ドスパラさんから次世代クリエイターのための「raytrek G5-R」の実機をお借りしたのでレビューしていきます。
raytrek G5-Rの特徴は8コア16スレッドの優れた処理性能が魅力の「Ryzen 7 4800H」が搭載、グラフィックスには「GeForce GTX 1650 Ti」が搭載しているのでコストを抑えてクリエイティブ作業を行いたい方におすすめのモデルです。
raytrek G5-Rのスペック
raytrek G5-R | ||
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CPU | Ryzen 7 4800H | |
グラフィック | GTX 1650 Ti(4GB) | |
メモリ | 16GB | |
SSD | 500GB NVMe SSD | |
液晶 | 15.6型 ノングレア sRGBカバー率 約99% |
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解像度 | 1920×1080(60Hz) | |
無線 | Wi-Fi 6 | |
重量 | 約 2.0kg | |
動作時間 | 約 4.1時間 |
外観
カラーはグレー色です。WEBカメラは液晶下部に設置されています。液晶は15.6型でフルHD解像度(1920×1080)、リフレッシュレートは60Hz、sRGBカバー率 約99%となっています。
ノングレアなので映り込みが少なく長時間のゲームや作業に最適です。
天板にはraytrekのロゴが配置されています。天板の開閉は片手だと筐体が少し浮いてしまいます。
入出力ポート
左側面にはケンジントンロック、LAN端子、マイク/イヤホン端子があります。左側にイヤホン端子があると右利きの方は便利に感じます。
右側面にはカードリーダー、USB3.1×2があります。
背面側にはMini DisplayPort×2、HDMI端子、USB3.2、電源端子があります。映像出力端子や有線LAN、電源が背面にあるのは、接続する際に便利です。
作業効率が上がるマルチディスプレイでクリエイティブな作業や、大画面でゲームを楽しむ事も出来ます。
キーボード
キーボードは10キー付きです。日本語配列の102キーボードとなっています。
右奥には動作モードの切り替えスイッチと電源ボタンがあります。
視認性を高めるキーボードのバックライトLEDが搭載しています。
キーボードの「LEDバックライト」は夜間時の作業も快適です。カラーは付属ソフトで変更可能です。
重量
本体が1902gでACアダプターの重量は567gでした。本体とACアダプターを合計すると2469gとなります。軽量で持ち運びにも適しています。
ゲーム性能
GTX 1650 Ti搭載の「raytrek G5-R」は、ゲームでどの程度快適なのかをチェックしました。
3DMARK
3DMARKのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
構成 | 3DMARK TimeSpy |
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Core i7-10870H RTX 3070 |
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Core i7-10875H RTX 3060 |
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Core i7-9750H GTX 1660 Ti |
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Core i5-11400H RTX 3050 Ti |
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Core i7-11800H RTX 3050 |
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Ryzen 7 4800H GTX 1650 Ti |
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Core i7-10750H GTX 1650 |
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内蔵グラフィックス Core i7-11700K |
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内蔵グラフィックス Core i5-9400 |
表は当サイトでテストしたTimeSpyの参考スコア比較です。
GTX 1650 Tiは、GTX1650より性能が高いグラフィックスボードです。
グラフィックスカードが非搭載のスコアと比較するとその差は歴然です。ゲームにおいてはグラフィックスボードが搭載している事の影響は極めて大きいです。
独立したGPUを搭載しているのでゲームやクリエイティブに強いノートPCです。
ファイナルファンタジー15
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
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フルHD 1920×1080 |
高 | 4090 / 40 fps【普通】 |
標準 | 5803 / 58 fps 【やや快適】 | |
軽量 | 7560 / 75 fps【快適】 |
フレームレートはスコアから算出した数値になります。
ファイナルファンタジー15は重量級ゲーム。スコアの評価としては6,000スコア出ていれば快適評価です。12,000スコアで非常に快適になります。
重いゲームは画質設定を落とす必要があります。
製品名 | FF15 高品質比較 |
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Core i7-10870H RTX 3070 |
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Core i7-10875H RTX 3060 |
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Core i7-9750H GTX 1660 Ti |
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Core i5-11400H RTX 3050 Ti |
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Core i7-11800H RTX 3050 |
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Ryzen 7 4800H GTX 1650 Ti |
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Core i7-10750H GTX 1650 |
フルHD解像度/高品質の参考スコア比較です。
ファイナルファンタジー14
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
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フルHD 1920×1080 |
最高 | 9977 / 69 fps【快適】 |
高 | 12094 / 87 fps 【非常に快適】 | |
