ドスパラさんから「GALLERIA XA5R-67XT」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。
「GALLERIA XA5R-67XT」は、CPUに「Ryzen 5 5600X」を搭載し、ゲームで重要なグラフィックスボードには「RX 6700 XT」を搭載しているのでWQHD解像度でゲームを楽しみたい方におすすめのゲーミングPCです。
144fpsを出したいFPS・TPSゲーマーにも対応する高いパフォーマンスも持っています。
スペック
GALLERIA XA5R-67XT | ||
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CPU | Ryzen 5 5600X | |
グラフィック | RX 6700 XT(12GB) | |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | 1TB NVMe SSD | |
ケース | ミドルタワー |
外観デザイン
PCケースはガレリア専用のSKケース (ATX) です。質感の良い筐体で、左側面はクリアパネル。ガンメタリック塗装の外装はスタイリッシュなデザインです。
電源を投入すると電源ボタンと前面がLEDライトで光ります。RGB-LEDライトの設定については公式サイトでご確認下さい。
コンソールパネルの質感が良く、USBが4つ接続出来ます。斜めになっていてアクセスしやすいです。
背面の映像出力端子は「HDMI端子、DisplayPort端子x3」となっています。複数のモニターを繋ぐ用途でも活用出来ます。
天板と底面にはダストフィルターが付いています。底面のダストフィルターはワンタッチで取り外せてメンテナンス性が高いです。
内観
左側面のパネルを取り外すと内部にアクセス出来ます。右上に光学ドライブ、マザーボード下のエリアにHDD×2台の格納というレイアウトです。
光学ドライブ、HDDはカスタマイズで選択可能です。
ケースファンは14cmなので送風量アップと静音性能の向上の効果に貢献。
右側面のパネルを取り外すと2.5インチ(SSD)、3.5インチ(HDD)の増設が可能です。最下部は電源の格納スペースとなっています。
PCケースの特徴を以下にまとめました。
- ケースの質感が良い
- 歴代ガレリア最高の冷却機構
- ケースがLEDで光る(オフも可能)
- ケースの拡張性が高い(HDD×2・SSD×2搭載可能)
- コンソールパネルが斜めで使いやすくて良い
ゲーム性能
ベンチマークソフトを使用してゲームのパフォーマンスをチェックしました。
3DMARK
3DMARKのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
構成 | 3DMARK TimeSpy |
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Ryzen 9 5900X RX 6800 XT |
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Core i9-10900K RTX3080 |
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Ryzen 7 5800X RTX3070Ti |
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Core i7-11700 RTX3070Ti |
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Core i7-10700K RTX3070 |
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Ryzen 7 3700X RX 6700XT |
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Ryzen 5 5600X RX 6700 XT |
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Core i7-10700 RTX3060 |
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Ryzen 7 3700X RTX3060 |
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Core i7-10700 GTX1660 SUPER |
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Core i7-10700 GTX1660 |
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Ryzen 5 3500 GTX1650 |
TimeSpyの参考スコア比較です。RX 6700 XTは重量級ゲームもWQHD解像度で快適にプレイできる性能を持っています。
ファイナルファンタジー15
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
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4K 3840×2160 |
高 | 4755 / 47 fps 【やや快適】 |
WQHD 2560×1440 |
高 | 8459 / 84 fps 【快適】 |
フルHD 1920×1080 |
高 | 11438 / 114 fps 【とても快適】 |
フレームレートはスコアから算出した数値です。
ファイナルファンタジー15は重量級ゲーム。スコアの評価としては6,000スコア出ていれば快適評価です。12,000スコアで非常に快適になります。
フルHD解像度、WQHD解像度で6,000スコアを超えて快適評価が出ています。重量級ゲームも快適に楽しめます。
製品名 | FF15 高品質比較 |
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Ryzen 7 5800X RTX3070Ti |
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Core i7-10700K RTX3070 |
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Ryzen 5 5600X RX 6700 XT |
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Core i7-10700 RTX3060 |
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Core i7-10700 GTX1660 |
フルHD解像度/高品質の参考スコア比較です。
ファイナルファンタジー14
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 |
最高 | 8902 / 60 fps 【快適】 |
WQHD 2560×1440 |
最高 | 18138 / 123 fps 【非常に快適】 |
フルHD 1920×1080 |
最高 | 23409 / 165 fps 【非常に快適】 |
フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値です。
ファイナルファンタジー14は中程度の描画負荷のゲーム。暁月のフィナーレは15,000スコアで「非常に快適」評価となります。
FF14もフルHD解像度、WQHD解像度で非常に快適に楽しめます。
製品名 | FF14「暁月のフィナーレ」ベンチマーク |
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Ryzen 7 5800X RTX3070Ti |
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Core i7-11700 RTX3070Ti |
