MENU
はじめてゲームPC
ゲーミングPCやゲーミングノートPCの実機レビューを200台以上行いました。
最新ハードウェアのゲーム検証やベンチマーク検証もしているので、ゲーミングPC選びの参考にしてみて下さい。
はじめてゲームPCおすすめ限定モデル詳しくはこちら

ガレリア AXFの実機レビュー(Ryzen 7 3700X RTX2070 SUPER)

当ページのリンクには広告が含まれています。

ドスパラさんからガレリア AXFの実機をお借りしたのでレビューしていきます。

ガレリアAXFの特徴はCPUがRyzen 7 3700Xを搭載しているのでリアル8コア16スレッドで最大4.4GHz駆動のCPU、グラフィックボードにはハイスペックGPUのRTX2070 SUPERが搭載されています。

ガレリアのデスクトップPC一覧はこちら

まずはこちらのページでガレリアの製品の詳細や価格を把握すると理解がグッと深まります。今回レビューするのはAXシリーズのハイスペックモデル『ガレリア AXF』になります。

目次

スペック

ガレリア AXF
OSWindows10 64ビット
CPURyzen 7 3700X
グラフィックGeForce RTX2070 SUPER 8GB
メモリ16GB
SSD512GB NVMe SSD
HDD2TB
マザーボードASRock X570 Phantom Gaming4
ケースガレリア専用 KTケース (ATX)
電源650W 静音電源 (80PLUS BRONZE)

価格・詳細はこちら

執筆時のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。

外観をチェック

PCケースはガレリア専用のKTケースです。Xシリーズ・Zシリーズと同じになります。冷却性能と拡張性が高いATXのミドルタワー型になります。

フロントを開ける事は可能ですが、結構面倒なのでフロントファンを換装したい場合はBTOオプションで頼むのも手です。フロントファンは12cmです。カスタマイズする場合は、『フロントケースファン』という箇所で変更可能です。

左側面にはサイドにメッシュ加工がされており、高温になりがちなCPUとGPUを冷却する機構になっています。サイドには12cmファンor14cmファンが取り付け可能です。

右側面には右上にマザーボード部分を冷却する為に吸気があります。

前面インターフェース部はUSB3.0×2、SDカードリーダー、マイク入力×1、ヘッドフォン出力×1、リセットボタン、電源ボタンが並んでいます。その下にはアクセスランプがあります。

天板上部は12cmファンor14cmファンが取り付け可能です。後方にファンがあるので贅沢に置く事はできませんが手前にはスマホなどの小物を置く程度のスペースはあります

光学ドライブは搭載されていないので必要な方はカスタマイズしましょう。

背面は上部にケースファンがあります。背面のファンは12cmです。

USBは『USB3.1Gen2が2つ、USB3.1Gen1が6つ』になります。

HDMIが1つ、DisplayPortが3つ付いています。

内部パーツをチェック

内部はこのようになっています。右側の上段が5インチベイ、下段が3.5インチベイの格納になっています。

CPUファンにはAMD静音CPUファン(Wraith Prism cooler)が搭載されていました。

このようにLEDが変化していきます。カッコいいです。

GPUはPalit製のNVIDIA GEFORCE RTX2070 SUPERが搭載されています。

マザーボードは『ASRock X570 Phantom Gaming4』が採用されています。仕様は以下になります。

PCI-Ex16 x1, PCI-Ex4 x1, PCI-Ex1 x2 / メモリスロット x4(最大 64GB) / SATA3 x8 / M.2 x2

M.2 SSDはシールドの下にあります。冷却されているので安心です。

パーツのメーカーに関しては状況により変更される可能性があります。レビュー機ではこのメーカーのパーツが搭載されていましたという情報になります。

CPU性能をチェック

Ryzen 7 3700Xのスペック



スペック
コア8
スレッド16
基本クロック3.6GHz
最大ブースト・クロック4.4GHz
TDP105W


Ryzenスペック比較

製品名コア/ スレッドベース / TB時TDP
Ryzen 7 3800X8 / 163.9GHz / 4.5GHz105W
Ryzen 7 3700X8 / 163.6GHz / 4.4GHz65W

執筆時ではRyzen 7 3800Xにカスタマイズも可能です。

CINEBENCH R20



CINEBENCH R20はCinebenchの最新バージョンになります。CPU 4824、CPU(single-Core) 492を記録しました。


CINEBENCH R20ベンチマーク比較

製品名マルチシングル
Ryzen 9 3900X7153503
Ryzen 7 3700X4734499
Core i9-9900K4577507
Core i7-9700K3678502
Ryzen 5 36003453477
Core i7-87003082467
Core i7-9750H2659465
Ryzen 5 26002525394
Core i5-9400F2389422
Core i5-8265U1231393

