サードウェーブさんから「GALLERIA RM5C-R36T」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。
「GALLERIA RM5C-R36T」は、ミドルクラスの「Core i5-12400」&「GeForce RTX 3060 Ti」を搭載しているので、コストパフォーマンスに優れたミドルレンジモデルです。
対戦シューターゲームで144fps / 240fpsを出したい方や、最新の重量級ゲームも高画質で楽しみたい方におすすめのゲーミングPCです。
スペック
GALLERIA RM5C-R36T | ||
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CPU | Core i5-12400 | |
グラフィック | RTX 3060 Ti(8GB) | |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | 500GB NVMe SSD | |
ケース | ミニタワー |
外観デザイン
PCケースはガレリア専用のSKMケース (MicroATX) です。質感の良い筐体で、左側面は一部クリアパネル。ガンメタリック塗装の外装はスタイリッシュなデザインです。
電源を投入すると電源ボタンと前面がLEDライトで光ります。RGB-LEDライトの設定については公式サイトでご確認下さい。
コンソールパネルの質感が良く、USBが4つ接続出来ます。斜めになっていてアクセスしやすいです。
天板はフラットで物を置く事が出来ます。間にメッシュフィルターがあるので、内部にほこりが入りづらい機構になっています。
背面の映像出力端子は「HDMI端子、DisplayPort端子x3」となっています。複数のモニターを繋ぐ用途でも活用出来ます。
底面にはダストフィルターが付いています。底面のダストフィルターはワンタッチで取り外せてメンテナンス性が高いです。
内観
左側面のパネルを取り外すと内部にアクセス出来ます。右上に光学ドライブ、マザーボード下のエリアにHDD×2台の格納というレイアウトです。
ケースファンは14cmなので送風量アップと静音性能の向上の効果に貢献。
右側面のパネルを取り外すとSSD×2台の増設が可能です。最下部は電源の格納スペースとなっています。
PCケースの特徴を以下にまとめました。
- ケースの質感が良い
- 歴代ガレリア最高の冷却機構
- ケースがLEDで光る(オフも可能)
- ケースの拡張性が高い(HDD×2・SSD×2搭載可能)
- コンソールパネルが斜めで使いやすくて良い
ゲーム性能
ベンチマークソフトやゲームをプレイしてパフォーマンスをチェックしました。
3DMARK
3DMARKのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
構成 | 3DMARK TimeSpy |
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Core i7-12700KF RTX 3070 Ti |
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Ryzen 7 5800X RTX3070Ti |
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Core i7-12700F RTX 3060 Ti |
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Core i5-12400 RTX 3060 Ti |
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Ryzen 5 5600X RTX 3060 Ti |
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Core i7-12700F RTX 3060 |
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Core i5-12400 RTX 3060 |
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Core i5-12400F RTX 3050 |
スコアは当サイトの製品レビューで取得した数値になります。
ハイエンド製品の場合にはCPUの性能によってスコア差が出ています。
ミドルクラスでは性能差があまり感じられず、Core i5-12400とRTX 3060 Tiの組み合わせはコストパフォーマンスが高いです。
ファイナルファンタジー15
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 |
高 | 4871 / 48 fps 【やや快適】 |
WQHD 2560×1440 |
高 | 8260 / 82 fps 【快適】 |
フルHD 1920×1080 |
高 | 11263 / 112 fps 【とても快適】 |
フレームレートはスコアから算出した数値です。
ファイナルファンタジー15は重量級ゲーム。スコアの評価としては6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」になります。
重量級ゲームのフルHD / WQHD高品質設定で快適評価です。
ファイナルファンタジー14
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 |
最高 | 9383 / 63 fps 【快適】 |
WQHD 2560×1440 |
最高 | 17914 / 122 fps 【非常に快適】 |
フルHD 1920×1080 |
最高 | 22624 / 160 fps 【非常に快適】 |
フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値です。
ファイナルファンタジー14は中程度の描画負荷のゲーム。暁月のフィナーレは8,000スコアで「快適」、15,000スコアで「非常に快適」評価になります。
フルHD / WQHD最高設定で非常に快適評価です。
