
マウスコンピューターさんから「NEXTGEAR JG-A7A6X」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。
「NEXTGEAR JG-A7A6X」は、CPUに「Ryzen 7 5700X」を搭載し、ゲームで重要なグラフィックスボードにはAMDの「Radeon RX 9060 XT(16GB)」を搭載したゲーミングPCです。
フルHD~WQHD解像度で快適にゲームを楽しみたい方におすすめのゲーミングPCです。
NEXTGEAR JG-A7A6Xの特徴とスペック

| スペック | |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 7 5700X |
| グラフィック | RX 9060 XT(16GB) |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| ケース | ミニタワー |
NEXTGEARとは?

- 価格を抑えたブランド
- AMD CPUのみ採用(執筆時点)
NEXTGEAR(ネクストギア)ブランドは、マウスコンピューター「G TUNE」とは別のブランドになります。
初心者の方のはじめてのゲーミングPCや、コストパフォーマンスを求める方におすすめのブランドになります。
外観デザイン


PCケースはNEXTGEAR専用ミニタワーケースです。左側面は標準で強化ガラス仕様。今回お借りしたモデルのカラーはブラックになります。
フロントパネルはX字(クロス)をモチーフにした独自デザイン。新筐体では左右上下にマゼンタカラーを取り入れています。
全モデルに強化ガラス製のサイドパネルを標準搭載しており、LEDライティングが美しく映えます。カラー変更もワンタッチで行えるため、気分に合わせた演出が可能です。


天板インターフェース部には電源ボタン、LEDボタン、USB×2、ヘッドセット端子、Type-Cが配置されています。
LEDボタンは長押しするとオフにすることも可能です。光らせたくない人にもおすすめのモデルです。


背面の映像出力端子は「HDMI端子、DisplayPort端子x2」となっています。複数のモニターをつなぐ用途でも活用出来ます。
底面には天板と同様のダストフィルターが付いています。こちらもワンタッチで取り外せてメンテナンス性が高いです。汚れたらそのまま水洗い可能です。
内観


左側面のパネルを開けると内部にアクセスできます。ケース全体のファン搭載数が多い点がNEXTGEARの筐体の特徴。 冷却性能に優れた構造です。
右側面のパネルを開けると電源ユニットとストレージベイにアクセスできます。 ストレージはSSDを最大2基まで搭載可能ですが、HDDには対応していません。


搭載されていたケースファンはBeCool製で120mmのケースファンでした。風量が結構出るファンで、冷却重視でよく冷えます。静音性は普通程度です。
ミドルクラスでも安心のグラフィックスサポートバーが付いているので、長期的に使用した場合のマザーボードの湾曲や、接触不良も防げです。
PCケースの特徴を以下にまとめました。
- ミニタワー型なのでコンパクト
- 天板と底面にダストフィルターが付いている
- LED&強化ガラス標準装備
- ファンの搭載可能数が多い
- グラフィックスサポートバーが標準装備
- 強化ガラスの開閉はネジを外す必要がある
ゲーム性能
ベンチマークソフトを使用してゲームのパフォーマンスを計測しました。
3DMARK

3DMARKのSteel NomadはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
3DMark Steel Nomad DX12
スコア(高いほど高性能)
Steel Nomadの参考スコア比較です。RX 9060 XTは、RTX 5060 Tiよりもわずかに高い性能を持っています。
ファイナルファンタジー15

| 解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | 高 | 5239 / 52 fps【やや快適】 |
| WQHD 2560×1440 | 高 | 9575 / 95 fps【とても快適】 |
| フルHD 1920×1080 | 高 | 13516 / 135 fps【非常に快適】 |
ファイナルファンタジー15は、スコアの評価としては6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」になります。フルHD解像度、WQHD解像度の最高設定で6,000スコアを超えて「快適評価」以上が出ています。
FF14 黄金のレガシー

| 解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | 最高 | 5993 / 41 fps【普通】 |
| WQHD 2560×1440 | 最高 | 12570 / 88 fps【とても快適】 |
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 18256 / 132 fps【非常に快適】 |
FF14 黄金のレガシーベンチマークは、15,000以上で「非常に快適」評価となります。フルHD解像度で「非常に快適」評価が出ています。
Apex Legends

