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【Steam 2026年上半期】売上ランキングTOP6|売上111億ドルで過去最高

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市場分析会社のAlinea Analyticsが、2026年上半期のSteamの推定売上を公開しました。半年で111億ドル。Steam史上、最も売れた6か月です。

数字そのものも驚きですが、個人的にいちばん面白かったのは「上半期にどの新作がいくら稼いだか」というランキングでした。ここに並んでいる6本は、そのまま「2026年前半に遊んでおきたいPCゲーム」のリストとして機能します。

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Steamの2026年上半期は過去最高の111億ドル

期間Steam取引による推定売上高前期比
2026年上半期(H1 ’26)111億ドル+7.8%
2025年下半期(H2 ’25)103億ドル+6.2%
2025年上半期(H1 ’25)97億ドル+5.4%
2024年下半期(H2 ’24)92億ドル+15.0%
2024年上半期(H1 ’24)80億ドル+19.4%
2023年下半期(H2 ’23)67億ドル+4.7%
2023年上半期(H1 ’23)64億ドル+10.3%
2022年下半期(H2 ’22)58億ドル

通常、ゲーム市場は年末商戦とウィンターセールがある下半期のほうが強いですが、それを上半期が上回っているのは異常事態。

さらに記事では10年前との比較もあります。驚異的なのが2026年の上半期だけで、コロナ禍で全世界が家にこもっていた2020年の年間売上を超えています。成長曲線としては異常です。

引用元:https://alineaanalytics.substack.com/p/steam-is-having-another-record-year

売上の8割は「新作以外」

もう一つ、レポートで目を引いたのがこの数字です。

その年の新作が占める売上比率
2026年上半期21%
2025年上半期27%
2024年上半期29%

売上の79%は、過去に発売された旧作が稼いでいます。

理由はシンプルで、Steamには10年以上ぶんの名作が、セールで数百円〜数千円で常時並んでいるからです。新作は「今年の他の新作」ではなく「歴代の名作全部」と競争させられます。

グラフィックの進化が緩やかになり、2021年のゲームと2026年のゲームの見た目の差が体感しづらくなってきたことも、この流れを後押ししています。プレイヤーからすると選択肢が増えて嬉しい話ですが、新規IPを出す開発側にとってはかなり厳しい環境です。

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2026年上半期に最も売れた新作6本【売上順】

スクロールできます
順位タイトル推定売上販売本数価格
1位Forza Horizon 6約1億9,770万ドル約640万本9,800円~
2位バイオハザード レクイエム約1億9,450万ドル約600万本8,990円~
3位紅の砂漠約1億9,000万ドル約600万本9,680円~
4位Slay the Spire 2約1億4,170万ドル約500万本2,800円~
5位サブノーティカ2約1億3,360万ドル約400万本3,370円~
6位めっちゃカメレオン約7,130万ドル1,500万本790円~

※Alinea Analyticsによる売上推定値と、販売本数と価格は当サイト調べです。

2026年上半期に最も売れた新作6本がこちらです。

1位:Forza Horizon 6

納得の1位ですね。舞台が日本になり、渋谷や秋葉原、峠道を走れるレースゲームです。

実際に走ってみると、国内で人気の楽曲が普通に流れてきますし、ガンダムのようなマシンと並走したりもします。シリーズを追ってきた人ほど衝撃は大きかったかもです。

前作Forza Horizon 5と比べて、発売直後の売上ペースは約3倍。ゲームの出来もありますが、Steam自体が5年で大きくなったことの証明でもあります。

Forza Horizon 6の推奨スペックとおすすめゲーミングPC

2位:バイオハザード レクイエム

バイオハザード レクイエムは発売前のウィッシュリスト登録者のうち、8.9%が購入した点が記事では指摘されています。

ただ、一般的にウィッシュリストの10%が売上になると言われているので、妥当な数値な印象を個人的には受けます。バイオクラスだとそもそもの母数も桁違いだと思いますので、8.9%はむしろ良い方ではとすら思えます。

バイオハザードシリーズはとにかくセールが強く、シリーズ物なので売れまくるという好循環がありますよね。FFシリーズみたいに単発だと、過去作をやってなくてもいい利点があるものの、過去作もやらなきゃという強い動機になりにくい。

その点バイオは、レオンみたいな過去作でも登場するキャラを絡めてくるので、過去作もやりたくなる。うーん。凄い。

バイオハザード レクイエムの推奨スペックとおすすめゲーミングPC

3位:紅の砂漠(Crimson Desert)

