ドスパラさんから「ガレリア RM5R-R36」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。
「ガレリア RM5R-R36」は、CPUにAMD「Ryzen 5 3600」を搭載し、ゲームで重要なグラフィックスボードにはNVIDIAの「GeForce RTX3060」を搭載しているので最新ゲームを楽しみたい方におすすめのスペックです。
スペック
ガレリア RM5R-R36 | ||
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CPU | Ryzen 5 3600 | |
グラフィック | RTX 3060(12GB) | |
メモリ | 16GB | |
ストレージ | 512GB NVMe SSD | |
ケース | ミニタワー |
CPUは第3世代Ryzenの「Ryzen 5 3600」が搭載。性能とコストのバランスに優れるミドルレンジモデルです。
グラフィックスボードにはNVIDIAの「GeForce RTX 3060」を搭載しているので、人気ゲームや最新ゲームもフルHD解像度で楽しめる性能です。
全体的にコストパフォーマンスに優れているモデルになります。
外観デザイン
PCケースはガレリア専用のSKMケース (MicroATX) です。質感の良い筐体で、左側面は一部クリアパネル。ガンメタリック塗装の外装はスタイリッシュなデザインです。
電源を投入すると電源ボタンと前面がLEDライトで光ります。RGB-LEDライトの設定については公式サイトでご確認下さい。
コンソールパネルの質感が良く、USBが4つ接続出来ます。斜めになっていてアクセスしやすいです。
背面の映像出力端子は「HDMI端子、DisplayPort端子x3」となっています。複数のモニターを繋ぐ用途でも活用出来ます。
天板と底面にはダストフィルターが付いています。底面のダストフィルターはワンタッチで取り外せてメンテナンス性が高いです。
内観
左側面のパネルを取り外すと内部にアクセス出来ます。右上に光学ドライブ、マザーボード下のエリアにHDD×2台の格納というレイアウトです。
ケースファンは14cmなので送風量アップと静音性能の向上の効果に貢献。
右側面のパネルを取り外すとSSD×2台の増設が可能です。最下部は電源の格納スペースとなっています。
PCケースの特徴を以下にまとめました。
- ケースの質感が良い
- 歴代ガレリア最高の冷却機構
- ケースがLEDで光る(オフも可能)
- ケースの拡張性が高い(HDD×2・SSD×2搭載可能)
- コンソールパネルが斜めで使いやすくて良い
ゲーム性能
ベンチマークソフトやゲームをプレイしてパフォーマンスをチェックしました。
3DMARK
3DMARKのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
構成 | 3DMARK TimeSpy |
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Core i9-10900K RTX3080 |
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Core i7-10700K RTX3070 |
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Ryzen 7 3700X Radeon RX 6700XT |
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Core i9-10900K RTX2070 SUPER |
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Ryzen 7 3700X RTX3060 |
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Core i7-10700 RTX2060 SUPER |
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Ryzen 5 3600 RTX3060 |
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Core i7-10700 GTX1660 SUPER |
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Core i5-9400 GTX1650 SUPER |
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Ryzen 5 3500 GTX1650 |
TimeSpyの参考スコア比較です。RTX3060は前世代のRTX2060 SUPERと同等クラスの性能を持っています。
ファイナルファンタジー15
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 |
高 | 3791 / 37 fps【普通】 |
標準 | 4474 / 44 fps【普通】 | |
軽量 | 6236 / fps【快適】 | |
WQHD 2560×1440 |
高 | 6466 / 64 fps【快適】 |
標準 | 8287 / 82 fps【快適】 | |
軽量 | 10839 / 108 fps【とても快適】 | |
フルHD 1920×1080 |
高 | 8680 / 86 fps【快適】 |
標準 | 11632 / 116 fps【とても快適】 | |
軽量 | 14046 / 140 fps【非常に快適】 |
フレームレートはスコアから算出した数値です。
ファイナルファンタジー15は重量級ゲーム。スコアの評価としては6,000スコア出ていれば快適評価です。12,000スコアで非常に快適になります。
ファイナルファンタジー14
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 |
最高 | 7181 / 48 fps【非常に快適】 |
高 | 8318 / 55 fps【非常に快適】 | |
標準 | 14205 / 98 fps【非常に快適】 | |
WQHD 2560×1440 |
最高 | 13236 / 91 fps【非常に快適】 |
高 | 13993 / 99 fps【非常に快適】 | |
標準 | 16994 / 140 fps【非常に快適】 | |
フルHD 1920×1080 |
最高 | 15288 / 118 fps【非常に快適】 |
高 | 15700 / 125 fps【非常に快適】 | |
標準 | 18648 / 166 fps【非常に快適】 |
フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値です。
ファイナルファンタジー14は中程度の描画負荷のゲーム。7,000スコアで「非常に快適」評価となります。最高画質設定でも快適に楽しめます。
Apex Legends
人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質140fps前後、最低では180fps前後を記録しました。
CPU使用率は50%前後でした。6コア12スレッドなので使用率に余裕があります。高fpsを出して快適に楽しめます。
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
最高 | |
低 |
計測場所:オリンパス「ドック」
フォートナイト
人気TPSゲームのフォートナイトは画質を上げると中程度の描画負荷のゲーム。画質を下げると軽いゲームです。
レイトレーシングやNVIDIA DLSSにも対応しているのですが、レイトレーシングを有効にすると重量級ゲームです。
最高画質では140fps前後。最低では250fpsを記録しました。フォートナイトも高fpsを出して快適に楽しめます。
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
最高 | |
低 |
計測場所:ホーリーヘッジス、3D解像度は100%に変更
PSO2:NGS
解像度 | 設定 | スコア |
---|---|---|
4K 3840×2160 |
ウルトラ | 2571 |
WQHD 2560×1440 |
ウルトラ | 8610 |
フルHD 1920×1080 |
ウルトラ | 17004 |
PSO2:NGSは10,001以上のスコアで「快適」評価です。設定は最高設定のウルトラ(設定6)です。フルHD解像度で快適に楽しめます。
ドラクエ10
解像度 | 設定 | スコア |
---|---|---|
4K 3840×2160 |
最高 | 20847 |
フルHD 1920×1080 |
最高 | 22649 |
ドラクエ10は20,000スコアオーバーで、4K解像度でも「すごく快適」評価です。
ゲーム性能まとめ
ここまでをまとめます。RTX3060は描画負荷の高い重いゲームや高解像度、FPS/TPSゲーム等で高フレームレートを出したい場面で活躍する高性能グラフィックスを搭載しています。
4K解像度 | |
WQHD解像度 | |
フルHD解像度 |
- 4K解像度:FF15のベンチマーク:最高設定で普通評価。
- WQHD解像度:FF15のベンチマーク:最高設定で快適評価。PSO2:NGSで快適評価基準ならRTX3070等のより上位グラフィックスがおすすめです。
- フルHD解像度:FF15のベンチマーク:最高設定で快適評価。
CPU性能
CPU性能をチェックしました。
「CINEBENCH R23」「CINEBENCH R20」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
CPU | CINEBENCH R20 |
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Ryzen 9 3900X | |
Core i9-10900K | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i7-10700K | |
Ryzen 7 3700X | |
Core i7-10700 | |
Ryzen 5 3600 | |
Core i7-9700 | |
Ryzen 5 3500 | |
Core i5-9400F |
CINEBENCH R20マルチスコア参考比較
表はCINEBENCH R20を当サイトでテストした比較になります。Ryzen 5 3600は6コア12スレッドのミドルレンジモデルです。
ベンチマーク
PC MARK10
PCMark 10 | Essentials | Productivity | DCC |
6029 | 7728 | 8638 | 8911 |
パソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトが「PCMark 10」です。
構成 | PC MARK10 |
---|---|
Core i9-10900K RTX3070 |
|
Core i9-10900K RTX2070 SUPER |
|
Ryzen 9 3900X RTX2060 SUPER |
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Ryzen 7 3700X RTX3060 |
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Ryzen 5 3600 RTX3060 |
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Core i7-9700 GTX1650 |
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Core i5-10300H GTX1650Ti |
PC MARK10参考比較
Port Royal
Port Royalはレイトレーシング(DXR / DirectX Raytracing)のパフォーマンステストです。
ストレージの速度
SSDが搭載されているので動作がサクサクでストレスフリーです。
消費電力
アイドル時 | 高負荷時 |
---|---|
消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrkeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。
温度
室温22℃環境での計測になります。計測ソフトはHWMONITOR-PROを用いてアイドル時、3DMARK FireStrike、CINEBENCH R20を実行した際の最大温度です。
静音性
アイドル時 | 3DMARK |
40.7 db | 44.0 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
FireStrike実行時の中で、最も動作音の大きい数値です。環境の下限は41db前後です。
まとめ
「ガレリア RM5R-R36」は最新のゲームタイトルや重いゲームタイトルでもフルHD解像度で快適に楽しめる高性能グラフィックス「RTX3060」を搭載。
ケースの質感もとても良く、コンソールパネルが斜めになっている部分も使いやすいです。
これからPCゲームをはじめたいという方におすすめです。
- 筐体の質感が良いモデルを探している方
- 光るゲーミングPCが欲しい方
- フルHD解像度で人気ゲームを楽しみたい方