| 解像度 | 設定 | 平均FPS | 最小FPS |
|---|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | 最高 | 85 fps | 57 fps |
| 最低 | 147 fps | 84 fps | |
| WQHD 2560×1440 | 最高 | 151 fps | 104 fps |
| 最低 | 260 fps | 170 fps | |
| フルHD 1920×1080 | 最高 | 216 fps | 154 fps |
| 最低 | 296 fps | 228 fps |
人気FPSゲームのApexLegendsではフルHDでは最高画質で平均216fps、最低設定で平均296fps前後を記録。
Apex Legendsで高フレームレートを出して快適に楽しめるゲーミングPCです。144Hz/240Hzなどの高リフレッシュレート液晶モニターと組み合わせるのがおすすめです。
RX 9060 XTはApexにかなり適しています。コスパ良くApexをやりたいならおすすめのグラボです。
モンスターハンターワイルズ

| 解像度 | 設定 | TAA | FSR4.1.1 | FSR&生成 |
|---|---|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | ウルトラ | 28 fps | 35 fps | 62 fps |
| WQHD 2560×1440 | ウルトラ | 47 fps | 57 fps | 93 fps |
| フルHD 1920×1080 | ウルトラ | 63 fps | 69 fps | 114 fps |
人気のハンティングアクションゲームのモンスターハンターワイルズは、フルHDで60fpsオーバー。フレーム生成適用で100fps超え、4K解像度でも快適です。VRAM 16GB恩恵で4K解像度でもスタッタリングが少なく快適な印象でした。
Cities: Skylines II

| 解像度 | 設定 | FPS |
|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | 高 | 17 fps |
| WQHD 2560×1440 | 高 | 29 fps |
| フルHD 1920×1080 | 高 | 37 fps |
Cities: Skylines IIは、最重量級タイトルのシミュレーションゲームです。
シミュレーションゲームなので30fpsでもプレイに支障はないでしょう。フルHD、WQHD解像度なら30fps前後のフレームレートを記録しました。
NTE

| 解像度 | 設定 | TAA | FSR | FSR&生成 |
|---|---|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | LUMEN最高 | 24 fps | 39 fps | 66 fps |
| SSR最高 | 43 fps | 62 fps | 97 fps | |
| WQHD 2560×1440 | LUMEN最高 | 45 fps | 66 fps | 120 fps |
| SSR最高 | 80 fps | 104 fps | 174 fps | |
| フルHD 1920×1080 | LUMEN最高 | 66 fps | 84 fps | 162 fps |
| SSR最高 | 108 fps | 108 fps | 202 fps |
NTEは、アニメ調の都市型オープンワールドRPGです。NTEでは、パストレーシング(PT)、レイトレーシング(RT)、LUMEN、SSRの4つの反射・ライティング表現が選択できます。
パストレーシング(PT)、レイトレーシング(RT)はNVIDIAでも上位帯のGPUしかデフォルトでは対応しておらず、RX 9060 XTも対応していないので、LUMEN、SSRで計測しています。
4KのLUMEN最高画質は重めですが、生成適用で60fpsがスムーズに描画できて快適でした。
Forza Horizon 6

| 解像度 | 設定 | TAA | FSR |
|---|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | エクストリームRT | 21 fps | 30 fps |
| エクストリーム | 54 fps | 58 fps | |
| WQHD 2560×1440 | エクストリームRT | 38 fps | 50 fps |
| エクストリーム | 80 fps | 91 fps | |
| フルHD 1920×1080 | エクストリームRT | 55 fps | 71 fps |
| エクストリーム | 100 fps | 106 fps |
Forza Horizon 6は、重量級レースゲームです。エクストリームならFSR適用で4K/60fps前後も視野に入ります。RT有効でもフルHD/60fps超えを達成しています。
サイバーパンク2077