標準 | 14111 / 104 fps【非常に快適】 |
フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値になります。
ファイナルファンタジー14は中程度の描画負荷のゲーム。暁月のフィナーレは15,000スコアで「非常に快適」評価です。最高設定でとても快適評価です。
最高品質設定でも快適にFF14が楽しめます。
製品名 | FF14「暁月のフィナーレ」ベンチマーク |
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Ryzen 7 5800H RTX 3060 |
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Core i5-11400H RTX 3050 Ti |
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Core i7-11800H RTX 3050 |
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Ryzen 7 4800H GTX 1650 Ti |
フルHD解像度/最高品質の参考スコア比較です。
PSO2:NGS
解像度 | 設定 | スコア |
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フルHD 1920×1080 |
ウルトラ | 3516 |
PSO2:NGSは10,001以上のスコアで「快適」評価です。設定は最高設定のウルトラ(設定6)です。
製品名 | PSO2:NGSベンチマーク |
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Core i7-10875H RTX 3060 |
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Core i5-11400H RTX 3050 Ti |
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Ryzen 7 4800H GTX 1650 Ti |
フルHD解像度/最高設定の参考スコア比較です。
フォートナイト
人気TPSゲームのフォートナイトのフルHD解像度/最高画質では50fps前後。最低では120fps前後を記録しました。
フォートナイトを楽しめる性能を持っています。
解像度 | 設定 | FPS |
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フルHD 1920×1080 |
最高 | |
低 |
計測場所:ホーリー・ヘッジズ、3D解像度は100%に変更。
ApexLegends
人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質60fps前後、最低では100fps前後を記録しました。
Apex Legendsも楽しめる性能を持っています。
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
フルHD 1920×1080 |
最高 | |
低 |
計測場所:オリンパス「ドック」
ゲーム性能まとめ
ここまでをまとめます。
重いゲーム | |
中程度のゲーム | |
軽いゲーム |
- 重量級:FF15のベンチマーク:最高設定で普通評価。
- 中量級:FF14のベンチマーク:FF14のベンチマーク:最高設定で快適評価が出ています。
- 軽量級:軽めのゲームの動作はもちろん快適です。
CPU性能
CINEBENCH R23/R20はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
Ryzen 7 4800Hは8コア16スレッドで最大4.2GHz駆動のCPUです。クリエイティブなソフトやゲームなど高負荷な用途でも活躍できる高性能CPUです。
ベンチマーク
PC MARK10
PCMark 10 | Essentials | Productivity | DCC |
5428 | 7997 | 7856 | 6908 |
パソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトが「PCMark 10」です。
Essentialsはアプリケーションの起動速度、Webブラウジング、ビデオ会議などのPCの基本性能を計測します。
Productivityはオフィスソフトの性能、Digital Content Creation(DCC)は写真編集、動画編集などのクリエイティブ系ソフト性能のスコアとなっています。
構成 | PC MARK10 |
---|---|
Ryzen 7 5800H RTX3060 |
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Core i7-11800H RTX 3050 |
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Core i7-10875H RTX 3060 |
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Core i5-11400H RTX 3050 Ti |
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Ryzen 7 4800H GTX 1650 Ti |
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Core i5-10300H GTX 1650 Ti |
PC MARK10参考比較
SPECviewPerf 13
SPECviewPerf 13はOpenGLの描画性能を比較するベンチマークです。
ストレージ速度
容量は500GBのNVMe SSDが搭載されています。HDDでカクつくゲームもあるのでNVMe SSDはカクつきを抑制する効果があるでしょう。
消費電力
アイドル時 | 高負荷時 |
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消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時はFireStrike実行時の数値です。
温度
筐体の温度
FF14のベンチマークを1時間ループさせた際の温度をチェックしてみました。室温は22℃。キーボード周辺の最高温度が32℃でWASD周辺は28℃でした。
温度が低いので快適に使える印象です。
内部の温度
室温22℃環境での計測になります。計測ソフトはHWMONITOR-PROを用いてアイドル時と3DMARKのFireStrikeとCINEBENCH R20を実行した際の最大温度です。
静音性
アイドル | 高負荷時 |
40.3 db | 49.8 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
まとめ
「raytrek G5-R」は、高性能CPU「Ryzen 7 4800H」を搭載し、クリエイティブな作業やゲームで活躍する「GTX 1650 Ti」を搭載した次世代クリエイターにおすすめのノートPCです。
価格のコストパフォーマンスが良いモデルとなっているのでお仕事用やスタンダードなクリエイティブ用で使用するパソコンを探している方はチェックしてみて下さい。
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