マウスコンピューターさんから『NEXTGEAR-MICRO im570SA6-SP』の実機を貸して頂けたので性能含めてレビューしていきます。NEXTGEAR-MICRO im570SA6-SPはGTX1060を搭載したNEXTGEAR-MICROシリーズになります。
※G-TuneのGTX1060搭載PCはメモリ3GBモデルに変更されました。価格もその分お安くなっています。
NEXTGEAR-MICRO im570GA6-SPのスペック
CPU | メモリ |
---|---|
マザーボード | グラフィックボード |
画像はクリックで拡大します。CPUはスカイレイクのCore i7-6700、メモリはDDR4の16GB、マザーボードはMicroATXのH110、グラフィックボードはNVIDIA GeForce GTX 1060のビデオメモリが6GBです。記事執筆時ではこの構成内容で129,800円(税別)となっています。
OS | Windows10 |
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CPU | Core i7-6700 |
GPU | GeForce GTX 1060(6GB) |
メモリ | 16GB(DDR4) |
マザーボード | H110 |
HDD | SSD 240GB+HDD 2TB |
電源 | 500W 【80PLUS SILVER】 |
※情報は記事執筆時のものになります。最新の詳細は公式ページでご確認下さい。
NEXTGEAR-MICRO im570SA6-SPの外観
NEXTGEAR-MICROシリーズはメッシュなデザインが特徴的です。通気性が良く、外気を多く取り入れてくれるので熱対策とスタイリッシュなデザインが兼ね備えられています。
外観
目を引く前面のメッシュ以外にも左側面の大きなメッシュ以外にも反対側の下の方に矢印のようにデザインされた穴が開いていたり、天板にもメッシュになってファンが設置されています。
前面
前面のメッシュに関しては簡単に取り外し可能です。爪があるので簡単に取り外す事が可能です。掃除するときにも便利です。前面には電源ボタンもあります。電源が入るとLEDで青い光で光ります。上段にはUSBやオーディオ端子も備え付けられているので、アクセスはしやすいです。
底部
底面のインシュレーターのゴム足にもこだわりが感じられます。ゴム足の周りにベアリングのような加工がされています。
NEXTGEAR-MICRO im570GA6-SPの各種ベンチマークを計測
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド
画像はクリックで拡大します。左上はDirect11の1920×1080(フルHD)の最高品質でのスコアになります。左下はDirect11の3840×2160(4K)の最高品質でのスコアになります。右はグラフ化した画像です。
FF14の蒼天のイシュガルドのベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。NEXTGEAR-MICRO im570SA6-SPはGTX1060を搭載しているのでフルHD環境なら余裕で7000を超えてきます。4K画質でも快適の評価が出ています。
設定 | 画面サイズ | DirectX | スコア |
---|---|---|---|
最高品質 | 3840×2160 | 11 | 3902 |
高品質 | 3840×2160 | 11 | 4553 |
標準品質 | 3840×2160 | 11 | 8524 |
最高品質 | 3840×2160 | 9 | 5228 |
高品質 | 3840×2160 | 9 | 5328 |
標準品質 | 3840×2160 | 9 | 11876 |
最高品質 | 1920×1080 | 11 | 12698 |
高品質 | 1920×1080 | 11 | 14203 |
標準品質 | 1920×1080 | 11 | 19953 |
最高品質 | 1920×1080 | 9 | 15458 |
高品質 | 1920×1080 | 9 | 16029 |
標準品質 | 1920×1080 | 9 | 22053 |
ドラゴンクエストX
画像はクリックで拡大します。左は1920×1080(フルHD)の最高品質でのスコアになります。右はスコアをグラフ化した画像です。フルHDでも4Kの最高品質でのスコアでも「すごく快適」評価が出ています。ドラクエXでも問題無く快適にプレイ出来ます。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 3840×2160 | 12352 |
標準品質 | 3840×2160 | 15211 |
低品質 | 3840×2160 | 18805 |
最高品質 | 1920×1080 | 19213 |
標準品質 | 1920×1080 | 19605 |
低品質 | 1920×1080 | 20654 |
ドラゴンズドグマオンライン
スコアが7000を超えると「とても快適」の評価になります。スコアが最高品質で11048出ているのでドラゴンズドグマオンラインでも全く問題無く快適にプレイが見込めます。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 1920×1080 | 11048 |
標準品質 | 1920×1080 | 11329 |
低品質 | 1920×1080 | 11344 |
モンスターハンター第三弾(大討伐)
モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは24982というスコアが出ています。High Grade Editionでも問題無く快適にプレイする事が可能なスペックです。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高設定 | 3840×2160 | 7160 |
