
GALLERIAでRTX 5080やRTX 5090搭載モデルを探していると、XシリーズとSシリーズの両方に候補が出てきて、「何がちがうの?」と迷う方も多いと思います。
先に結論をお伝えすると、Xシリーズは予算や用途に合わせて幅広く選べる定番モデル、Sシリーズは最高クラスのパーツを大きなケースで余裕をもって動かすためのモデルです。
ゲームが目的ならXシリーズで十分快適に遊べます。冷却や拡張性、最初から入っているパーツまで妥協せずに揃えたい方にはSシリーズが合っています。
この記事では、2つのシリーズの違いをゲーム性能・サイズ・冷却・拡張性・標準パーツの順に見ていきます。
一覧で比較
| GALLERIA Xシリーズ | GALLERIA Sシリーズ | |
|---|---|---|
| 位置づけ | GALLERIAの中心シリーズ | フラッグシップ |
| ケース | ミニタワー/ミドルタワー | フルタワー |
| マザーボード | MicroATX/ATX | E-ATX対応 |
| GPU | RTX 5050~RTX 5090 | RTX 5070 Ti~RTX 5090 |
| 冷却 | 360mm水冷にも対応 | 約87L+最大8基のファン |
| 拡張性 | 十分高い | 大型パーツ・拡張カードまで想定 |
| サイズ | 最大220×488×498mm前後 | 235×628×593mm |
| 重量 | 約13~16kg | 約28kg前後 |
| 価格 | 幅広い | 高い |
| 向いている人 | ゲーム用途全般 | 最高性能・AI・制作・超ハイエンド用途 |
XシリーズでもRTX 5090まで選べるので、最上位のGPUを使うだけならXシリーズで十分でしょう。
Sシリーズは、その先にある冷却・拡張性・大型パーツへの対応まで含めて作られたシリーズになります。
同じCPU・GPUならゲーム性能はほぼ同じ
いちばん気になるのは、Sシリーズを選べばFPSが上がるのかどうかだと思います。
CPUとGPUが同じなら、ゲーム性能はほぼ同じです。
Sシリーズの価格差は、FPSの差よりも、ケースの大きさ・冷却・標準パーツ・拡張性がメインになります。
大きな違いはケースサイズ

並べてみると、まず目に入るのは本体の大きさです。
| サイズ(幅×奥行×高さ) | 重量 | |
|---|---|---|
| Xシリーズ ミニタワー | 220×442×443mm | 約13kg |
| Xシリーズ ミドルタワー | 220×488×498mm | 約16kg |
| Sシリーズ | 235×628×593mm | 約28kg |
Xシリーズのミドルタワーも十分大きなPCですが、Sシリーズは奥行きが約14cm、高さが約10cm増えます。
容量は約87L。机の上よりも、床に置く前提で考えておきましょう。
設置場所を決めるときは、本体サイズに加えて次のスペースも見ておきましょう。
- 背面にケーブルを挿すスペース
- 前後の吸気・排気のスペース
- PCを出し入れできる余裕
置きやすさで選ぶならXシリーズです。
冷却はSシリーズにさらに余裕がある

Xシリーズも冷却はしっかりしています。
現行のXシリーズはフロントの左右に大きな吸気口があり、従来のケースと比べて空気が入る面積は265%、吸気量は313%に増えています。ミドルタワーなら360mm水冷CPUクーラーも選べます。
RTX 5080やRTX 5090を載せる場合でも、Xシリーズで冷却面は安心です。

