ドスパラさんから「ガレリア ZJ」をお借りしたので実機レビューしていきます。
ガレリアZJの特徴はZシリーズというモデルになっているのでCPUファンがカスタマイズされていたり、同じ外観でも内部パーツがXシリーズより豪華になっていたりします。
なので、より安定した環境を望む方にはZシリーズが非常におすすめです。デフォルトでCPUファンが静音まんぞくパックになっている事で静音性が高いゲーミングPCです。
まずはこちらのページでガレリアの製品の詳細や価格を把握すると理解がグッと深まります。今回レビューするのはGTX1060が搭載されていて、CPUがCore i7-8700K搭載のガレリアZJというモデルになります。
スペック
GALLERIA ZJ | ||
---|---|---|
OS | Windows10 64bit | |
CPU | Core i7-8700K | |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 1060(6GB) | |
メモリ | 8GB | |
ストレージ | SSD 250GB HDD 1TB | |
電源 | 500W |
外観をチェック
ガレリア定番のKTケースです。ATX規格なので拡張性が高く、冷却性能と静音性もZシリーズなので高い特徴があります。右側面のメッシュ部分はマザーボードの吸気口になります。
左側面にはCPUやGPUなどの高温度になりやすいパーツを冷却する為に大きくメッシュになっています。前面下部には日本刀をイメージしたシャープなデザインになっているのが特徴的です。
前面にはインタフェースが集中しています。カードリーダーやUSBなどの端子の他、電源ボタンが並んでいます。
天板には2つ排気口が付いています。CPUやGPUの熱を冷却
背面はファンが1基付いているのと、電源部分から排気を行います。グラボはDisplayPort×3とHDMI×1、DVI端子が装備されています。
内部パーツをチェック
第8世代CPUのCore i7-8700K&GTX1060の最新構成です。執筆時だと人気ランキング2位!最新の環境なのでミドルレンジ辺りの価格帯で探しているという方はかなりおすすめな構成になります。
CPUファンには静音パックまんぞくコースが標準で付くのでサイドフロー型の冷却性能の高いCPUファンが搭載されています。
GEFORCE GTX 1060が搭載されています。中央部に記載されていますね。
ストレージにはSSDとHDDが装備されていますが、まだまだ積めるので大容量のファイルを扱う人も安心ですね。SSDはADATA製、HDDは東芝製が採用されていました。
電源はデルタ製の500Wの80PLUS BRONZEの電源が採用されていました。
※パーツのメーカーに関しては状況により変更される可能性があります。あくまでもレビュー機ではこのメーカーのパーツが搭載されていましたという事になります。
スペック等に関しては公式サイトの詳細ページで変更がもしあれば記載されるのでチェックして頂けると間違い無いです。
静音性のチェック
アイドル時 | 高負荷時(3DMARK 実行時) |
---|---|
46.8db | 47.6db |
アイドル時と3DMARKのFire Strike Ultraを実行した時の騒音デジベルを計測しました。数値は目安程度に考えて下さい。
消費電力のチェック
アイドル時 | ベンチマーク実行時 |
---|---|
37.2w | 183w |
消費電力を計測しました。※高負荷時は3Dmark(FireStrike)実行時の消費電力をワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。
温度のチェック
アイドル時とベンチマーク実行時の温度 |
---|
CPUやGPU等の構成内容によって温度は変化します。ミドル構成なので温度は低めです。特に心配する必要は無いと思います。
各種ベンチマークを計測
ファイナルファンタジー XIV 紅蓮の解放者
FF14の紅蓮の解放者のベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。7000を超えているので、FF14は快適にプレイ可能です。
解像度 | 設定 | スコア |
---|---|---|
3840×2160 | 最高品質 | 3788 |
標準品質 | 4413 | |
低品質 | 8981 | |
2540×1440 | 最高品質 | 7840 |
標準品質 | 9137 | |
低品質 | 15549 | |
1920×1080 | 最高品質 | 12287 |
標準品質 | 13698 | |
低品質 | 17789 |
ドラゴンクエストX
すべての設定や解像度においてすごく快適の評価が出ています。
解像度 | 設定 | スコア |
---|---|---|
3840×2160 | 最高品質 | 13178 |
標準品質 | 16518 | |
低品質 | 20417 | |
1920×1080 | 最高品質 | 22007 |
標準品質 | 22081 | |
低品質 | 23141 |
ドラゴンズドグマオンライン
スコアが7000を超えると「とても快適」の評価になります。すべての設定や解像度においてとても快適の評価が出ています。
解像度 | 設定 | スコア |
---|---|---|
1920×1080 | 最高品質 | 13837 |
標準品質 | 14392 | |
低品質 | 14457 |
モンスターハンター第三弾(大討伐)
モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは非常に高いスコアが出ています。快適にMHFもプレイする事が可能です。
