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【G-Tune】Ryzen 5 1600搭載、NEXTGEAR-MICRO am540SA2の実機&性能レビュー

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マウスコンピューターさんから販売されている「NEXTGEAR-Micro am540 SA2」をお借りしたので実機レビューしていきます。

am540シリーズはいずれもAMDのCPU「Ryzen」を採用しており、CPU性能を活用する用途でのコスパの高いゲーミングPCが欲しいという方にはNEXTGEAR-Microのam540シリーズはおすすめです。

目次

Ryzen 5比較

名前 Ryzen 5 1600X Ryzen 5 1600 Ryzen 5 1500X Ryzen 5 1400
コア数 6 6 4 4
スレッド数 12 12 8 8
基本クロック速度 3.6GHz 3.2GHz 3.5GHz 3.2GHz
最大ターボ・コア速度 4GHz 3.6GHz 3.7GHz 3.4GHz
TDP 95W 65W 65W 65W

Ryzen5は4モデル展開になります。違いはベース時とターボ時のクロック数とTDP(熱設計電力)が違います。

他には、ターボ時以上のクロックを出すExtended Frequency Range(XFR)がX付きだと2倍になるという点も付け加えておきます。

やっぱり人気なのはどれ?というのも気になると思うので価格コムでランキングを調べてみると記事執筆時でRyzen5の中でランキングが高いのはRyzen 5 1600でした。上位とコア/スレッドが変わらないという点とTDPが低いという所が人気なのかなと思います。

詳細スペックをチェック!

NEXTGEAR-MICRO am540SA2
OS Windows10 Home 64bit
CPU Ryzen 5 1600
グラフィック GTX1060(3GB)
メモリ 8GB PC4-19200 (8GB×1)
HDD 1TB
マザー AMD B350
電源 500W(80PLUS Silver)
スペックに関しての注意点

※情報は記事執筆時点のものになります。最新の製品の詳細や価格については公式ページで必ずご確認下さい。

ケース外観をチェック!

前面

ケース外観 前面は着脱式で簡単に取り外し可能
前面インターフェース G-Tuneロゴ

前面に配置されたインターフェースは、オーディオ端子(ヘッドホン、マイク)、USB2.0×2、USB3.0、電源ボタンなどが配置されています。

左側面

メッシュ採用で冷却性能アップ サイドパネルはカスタマイズ対応

BTOなのにNEXTGEAR-Microではサイドパネルをアクリル仕様にカスタマイズする事が可能。デザインに定評のあるG-Tuneらしい試みですね。

右側面

右側面全体 矢印のようなメッシュ加工

右側面下に吸気口が開いています。位置的には電源が配置されている場所になります。

背面

背面全体 マザーボード端子
グラフィックボード端子 DVI-HDMI変換コネクタ付属

マザーの端子は、PS/2 Mini DIN 6ピン、USB3.1×2、USB3.0×4、有線LAN (1000Base-T/100Base-TX/10Base-T対応(RJ-45)))×1、ラインイン、ラインアウト、マイク入力となっています。

ディスプレイ出力に関してはRyzen 5では内蔵グラフィックス機能が非搭載で、別途グラフィックスカードが必要なので省略しています。(Ryzen7も同様)

グラフィックボードの端子は、DisplayPort×3、 HDMI×1、DVI-D×1となっています。

天板

天板にはファンが1基付き 内部から撮影したファン、サイズは140mm

底面

ケース底部にはゴム足のインシュレーターが装備 インシュレーターのアップ

インシュレーターに関してはBTOオプションで変更可能です。制振性能をアップさせたいと考えている方にはおすすめです。

内部パーツをチェック!

パーツに関しての注意点

本機に搭載されているパーツに関しては変更される場合があるので注意してください。あくまでも今回レビューした製品に搭載されていたという参考例にしていただければ幸いです。

CPU メモリ
AMD Ryzen 5 1600搭載 キングストン製の8GB×1が搭載

GPU
 GTX1060のVRAM3GBモデル ZOTAC製のGTX1060搭載

電源 ストレージ
FSP製電源、容量は500Wで80PLUSのSILVER取得 ストレージはHDD 1TB

SSDが非搭載なのでカスタマイズをおすすめします。後からSSDを追加となると結構大変なのでSSDを導入予定の方は最初からカスタマイズしておきましょう。

消費電力

アイドル時 高負荷時
41.9W 174W

※高負荷時は3Dmark(FireStrike)実行時の消費電力をワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。

ベンチマークで性能をチェック!

