
ゲーミングPCを購入する際に最も役立つのがベンチマークと呼ばれる性能を数値化した値です。
これからPCゲームをやってみたいと考えている方でスペックとかよく分からないという方向けにベンチマークを見た時に拒絶反応を示さずに食い入るように見れる読み取り方とその際の注意点について書いていきます。
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基本は3DMARKのFireStrikeで比較

3DMARKには無償で使用可能な「Basic Edition」とWQHDや4Kに対応したExtremeやULTRAなどが実行できる「Advanced Edition」などがありますが、とりあえず今持っているPCのフルHDの比較をしたいならFireStrike(FHD)のベンチマーク結果を見てスコア比較してみるのが手っ取り早いと思います。
3DMARKのFireStrikeでは全体的なスコアが上に出てGraphicsScoreやPhysicsScoreなどが項目別に出ます。
他のベンチマークはダメなの?
ダメという事では無いですが、国産のオンラインゲームのベンチマークの場合有用なのはFF14とFF15くらいでベンチマーク自体が軽いと最新のGPUの場合だと4Kなどの解像度が重くないと比較になりません。
GTX1080Ti:MASTERPIECE i1630PA1-SMM
GTX1080:NEXTGEAR i670PA1-FF15
両方で比較してみると分かりますがドラクエ10やDDO、PSO2やMHFなど国産のベンチマークは出ていますが、いずれも軽いので性能が高いGPUだと比較する意味が薄れてしまい、数値も鈍化する傾向にあります。
そういう意味で3DMARKだとハッキリと出てくれるので3DMARKで比較するのがおすすめという事になります。
明らかな差がある場合にはスペックが高い

(G-Tuneのベンチマークスコアを参照)
ある程度の経験者であればベンチマークというのは数値が前後するというのは分かっています。
誤差というやつですね。
3DMARK FireStrikeは精度が高いベンチマークではありますが、1000程度は誤差の範囲です。500くらいスコアが違ってもまだ誤差の範囲の可能性があるので大きめのマージンを取って1000という言い方をしています。
TimeSpyだともっと差が小さくなります。
個体差もありますし、環境にも依存するのでそれくらいは誤差の範囲でしょう。
なのでそれ以上の開きがある場合や3DMark以外のベンチマークソフトで他のスコアも明らかな差がある場合にはそのゲーミングPCはスペックが高いと言えると思います。
ベンチマークを見る時の注意点
構成内容によってベンチマークスコアが変わる

グラフィックボードだけ注視していてCPUの世代やプロセッサーナンバーが違ったりすると性能もまた変わってしまいます。
その為に3DMARKだとトータルスコアの他にGraphics ScoreやPhysics Score、Combined Scoreなど項目が分かれています。
GPU性能だけを知りたい場合はGraphics Scoreに注視したり、そのPCの全体的なゲーム性能を見たいなら全体のスコアで比較するなど情報の精度が結構重要になってきます。
ゲームタイトルの場合は正確性を保つのが大変

ゲームタイトルの場合はゲーム内ベンチマークがあるゲームタイトルの場合はほぼ確実ですが、ほとんどのゲームではゲーム内でベンチマークが用意されていないので計測する人やサイトや投稿者によって変わってしまいます。
さらにゲームのバージョンによってもアップデートでグラフィックス要求が低くなってゲーム自体が軽くなる場合もあります。その逆もあります。
ソースが古いと情報としての鮮度が薄れていくので、余裕を持ってプレイしたいと考える方は想定よりもワンランク上のGPUを選択するのが良いと個人的には思います。
グラボのドライバ更新で動作が軽くなる事も

GPUのドライバを更新する事ゲームの動作が軽くなったり最適化される場合があります。基本的には常に最新バージョンに更新しておいた方がいいですが、たまに挙動がおかしくなる場合も稀にあるので注意が必要です
NVIDIAならGeForce Experienceを入れるのが楽です。

こちらでソフトの解説をしています。