発売前からGOTY候補と言われていた完全新規IPです。3月発売で1億9,000万ドル超えは十分すぎる結果です。

開発に200億程度かかったという報道もありますが、速攻で回収できたので、開発に7年を費やした努力が報われたようで何よりです。

紅の砂漠の推奨スペックとおすすめゲーミングPC

4位:Slay the Spire 2

Slay the Spire 2は価格が安いのに約1億4,170万ドルを売り上げているそうです。

ウィッシュリスト登録者の40%(うち31%が最初の1週間)が購入しているというのも異常な数字。

「完成度の高い続編を、待っていた人に、安く出す」ことの強さがそのまま出ています。デッキ構築ローグライクの定番として、安定して強い。

5位:サブノーティカ2

5月の早期アクセス開始月だけで約1億2,000万ドル。ただしウィッシュリスト登録者の転換率は12%程度にとどまっています。

同じ期待値の高い続編のSlay the Spire 2の40%と比べると差は明確で「早期アクセスは正式版で買う」という層がまだ大量に控えている状態です。1.0が来たときにもう一段伸びる可能性があります。

サブノーティカ2の推奨スペックとおすすめゲーミングPC

6位:めっちゃカメレオン

790円で7,130万ドル、販売本数1,500万本超。2026年のSteamで本数だけなら断トツ1位です。

パルワールドのときと近い「びっくり仰天」感がありました。白い体を自分でペイントして背景に溶け込む、それだけのかくれんぼゲームです。同時接続34万人を記録し、Steam史上でも上位に食い込みました。

このタイトルについては、少し掘り下げる価値があるので次の章で扱います。

めっちゃカメレオンから見る、個人開発ドリーム

めっちゃカメレオンは、日本の個人開発者2名(lemorion_1224氏、Haganeiro氏)が、約2か月で作り上げたタイトルだそう。

純粋な開発期間は約2か月。過去作品から流用した機能などを含めても、全体で約4~5か月だったとされています。ゲームエンジンにはUnreal Engine、オンライン機能にはEpic Online Servicesが採用されています。

Epic Online Servicesの利用料は基本的に無料で、本作では高額な専用サーバー費を抱えずにオンラインプレイを実現しています。

その結果、Steamで最大同時接続者数約34万人を記録しても、一般的な専用サーバー型ゲームのように、接続者数に応じてサーバー費用が急増しにくいようになっているそうです。

Alinea Analyticsの推計によると、Steamでの売上は約7,130万ドル。2026年7月10日前後の為替レートで日本円に換算すると、約115億円です。

Steamの手数料は段階制で、最初の1,000万ドルまでは30%、1,000万ドルを超えて5,000万ドルまでの部分は25%、5,000万ドルを超えた部分は20%です。

さらにUnreal Engineでは、原則として最初の100万ドルを超えた対象売上に5%のロイヤリティが発生します。これを単純に当てはめると約351万ドルです。

Steam手数料とUEロイヤリティを差し引いた残額は、税金やその他の経費を考慮する前で約5,053万ドル、日本円では約82億円となります。

Epic Games Storeは、1タイトルにつき年間最初の100万ドルまでストア手数料がかからず、それ以降も手数料は12%です。

さらに、Epic Games Storeで発生した売上にはUnreal Engineのロイヤリティがかかりません。料率だけを比較すればEpic Games Storeのほうが有利ですが、Steamには圧倒的なユーザー基盤と集客力があります。

高い手数料を支払ってでもSteamで販売するメリットは、依然として大きいです。

もちろん、実際の利益や2人の取り分は、税金、返金、外注費、収益の分配方法などによって変わります。

それでも、わずか2人の開発チームが数か月で制作したゲームから、数十億円規模の収益が生まれた可能性が高いことは間違いなです。

「個人開発でも、アイデア次第で世界市場を狙える」という夢を、これほど鮮烈に示した事例は珍しいでしょう。インディーゲーム史に残る快挙です。

下積みはちゃんとある

この2人は2024年後半からすでに6本のゲームをSteamでリリースしていますが、直前作はヒットには遠い規模でした。

めっちゃカメレオンの前には、出しては学びを繰り返した積み重ねの形跡があります。既存のマルチプレイ用のフレームワークを持っていたからこそ、2か月という短期間で新作を立ち上げられたということ。

