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VRAM 8GBは足りない?ゲーム19タイトルを実機検証【2026年】

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平均fpsは十分出ているのに、プレイ中に突然ガクッと引っかかる。建物に近づくとテクスチャの表示が遅れ、画質設定を一段上げただけで動作が極端に重くなる。こうした症状が出ているなら、VRAM 8GBが足りていない可能性があります。

ただ、8GBならすべてのゲームで不足するわけではないです。フルHDで快適に遊べるゲームも多いですが、高解像度や最高画質では厳しくなるタイトルが増えています。

この記事では、RTX 5060(8GB)で19タイトルを計測した結果をもとに、VRAM 8GBで足りる条件と足りない条件、不足したときに現れる症状、今のPCでできる対処法を解説します。これからグラボを買う方も、すでに8GBを使っている方も、容量を判断する材料として参考にしてください。

タップできる目次

結論|VRAM 8GBはフルHDなら足りる

まずは、お時間のない方向けにサクッと結論だけまとめます。

フルHDで遊ぶなら、VRAM 8GBは2026年でも実用的です。 破綻するのは、WQHD以上に上げたときと、パストレーシングのような最上位の描画設定を使ったときです。

VRAMの必要量は、解像度と、そのゲームがどれだけ大きなテクスチャを積んでいるかで決まります。

VRAM 8GBで足りる条件

  • フルHD(1920×1080)で遊ぶ
  • 最高画質ではなく、高設定〜中設定で妥協できる
  • Apex Legendsやストリートファイター6のような、対戦系タイトルがメイン
  • 発売から数年経ったタイトルが中心

VRAM 8GBで足りなくなる条件

  • WQHD(2560×1440)以上で遊ぶ
  • パストレーシングや「限界突破」など、最上位のプリセットを使う
  • 2025年以降の重量級タイトルを最高画質で遊びたい
  • ゲーム開発やローカルAIも動かしたい

VRAM 8GBで足りないゲームは?19タイトルを実機検証

ここからは実測です。RTX 5060(8GB)搭載機で19タイトルを計測しました。

テスト環境:Ryzen 7 5700X / GeForce RTX 5060(8GB)/ メモリ16GB / NVMe SSD 1TB(NEXTGEAR JG-A7G60

各タイトルの全解像度の数値はGeForce RTX 5060(8GB)のベンチマークにまとめています。

VRAM 8GBでも快適に動いたタイトル

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ゲームフルHD・設定平均fps
Apex Legends最高201 fps
レインボーシックス シージ エックスウルトラ+178 fps
マインクラフト(影MOD)描画16チャンク104 fps
GTA5 エンハンスト最高値レイトレーシング87 fps
真・三國無双 ORIGINS高(最高)86 fps
黒い砂漠ウルトラ76 fps
モンスターハンターワイルズウルトラ+レイトレーシング66 fps

黒い砂漠は2015年サービス開始のタイトルで、テクスチャの要求が低く、8GBとの相性が良好です。GTA5エンハンストはレイトレーシングを含む最高設定でも87fpsが出ています。

VRAM 8GBでは最高設定が厳しかったタイトル

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ゲーム設定結果
バイオハザード レクイエムWQHD パストレーシング最高画質計測不可
バイオハザード レクイエム4K レイトレ高画質計測不可
サイバーパンク2077WQHD レイトレ:オーバードライブ6 fps(フレーム生成で23 fps)
FF16WQHD ウルトラ25 fps
Forza MotorsportフルHD 最高画質20 fps

バイオハザードレクイエムはパストレーシングとレイトレーシングのVRAM消費が大きいタイトルです。サイバーパンク2077の最高画質、FF16、Forza Motorsportなど。

8GB、場合によっては12GBですら破綻するのは、最重量級クラスの描画負荷のタイトル+レイトレやパストレーシング+「オーバードライブ」「限界突破」といった最上位プリセットを選んだときにVRAM 16GBが必要になります。

一般的にはVRAM 12GBで足りるゲームは多いですが、最高画質やMOD導入を考えるならVRAM 16GBが必須になるでしょう。

ただ、そこはタイトルや画質設定次第です。最終的にはどこまでもとめるかなので、画質設定を下げるならVRAM 8GBで動かないタイトルは皆無です。※2026年時点。

遊びたいタイトルが決まっている方は、ゲームタイトル別推奨スペック早見表で個別の目安を確認してみて下さい。

アップデートでVRAM不足が改善する場合もある

モンスターハンターワイルズは、発売直後だと最高画質はVRAM 8GBでは厳しいタイトルでした。その後の最適化アップデートでVRAM使用量が抑えられ、状況が変わっています。

