
4A Gamesは2026年10月22日、PC版『メトロ2033 リダックス(Metro 2033 Redux)』と『メトロ ラストライト リダックス(Metro: Last Light Redux)』に向けた次世代アップデートを配信しました。
今回のアップデートでは、NVIDIA DLSSやAMD FSRへの対応、フレームレート上限の撤廃、グラフィック品質の向上など、多くの改善が行われています。
既存ユーザーは無料でアップデートでき、最新のゲーミングPCでも快適に遊びやすくなりました。
メトロ リダックス次世代アップデートの変更点一覧
対象は『メトロ2033 リダックス(Metro 2033 Redux)』と『メトロ ラストライト リダックス(Metro: Last Light Redux)』の2作品です。PC版の主な変更点は以下のとおりです。
| 項目 | 主な変更内容 |
|---|---|
| アップスケーリング | NVIDIA DLSS、AMD FSR、4A TSRに対応 |
| フレームレート | FPS上限を撤廃(PCの性能に応じて変動) |
| グラフィック | 4Kテクスチャ、SSGI、ジオメトリとPBR素材の品質向上 |
| 物理演算 | Advanced PhysXが標準で有効に |
| アニメーション・サウンド | 品質向上、立体音響に対応 |
| 安定性 | Windows 11、AMD製GPU、高リフレッシュレート環境でのクラッシュを修正 |
| 操作 | キーボード設定、マウス感度、DualSense・Xboxコントローラーの不具合を修正 |
| セーブ | データ破損、Steam Cloud、チェックポイントの不具合を修正 |
ゲームの内容や雰囲気は元のリダックス版のまま、最新のハードウェアで快適に遊べるよう手を入れたアップデートです。
配信日と対象プラットフォーム
| プラットフォーム | 配信日 |
|---|---|
| PC(Steam・Epic Games Store・GOG) | 2026年10月22日 |
| PC(Windows Store) | 2026年10月29日 |
| PS5・Xbox Series X|S(海外) | 2026年10月29日 |
| PS5・Xbox Series X|S(国内) | 2026年11月予定 |
アップデートは既存の所有者向けに無料で提供されます。
PS5・Xbox版の対応内容
コンソール版はPS5、PS5 Pro、Xbox Series X|Sにネイティブ対応します。主な内容は以下のとおりです。
- ネイティブ4K・60FPS、アップスケーリングによる4K・120FPS(120Hz対応のテレビ・モニターが必要)
- PS5 ProはPSSR、Xbox Series XはTSRによるアップスケーリングに対応
- DualSenseのアダプティブトリガー、Xboxコントローラーのインパルストリガーに対応
PC版の変更点
DLSS・FSR・4A TSRの3種類のアップスケーリングに対応
アップスケーリングは、低い解像度で描画した映像を高解像度に変換して表示する技術です。GPUの負荷を抑えながら、1440pや4Kでのプレイを狙えます。
NVIDIA製GPUならDLSS、AMD製GPUならFSRが使えます。メーカーを問わず使える独自技術「4A TSR」も追加されました。
FPS上限撤廃で高リフレッシュレートモニターを活かせる
これまでのフレームレート上限がなくなり、PCの性能に応じたFPSで動くようになりました。高FPS時に起きていた不具合も合わせて修正されています。
144Hzや240Hzのゲーミングモニターを使っている人ほど、操作のなめらかさを実感しやすい変更です。

