
『Grand Theft Auto IV(GTA4)』のグラフィックを大幅に改善する「RTX Remix MOD」に、大型アップデートが配信されました。
今回公開されたv1.7.1およびv1.7.2では、描画処理の仕組みが刷新され、CPU負荷の軽減や描画距離の拡大が図られています。水面や雨、夜景の表現も進化しており、GTA4を最新のグラフィックで楽しみたい人には注目のアップデートです。
描画処理の刷新で市街地の重さと描画距離を改善
これまでのRTX Remix MODは、GTA4が出す描画命令をRemixがひとつずつ受け取り、場面を組み立て直す仕組みでした。
GTA4は描画命令がとても多いゲームなので、建物が密集した市街地ではCPUに処理が集中し、fpsが落ちる原因になっていました。描画距離が短めに制限されていたのも同じ理由です。
v1.7.1からは、ゲームが持つ3DデータをRemix APIへ直接渡す方式に変わりました。Direct3D 9を経由する処理をほぼ丸ごと省けるため、CPUの負担が軽くなり、より遠くまで描画できるようになっています。
開発者は、GPU性能に余裕がある環境なら描画距離が伸びるうえにパフォーマンスも上がるとしています。描画そのものは従来どおりフルパストレーシングなので、GPUにかかる負荷は今も高めです。
水面・雨・夜景のグラフィックが進化

見た目の変化も大きいです。
水面は波の描き方が新しくなり、遠くの海まで波が自然につながるようになりました。岸辺では水が浅くなるにつれてすっと消えていき、海岸線の境目もなめらかです。

雨の日の景色も変わりました。道路のくぼみや穴に水たまりができ、雨がやむと少しずつ乾いていきます。屋根や橋の下は雨をしっかり遮り、濡れた路面や車の見え方もリアルになりました。

夜も遠くの街灯や走る車まで描かれるようになり、霧や空気の見え方も自然になりました。リバティーシティの街並みが、ぐっと本物らしく見えます。
v1.7.2ではGPU負荷を抑える最適化も実施
雲や遠景のかすみの設定が見直され、Remixが自動でPCに合ったプリセットを選ぶようになりました。
設定メニューにはDLSS 5とHDRの項目も追加されています。
DLSS 5の対応GPUは、DLSS 5の対応GPUまとめで確認できます。
最新版の導入方法
MODは開発者のGitHubで無料公開されています。
対応するのは『Grand Theft Auto IV: The Complete Edition』のバージョン1.2.0.59です。
GTA4 RTX Remix MODのダウンロードはこちら(GitHub)
v1.7.1からはRemix Runtimeが別ファイルになり、ダウンロードするファイルが3つに増えました。インストーラーを使う場合の流れは次のとおりです。
- 最新リリースから「CompatibilityMod」「RemixRuntime」の2つのzipとインストーラー(GTAIV-Remix-CompMod-Installer.exe)をダウンロードする
- 3つのファイルを同じフォルダに置き、インストーラーを起動する
- 「GTAIV.exe」を選び、案内に沿ってFusionFix(RTX Remix版)とBase Remix Modを導入する
質感を改善するAutoPBRは任意です。新しいPackaged版は読み込みが数秒で済みます。
まとめ
RTX Remixを利用したパストレーシングは非常に高負荷ですが、今回のアップデートによってCPU側のボトルネックが改善。市街地のカクつきと描画距離が改善され、水面や雨、夜景もより自然になりました。
RTX Remix MODの映像比較や、FusionFixなどの関連MODは以下の記事で紹介しています。


