PCゲームではリフレッシュレートの上限が高い値まで設定出来るゲームタイトルが存在します。
これが無いとPCゲームでプレイする場合、FPSなどのゲームではかなり魅力がダウンしてしまいます。
今回はそんなゲーミングモニターのメリットとデメリットについてまとめています。
ゲーミングモニターを導入する事で発生するデメリット
ゲーミングモニターは使う方が使えば有用ですが、無用な方が使うと使いずらいという側面を持っています。
自分の環境やプレイするゲームに合わせて導入を考えていきましょう。
30PS/60FPSに固定されているタイトルもあるのでFPS等をやらない方の場合は、ゲーミングモニターを導入した方がいいとは言えない部分があります。
TNパネル採用のゲーミングモニターが多いから視野角が狭い
ゲームを快適にプレイする為に作られた製品なのでゲームはゲームと割り切った使い方をおすすめします。
モニターは1枚しか物理的に置けないから視野角が狭いと通常の作業にも支障が出るという方の場合はIPSパネルを搭載したゲーミングモニターも検討してみましょう。
EIZO EV2451 | BenQ XL2430 |
---|---|
左がEIZOのスタンダートなFlexScanシリーズのIPSパネルを搭載したモニターです。sRGBが設定出来るのでsRGBに設定した時の見え方です。
BenQの方は色が正確に出そうな設定が標準設定しか無かったので標準にしています。
明らかに視野角による差が出ています。縦横の角度によって見え方が変わってくるのがTNパネルのデメリットです。
IPSの場合は視野角が広いので事務作業やネットサーフィンからクリエイティブ用途までパソコンにおける通常使用で使うには最適なパネルです。
PCゲームでも60FPS以上出ないアクションゲームやシミュレーションゲームも多い
高リフレッシュレートが用意されているタイトルの多くがFPSなどの動きが激しいゲームなので、RPGやシミュレーションゲームなどではゲームソフト側で用意されていない事も多いです。
シミュレーションゲームでは144FPSや240FPS出してもあまり意味が無いとも言えます。
ダークソウル3(60FPS) | ニーアオートマタ(60FPS) |
信長の野望・創造立志伝(60FPS) | 三国志13(30FPS) |
ダークソウル3は60FPS、ニーアオートマタはMODで制限を無くせるとは言え万人向けのテクニックでは無いので60FPS。
コーエーの歴史シミュレーションゲームから2本選出。面白いのは、三国志13が30FPSで、立志伝の方は60FPSという事。
いずれにしても60Hzのディスプレイを持っていれば享受する限界レベルまでは楽しめます。
FPSをやらないのであれば高リフレッシュレートのゲーミングモニターを購入する意義は薄くなりますね。
FPS・TPSゲームや高速リフレッシュレートが欲しいという方をのぞいて高リフレッシュレートを選択しなくても、ゲーミングモニターでエンターテイメントに特化している60Hzでも良いという場合もあります。
144Hzを常時出すのはスペック要求が高まる
例えば最新ゲームの大作ゲームをやろうと思うと過去の技術的な物を大抵は踏襲し、さらに新しい技術的なグラフィック向上関連のものを盛り込んでくるので高画質でプレイしようとするとスペックが厳しいという場合があります。
なので、結果的に過去のソフトよりも重くなるのが最新ゲームの常です。
最新タイトルで144Hz出す為には大抵は高スペックのゲーミングPCが必要になります。
また、ずっと最新のゲームをプレイし続けたい場合はそれを維持していかなればならないので2年程度で買い替えるか、グラフィックボードの換装をするかをしないと付いていけないという事になります。
しかし、趣味と考えると特段他の趣味と比べて高いとは金額的にも心情的にも個人的には全く思わないので、e-sprts系のゲームが好きだ!という方は是非ハイエンドのゲーミングPCを購入して144Hzで思う存分PUBG、OverWatch、BF、CODなどを快適にプレイするのが吉だと思います。
世界が変わると表現される事が多い高リフレッシュレートのゲーミングモニターですが、自分のやりたい事をゲームが寸分の狂いも無く追従してくれるという感覚があります。
60Hzだと思うようにいかないストレスを感じますね。
ゲーミングモニターを導入する事で発生するメリット
リフレッシュレートが144Hzの場合はやっぱり速い
普段使っているのがEIZO EV2451で、こちらのスペックが一般的なモニターだと思うのでまずはスペックを見ていきましょう。
デジタル走査周波数(水平/垂直) | DVI:31~68 kHz/59~61 Hz DisplayPort:31~68 kHz/59~61 Hz HDMI:15~68 kHz/49~51 Hz、59~61 Hz |
---|
こちらがスペック表で確認出来る項目になります。もしモニターを購入する際にはデジタル走査周波数(水平/垂直)という項目をチェックして下さい。
いずれも最大値が60Hz程度になっているのが分かると思います。
デジタル走査周波数(水平/垂直) | DVI-DL/DisplayPort:30~160 kHz/60~144 Hz HDMI:15~83 kHz/24~60 Hz |
---|
XL2430のスペックですが、HDMI接続だと60Hz程度ですが、DVIのデュアルリンクで接続か、DisplayPortだと144Hz出るという事が確認出来ます。DVIのデュアルリンクはXL2430だと付属してくるケーブルがデュアルリンク仕様なので購入に当ってそこは問題無いかと思います。
これがゲーミングモニターと言われる正体で、リフレッシュレートが高い事で動作が非常に機敏に感じるという事です。
単純にマウスをグルグル回しても分かります。WEB閲覧していてもマウスホイールを高速で動かしたら分かります。
パソコンにおけるあらゆる操作が144Hzを体感してしまうと、60Hzだともっさり感じます。
まとめ
メリット
- 144Hz以上リフレッシュレートは体感で分かるほど動作が機敏に感じる
- ゲームプレイ時にその効力を最大限発揮し、FPSなどの一瞬で勝負が決まるゲームに最適
デメリット
- 一般的なモニターと比較すると価格が高くなる傾向がある
- ゲーム以外の用途にはあまり適していない