
ドスパラでガレリアのゲーミングPCを見ていると、同じCPUとグラボを積んだモデルが「Xシリーズ」と「Fシリーズ」の両方に並んでいます。値段を比べるとFシリーズの方が高く、「高い方が性能もいいの?」と迷う方も多いと思います。
結論から言うと、XシリーズとFシリーズの違いはケースの違いです。同じCPUとグラボならゲーム性能はほぼ同じです。
ゲーム性能と価格を重視するならXシリーズ、ガラス越しに中が見えるPCや光るPCが好きならFシリーズを選ぶと満足しやすいです。
ガレリアXシリーズとFシリーズの違いを一覧で比較
| Xシリーズ | Fシリーズ | |
|---|---|---|
| コンセプト | ガレリアの定番モデル | 中を見せるデザインモデル |
| ケース | GE-Gケース GEm-Gケース | SFケース SFmケース |
| 見た目 | 洗練されたデザイン | ピラーレス(前面と側面がガラス) |
| CPUクーラー | モデルによって空冷・水冷 | 水冷が標準 |
| ケースファン | 冷却重視の標準構成 | 光るファンを多めに搭載 |
| カラー | ガンメタル・ホワイト | ブラック・ホワイト |
| サイズ | ミニタワー・ミドルタワー | ミニタワー・ミドルタワー |
| 価格 | 同じスペックなら安い | 同じスペックなら高め |
| 向いている人 | コスパ・使いやすさ重視 | 見た目・ライティング重視 |
違いは見た目と冷却に集中しています。Fシリーズは前面と側面のガラスが柱なしでつながった「ピラーレス」ケースを使い、中のパーツを見せる前提で作られています。Xシリーズは冷却と扱いやすさを優先した、ガレリアの定番モデルです。
同じCPU・グラボならゲーム性能はほぼ同じ
ゲームのフレームレート(fps)を大きく左右するのはCPUとグラボです。ケースや冷却の方式が違っても、この2つが同じならゲームの快適さもほぼ同じになります。
実際に、同じCPUとグラボを積んだXシリーズとFシリーズで比べてみます。
| 画像 | ![]() Xシリーズ | ![]() Fシリーズ |
|---|---|---|
| CPU | Ryzen 7 7700 | Ryzen 7 7700 |
| GPU | RTX 5070 12GB | RTX 5070 12GB |
| メモリ | 16GB | 16GB |
| SSD | 1TB | 1TB |
| ケース | ミドルタワー | ミドルタワー |
| ベンチマーク | 20,258 | 20,258 |
| 価格 | 299,980円 | 329,980円 |
| リンク | 公式サイト | 公式サイト |
3DMark Time Spyは、ゲーム向けの性能を数値にしたベンチマークです。ドスパラが掲載しているスコアは、XシリーズとFシリーズで同じ数値でした。
ゲームの性能を決めるのは、CPUとグラボそのものです。ケースやCPUクーラーはパーツを冷やす役目なので、同じCPU・同じグラボならXとFの性能はほぼ同じと覚えておけばOKです。
見た目の違い:落ち着いたXシリーズ、中を見せるFシリーズ
Xシリーズは落ち着いたデザイン

Xシリーズのケースは、フロントの左右に大きな吸気口があり、そのまわりがLEDで光るデザインです。光る色も変えられます。
ゲーミングPCらしさはほどほどで、どんな部屋にも置きやすい見た目です。「光るのは少しだけでいい」という方にはXシリーズが好適でしょう。
Fシリーズはピラーレスで中まで見せる

Fシリーズは、前面と左側面のガラスの境目に柱がない「ピラーレス」構造のケースです。ガレリア初のピラーレスケースとして登場したシリーズで、2面のガラスから中のパーツを広く見渡せます。
LEDの色や光り方はボタンひとつで切り替えられます(2025年9月の発売時点で15パターン)。グラボや水冷クーラー、ファンの光まで、PCまるごとインテリアとして楽しみたい方に向いています。
見た目の華やかさを求めるならFシリーズが適しています。
冷却の違い:Fシリーズは水冷が標準、Xシリーズは風の通り道を重視

