ゲーミングPCのCPUクーラーの選び方をまとめています。
ゲーミングPCの冷却効果を最大限上げるには水冷+グリスのカスタマイズが最も効果が高いです。
ただ、カスタマイズすると価格が高くなってしまうデメリットもあります。
空冷にはトップフローとサイドフローがある
トップフロー型
- 高さが低いのでケースを選ばない
- エアフローはコントロールしづらい
サイドフロー型
- 高さが高いのでケースを選ぶ
- エアフローはコントロールしやすい
- 冷却性能・静音性が優れている
PCケースによってはサイドフロー型は高さが干渉してしまう場合があり、物理的に搭載する事が出来ないケースがあります。ケースが小さい場合には気をつけるポイントです。ミドルタワー型ならその心配は無いでしょう。
PCケース内の空気の流れをコントロールしやすいのはサイドフロー型です。そのまま外に温かい空気を排出するので優れています。
サイドフロー型は大型のヒートシンクに大型のファンが搭載されているので、冷却性能や静音性が優れています。
CPUが高性能なモデルを選ぶ場合にはサイドフロー型のモデルがおすすめです。
空冷と水冷の違い
- 空冷は静音性が優れている。
- 水冷は温度が低くなる。
基本的にはこの違いが顕著です。シビアにデシベル計測をすると空冷の静音性が高いクーラーだと簡易水冷より静かな傾向があります。
簡易水冷ならメンテナンスフリーという製品もあるので温度を下げたい方は簡易水冷搭載モデルがおすすめです。
ゲーミングPCだとCPUクーラーは重要度が高い
最近の高性能CPUではコア数が増えた影響で発熱は大きい傾向にあります。
CPUクーラーをカスタマイズする事で温度を下げる効果があるのでカスタマイズの際に検討してみて下さい。
ドスパラなら静音パックまんぞくコースや水冷CPUクーラーを搭載したモデルが登場しています。
G-Tuneは35℃環境における測定条件においてCPU温度=100℃に達しないことを基準に判定しています。さらに詳しく
CPUグリスはどこのショップもおすすめ表記がある場合が多いでしょう。
CPUの温度や周辺の温度が低下する事でパーツの製品寿命の長さも期待ができます。
サーマルスロットリングとは?
高温度になる事で故障を防ぐ為にサーマルスロットリングという機能が働き性能が低下します。安全装置のようなものです。
サーマルスロットリングがあるからパーツが高温度にならない。ただ、パフォーマンスの観点からはサーマルスロットリングの発生はNG。
高性能なゲーミングPCを買うなら価格は少し高くなってしまいますが、CPUクーラーは水冷がおすすめになります。
まとめ
CPUに高負荷をかける作業をそこまでしない場合にはデフォルト構成で実用上は全く問題ないです。ゲームなら高温度にならないので大丈夫でしょう。
ただ、高性能な構成や実況・配信などのCPUに高負荷がかかる作業、CPUエンコードを目的としているのならカスタマイズする恩恵も大きいと感じます。
特にCore i9 / Ryzen 9などのCPU温度が高い傾向にあるCPUの場合には簡易水冷をおすすめします。