マウスコンピューターさんから「G-Tune EN-Z」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。
G-Tune EN-Zは、「Core i7-12700K」と「GeForce RTX 3060」を搭載しているので、最新ゲームを楽しみたい方におすすめのスペックです。
144fps出して快適にFPS・TPSゲームを楽しみたい方にもおすすめのパフォーマンスも持っています。
スペック
G-Tune EN-Z | ||
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CPU | Core i7-12700K | |
グラフィック | RTX 3060(12GB) | |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | 512GB NVMe SSD 2TB HDD |
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ケース | ミドルタワー |
CPUはインテル第12世代の「Core i7-12700K」が搭載。12コア20スレッドの性能重視モデルです。
グラフィックスボードにはNVIDIAの「GeForce RTX 3060」を搭載しているので、人気ゲームや最新ゲームもフルHD解像度で楽しめる性能です。
外観デザイン
PCケースはミドルタワー型なので拡張性に優れています。右側側面には外気を取り込む為に通気孔があり、ケース内のエアフローに利用されます。
天板のインターフェースはUSB3.0×4、ヘッドフォン出力×1、マイク入力×1、SDカードリーダー、HDMI端子が配置されています。USBが4つも接続できるのは便利です。
背面の映像出力端子は「HDMI端子、DisplayPort端子x3」となっています。複数のモニターを繋ぐ用途でも活用出来ます。
背面の上にあるケーブルを引っ張って映像端子のHDMIと接続する事で天板のHDMI端子が使用可能になります。
底面にはダストフィルターが付いています。底面のダストフィルターはワンタッチで取り外せてメンテナンス性が高いです。
内観
内部は右上にストレージの格納。電源が左上にあり、その下にマザーボードがあります。
CPUクーラーは冷却能力の高い大型水冷CPUクーラー(240mmラジエーター)が搭載されていました。
右側面のパネルを取り外すと2.5インチ(SSD)、3.5インチ(HDD)にアクセスする事が出来ます。右上は電源の格納スペースとなっています。
ストレージはSSD×3、HDD×2が搭載可能です。PCケースの特徴を以下にまとめました。
- ケースの質感が良い
- ケースの拡張性が高い(SSD×3・HDD×2搭載可能)
- コンソールパネルが天板前面に付いていてアクセスしやすい
- コンソール部にHDMI端子が配置されている
- 底面にダストフィルターが付いている
ゲーム性能
ベンチマークソフトを使用してゲームのパフォーマンスをチェックしました。
3DMARK
3DMARKのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
構成 | 3DMARK TimeSpy |
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Ryzen 7 5800X RTX 3070 Ti |
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Core i7-11700 RTX 3070 Ti |
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Core i7-10700K RTX3070 |
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Core i7-10700F RTX 3060 Ti |
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Core i7-12700K RTX 3060 |
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Core i7-10700 RTX3060 |
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Ryzen 7 3700X RTX 3060 |
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Core i7-10700 GTX1660 SUPER |
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Core i5-9400 GTX1650 SUPER |
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Ryzen 5 3500 GTX1650 |
当サイトでテストしたTimeSpyの参考スコア比較です。
RTX30シリーズは高い処理性能を持った最新のグラフィックスボードです。リアルタイムレイトレーシングやNVIDIA DLSSなどの先進的な映像技術にも対応しています。
ファイナルファンタジー15
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
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4K 3840×2160 |
高 | 3896 / 38 fps 【普通】 |
WQHD 2560×1440 |
高 | 6737 / 67 fps 【快適】 |
フルHD 1920×1080 |
高 | 8997 / 89 fps 【快適】 |
フレームレートはスコアから算出した数値です。
ファイナルファンタジー15は重量級ゲーム。スコアの評価としては6,000スコア出ていれば快適評価です。12,000スコアで非常に快適になります。
RTX 3060を搭載しているので重量級ゲームもフルHD解像度で快適に楽しめます。
製品名 | FF15 高品質比較 |
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Ryzen 7 5800X RTX 3070 Ti |
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Core i7-11700 RTX 3070 Ti |
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Core i7-10700K RTX 3070 |
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Core i7-10700F RTX 3060 Ti |
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Core i7-12700K RTX 3060 |
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Core i7-10700 RTX 3060 |
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Ryzen 7 3700X RTX 3060 |
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Core i7-10700 GTX 1660 SUPER |
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Core i5-9400 GTX 1650 SUPER |
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Core i5-9400 GTX 1650 |
フルHD解像度/高品質の参考スコア比較です。
ファイナルファンタジー14
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
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4K 3840×2160 |
最高 | 7147 / 48 fps 【やや快適】 |
WQHD 2560×1440 |
最高 | 14843 / 100 fps 【とても快適】 |
フルHD 1920×1080 |
最高 | 21848 / 149 fps 【非常に快適】 |
フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値です。
ファイナルファンタジー14は中程度の描画負荷のゲーム。暁月のフィナーレは15,000スコアで「非常に快適」評価となります。
フルHD / WQHD解像度の最高画質設定でもとても快適に楽しめます。
製品名 | FF14「暁月のフィナーレ」ベンチマーク |
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Ryzen 7 5800X RTX 3070 Ti |
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Core i7-11700 RTX 3070 Ti |
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Core i7-12700K RTX 3060 |
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Core i7-10700F RTX 3060 Ti |
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Core i7-10700 RTX 3060 |
