ドスパラさんから『ガレリアXS(KabyLake)』の実機を貸して頂けたので性能含めてレビューしていきます。
今回のモデルはガレリアのXシリーズのGTX1050搭載モデルとなっています。CPUはCore i7-7700を搭載しているので、PCゲーム用途以外で使いたいという場面でもサクサク作業が快適に動作します。
GTX1050とは言え、性能的には現時点では遊べるゲームも多く、コスパが高いのが特徴的です。ガレリアXSの購入の検討される方にはGTX1060を搭載したガレリアXJ(3GBモデル)やXT(6GBモデル)と悩む人も多そうですが、そこまで頻繁に高グラフィックスを要求するゲームをプレイしないのであればガレリアXSで十分な性能を発揮してくれます。
逆にある程度PCゲームをプレイする頻度が高い人はガレリアXT以上がおすすめです。
>> ガレリア製品ラインナップ一覧 <<
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まずはこちらのページでガレリアの製品の詳細や価格を把握すると理解がグッと深まります。今回レビューするのはXシリーズのGTX1050が搭載されているガレリアXSというモデルになります。
スペック
OS | Windows10 | |
---|---|---|
CPU | Core i7-7700 | |
GPU | GTX 1050(2GB) | |
メモリ | 8GB | |
マザーボード | H270(ATX) | |
ストレージ | SSD 250GB HDD 1TB | |
電源 | 500W |
※情報は記事執筆時点のものになります。最新の製品の詳細や価格については公式ページで必ずご確認下さい。
ケース外観
前面
ガレリアXGは、ガレリアの人気シリーズのXシリーズやZシリーズに採用されているガレリア KTケースが採用されています。主な特徴としては、ATX規格で拡張性が高いですがその反面サイズがミドルタワー型なので大きいという特徴があります。
サイズが大きいけれどその分冷却性能が高く、拡張性も高いのでどちらかというとガチでゲームを長時間プレイする方や、後々パーツの交換・換装なども視野に入れている方におすすめできます。
前面の上段には光学ドライブが搭載されており、中央部分にはインターフェースが集中しています。USB3.0×2、カードリーダー、オーディオ端子、電源ボタンが並んでいます。
左側面
左側面にはグラフィックボードやCPUなどの熱温度が高くなりがちなパーツの部分にメッシュの穴が空いています。こちらから外気を取り込んで吸気し、冷却効果を上げています。
右側面
右側面には右上にメッシュの穴が空いています。こちらはマザーボード用の冷却用エアインテークになり、マザーボードの温度を下げる効果があります。
背面
背面はファンが上部に取り付けられていますが、こちらは内部の熱を外に逃がす排気になります。
今回レビューした製品には電源のスイッチが搭載されていました。購入された製品で電源のスイッチがついている場合はコンセント挿したけどパソコンが動かない!と焦る前にこちらのスイッチの確認を必ずして下さい。
天板
天板部分に大きく排気用のファンが取り付けられています。もう片方も任意で取り付ける事が可能です。
内部
全体的な内部構造はATXのマザーの上にCPU、メモリ、GPUが載り、下部に電源ユニット、右上に光学ドライブ、右下にストレージになっています。
ガレリアXGのメモリは8GBになっているので、4GBx2のデュアルチャネル構成にデフォルトだとなっています。記事執筆時だとメモリのカスタマイズは可能な仕様になっているので16GBにカスタマイズする事も可能です。
搭載されているグラフィックボードはGTX1050となります。非常に静音性が高く、ベンチマーク等を回していても本当に動いているか?と疑いたくなるほど静音性に優れていました。静音性を求める方はスペックを抑える事で実現できると思います。
基本的にGALLERIAのゲーミングPCは静かという印象があるので自由にGALLERIAの中から選んでも後悔しないと思いますが、この機種は本当に静かです。
同梱物
同梱物にはキーボードとマウスが付属しているのでPCゲーム初心者でもモニターさえあればすぐにPCゲームを始める事が可能です。他にもドライバ類や電源ケーブルなどが同梱されています。
各種ベンチマークを計測
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド
FF14の蒼天のイシュガルドのベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。フルHD環境なら最高設定でも7,000は越えています。
設定 | 画面サイズ | DirectX | スコア |
---|---|---|---|
最高品質 | 3840×2160 | 11 | 1915 |
高品質 | 3840×2160 | 11 | 2304 |
標準品質 | 3840×2160 | 11 | 4910 |
最高品質 | 3840×2160 | 9 | 2899 |
高品質 | 3840×2160 | 9 | 2940 |
標準品質 | 3840×2160 | 9 | 4697 |
最高品質 | 1920×1080 | 11 | 7109 |
