
『GTA6(グランド・セフト・オートVI)』は、シリーズ史上最大規模のスケールと最新技術を備えた最新作です。舞台はバイスシティ、シリーズ初の女性主人公、進化したビジュアルなど、次世代仕様の要素が多数盛り込まれています。
そして多くのPCゲーマーが気にしているのが「PC版ではどれくらいのスペックが必要になるのか?」という点です。
現時点で公式の動作環境は未発表ですが、過去作『レッド・デッド・リデンプション2(RDR2)』や、近年の重量級タイトルの推奨スペックを踏まえることで、GTA6に求められる性能をある程度予測できます。
この記事では、GTA6の特徴、予想推奨スペック、そしておすすめPCをご紹介します。
▼ おすすめゲーミングPC3選
GTA6(グラセフ6)の特徴

- 舞台は「バイスシティ」
- シリーズ初の女性主人公「ルシア」
- グラフィック表現の大幅進化
まずは公式にアナウンスされている情報を整理しておきましょう。
舞台はシリーズファンにはおなじみの「バイスシティ」です。フロリダ州をモチーフにした広大なマップは、都市部だけでなく自然豊かな郊外や湿地帯まで作り込まれており、前作『GTA V』以上の規模が期待されています。
これまで男性主人公が中心だったGTAシリーズですが、『GTA6』では初めて女性主人公「ルシア」が登場。相棒の男性キャラクターとともに物語が進行し、2人の視点で展開するストーリーが特徴です。
公開された公式トレーラーからも、キャラクターの質感、街の群衆描写、光や反射の表現が格段にリアルになっていることが分かります。
都市の密度や表現のリアリティは大幅に進化しており、従来以上にPCの処理性能が問われることが予想されます。
発売日と対応機種
『GTA6』は2026年11月19日に発売予定で、対象プラットフォームはPlayStation 5とXbox Series X|Sです。
現時点で PC版の発売は発表されていません。ただし過去作(『GTA V』『レッド・デッド・リデンプション2』など)と同じように、家庭用機向けに先行リリースされ、その後にPC版が登場する可能性は高いです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年11月19日 |
| 対応機種 | PS5 / Xbox Series X|S |
GTA6(グラセフ6)の延期について
| 日付 | 延期回数 | 内容 |
|---|---|---|
| 2025年5月2日 | 第1の延期発表 | 2025年秋から 2026年5月26日 に発売を延期。期待される品質を届けるため追加時間が必要と謝罪。 出展:GTA6公式サイト 『グランド・セフト・オートVI』発売日が2026年5月26日に |
| 2025年11月6日 | 第2の延期発表 | 発売日が2026年11月19日変更。再度、品質確保のためという理由です。 出展:GTA6公式サイト 『グランド・セフト・オートVI』発売が2026年11月19日に |
Rockstar Gamesは、大型タイトルの品質確保に時間をかける傾向があり、過去作でも発売が延期された例があります。『GTA5』や『RDR2』なども、開発期間延長を経てリリースされました。
GTA6(グラセフ6)の予想必要スペック
| 予想必要動作環境 | |
|---|---|
| OS | Windows 10以上(64ビット) |
| CPU | Intel Core i5-8500 AMD Ryzen 5 2600X |
| メモリ | 16 GB |
| GPU | NVIDIA GeForce GTX 1060 AMD Radeon RX 6500 XT |
| ストレージ | 150GB以上(SSD必須) |
過去作『GTA5』『RDR2』に採用されたRAGEエンジン(ロックスター・アドバンスド・ゲーム・エンジン)は「低スペックでも動作させられる一方で、最高設定は非常に重い」という特徴を持っています。
GTA5(グラセフ5)はGTX 660クラスでも快適に動作し、RDR2もGTX 1060といった比較的古いGPUで遊べる最適化が施されていました。その反面、最高設定では極めて負荷が高く、ハイエンドPCの性能を存分に引き出す設計となっています。
この流れを考えると、GTA6でも「最低スペックはそれほど高くないものの、最高設定では非常に重くなる」という構造になる可能性が高いと予想されます。
ただし、近年は『Assetto Corsa Rally』のように最低スペックにRTX 2080を要求するなど、最新ゲームが全体的に重くなっているのも事実です。
最低画質であれば比較的低いスペックでも動くと思われますが、美しいグラフィックで快適にプレイしたい場合は、ある程度高性能なPCを選ぶことをおすすめします。
GTA6(グラセフ6)の予想推奨スペック

