サードウェーブさんから「GALLERIA ZA9C-R49」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。
「GALLERIA ZA9C-R49」は、CPUに「Core i9-14900KF」を搭載し、ゲームで重要なグラフィックスボードには「GeForce RTX 4090」を搭載しています。
高い処理能力も持ったパソコンなので、最新重量級ゲームから高解像度のゲームプレイ、ゲーム実況や配信といった重いゲームや、重い作業でも快適に使える最高クラスの性能を持ったゲーミングPCです。
GALLERIA ZA9C-R49のスペック
スペック | |
---|---|
CPU | Core i9-14900KF |
CPUクーラー | 240mm 水冷CPUクーラー |
グラフィック | RTX 4090(24GB) |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
電源 | 1000W |
ケース | ミドルタワー |
外観デザイン
PCケースはガレリア専用のSKケース (ATX) です。質感の良い筐体で、左側面はクリアパネル。ガンメタリック塗装の外装はスタイリッシュなデザインです。
電源を投入すると電源ボタンと前面がLEDライトで光ります。RGB-LEDライトの設定については公式サイトでご確認下さい。
コンソールパネルの質感が良く、USBが4つ接続出来ます。斜めになっていてアクセスしやすいです。
背面の映像出力端子は「HDMI端子、DisplayPort端子x3」となっています。複数のモニターを繋ぐ用途でも活用出来ます。
天板と底面にはダストフィルターが付いています。底面のダストフィルターはワンタッチで取り外せてメンテナンス性が高いです。
内観
左側面のパネルを取り外すと内部にアクセス出来ます。右上に光学ドライブ、マザーボード下のエリアにHDD×2台の格納というレイアウトです。
光学ドライブ、HDDはカスタマイズで追加選択可能です。
ケースファンは14cmなので、送風量アップと静音性能の向上の効果に貢献。
右側面のパネルを取り外すと2.5インチ(SSD)、3.5インチ(HDD)の増設が可能です。最下部は電源の格納スペースとなっています。
PCケースの特徴を以下にまとめました。
- ケースの質感が良い
- 歴代ガレリア最高の冷却機構
- ケースがLEDで光る(オフも可能)
- ケースの拡張性が高い(HDD×2・SSD×2搭載可能)
- コンソールパネルが斜めで使い勝手が良い
ゲーム性能
ベンチマークソフトを使用してゲームのパフォーマンスをチェックしました。
3DMARK
FireStrike
TimeSpy
3DMARKのFireStrikeはDirectX 11、TimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
当サイトでテストしたTimeSpyの参考スコア比較です。GeForce RTX 4090は、最高峰クラスの圧倒的性能が魅力です。
ファイナルファンタジー15
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 | 高 | 15589 / 155 fps【非常に快適】 |
WQHD 2560×1440 | 高 | 21862 / 218 fps【非常に快適】 |
フルHD 1920×1080 | 高 | 22330 / 223 fps【非常に快適】 |
ファイナルファンタジー15は、6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」評価になります。
BLUE PROTOCOL
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 | 最高 | 23704 / 163 fps【極めて快適】 |
WQHD 2560×1440 | 最高 | 38899 / 275 fps【極めて快適】 |
フルHD 1920×1080 | 最高 | 43859 / 321 fps【極めて快適】 |
BLUE PROTOCOLは、「8000~8999」スコアで「快適」、「10000スコア以上」で「極めて快適」評価になります。
PSO2:NGS
解像度 | 設定 | スコア / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 | ウルトラ | 37241【快適】 |
WQHD 2560×1440 | ウルトラ | 48736【快適】 |
フルHD 1920×1080 | ウルトラ | 49156【快適】 |
PSO2:NGSは「10,001以上」のスコアで「快適」評価です。「5,001~10,000」で標準的な動作、「5,000未満」で重い動作判定となります。最高設定で「快適」評価です。
ファイナルファンタジー14
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 | 最高 | 27094 / 185 fps【非常に快適】 |
WQHD 2560×1440 | 最高 | 36752 / 260 fps【非常に快適】 |
フルHD 1920×1080 | 最高 | 39167 / 277 fps【非常に快適】 |
ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレは、8,000スコアで「快適」、15,000スコアで「非常に快適」評価になります。
ストリートファイター6
解像度 | 設定 | スコア / FPS / 評価 |
---|---|---|
4K 3840×2160 | 最高 | 100 / 59 fps【快適】 |
WQHD 2560×1440 | 最高 | 100 / 59 fps【快適】 |
フルHD 1920×1080 | 最高 | 100 / 59 fps【快適】 |
ストリートファイター6は「90~100」スコアで「快適」評価です。
サイバーパンク2077
