
GTA5を遊ぼうとすると、「Enhanced」と「Legacy」の2つがあってどっちを選べばいいのか迷う。そんな方も多いと思います。
この記事では、2つの違いと自分に合う選び方を、GTA5を初めて遊ぶ方にもわかる言葉でまとめています。
エンハンスト版とレガシー版はどう違う?
ひとことで言うと、エンハンスト版は「従来版を強化したPC版」、レガシー版は「2015年から遊ばれてきた元のPC版」です。
エンハンスト版は2025年3月4日に追加されたバージョンで、PS5やXbox Series X|S版の中身に、PC向けの機能を足した内容になっています。
すでにGTA5を持っている方は無料でエンハンスト版にアップグレードでき、これから買う方には2つのバージョンがセットで付いてきます。
ストーリーや街の広さはどちらも同じです。違いが出るのは「映像」「必要なパソコン性能」「オンライン」「RPサーバー」の4つです。
最初に結論:迷ったらエンハンスト版がおすすめ
映像がきれいになり、オンラインの新しい遊びも増えているので、これから始めるならエンハンスト版がおすすめです。
レガシー版を選ぶのは、次のような場合です。
- パソコンの性能が、エンハンスト版の最低条件を下回る
- 一緒に遊ぶ友達がレガシー版を使っている
- 参加したいRPサーバー(FiveM)がレガシー版で動いている
当てはまるものがなければ、エンハンスト版を選んで大丈夫です。
エンハンスト版とレガシー版の違い
違い① 映像のきれいさ
エンハンスト版は、光の反射や影をリアルに描く「レイトレーシング」に対応しています。夜の道路に街の明かりが映り込んだり、建物の陰が自然になったりと、同じロスサントスでも見た目の印象が大きく変わります。
レイトレーシングは影・反射・物陰の暗さ・光の回り込みの4種類で、このうち物陰の暗さと光の回り込みの2つはPC版だけの機能です。 (アンビエントオクルージョンとグローバルイルミネーション)
もうひとつの違いが、DLSSやFSRと呼ばれる機能です。画質をなるべく保ったまま動作を軽くしてくれる機能で、「フレーム生成」にも対応しました。フレーム生成を使うと、映像の動きがさらになめらかになります。
レガシー版は2015年当時の映像のままです。きれいな画面で遊びたい方は、エンハンスト版を選ぶと満足度が高いでしょう。
違い② 必要なパソコンの性能
| レガシー版(最低) | エンハンスト版(最低) | エンハンスト版(推奨) | |
|---|---|---|---|
| OS | Windows 10 64bit | Windows 10(ビルド1909以降) | Windows 11 |
| CPU | Core 2 Quad Q6600 | Core i7-4770 | Core i5-9600K/Ryzen 5 3600 |
| メモリ | 4GB | 8GB | 16GB |
| グラフィックボード | GeForce 9800 GT(1GB) | GTX 1630(4GB) | RTX 3060(8GB) |
| 保存先と容量 | HDD 125GB | SSD 105GB | SSD 105GB |
出典:Rockstar Games サポート「Grand Theft Auto V PC system requirements」(2025年12月10日更新)
いちばん大きな分かれ目は「SSD」です。SSDは読み込みが速い保存装置で、エンハンスト版はSSDへのインストールが必須です。HDDだけのパソコンは、レガシー版一択です。
グラフィックボードは、推奨のRTX 3060が目安です。今のパソコンでどのくらい動くかは、ゲーミングPCベンチマークまとめでGPUの性能を比べてみて下さい。
違い③ オンラインで遊べる相手と内容
友達と遊ぶときは同じバージョンに揃える
GTAオンラインは、エンハンスト版とレガシー版でプレイヤーが分かれているので、友達と遊ぶときは同じバージョンに揃える必要があります。
フレンドと合流しようとしてすれ違ってしまうときは、お互いがどちらを起動しているか確認してみて下さい。
エンハンスト版で増えた遊び
オンラインには、エンハンスト版で追加された要素があります。カタカナの名前が多いので、中身を簡単にまとめました。
| 追加要素 | どんなもの? |
