
GALLERIAのデスクトップPCには、コンパクトな「Eシリーズ」と定番の「Xシリーズ」があります。どちらも同じGPUが選べるように見えるのに、何が違うのかがぱっと分からない方も多いでしょう。
違いをひとことで言うと、本体の大きさと、選べるパーツの幅です。
この記事では、GALLERIA EシリーズとXシリーズの違いを比較し、どちらが自分に合うのか解説します。
EシリーズとXシリーズの違い早見表
主な違いをまとめると以下のとおりです。
| Eシリーズ | Xシリーズ | |
|---|---|---|
| 位置づけ | コンパクトモデル | GALLERIAのスタンダード |
| ケース | 約19Lの小型ケース1種類 | ミニタワー/ミドルタワー |
| 本体サイズ | 173×382×290mm | 220×442×443mm(ミニタワー) |
| 選べるGPU | RTX 5060~RTX 5070 Ti | RTX 5060~RTX 5090 |
| 冷却 | ケースファン6基で小型ケースに最適化 | 360mm水冷にも対応(ミドルタワー) |
| 拡張性 | 控えめ | 余裕がある |
| デザイン | 光を抑えたシンプル | フロントLED+サイド一部クリア |
Eシリーズは小ささを重視して作られたPC、Xシリーズは内部に余裕を持たせて幅広い構成に対応したPCです。表を見ると、その差がそのままスペックに出ているのが分かります。
いちばん大きな違いは本体サイズ

Eシリーズの本体は173(幅)×382(奥行)×290(高さ)mm、容積にすると約19Lです。
対するXシリーズのミニタワーは220×442×443mm。
差が出るのは高さです。Eシリーズは29cm、Xシリーズのミニタワーは44.3cm。15cmの差は、実際に机の上に置いてみるとかなり印象が変わります。
GALLERIA公式は、約19Lの筐体についてXシリーズのミニタワーと比べて容積を約56%抑え、設置面積を32%縮小したと説明しています。
モニターの横に置きたい、足元に置くと掃除のときに邪魔になる、机の下はもう配線でいっぱい。こういう事情がある人にとっては、この15cmがそのまま決め手になります。
選べるGPUの幅はXシリーズが広い
Eシリーズで選べるGPUは、GeForce RTX 5060からRTX 5070 Tiまでです。
RTX 5070 Ti搭載モデルにはNoctua製のケースファンが6基採用されており、高負荷時でも動作音60dB以下、ケース内温度60℃以下という数値がGALLERIAから公表されています。小型ケースでも上位GPUを搭載する前提で設計されています。

Xシリーズは、ミニタワーでRTX 5080まで、ミドルタワーではRTX 5090搭載モデルまで用意されています。
つまり、
- RTX 5060
- RTX 5060 Ti
- RTX 5070
- RTX 5070 Ti
このあたりで考えている人は、EシリーズとXシリーズの両方が候補に入ります。逆にRTX 5080やRTX 5090まで狙うなら、選択肢はXシリーズ一択になります。
フルHDで144fpsを狙う、WQHDで快適に遊ぶ、このあたりの目標ならEシリーズも十分射程圏内です。
冷却と拡張性はXシリーズに余裕がある

Eシリーズは小型ながら、エアフローをきちんと設計したケースです。合計6基のケースファンを備え、フロント2基とサイドパネル2基で吸気、背面2基で排気し、上部のスリットからも熱を逃がす構造になっています。

そのうえで、ケース内部の物理的な余裕という点ではXシリーズが上です。
Xシリーズはミニタワーとミドルタワーの2サイズ展開で、ミドルタワーなら360mmの水冷CPUクーラーにも対応します。大きめのGPUや冷却パーツを入れる余地があり、後からSSDを増設したりGPUを載せ替えたりする作業もしやすいケースです。
Eシリーズは決まったサイズの中で完成させたPC、Xシリーズは余白を残して性能と拡張性を確保したPC。この違いとして捉えると分かりやすいと思います。
デザインの方向性も分かれる

Eシリーズは、机の上やリビングに置くことを想定したシンプルな見た目です。光るのは電源ボタン上のインジケーターだけで、ケース全体は落ち着いたままです。

ゲーミング向けのXシリーズは、フロントにライン状のLEDを搭載し、サイドパネルの一部から内部が見えるデザイン。LEDの色を変えたり、消したりする調整もできます。
部屋に馴染ませたいならEシリーズ、ゲーミングPCらしい見た目も含めて楽しみたいならXシリーズがおすすめになります。
どっちを選ぶ?
Eシリーズが合う人
- デスクの上にPCを置きたい
- 部屋の中でPCの存在感を抑えたい
- RTX 5060~RTX 5070 Tiの範囲で足りる
- 小さくてもゲーム性能はしっかり欲しい
- 光を抑えたシンプルな見た目が好み
Xシリーズが合う人
- RTX 5080やRTX 5090を使いたい
- 将来パーツを交換・増設するつもりでいる
- 大型の冷却パーツを組み込みたい
- 設置スペースに余裕がある
- ゲーミングPCらしいデザインが好み
迷ったら「どこに置くか」から決める
スペック表を見比べて決めかねているなら、先に置き場所を決めてしまうのがおすすめです。
机の上に置くつもりなら、約19LのEシリーズは大きなアドバンテージになります。机の下に十分なスペースがあり、本体サイズを気にせず済むなら、Xシリーズの方が良いでしょう。
省スペースならEシリーズ、選択肢の広さと拡張性ならXシリーズで選ぼう。
まとめ
GALLERIA EシリーズとXシリーズの違いは、本体サイズと選べるパーツの幅に集約されます。
Eシリーズは約19Lのコンパクトな筐体でRTX 5070 Tiまで対応。Xシリーズはミニタワーとミドルタワーを揃え、RTX 5090クラスのハイエンドGPUまでカバーします。
置き場所と目標のGPUクラス、この2つが決まれば選ぶシリーズも決まります。