当サイトでも2025年10月にRTX 5060(8GB VRAM)のノートPCで計測した際は、WQHDのウルトラ設定でスタッタリングがひどく、VRAM使用量は10.47GBと表示されていました。

アップデート適用後の計測(RTX 5060 8GB)

解像度ウルトラ+レイトレーシングフレーム生成適用
フルHD66 fps155 fps
WQHD56 fps137 fps
4K36 fps91 fps

最高画質のウルトラ設定でも、フルHDで66fps、WQHDでも56fpsが出ています。レイトレーシングを無効にすれば、さらに余裕が生まれます。VRAM不足はゲーム側の更新でも変わる可能性がある点も知ってしておきましょう。

VRAM 8GBが足りないと起きる症状

VRAM不足のときに起きること

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症状説明
テクスチャのポップイン近づいた瞬間に、粗いテクスチャが高解像度に貼り替わる
引っかかり(スタッタリング)平均fpsは出ているのに、一定間隔でガクッと止まる
テクスチャ品質の自動低下ゲーム側が勝手に画質を落として帳尻を合わせる
計測不能・クラッシュ設定を上げると起動しない、ベンチマークが完走しない

一番厄介なのが3つ目です。ゲーム側が自動でテクスチャ品質を落とすため、fpsは正常に見えたまま、画面だけが劣化します。

推奨でVRAM 8GBのFF16でゲームをプレイすると、テクスチャ品質の自動低下でとても酷い画質になってしまった例。

平均fpsではなく1% Lowに影響が出る

VRAM容量だけを変えた比較として、PC GamerがRTX 5060 Tiの8GB版と16GB版を同条件でテストしています。

Resident Evil Requiem WQHD 1% Low
RTX 5060 Ti 16 GB
101
RTX 5060 Ti 8 GB
60

『Resident Evil Requiem』WQHD・高設定・フレーム生成有効/出典:PC Gamer

平均fpsの差は26%ほどですが、1% Lowは40%以上落ちています。1% Lowは「最も遅かった1%のフレーム」を示す数値で、体感の引っかかりはこちらに出ます。

VRAM不足の実際の挙動を動画で確認

文章で「カクつく」と書いても伝わりにくいので、実際の挙動を録画しました。バイオハザード レクイエムを、VRAM 8GBのGeForce RTX 5060 Laptop GPUでレイトレ高画質にした状態です。

引っかかり方と、テクスチャの読み込みが追いつかない様子が分かるかと思います。

フレーム生成はVRAM不足だと本領が発揮されない

動画内ではフレーム生成なしとありの両方で比較しています。フレーム生成はフレームレートを稼ぐ機能として知られていますが、VRAMが足りていない状態ではこの機能の本領が発揮されないです。

対処法としては画質を下げてVRAM消費量を抑える事になります。トレードオフで画質が失わられるので画質を求める方はVRAM容量を確保するが重要です。

VRAM不足の見分け方|GPU性能不足との違い

カクついたときに、原因がVRAMなのかGPU性能なのかが分かると、対処が変わります。切り分けは設定を1つずつ動かすと判断できます。

画質設定を変えて原因を切り分ける

一番確実なのは、設定を1つずつ動かして反応を見ることです。原因によって、効く設定が違います。

STEP
テクスチャ品質を下げる

テクスチャ品質を下げて引っかかりが消えるなら、VRAM不足が原因の可能性が高いです。

STEP
解像度を下げる

解像度を下げてフレームレートが上がるなら、シンプルにグラボの性能不足の可能性が高いです。

STEP
フレーム生成を有効にする

フレーム生成を入れてfpsが伸びない場合は、VRAM不足が原因の可能性が高いです。

STEP3で判定に使ったフレーム生成は、VRAM不足だと分かった時点でオフに戻して下さい。有効のままにすると、消費量が増えて症状が悪化する可能性があります。

「VRAM使用量」の数字だけで判断しない

モニタリングソフトに表示されるVRAM使用量は、不足を判断する目安にはなりますが、数値だけで断定はできません。

Microsoftの開発者向けドキュメントでは、VRAMについて、OSがアプリに割り当てる「予算(Budget)」、現在消費している「使用量(CurrentUsage)」、最低限必要な容量をOSへ伝える「予約量(CurrentReservation)」などが別々に管理されています。