|---|---|
| ハオの改造ショップ(Hao’s Special Works) | 一部の車をさらに速く改造できるお店。ここで専用の新しい車も手に入る |
| キャリアビルダー | オンラインを始めたばかりの人が、ビジネスや車などをまとめてそろえてスタートできる仕組み |
| キャリア進行 | これまでのオンラインでの達成状況を一覧で確認でき、目標をクリアすると報酬がもらえる |
| GTA+(ジーティーエー・プラス) | 月額制の有料会員。車を無料で受け取れたり、専用ガレージやRockstarの過去作を利用できたりする |
どれも、オンラインをじっくり遊ぶほどうれしい要素です。
レガシー版にもアップデートは来ていて、2026年でも、PCのレガシー版とエンハンスト版の両方に修正が入っています。
その一方で、新しく追加された車の一部はエンハンスト版などに限定されています。新しい遊びを追いかけたい方は、エンハンスト版を選ぶと楽しめる幅が広がります。
違い④ RPサーバー(FiveM)とMOD
FiveMは、ユーザーが運営するサーバーで遊ぶための仕組みです。警察官や救急隊になりきって街で暮らす「GTA RP」の配信を、見たことがある方も多いと思います。
FiveMはもともとレガシー版向けでした。2026年7月21日から、エンハンスト版への対応が早期アクセス(試験公開)として始まり、誰でも使えるようになっています。
レガシー版用とエンハンスト版用は別々のアプリになっているので、遊べるバージョンはサーバーごとに変わります。参加したいサーバーのお知らせやDiscordで、対応しているバージョンを確認してから選ぶのが確実です。
ストーリーモードで使うMODも同じで、作品ごとに対応するバージョンが分かれます。配布ページで「Enhanced対応」の表記を確認してから入れてみて下さい。
レガシー版のデータは引き継げる?
レガシー版で遊んでいた方は、ストーリーとオンラインのデータをエンハンスト版へ移せます。
ストーリーのセーブをエンハンスト版へ移せるのは1回までで、移したデータをレガシー版に戻すことはできない仕組みです。
オンラインのデータは、移したあともレガシー版側にそのまま残り、その後はそれぞれ別々に進みます。移行はPC版どうしに限られ、PS5などのコンソール版とはやり取りの対象外です。
移行したあともレガシー版は今まで通り遊べます。まずはエンハンスト版を試してみて、合わなければレガシー版に戻る、という選び方もできます。
エンハンスト版を快適に遊べるパソコンの目安
公式の推奨グラフィックボードはRTX 3060(VRAM 8GB)です。今のモデルで選ぶなら、同じVRAM 8GBでフレーム生成にも対応したRTX 5060が基準になります。
当サイトのノートPC実機検証(G TUNE P5-I7G60BK-C/RTX 5060 Laptop/フルHD・最高画質)では、フレーム生成を使って245fps、使わない状態でも60fpsを超えました。フルHDなら十分なめらかに遊べます。
4Kの大画面で、フレーム生成を使わずに遊びたい方は、RTX 5070 Ti以上を選ぶと安心です。
VRAM 8GBで足りるか気になる方は、VRAM 8GBの判断基準もあわせて読んでみて下さい。
GPU別のフレームレートとおすすめのゲーミングPCは、GTA5の推奨スペックとおすすめのゲーミングPCで詳しく比べています。予算を抑えたい方はRTX 5060搭載PC、4Kも楽しみたい方はRTX 5070 Ti搭載PCも参考にしてみて下さい。
よくある質問
まとめ
| こんな方 | おすすめ |
|---|---|
| これからGTA5を始める | エンハンスト版 |
| きれいな映像で遊びたい | エンハンスト版 |
| オンラインの新しい車や遊びを楽しみたい | エンハンスト版 |
| HDDだけのパソコン、または性能が最低条件を下回る | レガシー版 |
| 友達がレガシー版で遊んでいる | 友達と同じバージョン |
| 参加したいRPサーバーがレガシー版 | レガシー版 |
どちらを選んでも、GTA5の物語と街はしっかり楽しめます。パソコンの性能に余裕があればエンハンスト版、遊ぶ相手やサーバーに合わせたいときはレガシー版、と考えて選びましょう。

