
Core i9-10900KとCore i7-10700Kで取得したベンチマークのCPUによるフレームレート比較になります。両者の性能が気になる方は参考にしてみて下さい。
Core i9-10900KとCore i7-10700Kのスペック比較
| 製品名 | Core i9-10900K | Core i7-10700K | 
|---|---|---|
| コア数 / スレッド数 | 10 / 20 | 8 / 16 | 
| 動作クロック(ベース/TB時) | 3.7GHz / 5.3GHz | 3.8GHz / 5.1GHz | 
| キャッシュ | 20MB | 16MB | 
| 対応メモリ | DDR4-2933 | |
| TDP | 125W | |
| ソケット | LGA1200 | |
| 実勢価格 | 72000円前後 | 56,000円前後 | 
Core i9-10900KとCore i7-10700Kは価格差があります。2020年5月26日公開時点の価格差は16,000円程度となっています。
Core i9-10900KとCore i7-10700Kの大きな違いはコア数が違うのでマルチスレッド性能ではCore i9-10900K有利です。
Core i9-10900Kは5.3GHzとなっているので非常に高い動作クロックが魅力です。
キャッシュの容量はCore i9-10900Kの方が多いです。
TDP(消費電力の目安)は高負荷をかけた場合には異なるのではないかと思いますので、Core i9-10900Kを選ぶ際には電源容量は少し多めの方が良いでしょう。
同じ第10世代なのでLGA1200ソケットとなっています。
検証機材のスペック
| ベンチマーク構成 | ||
|---|---|---|
| CPU | Core i7-10900K | Core i7-10700K | 
| CPUファン | 空冷 | |
| CPUグリス | Thermal Grizzly Kryonaut | |
| GPU | RTX2080Ti | |
| メモリ | 16GB | |
| マザーボード | Z490 | |
今回のベンチマーク構成はCPUのみ違います。それ以外は全く同様の構成内容となっています。
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
Core i7-10700Kは8コア16スレッドなのでゲーム、クリエイティブ作業を快適にこなせる処理性能を持つCPUです。
Core i9-10900Kは更にマルチスレッド性能が強化されています。
CINEBENCH R20で計測した結果がこちらです。
Core i9-10900Kは、Core i9-9900Kと比較したらかなり性能アップです。12コアのRyzen 9 3900Xや16コアのRyzen 9 3950Xには及びませんが、高い動作クロックを持つのでゲームにはCore i9-10900Kが適しています。
マルチスレッド性能が強化された事で実況・配信をプレイする方やクリエイティブ用途で使いたい方にも好適です。
Core i7-10700Kは、Core i7-9700Kと比較したらかなり性能アップです。高い動作クロックを持っているのでこちらもゲームにおすすめのCPUです。
3DMARK
Physics ScoreがCore i9-10900K「29,018」に対してCore i7-10700K「24,948」となるのでCPUの性能差が出ています。
ファイナルファンタジー XV
|  | |||
| 解像度 | 画質設定 | Core i9-10900K | Core i7-10700K | 
|---|---|---|---|
| フルHD 1920×1080 | 高 | 13087 | 12794 | 
| 標準 | 17029 | 16591 | |
| 軽量 | 19431 | 18745 | |
フレームレートとしてはCore i9-10900KとCore i7-10700Kを比較すると多少の差はあります。
しかし、重量級ゲームのような画質を重視するタイプのゲームの場合にはグラボの方が比重は大きいので予算を抑えるならグラボを最重視するのがコスパが良いのでおすすめです。
ファイナルファンタジー XIV 漆黒のヴィランズ
|  | |||
| 解像度 | 画質設定 | Core i9-10900K | Core i7-10700K | 
|---|---|---|---|
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 21522 | 20533 | 
| 高 | 22075 | 21169 | |
| 標準 | 26137 | 24303 | |
FF14はCPUの性能差が比較的に出るベンチマークなので、しっかりと性能差が出ています。RTX 2080 Tiの組み合わせとしてはCore i9-10900Kがおすすめです。
ファークライ ニュードーン
|  | |||
| 解像度 | 画質設定 | Core i9-10900K | Core i7-10700K | 
|---|---|---|---|
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 109 | 109 | 
| 中 | 124 | 118 | |
| 低 | 141 | 127 | |
ファークライニュードーンは低設定時において差が出ています。
World War Z
|  | |||
| 解像度 | 画質設定 | Core i9-10900K | Core i7-10700K | 
|---|---|---|---|
| フルHD 1920×1080 | ウルトラ | 171 | 149 | 
| ミディアム | 172 | 166 | |
| ロー | 176 | 178 | |
WWZだとCPUボトルネックで限界値なのかもしれないのですが、ロー設定だとあまり差が見られず、画質設定を高めた状態で差が出ていました。
レインボーシックス シージ
|  | |||
| 解像度 | 画質設定 | Core i9-10900K | Core i7-10700K | 
|---|---|---|---|
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 355 | 326 | 
| 高 | 371 | 336 | |
| 低 | 454 | 415 | |
レインボーシックスシージであればCore i7-10700Kでも十分なのかなという気もしますが、よりフレームレートは伸びています。
まとめ
Core i9-10900KとCore i7-10700Kを比較するとハイエンドGPUの場合にはフレームレートの差が出ています。よりフレームレートを出したい方はCore i9-10900Kがおすすめです。
ミドルクラスだとオーバースペックかもですが、アッパーミドルクラス、ハイエンドクラスであればCore i7-10700Kの8コア16スレッドのクリエイティブも快適に出来て高いクロック周波数でゲームも快適、そして何より価格面の魅力が際立ってくるのでCore i7-10700K搭載機もおすすめです。



















 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			