ゲームは、テクスチャや描画用データをすぐ利用できるようVRAM上に保持するため、容量に余裕があるほど使用量が増えることがあります。そのため、8GB中7.5GBと表示されていても、それだけでVRAM不足とは断定できません。

判断するときは、スタッターやフレームタイムの乱れが発生しているか、テクスチャ品質や解像度を下げると改善するかを確認するのが確実です。

タスクマネージャーでの見方

タスクマネージャー

Windowsのタスクマネージャー(パフォーマンス → GPU)には、2つのメモリ表示があります。

開き方はCtrl+Shift+ESCキーの同時押しで開けます。

  • 専用GPUメモリ:グラボに載っているVRAM本体
  • 共有GPUメモリ:VRAMが足りないときに借りるメインメモリの領域

専用GPUメモリが上限に張り付き、共有GPUメモリの使用量が増え続けている状態が、VRAMが溢れているサインです。共有GPUメモリはVRAMより大幅に遅いため、ここを使い始めると引っかかりが出ます。

VRAM 8GBが足りないときの対処法

原因がVRAM不足だと分かったら、設定でVRAMの消費量を減らします。効果の大きい順に並べました。

対処VRAM削減の効果画質への影響
画質設定を落とす大きい小~中
パストレーシング・レイトレーシングを切る大きい大きい
解像度を1段下げる(WQHD→フルHD)大きい
テクスチャプールの設定を下げる(対応タイトル)小~中
DLSS・FSRを使う小~中

まずは画質設定を落とす

最初に触るのは画質設定です。画質設定を最高画質から高画質、高画質から中画質へと落としていくと、VRAM消費量が劇的に変わります。

特に「バイオハザード レクイエム」「バイオハザード RE4」「バイオハザードRE2」などVRAM消費が大きいタイトルに関しては最高画質から推奨画質に変えただけでVRAM消費量が劇的に低下します。

バイオハザードRE2の最高画質の設定画面。フルHDでも約13GBと表示。これが設定を調整すれば半分くらいまで落とせます。つまりVRAM 8GBで十分足ります。

MAX画質

MAX画質

画面品質重視

画面品質重視

最低画質

最低画質

バイオハザード RE4の画質の差は以上です。最低画質は避けた方が良いですが、一般的なプレイヤーなら画面品質重視で十分でしょう。

次にレイトレーシングを切る

画質設定を調整しても厳しいならレイトレーシングやパストレーシングを切ります。レイトレやパストレは描画負荷が極めて高いので、切ると快適にプレイできるようになります。

ただ、画質効果としては劇的に変わる場合がある点には注意です。

レイトレーシングはプレイしていてもあまり効果が実感できないタイトルもありますが、ガッツリ変わるタイトルもあります。以下はバイオハザードレクイエムのパストレーシング(PT)、レイトレーシング(RT)、最高画質、中画質の人物の画質差になります。

注目して欲しいのは髪の反射です。右にお店のライトが光っているのですが、それを正確に計算して反映しているのはパストレーシングのみです。

これは分かりやすい例ですが、他のゲームでも最高画質と中画質の顔が全く違うというゲームもあるので、MMORPGみたいに自分の分身を作成してスクリーンショットで撮影する、みたいなプレイスタイルの方は画質を下げるのは悪手になる可能性がある点は注意です。

解像度とアップスケーリング

WQHDで遊んでいるなら、フルHDに下げるのが確実です。VRAMの必要量は解像度で大きく変わるので、テクスチャ品質を維持したまま消費を減らせます。

DLSSやFSRも、内部の描画解像度を下げる仕組みなので効果があります。ここで注意したいのが、フレーム生成は別物という点です。フレームレートは稼げますが、VRAMの消費は増える可能性があります。

テクスチャプールの設定があるタイトル

ゲーム側にテクスチャプールやテクスチャキャッシュの設定がある場合は、ここを下げるのも有効です。

海外メディアTechSpotの検証では、『DOOM: The Dark Ages』でテクスチャプールをデフォルトの2GBから1.5GBに下げたところ、8GB版のWQHD性能が改善し、中設定では16GB版とほぼ同等になったと報告されています。見た目の劣化は分からなかったとのことです。

設定を落としても改善しないなら

ここまで試して納得できる画質と快適さが両立しないなら、容量を増やす選択になります。次の章で12GBと16GBの違いを見ていきます。

なお、メインメモリを32GBに増やしてもVRAM不足は解決しません。メインメモリはVRAMが足りないときの退避先として使われるだけで、速度はVRAMより大幅に遅くなります。

買い替えるならVRAM 12GB・16GBのどちらがいい?