画質の変更点|4KテクスチャとSSGIで地下鉄の光が自然に
追加・強化されたグラフィック機能
グラフィック面では以下の改善が行われました。
- 4Kテクスチャに対応(4K表示には4Kモニターが必要)
- スクリーンスペース・グローバルイルミネーション(SSGI)を追加
- ジオメトリ(物体の形状)のディテール向上
- PBR素材の品質改善で、金属やコンクリートの質感がよりリアルに
- 影のちらつき、テクスチャの揺らぎ、ボリュメトリックライティングの欠けを修正
SSGIは、画面内の情報から間接光(壁や床に反射した光)を表現する技術です。暗い地下鉄や廃墟が舞台のメトロシリーズとは相性がよく、ライトに照らされた通路の雰囲気がより自然になります。
レイトレーシングは非対応
今回のアップデートはレイトレーシング非対応です。開発元は、対応には描画システムの大幅な作り直しが必要で、現在は新作『METRO 2039』の開発に注力していると説明しています。
不具合修正|Windows 11のクラッシュや進行不能バグを解消
起動・動作の安定性
- Windows 11やAMD製GPUでのクラッシュ(起動時・チャプター切り替え時)
- タイトル画面やロード中のフリーズ、ブラックスクリーン
- 新しいグラフィックドライバーでのクラッシュ
- 1440pや4Kが選べず、1600×1200などの古い解像度に制限される問題
- フルスクリーン表示、画面の引き伸ばし、アスペクト比の不具合
セーブデータとコントローラー
- Steam Cloudにセーブデータがアップロードされる状態に修正
- セーブデータの消失・破損、「つづきから」で古いチェックポイントが読み込まれる問題
- フィルター残量が少ない状態でチェックポイントが作られ、窒息死を繰り返す問題
- Steam版でDualSenseが認識される状態に修正
- Xboxコントローラーの一部認識、ボタン割り当ての不具合
ゲームプレイ面では、敵が暗闇や壁越しにプレイヤーを発見する問題や、ガスマスク着用中でも毒ガスエリアで即死する問題も修正されています。
作品ごとの進行不能バグ
| 作品 | 場面 | 修正内容 |
|---|---|---|
| メトロ2033 リダックス | ゲーム開始直後 | 武器係から武器を受け取れず進めなくなる問題 |
| メトロ2033 リダックス | 「D6」 | 終盤のクレーン・磁石・レバーが動かない問題 |
| メトロ2033 リダックス | エンディング | クリア後にムービーが流れない問題 |
| メトロ ラストライト リダックス | 「The Garden」 | ボス戦で熊が倒れたままになり進めなくなる問題 |
| メトロ ラストライト リダックス | 「Revolution」以降 | ステルスでの気絶・暗殺が使えなくなる問題 |
途中で進めなくなって放置していたセーブデータも、今なら続きから遊べる可能性があります。
メトロ リダックスの推奨スペック|次世代アップデート後のPC動作環境
最低・推奨スペック一覧

| 項目 | 最低スペック | 推奨スペック |
|---|---|---|
| OS | Windows 10/11(64bit) | Windows 10/11(64bit) |
| CPU | Core i5-4690/Ryzen 3 1200 | Core i5-8600/Ryzen 5 3600 |
| メモリ | 4GB | 8GB |
| GPU | GTX 750 Ti(2GB)/Radeon R7 260X(2GB) | GTX 1660(6GB)/Radeon RX 590(8GB) |
| ストレージ | 20GB | 20GB |
| DirectX | 11 | 11 |
次世代アップデート後のPC版の動作環境です。『メトロ2033 リダックス』と『メトロ ラストライト リダックス』は同じスペックです。
推奨スペックのGPUはGTX 1660またはRadeon RX 590、CPUはCore i5-8600またはRyzen 5 3600です。数年前のミドルクラス構成なので、RTX 5060クラスを積んだ現行のゲーミングPCなら余裕を持って満たせます。

推奨スペックはメトロエクソダスより低いです。エクソダスが動くなら十分快適に動作するでしょう。
まとめ
今回の次世代アップデートは、DLSS・FSR対応とFPS上限撤廃で、PC版を最新環境に合わせて快適にする内容です。Windows 11でのクラッシュや進行不能バグも幅広く修正されています。
シリーズ最新作『METRO 2039』は2027年2月4日発売予定です。ストーリーを振り返るなら、無料でアップデートされた2作品から遊び直すのがおすすめです。