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Ryzen 7 3700X RTX 3060 |
フルHD解像度/最高品質の参考スコア比較です。
Apex Legends
人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質150fps前後、最低では270fps前後を記録しました。
144Hzのゲーミングモニターと組み合わせて高画質設定でも安定して高FPSを稼ぐ事が出来ます。
解像度 | 設定 | FPS |
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フルHD 1920×1080 |
最高 | |
最低 |
計測場所:ワールズエッジ「ラバサイフォン」
フォートナイト
人気TPSゲームのフォートナイトは画質を上げると中程度の描画負荷のゲーム。画質を下げると軽いゲームです。
レイトレーシングやNVIDIA DLSSにも対応しているのですが、レイトレーシングを有効にすると重量級ゲームです。
レイトレーシング / NVIDIA DLSS無効の最高画質では120fps前後。最低では400fps前後を記録しました。フォートナイトも高fpsを出して快適に楽しめます。
解像度 | 設定 | FPS |
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フルHD 1920×1080 |
最高 | |
低 |
計測場所:ホーリーヘッジス、3D解像度は100%に変更
PSO2:NGS
解像度 | 設定 | スコア |
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4K 3840×2160 |
ウルトラ | 2998 |
WQHD 2560×1440 |
ウルトラ | 10073 |
フルHD 1920×1080 |
ウルトラ | 21052 |
PSO2:NGSは10,001以上のスコアで「快適」評価です。設定は最高設定のウルトラ(設定6)です。フルHD / WQHD解像度で快適に楽しめます。
製品名 | PSO2:NGSベンチマーク |
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Ryzen 7 5800X RTX 3070 Ti |
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Core i7-11700 RTX 3070 Ti |
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Core i7-10700F RTX 3060 Ti |
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Core i7-12700K RTX 3060 |
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Core i7-10700 RTX 3060 |
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Ryzen 7 3700X RTX3060 |
フルHD解像度/最高設定の参考スコア比較です。
ゲーム性能まとめ
ここまでをまとめます。
RTX3060は描画負荷の高い重いゲームや、FPS/TPSゲーム等で高フレームレートを出したい場面で活躍する高性能グラフィックスを搭載しています。
極めてCPU性能が高い最新CPU「Core i7-12700K」が搭載しているので、快適にPCゲームを楽しめる性能を持っています。
更に、水冷CPUクーラー搭載で冷却性能が高いモデルなので、ゲーミングPCの性能を引き出し、安定したパフォーマンスにも期待出来ます。
4K解像度 | |
WQHD解像度 | |
フルHD解像度 |
- 4K解像度:FF15のベンチマーク:最高設定で普通評価。
- WQHD解像度:FF15のベンチマーク:最高設定で快適評価。
- フルHD解像度:FF15のベンチマーク:最高設定でとても快適評価。
CPU性能
CPU性能をチェックしました。
CINEBENCH
「CINEBENCH R23」「CINEBENCH R20」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
CPU | CINEBENCH R20 |
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Core i9-12900K | |
Core i7-12700K | |
Ryzen 9 5900X | |
Core i9-10900K | |
Core i9-11900K | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i7-11700K | |
Core i7-10700K | |
Ryzen 7 3700X | |
Ryzen 5 5600X |
CINEBENCH R20マルチスコア参考比較
表はCINEBENCH R20を当サイトでテストした比較になります。
Core i7-12700Kは12コア20スレッドの驚異的な性能を誇る高性能モデルです。極めて高いCPUパフォーマンスを持っています。
ベンチマーク
PC MARK10
PCMark 10 | Essentials | Productivity | DCC |
8536 | 10907 | 12206 | 12679 |
パソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトが「PCMark 10」です。
Essentialsはアプリケーションの起動速度、Webブラウジング、ビデオ会議などのPCの基本性能を計測します。
Productivityはオフィスソフトの性能、Digital Content Creation(DCC)は写真編集、動画編集などのクリエイティブ系ソフト性能のスコアとなっています。
構成 | PC MARK10 |
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Core i7-12700K RTX 3060 |
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Ryzen 9 5900X RTX 3080 Ti |
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Core i9-11900K RTX 3080 Ti |
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Ryzen 9 5900X RX 6800 XT |
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Ryzen 7 5800X RTX 3070 Ti |
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Core i7-11700K RX6700XT |
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Core i9-10900K RTX 3070 |
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Core i7-10700 RTX 3060 |
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Ryzen 7 3700X RTX 3060 |
PC MARK10参考比較
ストレージの速度
NVMe SSD | HDD |
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ゲームではSSDにインストールするとロード時間が短縮される効果や、カクつきを抑える効果が見込めます。
512GBのNVMe SSDが搭載されていました。 パソコンの動作がサクサクで、ゲームでもストレスフリーです。
消費電力
アイドル時 | 高負荷時 |
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消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrikeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。
温度
室温22℃環境での計測になります。
計測ソフトはHWMONITOR-PROを用いてアイドル時と3DMARKのFireStrikeおよびCINEBENCH R20を実行した際の最大温度になります。
CPUの温度もグラフィックスボードの温度も非常に低いです。
静音性
アイドル時 | 3DMARK |
42.5 db | 44.8 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
FireStrike実行時の中で、最も動作音の大きい数値です。環境の下限は41db前後です。
まとめ
「G-Tune EN-Z」は冷却性能や拡張性が高いミドルタワー型のケースです。ケースの質感が良く、コンソールパネルにもアクセスしやすいです。
冷却能力の高い水冷CPUクーラーが搭載している点も非常に良いです。
無線機能も最初から付いているので、ワイヤレス環境を構築したい方にもおすすめのゲーミングPCです。
性能面としては、FPSゲームを144FPSで快適に動作させたい方や、フルHD解像度の最新重量級ゲームを快適に楽しみたい方におすすめです。
- 筐体の質感が良いモデルを探している方
- フルHD解像度で快適に重量級ゲームや人気ゲームを楽しみたい方
- eスポーツタイトルで高fps出したい方
- 12コアCPU搭載で快適にPCゲームを楽しみたい方