最高設定 | 1920×1080 | 24982 |
PSO2ベンチマーク ver.4
公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定の簡易設定の6で48642というスコアが出ています。最高設定でも問題無く快適にプレイする事が可能です。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
簡易設定6(最高設定) | 1920×1080 | 48642 |
簡易設定5 | 1920×1080 | 54876 |
3DMark
画像はクリックで拡大します。3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。 Fire StrikeについてはゲーミングPC用のベンチマークになるのでゲーミングPCの場合は基本的にFire Strikeを参考にするといいでしょう。Fire Strike Ultraは4Kでの3Dゲームのパフォーマンスを計測しています。
Graphics scoreはその名の通りグラフィックスのスコアになります。グラフィック性能だけ比較するならこの数値を比較しましょう。Physics scoreはCPUのスコアになり、combined scoreはCPUとGPUの総合的なスコアで最終的に総合的なスコアが一番上に出ているスコアになります。
Fire Strikeのスコアは10458となっています。GTX1060が搭載されていますが、60番台は安価でコスパが高いという事で知られています。ミドルレンジの価格帯ではありますが、性能は前世代から大きくスペックが上がっています。
Dmark | スコア | Graphics score | Physics score | Combined score |
---|---|---|---|---|
Fire Strike | 10458 | 12292 | 11692 | 4593 |
Fire Strike Ultra | 2974 | 2900 | 11677 | 1544 |
Time Spy
Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。GTX1060は最新のPascalベースのグラフィックボードなのでスコアもミドルレンジで購入できる製品とは思えないほどスコアが出ています。
スコア | Graphics score | CPU test |
---|---|---|
4016 | 3929 | 4600 |
SteamVRパフォーマンステスト
SteamにあるSteam Performance testの結果ではVRレディとなっています。VRはGTX970が推奨要件になっているのでそれをGTX1060はスペックで上回っているのでVRでもご活用頂ける性能です。
平均忠実度 | テストされたフレーム | 90fps以下のフレーム | CPUバウンドフレーム |
---|---|---|---|
7.7(高い) | 9899 | 0 | 0 |
SSD&HDDの速度
SSDを搭載しているので頻度の高いゲーム等をSSDにインストールして普段使わないようなゲームや動画ファイルなどの大容量ファイルをHDDにと使い分ける事が可能です。
NEXTGEAR-MICRO im570GA6-SPの内部
全体的にはMicroATXらしくコンパクトで圧迫感も少なく部屋に置きやすいサイズで日本にマッチしているかと思います。左上にCPU、中央にグラボ、左下に電源、右上にSSD、右下にHDDが配置されています。
エアフローはこのような空気の流れになります。メッシュになっているので空気もより取り込みやすく排熱処理も効率的に行う事が出来ます。
CPU&CPUファン
CPU周りになります。CPUはCore i7-6700搭載です。標準だとリテールのCPUクーラーが搭載されているのでここは自分でカスタマイズする自信が無い方は積極的にカスタマイズしましょう。
メモリ
搭載されていたメモリはCrucialのDDR4-2133です。DDR3とDDR4では転送速度が早くなっています。
電源
電源に関しては500wの80PLUSシルバーの製品が標準で搭載されていました。電源コネクタの横にスイッチがあり、通電ON/OFFの切り替えを行う事が可能です。電源に関して不安な方はカスタマイズも可能なのでより上位の700W 電源 ( 80PLUS GOLD )などにカスタマイズするというのもありです。
グラフィックボード
グラフィックボードはGTX1060(6GB)です。前世代のGTX960の後継モデルですが、スペックはもちろんVRに対応していたり、ビデオメモリも6GBと大幅に上がっているのが特徴的です。搭載されるビデオカードは変更される可能性もありますが、搭載されていたモデルではディスプレイポート×3、HDMI×1、DVI-D×1となっています。
NEXTGEAR-MICRO im570SA6-SPのグラフィックボードのネジが普通の黒いすぐになめてしまうネジでは無くてなめにくいようなネジになっているので何度もグラフィクボードを交換するという方でも安心だと思いました。
まとめ・総評
GTX1060は前世代ハイエンドのGTX980に迫るスペックをミドルレンジの価格で購入できる性能の非常にコストパフォーマンスの高い製品です。フルHDのゲームなら基本的に最高設定でも問題なく快適にプレイ可能です。
逆に4Kをガッツリプレイしたいという方には向かないのでより上位のGTX1070やGTX1080を狙うのがいいとは思いますが、フルHD解像度はまだまだ一般的なので普通に快適に遊びたいという方にはピッタリです。
これだけのスペックだと前世代だと高価でしたが、Pascal世代になりグラフィックボードの性能が大幅にアップしたのでミドルレンジとは言え性能は凄まじいです。
NEXTGEAR-MICRO im570SA6-SPは構成内容も無難でコスパも高いので今持っているパソコンのスペックに不満を持っているという方は買い替えを検討してみるのがいいでしょう。