設定を落としても納得できない場合は、容量を増やすのが最善手です。

12GBでも最上位設定には足りないことがある

VRAM 12GBのRTX 5070でも、当サイトの検証でバイオハザード レクイエムのWQHD・最高パストレーシングは40fpsで、プレイ中にカクつきを感じました。

ここはVRAM容量だけでなく、パストレーシング自体の処理負荷も影響しています。GPUとしての実力はGeForce RTX 5070のベンチマークにまとめています。

Indiana Jones and the Great Circle
RTX 4070 Ti SUPER 16GB
47
RTX 5070 12 GB
13

海外メディアTechSpotの検証では、『Indiana Jones and the Great Circle』のWQHD・フルレイトレーシングで、RTX 5070(12GB)が13fps、RTX 4070 Ti SUPER(16GB)が47fpsという結果が出ています。3倍以上の開きがあり、GPU性能の差だけでは説明しにくい落ち方です。

12GBは8GBより明確に余裕がありますが、最上位設定を狙うなら物足りない可能性がある点は留意しておきましょう。

用途別に必要なVRAM容量を比較

遊び方目安
フルHD中心、最高画質にこだわらない8GBでも実用的
フルHD+レイトレーシング、WQHDで遊ぶ12GB以上
WQHD以上でパストレーシングを使う16GB以上
ゲーム開発やローカルAIも使う16GB以上

予算を抑えたい方で、遊ぶタイトルがフルHD中心なら、8GBのRTX 5060やRX 9060は現実的な選択肢です。設定を調整すれば動かないゲームはほぼないです。搭載モデルはRTX 5060搭載のおすすめゲーミングPCにまとめています。

最新タイトルを高画質で遊びたい方は、RTX 5060 Ti(16GB)RX 9060 XT(16GB)を選んでおくと後悔しにくいかと思います。

GPU同士の性能差を並べて見たい方は、GPU性能比較早見表も参考にしてみて下さい。

ゲーミングノートPCのVRAM 8GBは足りる?

ノートPCも搭載VRAMは同じ8GBなので、傾向はデスクトップと同じです。ノートはフルHD運用が基本になるため、破綻するのは「フルHDでレイトレーシング以上を狙ったとき」に絞られます。

テスト環境:Core Ultra 7 356H/GeForce RTX 5060 Laptop GPU(8GB)/メモリ16GB(Lenovo LOQ 15IPH11)/2026年8月計測/解像度はフルHD

ゲーム設定結果
Apex Legends最高176 fps(1% Low 111 fps)
鬼武者 Way of the Swordウルトラ79 fps
モンスターハンターワイルズウルトラ+レイトレーシング56 fps
サイバーパンク2077レイトレ:オーバードライブ21 fps(フレーム生成で128 fps)
Forza Horizon 6エクストリームRT23 fps/VRAM超過の警告が出る
バイオハザード レクイエムレイトレ高画質計測不可(中画質なら96 fps)

バイオハザード レクイエムのように、フルHDでも最高画質側で計測できなくなるタイトルはあります。中画質まで落とせば96fpsで快適に遊べるので、ノートで最新タイトルを遊ぶなら設定調整はマストになります。

ゲーム以外でVRAM 8GBは足りる?

VRAM 8GBでUnreal Engine 5は動く?

Unreal Engine 5.8のLyra Starter Gameを4Kで動かした際のフレームレートです。

スクロールできます
Unreal Engine5.8構成検証マップFPS
G TUNE DG-A7A7XRyzen 7 9800X3D
RX 9070 XT 16GB
メモリ32GB
Lyra Starter Game116 fps
NEXTGEAR JG-A7A6XRyzen 7 5700X
RX 9060 XT 16GB
メモリ16GB
Lyra Starter Game70 fps
LOQ 15IPH11Core Ultra 7 356H
RTX 5060 Laptop 8GB
メモリ16GB
Lyra Starter Game32 fps
使用モニター:4K(3840×2160)

趣味の範囲でゲーム開発をするなら、CPUを抑えてVRAM容量の多いモデルを選び、メモリ32GBを組み合わせる構成のほうがコスパが良い結果でした。

高品質な映像制作ならVRAM 12GB以上が安心です。

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VRAM 8GBでローカルAI・LLMはどこまで動く?