CINEBENCH R15

CINEBENCH R15
CPU 1129
CPU(Single Core) 142

ファイナルファンタジー XIV 紅蓮の解放者

FF14の紅蓮の解放者のベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。フルHD環境なら最高設定でも余裕で7,000は越えています。

設定 画面サイズ スコア
最高品質 3840×2160 3467
高品質 3840×2160 4060
標準品質 3840×2160 8159
最高品質 1920×1080 10105
高品質 1920×1080 10558
標準品質 1920×1080 12980

ドラゴンクエストX

すべての設定や解像度においてすごく快適の評価が出ています。

設定 画面サイズ スコア
最高品質 3840×2160 10586
標準品質 3840×2160 12732
低品質 3840×2160 15689
最高品質 1920×1080 16478
標準品質 1920×1080 16395
低品質 1920×1080 17785

ドラゴンズドグマオンライン

スコアが7000を超えると「とても快適」の評価になります。すべての設定や解像度においてとても快適の評価が出ています。

設定 画面サイズ スコア
最高品質 1920×1080 7628
標準品質 1920×1080 7887
低品質 1920×1080 7950

モンスターハンター第三弾(大討伐)

モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは24851というスコアが出ています。High Grade Editionでも快適にプレイする事が可能です。

画面サイズ スコア
3840×2160 7203
2560×1440 15212
1920×1080 24851

PSO2ベンチマーク ver.4

公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定の簡易設定の6で79454というスコアが出ています。最高設定でも問題無く快適にプレイする事が可能です。

設定 画面サイズ スコア
設定6(最高設定) 1920×1080 39580
設定5 1920×1080 41341

3DMARK

Fire Strike Fire Strike EXtreme
Fire Strike Ultra Time Spy

3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。

Fire StrikeはフルHD、Fire Strike ExtremeはWQHD、Fire Strike ULTRAは4Kのベンチとなっています。Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。

Fire Strike スコア Graphics score Physics score Combined score
Fire Strike 10055 11316 15090 4304
Fire Strike EXtreme 5229 5376 14894 2401
Fire Strike Ultra 2691 2580 15065 1411
Time Spy スコア Graphics score CPU score
Time Spy 3831 3691 4881

VRMARK

Orange Room Blue Room

Orange、Blue共にスコアが5000を越えると「VR Ready」評価になります。Orange Roomは標準的なVR性能を評価するベンチマークです。

Blue Roomに関しては将来のVRを見据えたベンチマークになっています。Blue Roomに関しては現世代のPCでは5000に届きません。(記事執筆時現在)

VRMARK スコア Avg FPS
Orange Room 6193 135.01
Blue Room 1124 24.51

SSD&HDDの速度

HDD

SSDは非搭載です。BTOなのでストレージに関してはカスタマイズする事も可能です。SSDを追加するのがおすすめです。

実際のPCゲームのベンチマークを計測

タイトル 解像度 画質 FPS
 GTA5

1920×1080

ウルトラ 63※1
 Steep   1920×1080 61
78
94
100
2540×1440 30
50
71
76
3840×2160 40
 Rise of the Tomb Raider 1920×1080(DX12) 最高 40※2
86
最低 117
1920×1080(DX11) 最高 63
81
最低 118

※1 GTA5はグラフィックス設定を出来るだけ最大限MAXに設定しました。高度なグラフィックス設定はオールオフでのFPS値になります。

※2 Rise of the Tomb Raiderの最高品質でのDX12が異常に重く、FPS結果がかなりのバラつきが見られたので複数回ベンチを走らせておおおよそ30~50の間を取って40としました。

まとめ

Ryzen7とRyzen5、ゲーム性能で選ぶならどっち?

Ryzen7とRyzen5をどっちにしようか悩んでいる方の場合にはゲームという観点からは個人的にはRyzen5がおすすめです。

インテルのcore i7とCore i5も同様ですが、PCゲームの場合はCPUの性能よりもGPUの性能に左右される部分が非常に大きいです。

もちろんGPUの性能を引き出すのはCPUの役割ではあるのですが、ミドルレンジの価格になると先にGPUのボトルネックが発生しやすい傾向にあるのでPCゲームの場合は予算が決められていてどこかを削る必要があるのならばRyzen7とRyzen5なら実利重視ならば個人的にはRyzen5を選択します。ロマン重視ならRyzen7ですね。

Ryzen7搭載のNEXTGEARに関してはこちらでレビューしているので併せて参考にしてみてください。

SSDが搭載していないのでカスタマイズ推奨

本機は記事執筆時現在ではSSDが搭載されていません。スペックに関しては変更がある可能性があるので、あくまでもSSDが非搭載の場合にはという話しではあるのですが、カスタマイズをおすすめします。

容量はゲームなら250GBクラスの容量が最低ラインかと思います。たくさんソフトをインストールするという方の場合は思い切って500GBクラスあるとかなり快適になります。

CPUで抑えた予算をSSDに回すというのも手ですね。コスパはその方がいいと思います。

メモリはカスタマイズするべきかどうか

基本的には8GBあれば動作するゲームがほとんどですが、マルチディスプレイ環境などメモリ容量が増加する環境でプレイするという場合には16GBにカスタマイズがおすすめです。

ベゼスタの「Prey」など推奨スペックでメモリ容量が16GBというゲームも出ているので余裕を持って先々まで考えると16GBにカスタマイズしても後悔する事は無いです。

とにかく実利重視で運用するという考えなら8GB、将来性も考えるなら16GBがおすすめです。

NEXTGEAR-MICRO am540SA2
OS Windows10 Home 64bit
CPU Ryzen 5 1600
グラフィック GTX1060(3GB)
メモリ 8GB PC4-19200 (8GB×1)
HDD 1TB
マザー AMD B350
電源 500W(80PLUS Silver)
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