ゲームが快適に動作する性能の目安を「推奨スペック」と呼びます。『GTA6』のPC版推奨動作要件はまだ公開されていないため、ここでは過去作(GTA5 / RDR2)の傾向や最新ゲームの要求スペックをもとにした予想推奨スペックを掲載しています。
『GTA6』の映像クオリティや過去作の傾向を踏まえると、かなり高いスペックが求められる可能性が高いでしょう。
参考になるのは、同じRockstar Gamesの『レッド・デッド・リデンプション2』のPC版。
公式の推奨スペックでは「GTX 1060」が基準でしたが、当サイトの検証では フルHD最高画質で安定して60fpsを狙うなら「RTX 4060 Ti」以上が望ましいという結果でした。
このことから、『GTA6』では公式要件よりもワンランク上のパーツが実際には必要になると考えられます。最新ハードの進化やグラフィック表現の強化を踏まえると、以下のような構成が現実的なラインになるでしょう。
フルHD/ 高設定 / 60fps目安
| 予想推奨動作環境 | |
|---|---|
| OS | Windows 11(64ビット) |
| CPU | Intel Core i7-12700 AMD Ryzen 7 5800X |
| メモリ | 32GB |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5070 NVIDIA GeForce RTX 4070 NVIDIA GeForce RTX 3080 AMD Radeon RX 6800 XT |
| ストレージ | 150GB以上(SSD必須) |
『GTA6』は PS5やXbox Series X|Sでも発売予定のため、最低限の動作ラインは家庭用ゲーム機相当と考えられます。
ただPCでは「高フレームレート」「画質設定の自由度」「レイトレーシング活用」「MOD導入」など、より負荷の大きいプレイが想定されるため、実際には上記のようなワンランク上のパーツ構成がおすすめです。
WQHD/ 高設定 / 60fps目安
| 予想推奨動作環境 | |
|---|---|
| OS | Windows 11 |
| CPU | Intel Core i7-13700K AMD Ryzen 7 7800X3D |
| メモリ | 32 GB |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5070 NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti AMD Radeon RX 7900 GRE |
| ストレージ | 150GB以上(SSD必須) |
WQHD解像度は、フルHDよりも描画する情報量が多いためより高い性能が求められます。
その分だけ映像は格段に美しく、臨場感のあるプレイが可能になりますが、快適に楽しむにはワンランク上のグラフィックス性能を備えたPCが必要です。

ウルトラワイドモニターで楽しみたい方もこちらのスペックを参考にしてみて下さい。
4K/ 高設定 / 60fps目安
| 予想推奨動作環境 | |
|---|---|
| OS | Windows 11 |
| CPU | Intel Core i9-14900K AMD Ryzen 9 7950X3D |
| メモリ | 32 GB |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5080 NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti AMD Radeon RX 9070 XT |
| ストレージ | 150GB以上(SSD必須) |
『GTA6』を4K解像度でプレイする場合、フルHDやWQHDに比べて描画する情報量が大幅に増えるため、極めて高い処理性能が求められます。
その分、映像の細部まで鮮明に描写され、臨場感の高いゲーム体験が可能になります。
実際に快適な環境を整えるには、十分なビデオメモリ容量と高いグラフィックス性能に加え、DLSSやフレーム生成といった最新のAI技術を活用できることが重要です。
これらを踏まえると、RTX 5070 Ti以上のGPUを搭載した構成が4K解像度でのプレイに適した目安となるでしょう。

