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「raytrek ZF」の実機レビュー RTX2070 SUPER搭載

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ドスパラさんから「raytrek ZF」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。

「raytrek ZF」は、Core i9搭載、グラフィックスカードにはNVIDIAの「GeForce RTX 2070 SUPER」を搭載したクリエイター向けPCです。

目次

スペック

raytrek ZF
CPU Core i9-10900K
グラフィック RTX 2070 SUPER(8GB)
メモリ 32GB
ストレージ 512GB NVMe SSD / 4TB HDD
マザーボード Z490(ATX)
電源 750W
ケース LD ブラック(ATX)

公式サイトはこちら

Core i9-10900K搭載(10コア20スレッド)で、グラフィックにはNVIDIA GeForce RTX 2070 SUPERが搭載。クリエイター向けなのでCPU性能が高いモデルです。

メモリも32GB搭載しているのでクリエイティブ作業やゲームを快適に動作可能な高性能PCです。

執筆時のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。

外観




PCケースは梯子をイメージしたLDケースです。冷却性能と拡張性が高いATXのミドルタワー型になります。

背面の映像出力端子はHDMI端子×1、DisplayPort端子x3となっています。




コンソールパネルはUSB3.0x2、カードリーダー、オーディオ端子、電源ボタン、リセットボタンとなっています。底面はゴム足になっています。

内観




左側面のパネルを開閉させると内部にアクセス出来ます。右上に光学ドライブ、右側面にSSD専用の2.5インチシャドウベイを3基搭載可能です。CPUクーラーは空冷のモデルが搭載。(SCYTHE / 虎徹 MarkⅡ)




右側面のパネルを開閉させると2.5/3.5インチシャドウベイを8基も搭載可能です。しかし、すべての拡張ベイを使用する場合は、別売りの拡張ボードや接続ケーブル等が必要になります。マザーボードはPrime Z490-Pが採用されていました。

パーツのメーカーに関しては状況により変更される可能性があります。レビュー機ではこのメーカーのパーツが搭載されていましたという情報です。

ゲーム性能

【定番ベンチマーク】3DMARK


FireStrike


TimeSpy


3DMarkのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。

Fire Strike スコア 21355
Graphics Score 24216
Physics Score 29215
Combined Score 9328
Time Spy スコア 10212
Graphics Score 9827
CPU Score 13130

【重い】ファイナルファンタジー15

解像度 設定 スコア / FPS / 評価
4K
3840×2160
4319 / 43 fps【普通
標準 5142 / 51 fps【やや快適
軽量 7212 / 72 fps【快適
WQHD
2560×1440
7638 / 76 fps【快適
標準 9594 / 95 fps【とても快適
軽量 12938 / 129 fps【非常に快適
フルHD
1920×1080
10459 / 104 fps【とても快適
標準 13756 / 137 fps【非常に快適
軽量 17394 / 173 fps【非常に快適

ベンチマークソフトを使用。フレームレートはスコアから算出した数値になります。

ファイナルファンタジー XVは重量級ゲーム。スコアの評価としては6,000スコア出ていれば快適評価です。

RTX2070 SUPERを搭載しているのでフルHDやWQHD解像度で快適に楽しめます。

【中程度】ファイナルファンタジー14

解像度 設定 スコア / FPS / 評価
4K
3840×2160
最高 9680 / 55 fps【非常に快適
8320 / 64 fps 【非常に快適
標準 18296 / 122 fps【非常に快適
WQHD
2560×1440
最高 16571 / 110 fps【非常に快適
18175 / 123 fps【非常に快適
標準 22666 / 174 fps【非常に快適
フルHD
1920×1080
最高 20514 / 147 fps【非常に快適
20906 / 156 fps【非常に快適
標準 25699 / 221 fps【非常に快適

ベンチマークソフトを使用。フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値になります。

7,000スコアで「非常に快適」評価となります。中程度のゲームであれば4K解像度も視野に入る性能です。

【中程度】Apex Legends

人気FPSゲームのApexでは最高画質では171fps。最低では216fpsを記録しました。FPSゲームも快適に楽しめます。

コア数とスレッド数が多いので表示が小さくて申し訳ないのですが、左上のCPUの箇所を見て頂くと温度は65℃、使用率としては31%でしたので実況や配信といった用途でも余裕を持って快適です。

計測場所:サルベージ

【軽い】ドラクエ10 / PSO2


PSO2


ドラクエ10


PSO2やドラクエ10でも非常に高いスコアが出ています。PSO2は簡易設定6(最高設定)で7万超え、ドラクエ10は4K解像度でも2万スコアオーバーとなりました。

ゲーム性能まとめ

ここまでをまとめます。

4K解像度
WQHD解像度
重いゲーム
中程度のゲーム
軽いゲーム
  1. 4K解像度:FF15のベンチマーク:最高設定で普通評価。
  2. WQHD解像度:FF15のベンチマーク:最高設定で快適評価。
  3. 重量級:FF15のベンチマーク:最高設定でとても快適評価。
  4. 中量級:FF14のベンチマーク:最高設定で非常に快適評価。
  5. 軽量級:軽めのゲームはかなり快適です。

ベンチマーク

CINEBENCH R20




CINEBENCH R20はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。マルチ「7153」、シングル「521」を記録。

上記画像は当サイトで計測した参考数値になります。高い処理性能を持ったCPUです。

PC MARK10

PCMark 10 Essentials Productivity DCC
7043 9816 7984 12098

パソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトが「PCMark 10」です。

SPECviewPerf 13

SPECviewPerf 13はOpenGLの描画性能を比較するベンチマークです。

ストレージの速度

NVMe SSD HDD

NVMe SSDが搭載されているので動作がサクサクでストレスフリーです。4TBのHDDも付いています。

消費電力

アイドル時 3DMARK FireStrike
82 W 292 W

消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。

静音性



アイドル時 3DMARK
41.5 db 45.9 db


アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。体感としては動作音が静かなパソコンと感じました。

温度

室温23℃環境での計測になります。計測ソフトはHWMONITOR-PROを用いてアイドル時と3DMARKのFireStrikeおよびCPU使用率100%になるCINEBENCH R20を実行した際の最大温度になります。CPUグリスのカスタマイズはおすすめです。

水冷オプションが選択出来ると尚良かったですが、静音とトレードオフになる場合も多いので静音求める方におすすめです。

まとめ

「raytrek ZF」は10コア20スレッドのトップレベルの高いCPU性能を持っているので3DCGやゲーム、動画編集や実況・配信などの高い処理性能を要求される用途でも活用出来るクリエイターPCです。

2.5/3.5インチシャドウベイを8基搭載、更にSSD専用の
2.5インチシャドウベイを3基搭載可能なのがLDケースの特徴的な部分です。

PCゲームの場合にはストレージの数はそこまで必要無いと思いますが、写真や動画を撮影し、その素材を保管しておきたい用途でHDDやSSDを大量に積み込みたいという方におすすめのPCケースです。

静音面も良いのでクリエイターの方で静音を求めたいという方にもおすすめのクリエイターPCです。

レビューまとめ

  • CPU性能が高い(トップレベルのCPU性能)
  • フルHDゲームを快適に楽しめる性能
  • 静かなPCなので動作音が気になる方にもおすすめです
  • ゲームプレイも安心の冷却性能
  • CPUエンコードする方は水冷搭載モデルの検討もおすすめ
  • 価格のコストパフォーマンスが良い
  • ケースのストレージ搭載量が多い

raytrek ZFの詳細はこちら

ドスパラ(raytrek)公式サイトはこちら

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