
「動画編集用にパソコンを買いたいけれど、CPUはどれを選べばいいのか分からない」
IntelとAMD、コア数、型番の細かい違い。調べるほど分からなくなるところだと思います。
この記事では、動画編集向けCPUの選び方を解説しています。パソコン全体のスペックについては動画編集におすすめのゲーミングPCでまとめています。
結論:迷ったらCore Ultra 7 270K Plus
先に結論です。
| 使い方 | おすすめCPU |
|---|---|
| 迷ったらこれ | Core Ultra 7 270K Plus |
| 予算を抑えたい | Core Ultra 5 250K Plus |
| DaVinci中心でAMDを使いたい | Ryzen 9 9950X3D |
| ゲームも本気でやる | Ryzen 7 9800X3D |
Core Ultra 7 270K Plusは、上位のCore Ultra 9 285Kより速いという結果が出ています。上位モデルを選ぶ必要がありません。
ただし「AMDでは編集できない」ということではありません。DaVinci Resolveならほぼ互角ですし、ゲームを重視するならRyzen 7 9800X3Dという選び方もあります。
Premiere Proの比較
Adobe Premiere Pro 総合スコア
計測: Puget Bench for PPro v2.0.1|総合スコア(EXTENDED)・高いほど高性能
上位をIntelが占めています。しかもCore Ultra 5 245Kですら、Ryzen 7 9700Xを上回りました。Premiere Proに関しては、Intelを選んでおくのが無難です。
DaVinci Resolveの比較
DaVinci Resolve 総合スコア
計測: Puget Bench for DR v2.0.0|総合スコア(EXTENDED)・高いほど高性能
1位は270K Plusですが、Ryzen 9 9950X3Dが1.2%差まで迫っています。 実質同等と言っていい差です。
DaVinci ResolveはPremiere Proよりも、GPUをうまく使う設計になっています。そのぶんCPUメーカーによる差が縮まり、コア数の多いAMD上位が食い込んできます。
DaVinci Resolve中心なら、CPUよりGPUに予算を回したほうが体感は良くなります。
本命はCore Ultra 7 270K Plus
このCPUを推す理由は、上位のCore Ultra 9 285Kより速いからです。
| ベンチマーク | 270K Plus | 285K | 270K Plusの差 |
|---|---|---|---|
| Premiere Pro | 119,540 | 116,273 | 約2.8%高速 |
| DaVinci Resolve | 100,153 | 97,647 | 約2.6%高速 |
| Cinebench 2026 | 9,608 | 9,002 | 約6.7%高速 |
| Blender | 559 | 522 | 約7.1%高速 |
4項目すべてで上回りました。285Kのほうが上位モデルで価格も高いので、わざわざこれを選ぶ理由がありません。
構成は8つの高性能コアと16の高効率コアで、合計24コア。動画編集に必要なマルチスレッド性能と、Quick Syncの両方を持っています。
編集用のCPUとしては、現時点でかなり良い選択肢だと思います。

予算を抑えるならCore Ultra 5 250K Plus
CPUの予算を削って、GPUやメモリに回したい場合はこちらが候補になります。
| ベンチマーク | 250K Plus | Ryzen 7 9850X3D | 250K Plusの差 |
|---|---|---|---|
| Premiere Pro | 114,473 | 110,768 | 約3.3%高速 |
| DaVinci Resolve | 94,915 | 91,777 | 約3.4%高速 |
| Cinebench 2026 | 7,132 | 5,296 | 約34.7%高速 |
| Blender | 396 | 318 | 約24.5%高速 |
Ryzen 7クラスのX3Dより、編集では速いという結果です。 マルチスレッド性能では3割以上の差がつきました。
Core Ultra 5でもQuick Syncは載っているので、Premiere Proでの恩恵も受けられます。
AMDで選ぶなら
Ryzenを選びたい場合の考え方です。
DaVinci Resolve中心ならRyzen 9 9950X3D
DaVinci Resolveでは270K Plusに1.2%差、Blenderでは逆に約7.3%上回っています。編集用途で270K Plusと戦えるのはこのCPUです。
DaVinciをメインで使っていて、AMDで組みたいなら現実的な選択肢になります。ゲーム性能も高いので、兼用機としても優秀です。
ただし価格は上がります。編集性能だけを目的にここまで出すかは、使う頻度次第だと思います。

ゲームも本気でやるならRyzen 7 9800X3D
ゲーム性能を最優先するなら9800X3Dです。動画編集も普通にこなせます。
ただし8コアなので、マルチスレッド性能では上の表のとおり下位に位置します。編集を優先するCPUではありません。
このあたりは別記事で詳しく検証しています。

Ryzen 7 9700Xは編集用には物足りない
同じ検証で、Premiere Pro・DaVinci Resolveともに最下位グループでした。ゲーム用としては悪くないCPUですが、編集を前提に選ぶなら、Core Ultra 7 270K Plusも視野に入れて考えても良いでしょう。
使うソフト別のまとめ
| 使うソフト | 選び方 |
|---|---|
| Premiere Pro中心 | Intelがおすすめ |
| DaVinci Resolve中心 | CPU差は小さい。GPUに予算を回すのもあり |
| After Effects併用 | コア数が効く。270K Plusを推奨 |
| ゲームも兼用 | Ryzen 7 9800X3D、または270K Plus |
よくある質問
まとめ
- 本命はCore Ultra 7 270K Plus。上位の285Kより4項目すべてで速く、価格も安く収まります
- 予算を抑えるならCore Ultra 5 250K Plus
- AMDならRyzen 9 9950X3DやRyzen 7 9800X3Dがおすすめ
パソコン全体の選び方は下の記事でまとめています。