参考タイトル一覧
GTA6の予想推奨スペックを考えるにあたり、参考にしたのが以下の推奨スペックです。
▶ RAGEエンジンの前作(最も参考になる)
| タイトル | 最低スペック | 推奨スペック | 備考 |
|---|---|---|---|
| RDR2 | GTX 770 Core i5-2500K | GTX 1060 Core i7-4770K | RAGEエンジン |
| GTA5 エンハンスト | GTX 1630 Core i7-4770 | RTX 3060 Core i5-9600K | RAGEエンジン |
| GTA5 レガシー | NVIDIA 9800 GT 1GB Core 2 Quad CPU Q6600 | GTX 660 Core i5 3470 | RAGEエンジン |
▶ 近年の重量級タイトル(重さの基準として参考)
| タイトル | 最低スペック | 推奨スペック | 備考 |
|---|---|---|---|
| ボーダーランズ4 | RTX 2070 Core i7-9700 | RTX 3080 Core i7-12700 | 最も重いシナリオの推奨 |
| Dying Light: The Beast | GTX 1060 Core i5-13400F | RTX 3070 Ti Core i5-13400F | 最も重いシナリオの推奨 |
| Assetto Corsa Rally | RTX 2080 Core i7-10700K | RTX 3070 Core i5-12600K | 最低スペックが異常に重い |
| 紅の砂漠 | GTX 1060 Core i5-8500 | RTX 2080 Core i5-11600K | 高グラフィックのオープンワールド |
▶ 最適化が優秀なタイトル(負荷の比較材料として)
| タイトル | 最低スペック | 推奨スペック | 備考 |
|---|---|---|---|
| ARC Raiders | GTX 1050 Ti Core i5-6600K | RTX 2070 Core i5-9600K | UE5作品として最適化が極めて優秀 |
| Clair Obscur: Expedition 33 | GTX 1060 6 GB Core i7-8700K | RTX 3060 Ti Core i7-12700K | UE5作品として最適化が優秀 |
GTA6(グラセフ6)におすすめのゲーミングPC

GTA6におすすめのゲーミングPCをご紹介します。
Lightning-G AV-Ti7XB

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 5700X |
| グラフィック | RTX 5060 Ti(16GB) |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 500GB NVMe SSD |
| ケース | ミニタワー |
| 価格 | 21万円台~ |
「Lightning-G AV-Ti7XB」は、フルHD〜WQHD環境で最新ゲームを快適に遊びたい人に向いたバランス型のゲーミングPCです。
CPUには性能重視モデルの「Ryzen 7 5700X」を、グラフィックスには高性能な「GeForce RTX 5060 Ti」を搭載しています。
VRAM16GBの余裕により、高解像度テクスチャMODや重量級タイトルを本格的に楽しみたい人にも対応できる構成です。
Lightning-G AF7XB

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 7800X3D |
| グラフィック | RTX 5070(12GB) |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 500GB NVMe SSD |
| ケース | ミニタワー |
| 価格 | 28万円台~ |
「Lightning-G AF7XB(Ryzen 7 7800X3D搭載)」は、ミニタワー型のコンパクトなゲーミングPCです。
ガレリア製品の同等スペックモデルと比較しても、コストパフォーマンスに優れたモデルとなっています。
CPUには、ゲーム性能に定評のある「Ryzen 7 7800X3D」、GPUには、本格的なゲーミングが楽しめる「GeForce RTX 5070」を搭載。
最新の重量級ゲームやFPS / TPSタイトルも、快適にプレイできるハイスペック構成です。

GALLERIA XPC7A-R57T-GD

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 7 265F |
| グラフィック | RTX 5070 Ti(16GB) |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| ケース | ミドルタワー |
| 価格 | 37万円台~ |
「GALLERIA XPC7A-R57T-WL」は、CPUに性能重視モデル「Core Ultra 7 265F(20コア/20スレッド)」を搭載し、高性能グラフィクス「GeForce RTX 5070 Ti」を採用。ハイエンド志向のデスクトップゲーミングPCです。
最新ゲームを高画質設定で楽しめるのはもちろん、WQHDから4K環境も視野に入る性能。さらにマルチタスクや映像編集などのクリエイティブ用途にも余裕を持って対応できます。
配信者やクリエイターにとっても理想的な一台です。安定のガレリアで使い勝手も極めて良好。

GALLERIA XDR7A-R58-GD

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9800X3D |
| グラフィック | RTX 5080(16GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| ケース | ミドルタワー |
| 価格 | 53万円台~ |
「GALLERIA XDR7A-R58-GD」は、圧倒的ゲーム性能の「Ryzen 7 9800X3D」&最新のハイエンドグラフィクス「RTX 5080」搭載。
32GBメモリと1TB NVMe Gen4×4 SSDを標準装備し、重厚なゲームやマルチタスクも余裕でこなせます。
4K解像度の最重量級ゲームも快適に楽しめる性能を持っています。