PSO2:NGS
解像度 | 設定 | スコア / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 |
ウルトラ | 4665【重い】 |
WQHD 2560×1440 |
ウルトラ | 15640【快適】 |
フルHD 1920×1080 |
ウルトラ | 27855【快適】 |
PSO2:NGSは「10,001以上」のスコアで「快適」評価です。「5,001~10,000」で標準的な動作、「5,000未満」で重い動作判定となります。設定は最高設定のウルトラ(設定6)です。
フルHD / WQHDの最高設定で快適評価です。
Apex Legends
人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質190fps前後、最低では280fps前後を記録しました。
Apex Legendsでコスパ良く144fpsや240fpsを狙いたい方におすすめのゲーミングPCです。
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
最高 | |
低 |
計測場所:キングスキャニオン「砲台」周辺
フォートナイト
人気TPSゲームのフォートナイトの最高画質では140fps前後。最低では320fps前後を記録しました。
フォートナイトも画質設定を調整すると非常に滑らかな描画で快適です。
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
最高 | |
低 |
「TILTED TOWERS BENCHMARK」の平均fps。3D解像度は100%に変更。レイトレーシング / NVIDIA DLSS無効で計測。DirectX12を有効。
ゲーム性能まとめ
ここまでをまとめます。
RTX 3060 Tiは重量級ゲームを高画質でプレイしたい場合や、FPS / TPSゲーム等で高フレームレートを出したい場面で活躍する高性能グラフィックスを搭載しています。
性能的にはフルHD / WQHD解像度の重量級ゲームを楽しめる性能を持っています。
4K解像度 | |
WQHD解像度 | |
フルHD解像度 |
- 4K解像度:FF15:最高設定でやや快適評価。
- WQHD解像度:FF15:最高設定で快適評価。
- フルHD解像度:FF15:最高設定でとても快適評価。
CPU性能
CPU性能をチェックしました。
「CINEBENCH R23」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
製品名 | CINEBENCH R23(マルチ) |
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Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 7 5800X | |
Ryzen 7 5700G | |
Core i5-12400 | |
Ryzen 5 5600X | |
Core i7-11700F | |
Core i5-11400F | |
Ryzen 5 3500 |
CINEBENCH R23マルチスコア参考比較
Core i5-12400は、ビジネス用途や、趣味の画像や動画編集など、幅広く使える性能を持っています。普段使いのパソコン用途としてもおすすめの性能です。
ゲーム用途としてもコストパフォーマンスが高いCPUなので、コスパで選びたい方におすすめのCPUです。
ベンチマーク
PC MARK10
PCMark 10 | Essentials | Productivity | DCC |
7573 | 10129 | 10250 | 11352 |
パソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトが「PCMark 10」です。
Essentialsはアプリケーションの起動速度、Webブラウジング、ビデオ会議などのPCの基本性能を計測します。
Productivityはオフィスソフトの性能、Digital Content Creation(DCC)は写真編集、動画編集などのクリエイティブ系ソフト性能のスコアとなっています。
ストレージの速度
ゲームではSSDにインストールするとロード時間が短縮される効果や、カクつきを抑える効果が見込めます。
500GBのNVMe SSDが搭載されています。 パソコンの動作がサクサクで、ゲームでもストレスフリーです。
消費電力
アイドル時 | 高負荷時 |
---|---|
消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrkeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。
温度
室温25℃環境での計測になります。計測ソフトは「HWMONITOR-PRO」を使用しています。アイドル時と3DMARKのFireStrikeおよびCINEBENCH R23を10分間実行した際の最大温度です。
CPUの温度もグラフィックスボードの温度も低いです。
静音性
アイドル時 | 3DMARK |
41.2 db | 43.1 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
FireStrike実行時の中で、最も動作音の大きい数値です。環境の下限は40db前後です。
まとめ
ガレリアの筐体はケースデザインや質感が良く、コンソールパネルが斜めになっている部分も使い勝手が良いです。
「GALLERIA RM5C-R36T」は、ミドルクラスモデルなので価格のコストパフォーマンスが良い点や、発熱や消費電力がハイエンドモデルのCPUやグラフィックスと比較すると低い点が魅力的です。
性能面ではフルHD / WQHD解像度で快適に楽しめる高性能グラフィックス「RTX 3060 Ti」が搭載しています。
最新ゲームや人気ゲームを快適に楽しめるモデルで、普段使いからゲーム用途まで幅広く使える1台です。
- 筐体の質感が良いモデルを探している方
- 光るゲーミングPCが欲しい方
- eスポーツタイトルで高fps出したい方
- 最新ゲームを快適に楽しみたい方