
NTE(Neverness to Everness)のレイトレーシングは、現状RTX 5070以上もしくはRTX 4080以上でしか有効にできないです。設定画面でグレーアウト(選択項目が表示されない)したままの方に向けて、レイトレーシングを有効化する方法についてまとめます。
NTEのレイトレ制限について
Neverness to Evernessのレイトレーシングは、グラフィック性能とは別の基準で、ゲーム側が使えるGPUと使えないGPUを線引きしています。まずはその対応状況を整理しておきます。
公式にレイトレが有効化できるGPU一覧
現時点でNTEのグラフィック設定からレイトレーシングを有効にできるのは、以下のGPUに限られます。
| メーカー | 対応GPU |
|---|---|
| NVIDIA RTX 50シリーズ | RTX 5070 / 5070 Ti / 5080 / 5090 |
| NVIDIA RTX 40シリーズ | RTX 4080 / 4080 SUPER / 4090 |
| NVIDIA RTX 30/20シリーズ | すべて非対応 |
| AMD Radeon | すべて非対応(RX 9070シリーズ含む) |
RTX 3080やRTX 4070 Tiといった、十分にレイトレ性能を持っているはずのGPUでも、設定項目自体がグレーアウトして調整できません。Radeonに至ってはRX 9070シリーズも含めて全モデルが対象外です。
なぜここまで厳しい線引きになっているのか
公式から制限の理由は明示されていませんが、挙動を見るかぎり、開発側がGPUの型番を判定して設定項目の表示・非表示を切り替えている形になっています。性能不足というより、動作保証のラインを高めに設定している、というのが実態に近そうです。
レイトレを有効化すると何が変わるのか
NTEは、街並みの作り込みに反射表現が大きく関わるゲームです。レイトレを有効にすると、特に以下の部分で見え方がガラッと変わります。
- 建物の窓ガラスへの周囲の映り込み
- 濡れた路面や水たまりに映るネオン
- 車のボディに映り込む街灯やキャラクター
レイトレを切った状態だと、窓ガラスは曇ったような表現になり、周囲の景色がほぼ反射されません。ハードウェア反射が有効になると、店のショーウィンドウや高層ビルのガラス面が文字どおり鏡のように機能し、街の作り込みが一段深く見えるようになります。レイトレの有無で印象が大きく変わるはずです。
レイトレ有効化前後の画質比較
パストレーシング

レイトレなし

パストレーシングを有効化した画像です。反射表現があるのとないのとで大きく印象が変わります。パストレーシングは重いですが、フレーム生成と組み合わせるとフレームレートは確保できます。
レイトレを強制有効化する手順

NTEはレイトレーシングとパストレーシングが設定可能です。非対応GPUの場合は項目が出現しないため、以下の手順で強制有効化可能です。
- Windowsのスタートボタンを右クリック
- デバイスマネージャーを開く
- ディスプレイアダプターを開く
- 自分のGPUを右クリック

- ドライバーの更新を選ぶ
- コンピューターを参照してドライバーを検索を選ぶ
- コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択しますを選ぶ
- 互換性のあるハードウェアを表示のチェックを外す
- メーカー一覧からNVIDIAを選ぶ
- モデル一覧からNVIDIA GeForce RTX4080を選ぶ

- 警告が出たら内容を確認して進める

- インストール完了後、PCを再起動
このあとNTEを起動すると、ゲーム側がGPUをRTX4080として認識し、レイトレーシング項目が表示されるという仕組みです。
まとめ
NTEのレイトレーシングは、現状RTX 5070以上もしくはRTX 4080以上でしか公式に有効化できません。ただ、ドライバを「RTX 4080として認識させる」という手順を踏めば、RTX 30シリーズやRTX 40シリーズでも有効化が可能です。
以上をまとめます。
- 公式:RTX 5070以上もしくはRTX 4080以上でレイトレ対応。
- NVIDIA GPU:デバイスマネージャーからドライバを手動でRTX 4080に置き換えるだけ。
- 注意点:RTX 30シリーズではフレーム生成が使えない。
この方法はあくまで非公式の手段です。今後のドライバ更新やゲーム側のアップデートで動作しなくなる可能性もあります。手持ちのGPUで試してみる価値は十分ありますが、長く安定してレイトレを使いたいなら、公式対応GPUを選ぶのが結局のところ確実です。
街の反射表現が映えるNTEだからこそ、レイトレの有無で世界の見え方はかなり変わります。まずは今のPCで試してみて、物足りなさを感じたタイミングで買い替えを検討する、というのが現実的な進め方かなと思います。