| 解像度 | 設定 | FPS | FSR | FSR&生成 |
|---|---|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | レイトレ:オーバードライブ | 6 fps | 18 fps | 35 fps |
| WQHD 2560×1440 | レイトレ:オーバードライブ | 12 fps | 29 fps | 57 fps |
| フルHD 1920×1080 | レイトレ:オーバードライブ | 21 fps | 39 fps | 78 fps |
サイバーパンク2077のレイトレーシング:オーバードライブ設定は極めて重いです。それでもフレーム生成を有効にすればWQHD解像度でも60 fps近いフレームレートが出ているので実用的です。
バイオハザードレクイエム

| 解像度 | 設定 | FPS | FSR | FSR&生成 |
|---|---|---|---|---|
| 4K 3840×2160 | 最高RT | 18 fps | 30 fps | 53 fps |
| WQHD 2560×1440 | 最高RT | 37 fps | 57 fps | 91 fps |
| フルHD 1920×1080 | 最高RT | 57 fps | 81 fps | 122 fps |
バイオハザードレクイエムの最高画質はVRAM容量が求められるタイトルなので、RX 9060 XT 16GBの相性は抜群です。フレームレートが低いこととVRAMが不足してカクつく、この2点なら間違いなくVRAMが不足してカクつく方がストレスを感じます。
画質を下げればもちろんバイオは軽くなるのですが、画質良くプレイしたいならVRAM容量が多いRX 9060 XT 16GBはかなりコスパが高い選択だと実際にプレイして感じました。
ゲーム性能まとめ
| 解像度 | 評価 |
|---|---|
| 4K解像度 | |
| WQHD解像度 | |
| フルHD解像度 |
RX 9060 XTは、フルHD~WQHD解像度の重量級ゲームを快適に楽しめる性能を持っています。
4K解像度に関してもタイトルによってはプレイ可能です。特に中程度のゲームの4Kや、画質を調整して4Kで遊ぶという使い方ならVRAM 16GBの強みが存分に発揮されます。MODをゴリゴリやりたい方とも相性が良いグラボです。
対戦ゲームでも高FPSを出せるので、競技系FPSを本格的に遊びたい方にもおすすめできるゲーム性能です。
- ★★★★★:非常に快適にプレイ可能
- ★★★★☆:快適にプレイ可能
- ★★★☆☆:普通にプレイ可能
- ★★☆☆☆:プレイはやや厳しい
- ★☆☆☆☆:プレイ困難
CPU性能
CPU性能をチェックしました。
PassMark(CPU Mark)
PassMarkのCPU Markは、CPUの総合的な処理性能を数値化したベンチマークスコアです。数値が高いほどCPU性能が高い目安となります。

| CPUMARK | |
|---|---|
| スコア | 27270 |
PassMark CPU Mark
スコア(高いほど高性能)
CINEBENCH
Cinebenchは、CPUやGPUのレンダリング性能を測定できるベンチマークソフトです。スコアが高いほど、動画編集・3DCG制作・レンダリングなどの重い作業に強くなります。
CINEBENCH 2024

| CINEBENCH 2024 | |
|---|---|
| マルチコア | 755 |
| シングルコア | 92 |
CINEBENCH 2026

| CINEBENCH 2026 | |
|---|---|
| マルチスレッド | 3230 |
| シングルスレッド | 478 |
クリエイティブ系ベンチマーク
4K動画の書き出し時間の検証

DaVinci Resolveを使用して、5分間の4K動画を書き出した時にかかった時間の検証です。
カットも編集もこのPC上で行いましたが、全く問題なく動作していました。簡単な動画編集なら快適です。ただ、他の作業と平行するとカクつく時もあったので、マルチタスクでやるならメモリ32GBがおすすめです。
| DaVinci Resolve 21 | |
|---|---|
| NEXTGEAR JG-A7A6X | 8分45秒 |
Unreal Engine 5のフレームレート計測
Unreal Engine 5.8のLyra Starter Gameを動作した際のフレームレートと最初の挙動テストを行いました。
メモリ16GBでも動くには動くのですが、最初が重くてカクついている感じです。1回起動すればその後は割とスムーズに動作していました。本格的な制作には向かないですが、学習用途や軽めの制作なら十分可能です。
| Unreal Engine5.8 | |
|---|---|
| Lyra Starter Game | 70 fps |
Blenderベンチマーク

