
「ファイナルファンタジーXV」に待望のWindows版が登場。NVIDIAの技術協力の元PCゲームならではの美麗な画面でゲームを楽しむ事が出来る魅力がある本作は、PCゲーマーなら是非チェックしたい作品です。
PC版FF15の特徴
PC版のメリットとしてはウルトラワイドの対応やNative4K対応などグラフィック関係の向上やNVIDIA DLSS対応です。

- Native 4K(3840×2160)対応、最大8K(7680×4320)対応の超高精細な映像体験が可能
- HDR10対応(HDR表示には、Windows10 Creators update以降のOSと対応するディスプレイが必要)
- NVIDIAの技術的支援を受けて最新のグラフィック表現を実装
- 無料、有料の全てのアップデート、DLCコンテンツ収録
- FPS視点の収録
- ルミナスエンジンはマルチコアCPU対応
推奨スペック
必要動作環境 | 推奨動作環境 | 4K HDR 推奨環境 | |
---|---|---|---|
OS | Windows 7 SP1 Windows 8.1 Windows 10(64bit) | Windows 7 SP1 Windows 8.1 Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-2500 (3.3GHz以上) AMD FX-6100 (3.3GHz以上) | Intel Core i7-3770 (3.4GHz以上) AMD FX-8350 (4.0GHz以上) | Intel Core i7-7700 (3.6GHz以上) AMD Ryzen 5 1600X (3.6GHz以上) |
メモリ | 8GB | 16GB | |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 760 NVIDIA GeForce GTX 1050 AMD Radeon R9 280 | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB AMD Radeon RX 480 | NVIDIA GeForce GTX 1080Ti |
解像度 | 720p | 1080p | 4K(2160p) |
HDD | 100GB以上 | 155GB以上 | |
Direct X | DirectX 11 |
参考情報:FF15公式サイト
公式サイトに記載されているFF15の推奨環境のスペック表です。
CPU

マルチコア対応なのでしっかりとCPUを使ってくれています。
CPUに関しては推奨ではCore i7-3370 3.4GHz以上になります。4K解像度では Core i7-7700 3.6GHz以上が推奨とされています。
メモリ

フルHD最高設定だとメモリはゲーム開始時から既に8.7GBです。ちなみに4Kだと開始時で既に9.6GBでした。つまり最低レベルで16GB必要です。8GB搭載モデルだとゲーム中に落ちてしまう場合もあったので、メモリは16GB搭載モデル以上を選びましょう。
グラフィックス
グラフィックボードは、「GTX 1060(ビデオメモリ6GB)」以上という事で、ある程度のグラボ性能は要求されます。現行モデルだと「GTX 1660」以上がおすすめになります。
4K解像度の場合には「GTX 1080 Ti」以上の環境が推奨となります。
ベンチマークで性能比較をしているのでそちらの項目も確認してみて下さい。
FF15のロード時間はSSDとHDDでどの程度変わる?

NVMe SSD | SSD | HDD |
---|---|---|
20.9 | 20.9 | 40.3 |
20.2 | 21.4 | 37.8 |
20.8 | 21.5 | 40.2 |
ハンマーヘッド~レスタルムをファストトラベルで移動し、3回計測した際のロード時間の比較になります。ゲームのインストール先としてはSSDがおすすめです。
ベンチマークソフトについて

