CorsairのハイエンドゲーミングキーボードのK95 RGB PLATINUMを購入したので実機レビューしていきます。
K95の特徴としては、マクロキーが搭載している事。10キーが搭載している事。LEDイルミがキーボードの他にも筐体上部のラインが光る事などがあります。
キー配置は日本語配列で、英字配列は国内では取り扱いが無いので欲しい方は米国Amazon等から自分で仕入れる必要があります。
CorsairはCherryの最新軸を独占的に使えるので競合他社と比較すると優位性があります。
外観
LEDの光り方等はCorsairの「Corsair Utility Engine」で変更可能です。キーピッチは未公開ですが、実測約19mm、キーストロークも未公開ですが、実測約3.2mm。
キーが筐体から浮いているようなデザインになっていて、筐体は航空機グレードのアルマイト加工を施したアルミフレームとなっていて軽量かつ高耐久となっています。フレームはヘアライン加工になっていて高級感があります。
また、USBでのフルキーロールオーバーに対応していて全てのキーを押しても反映されます。同時押しでのプレイが多いゲームで必須ですが、PS/2コネクタで無くUSBで対応しているのは嬉しい方が多いかと思います。
マクロキーは左側に並んでいますが、段差があるので誤爆は発生しにくいと思います。意図的に押そうと思わなければキーは押せないくらいには離れています。
左上にあるボタンは左からプロファイル切り替え、バックライトのオンオフ、Windowsのロックキーとなっています。
中央にはCorsairのロゴが配置されています。こちらもLEDで光ります。
右上に配置されたミュートボタンとスクロールで音量調整が可能なボリュームバー。その下に音楽再生ソフト等で使用できるボタンが配置されています。実際にitunesとfoobar2000で使用してみましたが、使えました。
USB接続端子
USBは2つ差し込みます。ケーブルは編み込みタイプで太いです。実測約7mmあります。今まで使っていたAPEX M500は実測約4.5mmだったのでかなり太いという印象を受けました。
ケーブルは途中で分岐して2つになっていますが、分岐点の箇所はこのように簡単には壊れなさそうな工夫がしてあります。
パームレスト
パームレストは本体にスライドさせる形で押し込むとハマります。着脱は手軽に行えます。パームレストの上にラバーが乗る形になっていて好みに合わせてラバーの形状を変える事が可能です。
ラバーの表と裏で質感が異なるので単純にひっくり返せば違う質感になります。
1つは凹凸感のある形状になっています。グリップ力を効かせたい場合にはこちらですね。
もう1つはつるっとした表面で滑りやすい形状になっています。好みに合わせて選択出来ます。
キーキャップが付属
Wが2つ、Dが2つ、QERASFがそれぞれ1つずつはいっています。正直これをWASDに交換しないと個人的には使いづらいと感じました。
実際に使用してみての感想
実際にキーを打鍵してみると今まで使用していたSteelSeriesのAPEX M500(赤軸)と比較すると圧倒的にキーを軽く打つ事が可能で、疲労感の低減になります。
購入目的としてゲームももちろん用途として入っているのですが、ゲーム以外の部分で日常的に使用するシーンで特に恩恵を受けたと感じます。
文字入力をする際の疲労感が軽減されて、長時間タイプしていても指の疲れを感じにくくなりました。ただ、慣れが多少必要である程度丁寧に押す事を心がけないと認識が早すぎて2回入力してしまうという事案は発生していたのでやり直しをする事も多かったです。
ここが良かった点
パームレストがあると快適
今までパームレストを使った事が無かったので使ってみると打鍵時は快適になります。ゲーム中は正直使いませんが、文字入力時のマウスから手を離してキーボードを打鍵する時に効果を感じます。
キーキャップを変更可能
最初に打鍵した時にポジションが掴めずにいつもAの場所に小指を置いているのですが、そこをCAPS LOCKの位置に置いてしまうという状況が続いて慣れが必要なのかなと思いましたが、キーキャップを最初から付属していた物に変更すると一瞬で解決し、以降は快適に打鍵する事が可能になりました。
キーの反応速度は速い
「Cherry MX Speed(シルバー軸)」搭載という事でアクチュエーションポイントが1.2mmになっているのが最大の特徴です。
ただ、ちょっと触っただけですぐ反応してしまうという事は感じませんでした。打鍵しようと思って打ったと脳が認識した瞬間にはもう入力されるくらいには速いですが、ただ指を乗っけただけで勝手に入力がされているというレベルでは無いです。
具体例を上げるとRealforceの変荷重タイプの押下圧が30gのキーやALL30g荷重のタイプだと無意識に手を落いているだけでキーが反応してしまうというのが頻発するのでそこは本機は45gの押下圧なので一般的なメカニカルキーと同じ感覚で使用可能だと思います。
ただ、反応速度が速いだけです。なので誤爆は最初あると思います。1回入力していたと思ったけど2回押しているみたいな。
ここがダメな点
価格が高ければ全て良いとはなりません。本機も個人的にはここが良くないなと思った箇所があります。
スペースキーがクリック感が強い
スペースキーだけ打鍵感が他のキーと違い、クリック感があります。スペースキーの端で打鍵すると特にそう感じます。
FPSでプレイしているとWASDで移動しながらスペースキーでジャンプすると思うのですが、その際に引っかかりを感じます。スペースキーの中心部分で打鍵すれば引っかかりが無いのかなと思ってそこを打鍵しても端ほどでは無いにしろどちらもクリック感があります。
スペースキーを注視してみると他のキーよりも長い事で打鍵感が変わっているのかな?と最初思いました。
中を開けてみる他のキーと違い左右に黒い軸が配置されています。おそらくこのせいでクリック感を感じているのだろうと思います。中央を打鍵した時と左右を打鍵した時の感覚がまるで違います。
致命的か?と言われるとそこまでではありませんが、特に最初は違和感は感じると思います。
他のキーはクリック感が打鍵時に無いです。なのでスペースキーだけクリック感が若干あるのが特に気になるのかもしれません。
まとめ
- キーボード入力が速く打てるので指の疲れを感じていた方におすすめ
- カラーのキーボードイルミが好きな方は毎日クリスマス気分を味わえます
- ボリュームバーが地味に便利
- 筐体の剛性感や高級感はGood!
- スペースキーだけ打鍵感が違うので最初は違和感を感じると思います
これを買ったからと言ってゲームが劇的に上手くなるとかは多分無いです。ただ、快適にゲームや作業を行える事は間違いなく、疲労感の軽減や長時間のプレイや作業で確実に効いていると実感しています。
3時間くらいFPSやっていると左手のWASDをずっと押しているので小指と薬指が個人的に動かなくなったり鈍くなっりしていたのですが、キーが軽く押せるので長時間プレイでも快適になりました。
後はこの文章もK95で書いていますが、いつもよりも快適に文字入力を出来ています。なのでクリエイターの方、ライターの方とかにもおすすめですね。
- Corsair K95 RGB PLATINUM(今回レビューした全部入り)
- Corsair K70 RGB RAPIDFIRE(マクロキーが無い、ライトエッジが無い)
- Corsair K65 RAPIDFIRE(マクロキーが無い、ライトエッジが無い、10キーが無い)
いずれもCherryMX Speed軸ですが、価格が大きく異るのでコスパに優れるK70や10キーもいらないのであればK65もおすすめです。