「Blender Benchmark」は、3DCG制作ソフト「Blender(ブレンダー)」の開発元が提供している3DCG・レンダリング向けのベンチマークテストになります。
Blender Benchmark 5.1.1
スコア(高いほど高性能)
ストレージの速度

CrystalDiskMarkは、SSDやHDDの読み込み・書き込み速度を測定できるストレージ用ベンチマークソフトです。数値が高いほどデータの読み書きが速い目安になります。ゲーム用として十分な速度が出ています。以下は一般的な目安です。
| ストレージの種類 | 規格 | 読み込み速度の目安 | 特徴・主な用途 |
|---|---|---|---|
| HDD | SATA | 約100〜200MB/s | データ保存向け |
| SATA SSD | SATA3.0 | 約500〜560MB/s | 安価な容量追加向け |
| NVMe SSD | PCIe3.0(Gen3) | 約3,000〜3,500MB/s | 一般的なノートPC |
| NVMe SSD | PCIe4.0(Gen4) | 約5,000〜7,500MB/s | ゲーミングPC 動画編集 |
| NVMe SSD | PCIe5.0(Gen5) | 約10,000〜14,900MB/s | 大容量データ転送やクリエイター向け |
消費電力
| アイドル時 | 高負荷時 |
|---|---|
![]() | ![]() |
消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrikeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。
静音性

| アイドル時 | FireStrike | Steel Nomad |
|---|---|---|
| 44.0 db | 45.1 db | 44.1 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
FireStrikeとSteel Nomadは実行時の中で最も動作音の大きい数値です。環境の下限は40db前後です。動作音的には普通のゲーミングPC程度の動作音でした。
個人的にはNEXTGEARの動作音はさほど気にならないですが、静音にこだわりたい方はG TUNEのミニタワーの方が静かなのでおすすめです。
温度

室温25℃環境での計測になります。計測ソフトは「HWMonitor」を用いて、アイドル時と3DMARKのSteel NomadおよびCINEBENCH 2026を10分間実行した際の最大温度になります。
CPU温度とGPU温度がともに60度台なので冷却性能が高く、高負荷時でも安定した動作が期待できます。
まとめ

- 高コスパ(この価格で高fpsも4K適応もある)
- VRAM 16GBは圧倒的快適
- 軽めのクリエイティブも快適
- DLSS&マルチフレーム生成非対応
- 本格的クリエイティブだとNVIDIA有利
「NEXTGEAR JG-A7A6X」は、RX 9060 XT搭載でVRAM 16GB搭載。これが正直全てです。価格的には競合のRTX 5060 Ti 16GBより安いので、ゲームコスパを求めるならRX 9060 XTはかなりおすすめです。
RTX 5060 Tiと比較するとDLSSやマルチフレーム生成には非対応なものの、多くのタイトルでゲームを快適に動作可能な性能を持っています。VRAM 16GB恩恵があるので、4K解像度でゲームを起動してもかなり快適です。
VRAM 8GBとは比較にならないほどスムーズに動作。VRAM 12GBのRTX 5070と比較しても4Kという観点で言えば快適に感じるシーンもあるほどです。それほどVRAM 16GBの恩恵は途方もなく大きいです。MODを楽しみたい人にも向いています。
デメリットとしては、DLSSに対応していない点です。シティーズスカイラインズ2はDLSSしか対応していないので、そういうFSR非対応ゲームやマルチフレーム生成を活用したい場合に少し残念に思う可能性があります。
あとはクリエイティブ系だとBlenderのベンチマーク結果を見ると一目瞭然ですが、NVIDIAが優位です。
以上、レビューまとめでした。
RTX 5060 Ti 16GBと迷う方が多そうなRX 9060 XT 16GBですが、ゲームコスパという観点では価格次第で十分おすすめのグラボなので「NEXTGEAR JG-A7A6X」が気になった方は、公式サイトをぜひチェックしてみてください。






