付けたシリーズです。
2026年10月22日時点では、RTX 5060クラスで19,900円、RTX 5080クラスで55,000円、通常モデルより安く買えます。
再生メモリという点は保証でカバーできるので、見るべきは「メモリ1枚挿し」と「その時点の価格差」です。
差額が大きいときはMemory Re、セールで差が縮んだときや高フレームレートを重視するときは通常モデルを選ぶのがおすすめです。