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ローカルAIとは、ChatGPTのような文章生成AIを、自分のパソコンだけで動かす使い方です。インターネットに文章やファイルを送らずに使えるため、仕事の資料を要約したり、文章を書かせたりできます。

ローカルAIでは、AIの頭脳にあたる「モデル」をグラボのVRAMへ読み込みます。基本的には、性能の高いモデルほどデータが大きく、必要なVRAMも増えます。

たとえば、Ollamaで配布されているモデルには次のような違いがあります。

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モデルデータ容量できることの目安
Qwen 3.5 4B約3.4GB簡単な質問、要約、文章作成
Gemma 4 12B約7.6GBより複雑な質問、画像の読み取り、文章作成
gpt-oss 20B約14GB推論、プログラミング、難しい指示への対応
Qwen 3.6 35B約23GB高度な推論やプログラミング

ここで注意したいのは、表にある容量だけでは足りないことです。AIは回答を作るための作業領域や、それまでの会話を覚えておくための容量も使います。

そのため、約7.6GBのモデルだからといって、VRAM 8GBのグラボで余裕を持って動かせるとは限りません。短い質問なら動いても、長い資料を読み込ませたり、会話を続けたりすると8GBを超えることがあります。

VRAMに収まらなくなったデータは、パソコン側のメインメモリへ移されます。AIが止まるとは限りませんが、回答速度は大きく低下します。

Windows CentralがRTX 5080 16GBで行った検証では、AIのデータがVRAM内に収まっているときは約70トークン/秒でした。会話を長くしてメインメモリも使い始めると、約19トークン/秒まで低下しています。

同じ長さの回答を作らせた場合、単純計算では約3.7倍の時間がかかるということです。

ローカルAIに必要なVRAMの目安は、次のように考えると分かりやすいです。

VRAMローカルAIでの使い方
8GB軽いモデルを試す。簡単な質問や短い文章作成向け
12GB一般的な文章作成や画像読み取りまで使いやすい
16GBより性能の高いモデルを使える。ただし長い会話では不足することもある
24GB以上大きなモデルや長文資料を扱いやすい

ゲームだけならVRAM 8GBでも設定調整で対応できます。しかし、ローカルAIでも使いたい場合、8GBでは選べるモデルがかなり限られます。

ゲームとローカルAIの両方に使うなら、最低でも12GB、できれば16GB以上を選ぶのがおすすめです。 最新の大きなモデルや長い資料まで快適に扱いたい場合は、24GB以上も検討する必要があります。

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よくある質問

メインメモリを増やせばVRAM不足は解決しますか

解決しません。メインメモリはVRAMが足りないときの退避先として使われるだけで、速度はVRAMより大幅に遅くなります。

VRAMは後から増設できますか

できません。グラフィックスボードの基板に直付けされているため、購入時の容量で確定します。

レイトレーシングを使うなら8GBは無理

タイトルによります。厳しくなるのは、パストレーシングや重量級の最上位画質プリセットを使用した場合です。

まとめ

VRAM 8GBは、フルHDで遊ぶ限り2026年でも実用的でした。19タイトルを計測して、フルHDで快適に動いたものが大半です。

厳しくなるのは解像度を上げたときや、パストレーシングのような最上位のプリセットを選んだときです。

これから買う方は、WQHDやパストレーシングを使うかどうかで判断すると迷いにくいかと思います。フルHD中心で最高画質にこだわらないなら8GBで足りますし、それ以上を狙うなら16GBを選んでおくと安心です。

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この記事を書いた人

ゲーミングPC特化サイト運営歴12年(2014年〜)。
実機レビュー300台超、ゲーム推奨スペック調査300本以上をもとに、ゲーミングPC選びに参考になる情報を発信しています。
ガレリア・G TUNE・パソコン工房・サイコム・NEC・DELL・レノボなどのPCを、実際に使ってきました。
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