製品レビューから取得したスコア比較となっています。製品によって数値の変動もあるので参考程度に見てみて下さい。

ストレージの速度をチェック


SSD


HDD


SSDが搭載されているので動作がサクサクで非常に快適です。大容量HDDも付いているので母艦として安心出来るスペックです。

静音性のチェック



アイドル時3DMARK FireStrike実行時
43.0 db44.7 db


アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に考えて下さい。Ryzen 9 3900X搭載のガレリアAXZと比較するとそこまでファンは鳴っていない印象です。

消費電力のチェック


アイドル時


3DMARK


消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。アイドル時101W、3DMARKのFire Strike実行時には319Wでした。

製品名高負荷時
ガレリアZZ-SLI(RTX2080Ti×2)602W
ガレリアAXZ(RTX2080Ti)387W
ガレリアZZ(RTX2080Ti)341W
ガレリアAXF(RTX2070 SUPER)319W
ガレリアZG(RTX2080)308W
ガレリアXF(RTX2070 SUPER)269W
ガレリアZF(RTX2070)241W
ガレリアXV(RTX2060 SUPER)232W
ガレリアXV(RTX2060)222W
ガレリアZT(GTX1660Ti)188W
ガレリアXJ(GTX1660)175W
ガレリアDH(GTX1650)110W

製品レビューで計測した消費電力の比較になります。数値の変動もあるので参考程度に見てみて下さい。

温度のチェック

室温24℃環境での計測になります。計測ソフトはHWMONITORを用いてアイドル時と3DMARKのFire Strikeのベンチマークを実行した温度になります。CPU温度もGPU温度も低めでしょう。

VR性能をチェック

VR性能をスコア化するソフトがVRMARKです。スコアが5000を越えると「VR Ready」評価になります。VRも快適に楽しめるハイスペックデスクトップPCになります。

ゲーム性能をチェック

3DMARK

3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。

3D MARK項目スコア
Fire Strikeスコア21339
Graphics Score24032
Physics Score22631
Combined Score11080
Fire Strike EXtremeスコア11226
Graphics Score11601
Physics Score22357
Combined Score5645
Fire Strike Ultraスコア5923
Graphics Score5722
Physics Score22611
Combined Score3214
Time Spyスコア9850
Graphics Score10019
CPU Score8994
Time Spy EXtremeスコア4589
Graphics Score4657
CPU Score4241

3DMARK Fire Strikeスコア比較

製品レビューで取得したFireStrikeのグラフィックカード別グラフィックスコアの参考比較になります。

3DMARK TimeSpyスコア比較

製品レビューで取得したTimeSpyのグラフィックカード別グラフィックスコアの参考比較になります。

ファイナルファンタジー XV

FF15のベンチマークではスコアが12,000を超えると最高評価の非常に快適になります。6,000で快適評価ですので6,000出ていれば重量級ゲームも楽しめるスペックと言えるでしょう。

解像度設定スコア評価
フルHD
1920×1080
高品質9941 / 99 fpsとても快適
標準品質12960 / 129 fps非常に快適
軽量品質15655 / 156 fps非常に快適
WQHD
2560×1440
高品質7526 / 75 fps快適
標準品質9399 / 93 fpsとても快適
軽量品質12360 / 123 fps非常に快適
4K
3840×2160
高品質4420 / 44 fps普通
標準品質5117 / 51 fpsやや快適
軽量品質7225 / 72 fps快適

FF15 ベンチマークのパフォーマンス比較

製品名スコア評価
ガレリアZZ(RTX2080Ti×Core i9-9900K)12930非常に快適
ガレリアAXZ(RTX2080Ti×Ryzen 9 3900X)12494非常に快適
ガレリアZG(RTX2080)10897とても快適
ガレリアAZ(RTX2080Ti×Ryzen 7 2700)10537とても快適
ガレリアXF(RTX2070 SUPER×Core i7-9700K)10122とても快適
ガレリアAXF(RTX2070 SUPER×Ryzen 7 3700X)9941とても快適
ガレリアZF(RTX2070)8905快適
ガレリア XV(RTX2060 SUPER)8414快適
ガレリアXV(RTX2060)7919快適
ガレリアXV(GTX1070Ti)7672快適
ガレリアZT(GTX1660Ti)6803快適
ガレリアRJ5(GTX1660)5584やや快適
ガレリア RT5(GTX1060)4848やや快適
ガレリアDH(GTX1650)3889普通
ガレリアDH(GTX1050Ti)3006普通