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
4K 3840×2160 | レイトレ:オーバードライブ | 72 fps |
4K 3840×2160 | レイトレ:ウルトラ | 104 fps |
WQHD 2560×1440 | レイトレ:ウルトラ | 192 fps |
フルHD 1920×1080 | レイトレ:ウルトラ | 246 fps |
サイバーパンク2077は、NVIDIA DLSS 3対応ゲームです。「GALLERIA ZA9C-R49」は最新のRTX 40シリーズ搭載モデルなので、NVIDIA DLSS 3に対応しています。
レイトレーシング;オーバードライブは公式情報(ゲーム内のパストレーシング項目に記載)で最低でもRTX 4070Tiが必要とされています。推奨スペックとしてはRTX 4080が推奨されているハイエンド向けの設定になります。
Cities: Skylines II
解像度 | 設定 | FPS |
---|---|---|
4K 3840×2160 | 高 | 33 fps |
WQHD 2560×1440 | 高 | 56 fps |
フルHD 1920×1080 | 高 | 69 fps |
Cities: Skylines IIは、最重量級タイトルのシミュレーションゲームです。30fps 出ているので4K解像度でも快適に楽しめます。
Apex Legends
最高設定
最低設定
人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質290fps前後、最低では300fps前後を記録しました。MAX300fpsのゲームです。
Apex Legendsで高フレームレートを出して極めて快適に楽しめるゲーミングPCです。240Hzなどの高リフレッシュレート液晶モニターと組み合わせるのがおすすめです。
ドラクエ10
解像度 | 設定 | スコア / 評価 |
---|---|---|
3840×2160 | 最高 | 25806【すごく快適】 |
1920×1080 | 最高 | 25826【すごく快適】 |
ドラクエ10のような軽めのゲームは「すごく快適」に動作します。
ゲーム性能まとめ
RTX 4090搭載モデルなので非常に高いフレームレートが出ます。超高解像度やeスポーツタイトルで最高クラスのフレームレートを出したい方におすすめのゲーム性能です。
解像度 | 評価 |
---|---|
4K解像度 | |
WQHD解像度 | |
フルHD解像度 |
CPU性能
CPU性能をチェックしました。
CINEBENCH
CINEBENCE 2024
CINEBENCH R23
「CINEBENCH 2024」「CINEBENCH R23」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。
Core i9-14900Kは24コア(8P+16E)32スレッドの非常に高い性能を誇る高性能モデルです。極めて高いCPUパフォーマンスを持っています。
Intel CPUにはPコア(Performanceコア/性能重視)とEコア(efficientコア/効率重視)が第12世代から搭載されています。負荷の高い処理をPコアが行い、優先度の低い処理をEコアが担当します。負荷に応じて2種類のコアに処理が振り分けられるため、ユーザーが最優先に行いたい作業をバックグラウンド処理に邪魔される事なく、優先的に処理可能な点が特徴的です。第14世代では「Intel Application Optimization(APO)」機能が実装され、ゲームによってはフレームレートが向上します。インテル公式情報としては、レインボーシックス シージで13%、METRO EXODUSで16%性能が向上すると発表されています。
ストレージの速度
ゲームではSSDにインストールするとロード時間が短縮される効果や、カクつきを抑える効果が見込めます。
1TBのNVMe SSDと2TBのHDDが搭載されていました。パソコンの動作がサクサクで、ゲームでもストレスフリーです。
消費電力
アイドル時 | 高負荷時 |
---|---|
消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrikeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。
温度
計測ソフトは「HWMONITOR-PRO」を使用しています。アイドル時と「3DMARK FireStrike」および「CINEBENCH R23」を10分間実行した際の最大温度です。室温は22℃環境での計測になります。
静音性
アイドル時 | 3DMARK |
---|---|
42.1 db | 54.5 db |
アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。
FireStrike実行時の中で、最も動作音の大きい数値です。環境の下限は40db前後です。
まとめ
- Core i9搭載で極めて高いCPU性能
- RTX 4090搭載で4K/8K解像度のゲームも楽しめる
- ミドルタワー採用(歴代GALLERIA最高の冷却機構)
- 最高峰のパフォーマンスを得られる
- 用途によってはオーバースペック
「GALLERIA ZA9C-R49」は、最新のゲームタイトルや重いゲームタイトルを超高解像度で快適に楽しめる高性能グラフィックス「GeForce RTX 4090」を搭載しています。
動画編集や3DCGなど、高負荷な作業用途にも適しているので、作業効率を向上させたいプロクリエイターの方にもおすすめです。
「GALLERIA ZA9C-R49」は、何でもこなせる最高クラスの性能を持ったゲーミングPCが欲しい方におすすめになります。
- 筐体の質感が良いモデルを探している方
- 光るゲーミングPCが欲しい方
- 8K/4K解像度でも快適に使えるモデルを探している方
- eスポーツタイトルで高fps出したい方