
40万円の予算があれば、どれを選んでもゲームは快適に動きます。そのぶん「結局どれにすればいいのか」で迷いやすい価格帯です。この価格帯は、スペック表の数字より、自分の遊び方・使い方に合わせて選ぶほうが満足度が高くなります。
先に結論|40万円以上で見る5か所
| 見る場所 | 40万円以上での基準 | 妥協すると最初に出る不満 |
|---|---|---|
| GPU | RTX 5070 Ti以上。本命はRTX 5080 | 4Kや重量級で設定を落としがち |
| CPU | ゲーム特化ならRyzen 7 9800X3D 配信・編集も重いならIntel Core Ultra 7 | 同時作業でゲームがもたつく |
| メモリ | 32GB以上。配信・編集兼用なら64GB | 裏で開いたアプリを、遊ぶ前に毎回閉じる |
| SSD | 1TBでも動く。2TB以上で不満が出にくい | 新作を入れるたび「何を消すか」を考える |
| ケース・冷却 | LED・静音・水冷まで選べる | 深夜、家族が寝てからファン音が気になる |
体感に一番効くのはGPUです。残りの4つは、GPUを決めたあとに考えればOKです。
40万円以上のゲーミングPCでできること
4K・ウルトラワイドを高画質で遊べる

この価格帯の中心はRTX 5080です。4K・高〜最高画質の重量級タイトルも、設定をほぼ下げずに楽しめます。
RTX 5070 Tiも十分に高性能です。4Kで余裕を持たせたい人、数年先の新作まで見据える人は、RTX 5080を選ぶと安心です。
軽めの対戦ゲームは、4Kでも比較的軽く動きます。当サイトの実測では、Apex LegendsはRTX 5070・4K・最高画質で149fpsでした。RTX 5080の余力が活きるのは重量級タイトルなので、遊ぶゲームの重さに合わせて選ぶのがおすすめです。
FPS・TPSで高fpsが安定する

FPS・TPSで大事なのは、平均fpsより撃ち合いの瞬間の落ち込みです。
GPUに余裕があれば、画質を上げたまま高fpsを保てます。録画や配信を同時に回しても余力が残るので、撃ち合いの瞬間だけカクつく状態から抜け出せます。
配信・録画・動画編集も1台でこなせる
ゲーム中の録画やクリップ保存、実況配信、動画編集。下の価格帯では負荷がきつくなりがちな作業も、40万円以上ならゲーム性能を保ったまままとめてこなせます。
遊ぶ・残す・配信するを1台にまとめたい人に向いた価格帯です。
ケース・冷却・LEDまで自分好みに選べる
GALLERIA

サイコム

40万円以上になると、性能だけでなく見た目や使い心地まで選べるようになります。
LEDで光るゲーミングらしい見た目が好きな人もいれば、できるだけ光らない落ち着いたデスクトップがいい人もいます。個人的にはLED不要派なので、サイコムのフラクタルケース構成とかはかなり好みです。
ガレリアやマウスもLEDオフにできるので、光らせたくない人でもおすすめです。
静音性を重視する、水冷にする、ケースデザインにこだわる。こうした細かい希望を反映できるのは、高額帯ならではの強みです。
40万円以上のおすすめゲーミングPC
G TUNE FG-A7G80

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 7 270K Plus |
| グラフィック | RTX 5080(16GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| ケース | フルタワー |
| 価格 | 69万円台~ |
迷ったらまず見たい王道のRTX 5080モデルです。Core Ultra 7 270K Plus × RTX 5080 × 32GBの構成で、4K高画質から重量級タイトルまで快適に遊べます。
- 高冷却仕様で、重量級を長時間遊んでも安心
- フルタワーで拡張性・メンテナンス性が高い
- 3年保証+24時間365日の電話サポート付きで、トラブル時もすぐ相談できる
性能・冷却・サポートがそろったモデルです。買ったあとの安心まで重視する人におすすめです。
GALLERIA XDR7A-R58-GD

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9800X3D |
| グラフィック | RTX 5080(16GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| ケース | ミドルタワー |
| 価格 | 51万円台~ |
大手BTOで堅実に選びたい人向けのRTX 5080モデル。Ryzen 7 9800X3D × RTX 5070 Ti × 32GB × 1TB Gen4 SSD という、王道にまとまったハイエンド構成です。
- 偏りのない構成で、購入後に不足を感じにくい
- ドスパラの即納体制で、届いてすぐ遊べる
- 水冷CPUクーラーのカスタマイズを追加すると、ガレリア専用デザインになる


ガレリアらしい見た目を楽しみたい人は、水冷カスタマイズの追加がおすすめです。
GALLERIA FDR7A-R57T-W

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9800X3D |
| グラフィック | RTX 5080(16GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| ケース | ミドルタワー |
| 価格 | 51万円台~ |
ケースデザインまでこだわりたい人におすすめのピラーレスモデルです。柱のない構造で、内部のパーツやLEDがよく映えます。
- 柱のないピラーレス構造で魅せるPC感が抜群
- 内部のパーツやLEDが映える特別なデザイン
- YouTubeで見るような映えるゲーム部屋作りに最適
数年使うPCなので、使っていて気分が上がるかどうかも大切な基準です。部屋に置いたときの存在感を重視する人にぴったりの一台です。