製品レビューで取得したフルHD解像度で高品質設定(最高設定)のスコアを比較した数値となっております。

 ファイナルファンタジー XIV 漆黒のヴィランズ

FF14の漆黒のヴィランズのベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値となっています。

解像度設定スコア評価
フルHD
1920×1080
最高品質16952 / 130 fps非常に快適
17167 / 138 fps
標準19964 / 175 fps
WQHD
2560×1440
最高品質14887 / 103 fps
15411 / 110 fps
標準18893 / 156 fps
4K
3840×2160
最高品質8195 / 55 fps
9481 / 63 fps
標準15678 / 109 fps

FF14 ベンチマークのパフォーマンス比較

製品名スコア評価
ガレリアAXZ(RTX2080Ti×Ryzen 9 3900X)18531非常に快適
ガレリアXF(RTX2070 SUPER×Core i7-9700K)17140
ガレリアAXF(RTX2070 SUPER×Ryzen 7 3700X)16952
ガレリアXF(RTX2070)15714
ガレリア XV(RTX2060 SUPER)15390
ガレリアXV(RTX2060)15118
ガレリアDF(RTX2060)14396
ガレリアXT(GTX1660Ti)14459
ガレリアRJ5(GTX1660)10966
ガレリアDH(GTX1650)9342

製品レビューで取得したフルHD解像度で最高品質設定のスコアを比較した数値となっております。

PSO2ベンチマーク

公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定で9万超えのスコアが出ています。平均フレームレート279fps、1% Low フレームレート203fpsとなりました。オーバースペックでしょう。

解像度設定スコア
1920×1080簡易設定692511 / 279 FPS

フォートナイト

設定:フルHD×エピック

フォートナイトは設定を調整すれば200fps以上が出ていましたのでゲーミングモニターと組み合わせて快適に使えます。3D解像度は100%に変更しています。

解像度設定FPS
フルHD
1920×1080
エピック161 fps
213 fps
312 fps
388 fps
WQHD
2560×1440
エピック105 fps
142 fps
217 fps
314 fps
4K
3840×2160
エピック52 fps
72 fps
119 fps
178 fps

Apex Legends

設定:フルHD×最高

Apex Legendsの場合には144Hzのゲーミングモニター、または画質設定を下げてプレイする場合には240Hzのゲーミングモニターを活かせるスペックです。

解像度設定FPS
1920×1080最高151 fps(121)
206 fps(146)

仕分け工場にパラシュート降下した際のフレームレート。フルスクリーン、垂直同期:適用型(1/2レート)、かっこ内は最小fps(1% Low fps)となっています。

レインボーシックス シージ

設定:フルHD×最高

レインボーシックス シージは最高設定にしても平均195fps、設定を調整すれば240Hzのゲーミングモニターを活かせるスペックです。

解像度設定FPS
フルHD
1920×1080
最高195 fps
309 fps
WQHD
2560×1440
最高131 fps
240 fps
4K
3840×2160
最高69 fps
130 fps

レンダリングのスケーリングは100に変更しています。ベンチマーク結果の全般の平均fpsと最小fpsになります。

ゴーストリコン ブレイクポイント

設定:フルHD×ウルトラ。

解像度設定FPS評価
フルHD
1920×1080
ウルトラ92 fpsA
123 fpsS
133 fps
WQHD
2560×1440
ウルトラ76 fpsA
96 fpsA
113 fps
4K
3840×2160
ウルトラ50 fpsB
65 fpsA
80 fps

ゲーム内ベンチマークを実行した際のフレームレートとなっております。

モンスターハンターワールド

設定:フルHD×最高

重量級のモンハンワールドでは4K×高画質設定(設定:高)で60fpsを超えていました。フルHDのCPU使用率をチェックしてみると50%程度と低めなのが8コア16スレッドの恩恵です。

解像度設定FPS
フルHD
1920×1080
最高96 fps(64)※
120 fps(102)※
123 fps(110)※
WQHD
2560×1440
最高89 fps(62)
115 fps(90)
123 fps(110)
4K
3840×2160
最高50 fps(41)
67 fps(60)
104 fps(90)