GTA6(グラセフ6)におすすめのノートPC

GTA6におすすめのノートPCをご紹介します。
GALLERIA ZL9R-R57T-6

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 9 9955HX |
| グラフィック | RTX 5070 Ti(12GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| 液晶 | 16型 2,560×1,600 WQXGA(300Hz) |
| 重量 | 約 2.4kg |
| 価格 | 38万円台~ |
「GALLERIA ZL9R-R57T-6」は、最新CPU「AMD Ryzen 9 9955HX(16コア/32スレッド、最大5.40GHz)」を搭載し、マルチタスクから重量級3Dゲームまで圧倒的な処理性能を発揮。
グラフィックスは最新世代「NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU」搭載。ノートPCでもデスクトップ級のビデオメモリを搭載し、高画質ゲーミングを楽しめます。液晶はWQXGA(2,560×1,600)と300Hzで遅延の少ないゲームプレイが可能です。
加えて、32GBメモリに1TB NVMe SSDを標準搭載し、大容量ゲームや動画編集も快適です。

OMEN MAX 16

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 9 275HX |
| グラフィック | RTX 5080(16GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| 液晶 | 16型 2560×1600 WQXGA(240Hz) |
| 重量 | 約 2.68 kg |
| 価格 | 39万円台~ |
\ セールで41% OFF /
「OMEN 16」は、インテル第14世代Core Ultra 9 275HX」&「RTX 5080」を搭載したゲーミングノートPCです。RTX 5080搭載なのでビデオメモリ16GB搭載なのが特徴的です。
32GBの大容量メモリが標準搭載で、メモリ消費量が多いゲームタイトルにも適しています。重量級ゲームを本格的に楽しみたい方におすすめのモデルです。
GTA6(グラセフ6)に関するよくある質問(FAQ)

GTA6のPC版は発売されますか?
過去作(GTA5 / RDR2)がいずれもPC版を発売しているため、PC版も発売される可能性は極めて高いです。
GTA6のPC版に必要なスペックはどれくらいですか?
公式発表はありませんが
- RAGEエンジンの過去作(RDR2・GTA5)
- 近年の重量級タイトル
- 最適化の優秀なタイトル
のスペックを基に、予想推奨スペックを本記事内に掲載しています。
GTA6は重いゲームになりますか?
高確率で重量級タイトルになると予想されます。
- RDR2のような高負荷のRAGEエンジンが採用
- オープンワールドの広さ、NPC密度が大幅に向上
- レイトレーシングを標準採用する可能性が高い
ただし、RAGEエンジンは「低画質なら軽いが高画質は極めて重い」というスケーラブルな特徴があるため、最低設定はそれほど重くならないと予想します。
フルHD/WQHD/4Kで遊ぶ場合、どれくらいのGPUが必要ですか?
記事内で解像度別に予想推奨スペックを掲載していますが、一般的なPCゲームの推奨目安としては以下の通りです。
- フルHD:RTX 5060クラス
- WQHD:RTX 5070クラス
- 4K:RTX 5080クラス
GTA6はレイトレーシング(RT)に対応しますか?
公式発表はありませんが、GTA5 エンハンスト版で対応してる事から、レイトレーシングに対応する可能性は非常に高いです。
GTA6にMODは使えますか?(PC版)
公式発表ではありませんが、Rockstarは過去作同様にシングルプレイでのMODには比較的寛容です。ただしオンラインでは利用不可になる可能性が高いです。
GTA6のダウンロードサイズ(容量)はどれくらい?
正式発表はありませんが、RDR2が150GBという事を考えると、150GB以上になる可能性があります。
おすすめのBTOメーカーはある?
- ドスパラ:配送が速い&コスパが良い。すぐに欲しいならドスパラがおすすめ
- マウスコンピューター:標準3年保証&送料無料。保証を求めるなら最安値級になる場合もある
- パソコン工房:商品数が多い。ピラーケースなどのデザイン性に優れたモデルのコスパも良い。
- フロンティア:ローンで買わないなら最安値級のセールが開催。金利手数料がかかるのがデメリット
- OZgaming:業界最安値級のセールが開催。支払い方法が少ないのがデメリット
出荷の速さで選ぶならドスパラ。
安心の標準3年保証などサポート重視ならマウスコンピューターがおすすめです。
豊富な商品ラインナップを求めるならパソコン工房。
最安クラスを狙うなら、フロンティアやOZgamingのセールをチェックしましょう。
まとめ
GTA6の予想推奨スペックと、おすすめのゲーミングPCをご紹介しました。
GTA6は高負荷が予想されるタイトルのため、快適に遊ぶには解像度に合ったPCスペックが大切です。
余裕を持ってプレイしたい方は、RTX 5060 TiやRTX 5070クラスを選んでおくと長く安心して使えます。
公式情報が出たタイミングで、あらためて内容を更新する予定です。