高品質 | 1920×1080 | 11 | 8401 |
標準品質 | 1920×1080 | 11 | 16109 |
最高品質 | 1920×1080 | 9 | 9418 |
高品質 | 1920×1080 | 9 | 9838 |
標準品質 | 1920×1080 | 9 | 18809 |
ドラゴンクエストX
フルHDの解像度においてすごく快適の評価が出ています。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 3840×2160 | 7044 |
標準品質 | 3840×2160 | 9678 |
低品質 | 3840×2160 | 13091 |
最高品質 | 1920×1080 | 19023 |
標準品質 | 1920×1080 | 19823 |
低品質 | 1920×1080 | 21295 |
ドラゴンズドグマオンライン
スコアが7000を超えると「とても快適」の評価になります。すべての設定や解像度においてとても快適の評価が出ています。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 1920×1080 | 11315 |
標準品質 | 1920×1080 | 12093 |
低品質 | 1920×1080 | 12219 |
モンスターハンター第三弾(大討伐)
モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは13810というスコアが出ています。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高設定 | 3840×2160 | 3840 |
最高設定 | 1920×1080 | 13810 |
PSO2ベンチマーク ver.4
公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定の簡易設定の6で17950というスコアが出ています。最高設定でも問題無く快適にプレイする事が可能です。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
簡易設定6(最高設定) | 1920×1080 | 17950 |
簡易設定5 | 1920×1080 | 52638 |
3DMark
3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。 Fire StrikeについてはゲーミングPC用のベンチマークになるのでゲーミングPCの場合は基本的にFire Strikeを参考にするといいでしょう。Fire Strike Ultraは4Kでの3Dゲームのパフォーマンスを計測しています。
Dmark | スコア | Graphics score | Physics score | Combined score |
---|---|---|---|---|
Fire Strike | 6042 | 6689 | 12100 | 2441 |
Fire Strike Ultra | 1152 | 1029 | 12114 | 793 |
Time Spy
Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。
スコア | Graphics score | CPU test |
---|---|---|
2033 | 1842 | 4949 |
SteamVRパフォーマンステスト
平均忠実度 | テストされたフレーム | 90fps以下のフレーム | CPUバウンドフレーム |
---|---|---|---|
1.7(低い) | 9383 | 0 | 0 |
SteamにあるSteam Performance testの結果ではVR可能となっています。VRはGTX970が推奨要件になっているのでギリギリな感じです。VRをメインにやるのであればスペックを上げる事を推奨します。
SSD&HDDの速度
SSD | HDD |
SSDはたっぷり250GBあるので基本的にはゲームをインストールしたりしても足りなくなったらその都度アンインストールすれば足りる容量だと思います。HDDも2TBあるので頻繁に使わないファイルはHDDに入れてと使い分ける事が可能です。
まとめ
性能的には国産の有名オンラインゲームや、マインクラフトやオーバーウォッチなどのPCゲームで人気のタイトルはほぼほぼ動かす事が可能です。PCゲームなので設定を下げれば結構どうとでもなるのがPCゲームの利点です。
なのでPCゲーム初心者の方には価格的にもGTX1050なら触手が動くという方ならこのガレリアXSはATX規格のマザーを使用しているので拡張性に優れているので後から自己責任にはなりますが、カスタマイズする事も容易なのでおすすめです。
逆にATX規格で無くてもっとコンパクトな方が良いという場合にはガレリアMシリーズなどの選択もありますが、記事執筆時だとSSDの容量の違いがあり、同じような構成内容にすると同じような価格帯になるのでXSの方がお得な感じがします。ここは好みの問題ですね。
端的にこのガレリアXSにおすすめな方というのを表すなら、ガレリアXTだと性能的に余剰(スペックオーバー)だと感じる方におすすめです。