古代樹の森1-2を周回した時のフレームレートです。かっこ内は最小fps(1% Low fps)となっています。4K解像度、WQHD解像度はDLSS使用、フルHDは適用できません。

モンハンワールドのフレームレート比較

製品名FPS
ガレリアZZ(RTX2080Ti)130 fps
ガレリアAXZ(RTX2080Ti)114 fps
ガレリアAXF(RTX2070 SUPER)96 fps
ガレリアXF(RTX2070 SUPER)95 fps
ガレリアXV(RTX2060 SUPER)76 fps
ガレリアRT5(GTX1660Ti)56 fps
ガレリアXJ(GTX1660)54 fps
ガレリアRT5(GTX1060)41 fps
ガレリアRH5(GTX1650)32 fps

フルHD最高設定の比較になります。実施時期が異なり、ゲームの性質上フレームレートの変動が大きいので参考程度に見てみて下さい。

CoD:MW

設定:フルHD×最高設定+レイトレ。

解像度設定FPS
フルHD
1920×1080
最高+レイトレ99 fps(79)
最高136 fps(108)
193 fps(138)
WQHD
2560×1440
最高+レイトレ73 fps(59)
最高100 fps(82)
148 fps(119)
4K
3840×2160
最高+レイトレ43 fps(35)
最高57 fps(47)
90 fps(74)

MAP:PICCADILLYにて特定のコースを周回した際の平均フレームレートと最小fps(1% Low fps)となっています。

CONTROL(レイトレーシング)

設定:WQHD×最高設定。

シンプルに最高設定(NVIDIA DLSSを使用しない)を目指した場合には現状最重量級タイトルと言えるCONTROLですが、RTX20シリーズなのでNVIDIA DLSSを使用する事が可能です。

解像度設定FPS
フルHD
1920×1080
高(最高)75 fps
91 fps
低(最低)145 fps
WQHD
2560×1440
高(最高)56 fps
79 fps
低(最低)135 fps
4K
3840×2160
高(最高)31 fps
45 fps
低(最低)86 fps

高設定:高設定+レイトレーシング高設定、中設定:中設定+レイトレーシング中設定、低設定:低設定+レイトレーシングオフ。場所はディレクターズオフィスでNVIDIA DLSSを適用しています。

  • FPSゲームは144fps以上出して勝負にこだわりたい方におすすめです。
  • RTX20シリーズなのでレイトレーシング対応タイトルも快適。
  • 4K解像度に関しては中程度のゲームなら視野には入りますが、重量級ゲームで高画質設定は厳しいタイトルもあります。
  • フルHD、WQHD解像度なら快適

Core i7-9700Kと比較した場合のフレームレート比較

Core i7-9700KとRyzen 7 3700Xで比較した場合にはどうなるのかという部分が気になる方もいると思うので実際のフレームレートで比較してみました。取得機種は実施時期も近いガレリアXFで比較しています。

ゴーストリコン ブレイクポイント

設定Core i7-9700KRyzen 7 3700X
ウルトラ100 FPS92 FPS
133 FPS123 FPS
143 FPS133 FPS

RTX2070 SUPER、フルHD解像度で比較しています。ゲーム内のベンチマークを実行した際の数値になります。

レインボーシックス シージ

設定Core i7-9700KRyzen 7 3700X
最高205 FPS195 FPS
最低343 FPS309 FPS

RTX2070 SUPER、フルHD解像度で比較しています。ゲーム内のベンチマークを実行した際の数値になります。

フレームレートをより出したい方はCore i7-9700Kがおすすめです。8コア16スレッドに魅力を感じる方はRyzen 7 3700X搭載機もおすすめです。

まとめ

ガレリアAXFはRTX2070 SUPER搭載なのでフルHD重量級やWQHDの重量級が快適にプレイできる高スペックなゲーミングPCになります。

FPSを中心としている方にはインテルの方がベターという印象ですが、高画質ゲーミングや、高解像度を中心とした使い方の場合にはタイトルにもよりますが、極端な差異は少ない傾向があるのでFPSはあまりプレイしないという方にはガレリアAXFは魅力際立つコストパフォーマンスの高いゲーミングPCでしょう。

8コア16スレッドの恩恵があるので実況や配信とも相性が良いゲーミングPCになります。フレームレートをより出したい方はガレリアXF、クリエイティブに強みを出したいならガレリアAXFという選び方がおすすめです。

ガレリアAXFの価格・詳細はこちら

ガレリアのデスクトップPC一覧はこちら

目次