そして、このレベルのヒットに再現性があるかというと、正直ないと思います。

「バイラルする、面白い状況が勝手に生まれるゲーム」を狙って作るのは、極めて難しい。海外サイトの記事でも「予測不能なメガヒット」と表現されていました。

それでも、2人でここまで到達できるという事実そのものが、個人開発をやってみたい人にとっては十分に大きな話だと思います。ゲームを作るのは、シンプルに楽しいですし、ロマンもあります。

UE5でゲームを作るなら

めっちゃカメレオンと同じUnreal Engine 5は、無料で使えます(売上100万ドルを超えるまでロイヤリティは発生しません)。

ただ、遊ぶ側と作る側では、必要なPCスペックが変わります。UE5はCPUが重要で、メモリは32GBが実用上のスタートラインです。

Unreal Engine 5の推奨スペック

なぜSteamはここまで伸びているのか

レポートで挙げられていた成長要因は5つです。

  1. アジア圏、特に中国のプレイヤー増加
  2. 新作の価格上昇(70ドルが標準化)
  3. バイラルする協力プレイ系のヒット作
  4. 大手パブリッシャーの旧作カタログ戦略(セール・バンドル・値下げの巧妙化)
  5. 独自ランチャーを試した、サードパーティのSteam回帰(実験終了)

プレイヤーの増加と価格の上昇で売上はシンプルに増えます。

協力プレイ系もやっぱり強いですよね。友達と一緒にゲームを遊ぶのは最高に楽しいです。

Steam協力プレイおすすめ20選【今夜すぐ遊べる人気作まとめ】

5番目のサードパーティーに関しては、Steamで出せばシンプルに20%~30%手数料が取られてしまいますが、自社ランチャーで販売すれば0%なわけです。これが大企業クラスのAAAタイトルともなると手数料だけでもえぐいです。

ただ、ユーザー目線からしたらサードパーティーのランチャーをインストールしてゲームをプレイすることが面倒でストレスな人もいると思います。

商品を見つけてもらうという上でプラットフォームって大事だよね。ってことで、結局売上という観点からもSteamに回帰せざるを得ない事態になっている感じですかね。

Steamのセールが安い

ここからはユーザー目線で見てみます。

シンプルに、Steamのほうが安いという印象があります。同じサードパーティのタイトルをSwitchやPSストアと比べると、Steamのほうが安いことが多いと感じます。

もちろん同価格のこともありますし、Steamにはセールが来ていなくてSwitchやPSストアだけ割引中、ということもあります。時期によって違います。

ただ、今回のサマーセール(2026年6月26日〜7月10日)の価格を見ると、なかなかの光景でした。

タイトル割引率セール価格
ウィッチャー3 ワイルドハント90%オフ558円
Watch_Dogs 295%オフ396円
Detroit: Become Human90%オフ450円
Dead Space(リメイク)90%オフ870円

ウィッチャー3がワンコインで買えます。安すぎ。

そしてこれは、記事の前半で見た「Steam売上の79%が旧作」という数字と、そのままつながります。旧作が安いから、旧作が売れる。

任天堂やソニーの独占タイトルは、そのハードで買うしかないです。ただ、マルチプラットフォームのサードパーティ作品で迷ったとき、価格を見比べてSteamを選ぶ人は少なくないはずです。

まとめ

上半期の新作売上トップ6は、Forza Horizon 6 、バイオ レクイエム、紅の砂漠、Slay the Spire 2、サブノーティカ2、めっちゃカメレオン。

この6本は2026年のPCゲームを語るなら押さえておきたいラインナップです。

めっちゃカメレオンは7,130万ドルという結果。再現性がある話ではありませんが、個人開発の今後の可能性を示す事例としてはあまりにも強烈です。

Steamの成長は、しばらく止まりそうにありません。作る側にとっては過去の名作との戦いや、競合増加も見込まれるので厳しい競争環境市場ですが、当たれば天井がでかすぎる。サラリーマン10回転生レベルの金額を一撃で稼げるというの凄まじい。

遊ぶ側にとっては、これ以上ないほど恵まれた時代だと思います。558円で100時間~200時間遊べる娯楽なんて、ゲーム以外に存在しないでしょう。

ちょっとどこかにお出かけしたら、1万円くらいは普通に溶けちゃうと思うので、ゲームのコスパは異常すぎです。

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この記事を書いた人

ゲーミングPC特化サイト運営歴12年(2014年〜)。
実機レビュー300台超、ゲーム推奨スペック調査300本以上をもとに、ゲーミングPC選びに参考になる情報を発信しています。
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