ベンチソフト「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」
自分のPCがどのくらいの性能なのかという点で重宝するベンチマークソフトが公式で用意されています。
12000~非常に快適 | 非常に快適に動作します。高フレームでの動作が可能で、よりリッチな表現のグラフィックス設定を行うことも可能です。 |
---|---|
9000~11999とても快適 | とても快適な動作が見込めます。高フレームでの動作が可能で、より高品質のグラフィックス設定を行うことも可能です。 |
6000~8999快適 | 快適な動作が見込めます。グラフィック設定をより高品質にしても快適に動作すると思われます。 |
4500~5999やや快適 | 標準的な動作が見込めます。余裕があればグラフィック設定の調整をお勧めします。 |
3000~4499普通 | 標準的な動作が見込めます。 |
2500~2999やや重い | ゲームプレイは可能ですが、部分的に動作が重くなります。グラフィック設定の調整をお勧めいたします。 |
2000~2499重い | ゲームプレイは可能ですが、全体的に動作が重く感じられます。グラフィック設定や解像度の調整で改善される可能性があります。 |
0~1999動作困難 | 動作に必要な性能を満たしていません。 |
NVIDIAのSLIやAMDのCrossFireは非対応です。
グラフィック設定は3つのプリセットのみで、高品質、標準品質、軽量品質の中から選択します。
カスタムという項目を選択する事でNVIDIA DLSSを有効にした設定等も可能です。
NVIDIA DLSSは機械学習を活用した超解像技術です。フレームレートを向上させる機能があります。
- 高品質はNVIDIAのGame Worksを積極的に盛り込んだ設定
- 標準品質は推奨環境を想定した設定
- 軽量品質はテクスチャや影の解像度などを下げた設定
12,000で非常に快適評価となりますが、6,000で快適評価となるので合格ラインでしょう。フレームレートを計測すると6,000で60FPSになりました。
FF15 ベンチマーク
実機でベンチマークテストを行いました。解像度別に掲載しているのでゲーミングPC選びの参考にしてみて下さい。
『デスクトップPC』1920×1080 高品質
機種名 | GPU | フルHD高品質設定比較 |
---|---|---|
G-Tune XP-Z | RTX 4090 | |
HP-A-3080Ti | RTX 3080 Ti | |
ZA9R-68XT | RX 6800 XT | |
EP-Z-FGPC | RTX 3080 | |
PP-Z-3070Ti | RTX 3070 Ti | |
EP-A-3070Ti | RTX 3070 Ti | |
ZA9C-R37 | RTX 3070 | |
XA7C-R37T | RTX 3070 Ti | |
XA7C-R37 | RTX 3070 | |
XA5R-67XT | RX 6700 XT | |
Legion T550 | RTX 3070 | |
RM5C-R36T | RTX 3060 Ti | |
HM-B-3060Ti-FGPC | RTX 3060 Ti | |
HN-Z-6700XT | RX 6700 XT | |
XA7R-R37 | RTX 3070 | |
XA7C-R36T | RTX 3060 Ti | |
RM5C-R36 | RTX 3060 | |
EM-B-6600XT-AF | RX 6600 XT | |
HM-B-FGPC | RTX 3060 | |
EN-Z | RTX 3060 | |
LAVIE Direct GX | RTX 3060 | |
RM5R-R36 | RTX 3060 | |
EM-B-FGPC | RTX 3050 | |
XA7C-G60S | GTX 1660 SUPER | |
PM-B | GTX 1660 | |
PL-B | GTX 1650 SUPER | |
GALLERIA DH | GTX 1650 | |
PL-B-A380 | Arc A380 |
フルHD高品質で快適評価になるのでGTX 1660 SUPER以上がおすすめです。
- 快適:GTX 1660 SUPER以上
- とても快適:RTX 3060 / RTX 3060 Ti以上
- 非常に快適:RTX 3070 / RTX 3070 Ti以上
『デスクトップPC』2560×1440 高品質
機種名 | GPU | WQHD高品質設定比較 |
---|---|---|
G-Tune XP-Z | RTX 4090 | |
HP-A-3080Ti | RTX 3080 Ti | |
EP-Z-FGPC | RTX 3080 | |
ZA9R-68XT | RX 6800 XT | |
PP-Z-3070Ti | RTX 3070 Ti | |
XA7C-R37T | RTX 3070 Ti | |
EP-A-3070Ti | RTX 3070 Ti | |
ZA9C-R37 | RTX 3070 | |
XA7C-R37 | RTX 3070 | |
XA7R-R37 | RTX 3070 | |
Legion T550 | RTX 3070 | |
HM-B-3060Ti-FGPC | RTX 3060 Ti | |
HN-Z-6700XT | RX 6700 XT | |
XA5R-67XT | RX 6700 XT | |
RM5C-R36T | RTX 3060 Ti | |
XA7C-R36T | RTX 3060 Ti | |
RM5C-R36 | RTX 3060 | |
HM-B-FGPC | RTX 3060 | |
EN-Z | RTX 3060 | |
LAVIE Direct GX | RTX 3060 | |
EM-B-6600XT-AF | RX 6600 XT | |
RM5R-R36 | RTX 3060 | |
EM-B-FGPC | RTX 3050 | |
PM-B | GTX 1660 |
WQHD高品質で快適評価になるのでRTX 3060以上がおすすめです。
- 快適:RTX 3060以上
- とても快適:RTX 3070以上
- 非常に快適:RTX 3080 / RTX 3080 Ti以上
『デスクトップPC』3840×2160 高品質
機種名 | GPU | 4K高品質設定比較 |
---|---|---|
G-Tune XP-Z | RTX 4090 | |
HP-A-3080Ti | RTX 3080 Ti | |
EP-Z-FGPC | RTX 3080 | |