Sシリーズは、そこからさらに余裕をもたせています。約87Lの広い内部に最大8基のファンを取り付けられて、GPUに加えてCPUやマザーボードの電源まわり、SSDにも風が通るスペースがあります。
数時間ゲームを遊ぶ程度ならXシリーズで十分でしょう。
ただ、生成AIや3DCG、動画の書き出しなどでCPUとGPUをフル稼働し続けるなら、Sシリーズの広いケースが活きてきます。
拡張性はSシリーズが上。スロット数はモデルごとに確認
XシリーズはMicroATXかATX、SシリーズはE-ATXという大きめのマザーボードまで入るケースです。
Sシリーズは、大型GPUや拡張カード、ストレージ、電源ケーブルなどを詰め込んでも、ケースの中に余裕が残るように作られています。
気をつけたいのはスロットの数です。M.2スロット(SSDを差す場所)やPCI Expressスロットの数は、シリーズ名よりも搭載しているマザーボードで決まります。
購入前に、製品ページの仕様で次の項目をチェックしておくと安心です。
| 確認する項目 | 見るところ |
|---|---|
| メモリ容量 | 最大容量・スロット数 |
| SSD増設 | M.2スロット数 |
| キャプチャーボードなど | PCI Expressスロット |
| ネットワーク | 2.5GbE・5GbE・10GbE |
| 無線 | Wi-Fi・Bluetooth |
Sシリーズは最上位クラスの構成で組まれている事が多いです。
Sシリーズは標準パーツも上位
Sシリーズはケースに加えて、最初から入っているパーツもワンランク上です。
Ryzen 9 9950X3D+RTX 5090モデルの標準構成は以下です。
| 項目 | Sシリーズの標準構成 |
|---|---|
| メモリ | 64GB |
| SSD | 2TB Gen5 |
| CPUクーラー | 360mm水冷 |
| 電源 | 1200W 80PLUS PLATINUM |
| 無線 | Wi-Fi 7 |
| 有線LAN | 2.5GbE+10GbE |
同じRTX 5090でも、Xシリーズはメモリ32GB・Gen4 SSDという構成です。XシリーズとSシリーズの価格差には、こうした標準パーツの差も含まれています。
Sシリーズは、最高性能のGPUを中心に、まわりのパーツまでハイエンドでそろえるシリーズです。
ゲームが目的なら、メモリ32GB・Gen4 SSDで十分快適に遊べます。その分、Xシリーズの方が予算を抑えやすくなります。
SシリーズはThreadripperまで選べる

Sシリーズらしさがよく分かるのが、CPUの選択肢です。
現行ラインアップには、Ryzen Threadripper 9980XとRTX 5090を組み合わせたモデルがあります。
| 項目 | 構成 |
|---|---|
| CPU | Ryzen Threadripper 9980X(64コア128スレッド) |
| GPU | RTX 5090 |
| メモリ | 128GB |
| SSD | 2TB Gen5 |
| 価格 | 400万円超 |
ゲーム用というより、次のような作業に使うワークステーション向けの構成です。
Xシリーズもゲーミングpcとしては十分ハイエンドです。Sシリーズは、そのさらに上の用途までカバーしています。
デザインもかなり違う

Xシリーズは、これまでのGALLERIAらしい見た目を受け継いでいます。
フロントにはライン状のLED、側面には中が少し見える「インサイトビューウィンドウ」があります。LEDの色は変えられて、消灯もできます。

Sシリーズは、フロントと左右の3面に5mm厚の強化ガラスを使っています。
ガラスはスモーク仕上げなので、パーツを見せつつ、配線は目立ちにくくなっています。
Xシリーズは「ゲーミングPCらしさと使いやすさのバランス型」、Sシリーズは「高級感が漂うガレリアのフラッグシップモデル」。見た目の方向性もはっきり分かれています。
どっちを選ぶ?
Xシリーズがおすすめな人
- ゲームを快適に遊べれば十分
- RTX 5050~RTX 5090まで幅広く比べて選びたい
- RTX 5080&RTX 5090でも価格は抑えたい
- PCはできるだけコンパクトにしたい
- 360mm水冷など冷却もしっかり確保したい
ゲームが目的ならXシリーズがおすすめになります。冷却性能や拡張性も十分あり、ガレリアの人気シリーズです。
RTX 5090まで選べるので、選択肢も十分広く、4Kでのゲームまでしっかりカバーできます。
Sシリーズがおすすめな人
- とにかく最上位の構成が欲しい
- RTX 5090を長時間フルパワーで動かす
- 生成AIや3DCG、動画制作にも使う
- Threadripperも候補に入れている
- フルタワーの存在感が好き
Sシリーズは、PC全体を最高クラスでそろえたい人のためのシリーズです。
GALLERIA XシリーズとSシリーズの違いまとめ
GALLERIA Xシリーズは、エントリーからRTX 5090クラスまで幅広くそろったGALLERIAの中心シリーズです。
Sシリーズは、約87Lのフルタワーケースに、E-ATX対応・最大8基のファン・Threadripperクラスの構成まで用意したフラッグシップシリーズです。
同じCPUとGPUならゲーム性能はほぼ同じなので、ゲームだけならXシリーズで十分です。
冷却・拡張性・標準パーツまで含めて最高クラスのPCにしたい方は、Sシリーズを選んでみて下さい。