Fシリーズは水冷CPUクーラーが標準です。
ピラーレスケースはCPUのまわりまでよく見えるので、大きな空冷クーラーだと中が隠れてしまいます。水冷ならCPUのまわりがすっきりして、メモリやマザーボードまできれいに見えます。
ケースファンも光るタイプを多めに積んでいます。鏡面とハーフミラーで光を反射させるLEDファンで、ガラス越しに光を見せる作りです。

「水冷じゃないXシリーズは冷えにくいの?」と気になるかもしれませんが、Xシリーズも冷却はしっかりしています。
Xシリーズのケースはフロントの左右に大きな吸気口を設けていて、風をたっぷり取り込める作りです(2025年9月のリニューアル時点の公表値で、従来ケース比 空気流入面積265%・吸気量313%)。ミドルタワーなら360mm水冷クーラーにも対応していて、カスタマイズで水冷に変更できるモデルもあります。
まとめると、Xシリーズは風の通り道で冷やす作り、Fシリーズは水冷とファンの数で冷やす作りです。どちらも冷却性能は高い筺体です。
サイズはFシリーズの方が奥行きが短い
ミドルタワー(ATX)のケース同士で比べると、以下のサイズです。
| 幅 | 奥行き | 高さ | |
|---|---|---|---|
| Xシリーズ(GE-Gケース) | 220mm | 488mm | 498mm |
| Xシリーズ(GEm-Gケース) | 220mm | 442mm | 443mm |
| Fシリーズ(SFケース) | 217mm | 446mm | 501mm |
| Fシリーズ(SFmケース) | 210mm | 386mm | 422mm |
高さはほぼ同じで、奥行きはFシリーズの方が約4cm短くなっています。
ガラス張りのケースは大きいイメージがありますが、Fシリーズは机の上にも置きやすいサイズです。
価格は同じスペックならFシリーズが高い
同じCPUとグラボで比べると、Fシリーズの方が高くなります。

この差額は、ピラーレスケース、水冷クーラー、光るケースファンの分です。
同じ予算でゲームをより快適にしたいなら、Xシリーズの方が適しています。
Fシリーズにはカラーリンクモデルとコラボモデルもある

Fシリーズには通常モデルのほかに「カラーリンクモデル」があります。ケースの色に合わせて、マザーボードなど中のパーツもブラックかホワイトでそろえたモデルです。
中まで真っ白なゲーミングPCが欲しい方は、Fシリーズのカラーリンクモデルから探すのがおすすめです。Xシリーズにもホワイトはありますが、中のパーツまで色をそろえるならFシリーズが最適です。
FシリーズのSFケースは、ゲーム実況者やプロゲーミングチームとのコラボモデルにも使われています。
Xシリーズがおすすめな人
- ゲーム性能と価格のバランスを重視したい
- 同じ予算で、少しでも上のグラボを狙いたい
- 落ち着いたデザインが好き
- PCは机の下や足元に置く予定
- CPUクーラーは空冷で十分
迷ったらXシリーズで大丈夫です。ケースや光る演出にかかる分を、グラボやメモリに回せます。
Fシリーズがおすすめな人
- ピラーレスケースの見た目が好き
- PCを机の上に置いて中を見たい
- LEDの光で部屋の雰囲気を作りたい
- 水冷CPUクーラーが最初から付いている方がいい
- ブラックかホワイトで中まで色をそろえたい
- コラボモデルのようなガラスケースに憧れている
Fシリーズは、性能に加えて「PCを眺める楽しさ」にお金をかけるモデルです。
まとめ:性能と価格ならX、見た目も楽しむならF
同じCPUとグラボなら、XシリーズとFシリーズのゲーム性能はほぼ同じです。違うのはケース、冷却、光り方の3つです。
ゲームを快適に遊ぶことが一番の目的ならXシリーズで十分です。Fシリーズとの差額をメモリやストレージに回すと、満足度はさらに上がります。
Fシリーズの写真を見て「これが欲しい」と感じたなら、その気持ちを優先してOKです。毎日目に入るPCなので、見た目に満足できることも選ぶ理由になります。