ZA9R-68XT | RX 6800 XT | |
PP-Z-3070Ti | RTX 3070 Ti | |
XA7C-R37T | RTX 3070 Ti | |
EP-A-3070Ti | RTX 3070 Ti | |
XA7C-R37 | RTX 3070 | |
Legion T550 | RTX 3070 | |
ZA9C-R37 | RTX 3070 | |
HM-B-3060Ti-FGPC | RTX 3060 Ti | |
RM5C-R36T | RTX 3060 Ti | |
HN-Z-6700XT | RX 6700 XT | |
XA7C-R36T | RTX 3060 Ti |
4K高品質は高い処理性能を持ったゲーミングPCが必要です。
評価的にはRTX 3070Ti以上がおすすめですが、ビデオメモリの容量的な側面からはRTX 3080 / RTX 4080以上がおすすめです。
- 快適:RTX 3070 Ti以上
『ノートPC』1920×1080 高品質
機種名 | GPU | フルHD最高品質設定比較 |
---|---|---|
H5-LC | RTX 3070 Ti | |
UL7C-R37 | RTX 3070 | |
H5 | RTX 3070 | |
UL7C-R36 | RTX 3060 | |
E5-165 | RTX 3060 | |
E5-165-R7 | RTX 3060 | |
E7 | RTX 3060 | |
XL7C-R36H | RTX 3060 | |
TUF Dash F15 | RTX 3070 | |
RL5C-R35T | RTX 3050 Ti | |
E5 | RTX 3050 | |
R5-TA5 | RTX 3050 | |
GCL1650TGF | GTX 1650 Ti | |
G-Tune P5 | GTX 1650 | |
DAIV 4P | インテル Iris Xe グラフィックス |
ノートPCの場合にはRTX 3060以上のグラフィックスを搭載したモデルがおすすめです。
- 快適:RTX 3060以上
- とても快適:RTX 3070以上
おすすめのゲーミングPC
GALLERIA RM5C-R36
GALLERIA RM5C-R36 | ||
---|---|---|
![]() | CPU | Core i5-12400 |
グラフィック | RTX 3060(12GB) | |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | 500GB NVMe SSD | |
ケース | ミニタワー |
「GALLERIA RM5C-R36」はインテル第12世代プロセッサー&RTX 3060搭載のミニタワー型のゲーミングPCです。
RTX 3060搭載でオンラインゲームや重量級ゲームなど様々なゲームを幅広く楽しめる性能を持ったゲーミングPCです。
G-Tune HM-B-3060Ti-FGPC
G-Tune HM-B-3060Ti-FGPC | ||
---|---|---|
![]() | CPU | Core i7-12700F |
グラフィック | RTX 3060 Ti(8GB) | |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | 1TB NVMe SSD | |
ケース | ミニタワー |
「G-Tune HM-B-3060Ti-FGPC」は、RTX 3060 Tiを搭載したミドルスペックゲーミングPCです。ミニタワー型なのでミドルタワー型と比較すると一回りコンパクトです。
スタイリッシュな外観デザインで、マットな質感のゲーミングPCです。重量級ゲームも快適に動作出来る性能を持っています。
GALLERIA XA7C-R37
GALLERIA XA7C-R37 | ||
---|---|---|
![]() | CPU | Core i7-12700 |
グラフィック | RTX 3070(8GB) | |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | 1TB NVMe SSD | |
ケース | ミドルタワー |
「GALLERIA XA7C-R37」は、最新グラフィックスボードの「RTX 3070」を搭載したモデルです。
タイトルによっては4K解像度でも楽しめる高性能モデルです。WQHD解像度の重量級ゲームにもおすすめの性能を持っています。
GALLERIA XA7C-R48
GALLERIA XA7C-R48 | ||
---|---|---|
![]() | CPU | Core i7-12700 |
グラフィック | RTX 4080(16GB) | |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | 1TB NVMe SSD | |
ケース | ミドルタワー |
「GALLERIA XA7C-R48」は、第12世代CPU&ハイエンドグラフィックス「RTX 4080」を搭載したハイエンドモデルです。
最高クラスの環境でPCゲームを楽しみたい方におすすめのハイエンドゲーミングPCです。
おすすめのゲーミングノートPC
GALLERIA XL7C-R36H
GALLERIA XL7C-R36H | ||
---|---|---|
![]() | CPU | Core i7-12700H |
グラフィック | RTX 3060(6GB) | |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | 512GB NVMe SSD | |
液晶 | 16.0型 WUXGA (165Hz) |
「GALLERIA XL7C-R36H」は最新グラフィックス「GeForce RTX 3060」搭載。重量級ゲームを快適に楽しみたい方におすすめのスペックです。
GALLERIA ZL7C-R37TH
GALLERIA ZL7C-R37TH | ||
---|---|---|
![]() | CPU | Core i7-12700H |
グラフィック | RTX 3070 Ti(8GB) | |
メモリ | 32GB | |
ストレージ | 1TB NVMe SSD | |
液晶 | 16型 WUXGA (165Hz) |
「GALLERIA ZL7C-R37TH」は、「GeForce RTX 3070 Ti」が搭載しているので重量級ゲームを快適に楽しみたい方におすすめのスペックです。
GeForce RTX 3070 Ti(ノート)のベンチマーク
グラフィックス設定について