サイコム G-Master Hydro Z890

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 7 270K Plus |
| グラフィック | RTX 5070 Ti(16GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| ケース | ミドルタワー |
| 価格 | 54万円台~ |
ケース・冷却・静音性までこだわりたい人におすすめのBTOです。
- GPU・CPU・クーラー・電源・マザーボード・ケースファンまで選べる
- Fractal Designのケースを選べる
- 静音設計で、深夜のプレイも安心
中身に納得して買いたい上級者や、落ち着いた見た目が好きな人に合う一台です。

ケースは選択可能

FRONTIER【価格重視で攻める】

| スペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9800X3D |
| グラフィック | RTX 5070 Ti(16GB) |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
| 価格 | その時のセール次第 |
価格重視でハイエンドを狙いたい人におすすめのBTOメーカーです。セールのタイミングが合えば、RTX 5070 Ti / 5080搭載モデルをかなり安く手に入れられます。
購入前に次の3点を確認しておくと安心です。
- セール時期によって構成・価格が変わる
- CPUクーラーが固定のモデルがある
- 冷却にこだわる場合は、仕様を事前にチェックする
とにかく安くハイエンドを手に入れたい人に向いた選択肢です。
GPU・CPUの選び方ガイド【40万円以上】

GPU|本命はRTX 5080、40万円台前半ならRTX 5070 Tiが現実解
4K・高画質・長期運用まで考えるなら、RTX 5080が一番後悔しにくい選択です。40万円台前半で選ぶなら、RTX 5070 Tiが現実的です。
どちらもVRAM(グラフィック用のメモリ)は16GBで同じです。GPU全体の処理性能はRTX 5080が上で、テクスチャ品質のようにVRAM容量で決まる設定は同じ水準で遊べます。コスパで考えると、ここは大きなポイントです。
- 40万円台前半で、価格を抑えつつ高性能を狙う → RTX 5070 Ti
- 4Kの余裕と長期運用を優先する → RTX 5080
CPUは用途で分岐する|ゲーム特化ならX3D、配信・制作兼用ならIntelも選択肢
ゲーム最優先ならRyzen 7 9800X3Dです。fpsを伸ばしたい人、対戦ゲームを安定させたい人に向いています。
配信や動画編集も同じくらい使うなら、マルチスレッドに強いCore Ultra 7も候補です。この価格帯ならどのCPUでも快適に遊べるので、fps重視ならX3D、作業重視ならCore Ultra 7と、使い方で選ぶのがおすすめです。
メモリは最低32GB、配信・編集兼用なら64GBも視野

ゲーム専用なら32GBで十分です。配信・録画・動画編集を同時にこなすなら、64GBにすると余裕が出ます。
SSDは最低1TB、理想は2TB以上
ゲームを数本入れるだけで1TBはすぐ埋まります。録画データや編集素材も保存するなら、2TB以上がおすすめです。長く使うなら、ストレージは多めにしておくと安心です。
予算を上下に広げるとどうなるか
30万円台まで下げる
30万円台でも、かなり高性能なモデルは見えてきます。
ただ、40万円以上と比べると、GPU・ストレージ・冷却・ケースのどこかで差が出やすい。快適には遊べても、余裕の部分で一段落ちます。長く使う前提なら、もう少し伸ばして40万円以上で選ぶほうが納得しやすいです。
70万円以上に上げる|ここが天井
予算が70万円を超えると、RTX 5090が候補に入ってきます。

筆者はRTX 3090、RTX 3090 Ti、RTX 4090と、90番台を3世代続けて買ってきました。その経験から言うと、90番台はコスパが悪いです。
90番台そのものは最高のグラボです。手に入れた瞬間は「天下を取った」と思えるほどの高揚感があり、持っているだけで楽しく、ゲームを起動するたびにワクワクします。その価値は本物です。
問題は、手放すときに減る額です。2026年8月10日時点の相場をまとめました。
| 購入 | 売却 | 差額 | |
|---|---|---|---|
| RTX 5090(単品) | 70万円超 | 30万円ほど | 約40万円 |
| RTX 5080(単品) | 24万円ほど | 14万円ほど | 約10万円 |
どちらも売値は購入時の半分前後まで下がり、手元から消える額は10万円と40万円。4倍の開きがあります。PCを売って次の購入資金に回す人ほど、この差が効いてきます。
さらに90番台は、次の90番台が出た瞬間に最上位の座を明け渡します。3090から4090、4090から5090と、世代が変わるたびに旧モデルの相場は一段下がります。
次のどちらかに当てはまる人は、90番台を選んで大丈夫です。
- 売らずにずっと使う人。 回収を考えないなら、この話は当てはまりません
- 事業で使って、それ以上の利益が確定している人。 100万円のPCでも、それ以上稼げるならタダみたいなものなので
それ以外の人は、RTX 5080を選ぶのがおすすめです。
よくある質問
まとめ

40万円以上で最初に決めるのはGPUです。この価格帯ならCPUもメモリも一定以上が載っているため、体感の差はGPUに集中します。
40万円で手に入れたいのは、最高のfpsより、買ったあとスペックを気にせず遊べる状態です。性能の天井を追うと、70万円でも100万円でも上には上があります。目指すのは、不満が出るラインを確実に超えることです。
- GPU:RTX 5070 Ti以上。本命は RTX 5080
- メモリ:32GB以上(配信・編集も兼ねるなら64GB)
- SSD:できれば 2TB以上
準備の手間がなくなるから、ゲームに没入できます。起動してすぐ遊べる1台を選んでみて下さい。