画面サイズ | スコア |
---|---|
3840×2160 | 7720 |
2560×1440 | 16229 |
1920×1080 | 26692 |
PSO2ベンチマーク ver.4
公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定で非常に高いスコアが出ています。最高設定でも問題無く快適にプレイする事が可能です。
解像度 | 設定 | スコア |
---|---|---|
1920×1080 | 簡易設定6(最高設定) | 61082 |
簡易設定5 | 71778 |
3DMARK
3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。
Fire StrikeはフルHD、Fire Strike ExtremeはWQHD、Fire Strike ULTRAは4Kのベンチとなっています。Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。
3D MARK | 項目 | スコア |
---|---|---|
Fire Strike | スコア | 11422 |
Graphics Score | 12908 | |
Physics Score | 18273 | |
Combined Score | 4710 | |
Fire Strike EXtreme | スコア | 5879 |
Graphics Score | 6037 | |
Physics Score | 18297 | |
Combined Score | 2655 | |
Fire Strike Ultra | スコア | 3033 |
Graphics Score | 2917 | |
Physics Score | 17733 | |
Combined Score | 1561 | |
Time Spy | スコア | 4315 |
Graphics Score | 4110 | |
CPU Score | 6027 |
VRMARK
Orange、Blue共にスコアが5000を越えると「VR Ready」評価になります。Orange Roomは標準的なVR性能を評価するベンチマークで、Cyan RoomはDirect12、BlueRoomは将来用です。
VRMARK | 項目 | スコア |
---|---|---|
Orange Room? | スコア | 7069 |
Avg FPS | 154.10fps | |
Cyan Room? | スコア | 3757 |
Avg FPS | 81.90fps | |
Blue Room? | スコア | 1242 |
Avg FPS | 27.08fps |
CINEBENCH R15
CINEBENCH R15 | Core i7-8700K |
---|---|
CPU | 1443cb |
CPU(Single Core) | 199cb |
CPU性能の比較をする時に参考になるのがCINEBENCHになります。
SSD&HDDの速度
SSD | HDD |
---|---|
アクティブなゲームをSSD、非アクティブなゲームをHDDにしたり、ローディング速度が余り重要では無いゲームをHDDにしてオンラインゲームなどでSSDで無いと厳しいタイトルをSSDにしたりといった使い方をすれば240GB運用は可能です。そういうのが面倒だと感じる方はカスタマイズが可能なので500GBクラス以上のSSDにするのがいいかと思います。
ゲームのベンチマークを計測
Rise of the Tomb Raider(中量級)
解像度 | 設定 | FPS | |
---|---|---|---|
3840×2160 | 最高 | 26 | |
中 | 35 | ||
最低 | 52 | ||
1920×1080 | 最高 | 73 | |
中 | 95 | ||
最低 | 135 |
中程度のゲームだとFF14などの国産オンラインゲームや数年前の重いゲームがこの位置に相当します。大抵はこれ以上のFPS値が出るので問題無くプレイ可能です。
Ghost Recom Wildlands(重量級)
解像度 | 設定 | FPS | |
---|---|---|---|
3840×2160 | ウルトラ | 16 | |
高 | 27 | ||
低 | 42 | ||
1920×1080 | ウルトラ | 39 | |
高 | 68 | ||
低 | 106 |
重量級は最新の海外製の重いゲームなどが該当します。フルHDの最高設定だと少し重いので設定を多少落とせば最新ゲームも快適に動作します。
まとめ
メリット
- 最新のパーツ構成で執筆時人気ランキング2位の売れ筋
- 静音パックまんぞくコースがデフォルトで装備
- Corei7-8700K&GTX1060搭載なのでミドル構成でコスパに優れる
デメリット
- 特になし
執筆時だとXシリーズと価格がほぼ定価でも変わらずセール等の状況によっては同じGTX1060を搭載したXTよりZJの方が安いという逆転現象も起きているくらいコスパに優れています。CPU、マザー、ストレージなど総合的に判断する必要はありますが、現状だとZJの方が上位互換なのでおすすめになります。
大体15万円前後の予算で考えている方にはガレリアZJは選択肢筆頭候補になるかと思います。予算的にもう少し出せるという方は更に上位のグラフィックボードを搭載した執筆時人気ナンバー1のZVもおすすめです。実機レビューをしているので参考にしてみて下さい。
ZJはコスパを重視したい方向け、ZVはガッツリPCゲームをプレイしたい方におすすめなモデルです。