
「IntelのゲーミングPCを買いたいけど、次のCPUを待ったほうがいい?」と迷っている方も多いと思います。
Intelの次世代デスクトップCPU「Nova Lake-S」は、Core Ultra 400シリーズとして2027年1〜3月から順番に発売される見込みです。発売日、スペック、対応マザーボードの最新情報をまとめました。
Nova Lake-Sとは?基本情報まとめ
Nova Lake-Sは、今のArrow Lake-S(Core Ultra 9 285Kなど)の次にあたるデスクトップ向けCPUです。
| 項目 | 内容 | 情報の種類 |
|---|---|---|
| シリーズ名 | Core Ultra 400 | リーク |
| 発売時期 | 2027年1〜3月から順番に | リーク(公式は「2026年末」) |
| 最大コア数 | 52コア | リーク |
| 大容量キャッシュ | bLLC搭載モデルあり | リーク |
| ソケット | LGA1954 | リーク |
| チップセット | Intel 900シリーズ | リーク |
| メモリ | DDR5-8000対応 | リーク |
Intelが公式に示しているのは、「Nova Lake」の名前と2026年末に投入する予定までです。それ以外は正式発表で変わる可能性があります。
Nova Lake-Sの発売日はいつ?
Nova Lake-Sは、2027年1〜3月に最初のモデルが登場し、最上位の52コアモデルは2027年5〜9月ごろになる見込みです。
IntelのLip-Bu Tan CEOは、2026年1月の決算説明でNova Lakeを「2026年末」に投入すると話しています。
2026年9月に出回った資料では、2026年10〜12月に量産を始め、最初の製品は2027年1〜3月に発売とされています。2026年末は量産や発表のタイミングで、店頭に並ぶのは2027年初めと考えると自然です。
モデルごとの発売スケジュール
| モデル(ロードマップ上の区分) | 登場時期 |
|---|---|
| 28コア DS | 2027年1月下旬〜3月 |
| 28コア K | 2027年3〜4月 |
| 16コア・8コア | 2027年3月下旬〜5月 |
| 52コア DS | 2027年5月下旬〜9月 |
出典:Club386(2026年7月のロードマップ報道)
「K」はオーバークロック対応モデルです。「DS」の意味は不明です。最上位モデルを狙う方は、2027年後半まで見ておくと安心です。
Core Ultra 400シリーズのラインナップとスペック
2026年10月時点でリークしているのは、Core Ultra 9からCore Ultra 5までの7モデルです。最上位は28コアのCore Ultra 9 4970K BFCです。
| CPU | Pコア | Eコア | LP-Eコア | 合計 | bLLC | TDP | 内蔵GPU |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 9 4970K BFC | 8 | 16 | 4 | 28 | ○ | 125W | 32 EU |
| Core Ultra 9 4950K | 8 | 16 | – | 24 | – | 125W | 32 EU |
| Core Ultra 9 4900 BFC | 6 | 12 | 4 | 22 | ○ | 65W | 32 EU |
| Core Ultra 7 4870K BFC | 8 | 12 | 4 | 24 | ○ | 125W | 32 EU |
| Core Ultra 7 4850K | 8 | 12 | – | 20 | – | 125W | 32 EU |
| Core Ultra 5 4650KF | 6 | 12 | – | 18 | – | 125W | なし |
| Core Ultra 5 4650K | 6 | 12 | – | 18 | – | 125W | 32 EU |
出典:VideoCardz(2026年10月、LC Tech Leaksの情報)
Pコアは高性能コア、Eコアは効率重視のコア、LP-Eコアはさらに省電力なコアです。型番の「K」はオーバークロック対応、「F」は内蔵GPUなしを表します。
型番は4桁に戻る可能性
シリーズ名は「Core Ultra 400」ですが、個別の型番は「4970K」のような4桁です。今のArrow Lake-Sは「285K」のような3桁なので、Nova Lakeで4桁に戻る形になります。
リーク資料の気になる点
2026年8月に見つかった試作品は「Core Ultra 9 4950K」が8P+20Eの28コアでした。今回の資料では4950Kが24コアなので、開発の途中で構成や名前が入れ替わった可能性があります。
Core Ultra 9 4900 BFCは、下位のCore Ultra 7 4870K BFCよりPコアが2基少ない構成です。どちらかの仕様に誤りがある可能性があります。
bLLCとは?ゲーム向けの大容量キャッシュ搭載モデル
bLLC(Big Last Level Cache)は、CPUの中にあるデータの一時置き場を大きくする仕組みです。
よく使うデータをCPUの近くに置けるので、ゲームのフレームレート向上が期待されています。AMDのRyzen X3Dシリーズが採用する「3D V-Cache」に近い考え方です。
型番に「BFC」が付く3モデル(4970K BFC・4900 BFC・4870K BFC)が、bLLC搭載モデルにあたります。BFCが何の略かは現時点で未公表です。
Core Ultra 9 4970K BFCは28コア+bLLC
ゲーム向けの本命になりそうなのが、Core Ultra 9 4970K BFCです。通常版のCore Ultra 9 4950K(24コア)に、LP-Eコア4基とbLLCを足した28コア構成です。
これまでのリークでは、bLLCの容量は最大144MB、52コアの上位構成では最大288MBと報じられています。4970K BFCの容量は今回の資料に未記載で、クロックやゲーム性能も不明です。Ryzen X3Dとの比較は、発売後のゲームベンチマークで判断するのが確実です。
対応マザーボードとメモリ|LGA1954・900シリーズ・DDR5-8000
Nova Lake-Sを使うには、新しいソケットLGA1954に対応した900シリーズのマザーボードが必要です。
今のIntel 800シリーズ(LGA1851)のPCからCPUだけ載せ替える場合も、マザーボードごとの交換になります。
| Arrow Lake-S(現行) | Nova Lake-S | |
|---|---|---|
| ソケット | LGA1851 | LGA1954 |
| チップセット | 800シリーズ(Z890など) | 900シリーズ(Z990などの見込み) |
| メモリ(標準) | DDR5-6400 | DDR5-8000 |
2026年9月末には、900シリーズのチップセットがUSBとPCIeの認証リストに載りました。発売に向けた準備は順調に進んでいるようです。
実際のメモリ速度は、マザーボードやメモリの枚数で変わる可能性があります。正式な仕様表が出てから確認するのが安心です。
Nova Lake-Sは待つべき?今買うか迷っている方へ
Nova Lake-Sの店頭販売は早くても2027年1〜3月で、価格やゲーム性能はまだ不明です。今の状況に合わせて、次のように考えるのがおすすめです。
| 今すぐゲームを快適に遊びたい | 現行世代のゲーミングPCを選んでOKです |
| 半年ほど待てる・最新CPUで組みたい | 2027年春以降、ゲームベンチマークが出てから判断すると安心です |
| ゲーム性能を最重視したい | bLLC搭載モデルとRyzen X3Dの比較結果を待つのがおすすめです |
| 今のIntel PCのCPUだけ交換したい | マザーボードごとの交換になるので、予算に余裕を見ておくと安心です |