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Ryzen 5 5600X RX 6700 XT |
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Ryzen 7 3700X RTX3060 |
フルHD解像度/最高品質の参考スコア比較です。
Apex Legends
人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質150fps前後、最低では200fps前後を記録しました。
144Hzのゲーミングモニターと組み合わせて安定して高fpsを確保出来ます。
「GALLERIA XA5R-67XT」は、Apex Legendsで高フレームレートを出して快適に楽しめるゲーミングPCです。
解像度 | 設定 | FPS |
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フルHD 1920×1080 |
最高 | |
最低 |
計測場所:オリンパス「ドック」
フォートナイト
人気TPSゲームのフォートナイトは画質を上げると中程度の描画負荷のゲーム。画質を下げると軽いゲームです。
最高画質では130fps前後。最低では200fps超えを記録しました。
フォートナイトも高fpsを出して快適に楽しめます。
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
最高 | |
低 |
計測場所:ホーリーハッチェリー、3D解像度は100%に変更
PSO2:NGS
解像度 | 設定 | スコア |
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4K 3840×2160 |
ウルトラ | 3397 |
WQHD 2560×1440 |
ウルトラ | 11483 |
フルHD 1920×1080 |
ウルトラ | 20262 |
PSO2:NGSは10,001以上のスコアで「快適」評価です。設定は最高設定のウルトラ(設定6)です。WQHD解像度で快適に楽しめます。
製品名 | PSO2:NGSベンチマーク |
---|---|
Core i7-11700 RTX3070Ti |
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Ryzen 5 5600X RX 6700 XT |
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Core i7-10700 RTX3060 |
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Core i7-10700 GTX1660 |
フルHD解像度/最高設定の参考スコア比較です。
ゲーム性能まとめ
ここまでをまとめます。
「GALLERIA XA5R-67XT」はWQHD解像度の重量級ゲーム、オンラインゲームにおすすめの性能です。
FPS/TPSゲームで144fpsを出したい方にもおすすめの高性能ゲーミングPCです。
4K解像度 | |
WQHD解像度 | |
フルHD解像度 |
- 4K解像度:FF15のベンチマーク:やや快適評価
- WQHD解像度:FF15のベンチマーク:最高設定で快適評価。
- フルHD解像度:FF15のベンチマーク:最高設定でとても快適評価。
CPU性能
CPU性能をチェックしました。
CINEBENCH
「CINEBENCH R23」「CINEBENCH R20」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
CPU | CINEBENCH R20 |
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Ryzen 7 5800X | |
Core i7-11700K | |
Core i7-11700(125W) | |
Core i7-10700K | |
Ryzen 7 3700X | |
Ryzen 5 5600X | |
Core i7-11700 | |
Ryzen 5 3600 | |
Core i7-9700 | |
Ryzen 5 3500 |
CINEBENCH R20マルチスコア参考比較
表はCINEBENCH R20を当サイトでテストした比較になります。
「Ryzen 5 5600X」はコストパフォーマンスの良いミドルレンジモデルです。ゲームに強いので人気も高いCPUです。
6コア12スレッドなので配信を行いたい方はより上位のCPUを搭載したモデルがおすすめですが、「Ryzen 5 5600X」はコスパ良くゲームをプレイしたい方におすすめのCPUです。
ベンチマーク
総合的なベンチマークでパソコンの性能をチェックしました。
PC MARK10
PCMark 10 | Essentials | Productivity | DCC |
7308 | 9548 | 9425 | 11769 |
パソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトが「PCMark 10」です。
Essentialsはアプリケーションの起動速度、Webブラウジング、ビデオ会議などのPCの基本性能を計測します。
Productivityはオフィスソフトの性能、Digital Content Creation(DCC)は写真編集、動画編集などのクリエイティブ系ソフト性能のスコアとなっています。
構成 | PC MARK10 |
---|---|
Ryzen 9 5900X RX 6800 XT |
|
Ryzen 7 5800X RTX3070Ti |
|
Core i9-10900K RTX3070 |
|
Ryzen 5 5600X RX 6700 XT |
|
Core i7-10700 RTX3060 |
|
Ryzen 7 3700X RTX3060 |
|
Ryzen 5 3600 RTX3060 |
PC MARK10参考比較
ストレージの速度
ゲームではSSDにインストールするとロード時間が短縮される効果や、カクつきを抑える効果が見込めます。
「GALLERIA XA5R-67XT」には1TBのNVMe SSDが搭載されていました。 パソコンの動作がサクサクで、ゲームでもストレスフリーです。
消費電力
アイドル時 | 高負荷時 |
---|---|
消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrikeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。
温度
室温26℃環境での計測になります。計測ソフトはHWMONITOR-PROを用いてアイドル時と3DMARKのFireStrikeおよびCINEBENCH R20を実行した際の最大温度になります。
静音性
アイドル時 | 3DMARK |
40.5 db | 42.3 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
FireStrike実行時の中で、最も動作音の大きい数値です。環境の下限は41db前後です。動作音が非常に静かなゲーミングPCです。
まとめ
「GALLERIA XA5R-67XT」はケースの質感もとても良く、コンソールパネルが斜めになっている部分も使いやすいです。
性能面では、高コスパ「Ryzen 5 5600X」&「RX 6700 XT」搭載で、FPS/TPSゲームを144FPSでプレイしたい方や、WQHD解像度でコスパ良くゲームを楽しみたい方におすすめのゲーミングPCです。
Ryzen 5 5600Xは、ゲームでも高いパフォーマンスを持っているのでコスパ重視の方におすすめのCPUです。
RX 6700 XTは、NVIDIA DLSSには対応していないので、レイトレーシングを本格的に楽しみたい方はRTXグラフィックス搭載モデルも検討してみても良いでしょう。
しかし、WQHD解像度でコスパ良くゲームを楽しめる点や、ビデオメモリが12GB搭載している点はメリットです。
- 筐体の質感が良いモデルを探している方
- 光るゲーミングPCが欲しい方
- WQHD解像度の重量級ゲームをプレイしたい方
- 144fpsでFPS/TPSゲームを楽しみたい方
- コスパ重視でゲーミングPCを選びたい方