
マウスコンピューターのゲーミングPCを購入する際に、「CPUファンをカスタマイズするべきか迷っている」という方も多いでしょう。
これまで、G-Tuneやマウスコンピューターのパソコンの実機を100台以上レビューしてきました。
その経験をもとに、G-TuneのCPUファン選びで知っておくべきポイントや、カスタマイズのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
CPUファンとは?
そもそもCPUファンって何?という点から見ていきましょう。CPUファンは、パソコンの頭脳であるCPUを冷やすための小さな扇風機のようなものです。
CPUは計算をするととても熱くなるので、そのまま放っておくとパソコンが止まったり、壊れたりすることがあります。
CPUファンは、この熱を外に逃がしてCPUを安全な温度に保つ役割を持っています。ファンと金属の板(ヒートシンク)が一緒になっていて、ファンが回ることで熱を効率よく逃がしてくれます。
また、CPUファンは「音の大きさ」やパソコン内部の「空気の流れ」にも影響します。性能が良いファンを選ぶと、パソコンが静かで快適に動くようになります。
マウスコンピューターのCPUファンは標準で十分?
結論から言うと、G-TuneのCPUファンは標準のままで十分です。
公式でも、標準CPUファンで安定した動作と適切な温度管理ができると言及されており、通常のゲームプレイや作業で問題になることはほとんどありません。

もちろん、もっと冷却性能を高めたい、または静かに動かしたいというこだわりがある場合は、CPUファンのカスタマイズも選択肢のひとつです。
しかし、標準ファンでも十分にCPUを守れるため、無理にカスタマイズする必要はありません。
つまり、ほとんどのユーザーにとっては「そのままでOK」。パソコンを安心して使いたい方は、まずは標準構成のまま利用するのが賢い選択です。
CPUファンをカスタマイズするメリットとデメリット
CPUファンをカスタマイズするメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
- 冷却性能がアップする
- 静音性が向上する
- 見た目をカスタマイズできる
高性能なファンにすると、CPUをより低い温度で動かせます。長時間のゲームや重い作業でも安心です。
デメリット
- 費用がかかる
- 取り付けの手間がある
- 標準でも十分な冷却がある
高性能なCPUファンは標準よりも値段が高くなります。自分で交換する場合は、パソコン内部を開ける必要があります。間違えると故障の原因になることも。
マウスコンピューターのゲーミングPCは標準で適切なCPUファンが標準搭載されているので、こだわりがなければ無理に変える必要はあまりありません。
ケース毎にCPUファンのカスタマイズの仕様が違う
G-Tuneではハンドル付きミニタワー型、G-Tunnミニタワー型、G-Tuneフルタワー型の3つと、新ブランドの「NEXTGEAR」がありますが、それぞれCPUファンのカスタマイズに違いがある場合があります。
ハンドル付きミニタワー

ハンドル付きミニタワーの場合には、CPUファンのカスタマイズに対応していません。カスタマイズ項目を見てみてもハイエンド構成でも標準CPUクーラーのみでした。

ただ高性能なCPUの場合にはサイドフロー型のCPUファンが付いている可能性があります。実際にCore i7-8700のコラボモデルの実機レビューの時にはサイドフロー型が採用されていました。
それでも最近の傾向として、水冷CPUクーラーが搭載されている場合が多いので水冷CPUクーラーにカスタマイズ出来ないのは少し残念です。

G-Tuneの場合にはかなりしっかりとした品質管理がされているので、空冷CPUクーラーでも冷却面に関しては安心して大丈夫でしょう。
G-Tuneミニタワー

G-Tuneミニタワーでは、最初から水冷CPUクーラーが標準搭載されたモデルもありますが、【9cmFAN/ヒートパイプ式】オリジナル サイドフローCPUクーラーや、「Cooler Master Hyper 212 EVO」、水冷CPUクーラーが選択可能です。

マウスコンピューターのゲーミングPCの場合、実用上まったく問題のない冷却能力を備えた最適な構成となっています。公式回答のとおり、標準で適切なCPUファンが搭載されています。
Core i5 /Ryzen 5搭載モデル
なので、G-Tuneミニタワーの場合にはCore i5/Ryzen 5であれば冷却面でも静音面でも非常に高い性能を持っているのでデフォルトでOKです。

Core i7 /Ryzen 7搭載モデル
Core i7 / Ryzen 7搭載モデルでもデフォルトでOKですが、Core i7 /Ryzen 7だと発熱が大きくなるため、予算に余裕があれば水冷CPUクーラーにカスタマイズするのがおすすめです。
空冷サイドフロー型の「Cooler Master Hyper 212 EVO」では静音と冷却性能を両立と記載されていますが、冷却面では水冷CPUクーラーの方が冷却性能が高く、静音性も高いので予算に余裕があればCore i7/Ryzen 7搭載モデルは水冷CPUクーラーにカスタマイズするのがおすすめです。

Core i7搭載の水冷CPUクーラーでは、水冷なので温度面が非常に優秀になります。

NEXTGEAR

NEXTGEARでは、最初から水冷CPUクーラーが標準搭載されたモデルもありますが、カスタマイズで対応可能な機種もあります。

内容についてはG-Tuneミニタワーの項目を参考にして下さい。違いという点ではNEXTGEARの方がカスタマイズ料金が高めに設定されているという違いがありました。

フルタワー

G-Tuneフルタワーの場合には、CPUファンが最初から水冷CPUクーラーが搭載されているのでカスタマイズの必要性が無いです。


Core i7-14700KFやCore i9-13900KF搭載の水冷CPUクーラー搭載モデルのレビューをしているので参考にしてみて下さい。冷却が必要なCPUですが、しっかりと冷却されています。
まとめ
G-TuneのCPUファンはカスタマイズするべき?という事でG-TuneのゲーミングPCやNEXTGEARのゲーミングPCのCPUクーラーについて見ていきました。
マウスコンピューターのゲーミングPCは品質管理がしっかりしてあるので、標準で適切なCPUクーラーが付いてます。
Core i5 /Ryzen 5搭載モデルであれば、標準構成で必要十分な印象です。
Core i7 /Ryzen 7搭載モデルの標準構成でも十分ですが、水冷CPUクーラーにカスタマイズすれば冷却性能がさらに向上しますので、予算に余裕がある場合はカスタマイズがおすすめです。