プリセットは「最高、高、標準、低」とありますが、低設定だけは避けたいです。テクスチャが非常に貧弱なので出来れば標準設定以上が望ましいです。他の設定としてはTurf Effectsだけはオンにした方が個人的には良いと感じます。
以下の画像はTurf Effectsのオンとオフ、最高設定と最低設定の比較になっています。
DLSSについて
NVIDIA DLSSを使用するにはNVIDIAのRTXグラフィックスボードが必須になります。

DLSS | テンポラルAA |
---|---|
66 fps | 49 fps |
解像度:4K / 最高設定+NVIDIAの設定を全てオンにした状態でレスタルムという町で特定のコースで計測。
通常のFF15で計測するとRTX2080Tiの性能を持ってしても49fpsでした。しかし、DLSSを適用すると66fpsまでフレームレートが大幅にアップしています。
DLSS | テンポラルAA |
---|---|
![]() | ![]() |
64 fps | 49 fps |
ハンマーヘッドで同様の位置で計測しました。こちらもフレームレートが向上しています。画像はクリックで拡大します。
ちなみにNVIDIAの設定を全てオフにして4K最高設定でDLSSを有効にして計測するとどうなるのかというと、84 fpsでした。NVIDIAの設定を切ると更に快適にプレイが出来ます。
RTXグラフィックスボードはNVIDIA DLSSの他にもリアルタイムレイトレーシングなどの先進的な映像技術にも対応しています。単純に処理性能が高いという特徴もあります。
気になった方はRTXグラフィックス搭載モデルをチェックしてみて下さい。