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NEXTGEAR HD-A7G7Tの実機レビュー Ryzen 7 9800X3D×RTX 5070 Tiで圧倒的なゲーム性能

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NEXTGEAR HD-A7G7Tの実機レビュー Ryzen 7 9800X3D×RTX 5070 Tiで圧倒的なゲーム性能

マウスコンピューターさんから「NEXTGEAR HD-A7G7T」の実機をお借りしたのでレビューをしていきます。

「NEXTGEAR HD-A7G7T」は、CPUに「Ryzen 7 9800X3D」or「Ryzen 7 9700X」を搭載し、ゲームで重要なグラフィックスボードにはNVIDIAの「GeForce RTX 5070 Ti(16GB)」を搭載したゲーミングPCです。

4K解像度も視野に入れつつ、圧倒的なゲーム性能を求める本格派のゲーマーにおすすめのゲーミングPCです。

目次

NEXTGEAR HD-A7G7Tのスペック

NEXTGEARフルタワー
スペック
CPURyzen 7 9800X3D
グラフィックGeForce RTX 5070 Ti(16GB)
メモリ32GB
ストレージ1TB NVMe SSD
ケースフルタワー

NEXTGEAR HD-A7G7Tは、2025年10月時点では複数モデルがあります。主な違いはCPUです。「Ryzen 7 9800X3D」「Ryzen 7 9700X」搭載モデルがあります。

今回お借りしたモデルは圧倒的なゲーム性能で人気のCPU「Ryzen 7 9800X3D」搭載モデルになります。

レビュー時のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。

NEXTGEARとは?

NEXTGEARとは?
  • 価格を抑えたブランド
  • AMD CPUのみ採用(執筆時点)

NEXTGEAR(ネクストギア)ブランドは、マウスコンピューター「G-Tune」とは別のブランドになります。

初心者の方のはじめてのゲーミングPCや、コストパフォーマンスを求める方におすすめのブランドになります。

外観デザイン

NEXTGEAR専用フルタワーケース
NEXTGEAR専用フルタワーケース

PCケースはNEXTGEAR専用フルタワーケースです。左側面は標準で強化ガラス仕様。今回お借りしたモデルのカラーはブラック色になります。ホワイト色もあります。

フロントパネルは斜めのエッジが印象的なデザイン。メッシュのフロントパネルには「NxG」ロゴがあり、ブランドカラーの「スパークマゼンタ」がアクセントとしてあしらわれています。

フロント中央に「NEXTGEAR」のロゴマークがあり、フロント下部にも「NEXTGEAR」という文字が入っています。

強化ガラス
LEDライティング

全モデルに強化ガラス製のサイドパネルを標準搭載しており、LEDライティングが美しく映えます。カラー変更もワンタッチで行えるため、気分に合わせた演出が可能です。

なお、サイドパネルの開閉はワンプッシュ式ではなく、ネジをドライバーで外す必要があります。

天板
天板

天板インターフェース部は電源ボタン、LEDボタン、USB×2、ヘッドセット端子、Type-Cが配置されています。

天板にはダストフィルターが付いています。ダストフィルターはワンタッチで取り外せてメンテナンス性が高いです。磁石のようにペタッとくっついているだけなので取り外しも簡単です。

背面
背面

背面の映像出力端子は「HDMI端子、DisplayPort端子x3」となっています。複数のモニターを繋ぐ用途でも活用出来ます。背面のUSBの数が多い点やType-C端子が装備されているのも良い点です。

底面
底面

底面には天板と同様のダストフィルターが付いています。こちらもワンタッチで取り外せてメンテナンス性が高いです。汚れたらそのまま水洗い可能です。

内観

内観
内観

左側面を開けると内部にアクセス可能です。NEXTGEARの筐体の特徴としては、ファンの最大搭載数が多いです。

CPUクーラーは、標準で240mmの水冷CPUクーラーが搭載。電源は右側面を開閉するとアクセス可能です。HDDもこちらから搭載可能です。

PCケースの特徴を以下にまとめました。

  • フルタワー型なので冷却性能&静音性は◎
  • 天板と底面にダストフィルターが付いている
  • LED搭載&強化ガラス標準装備
  • ファンの搭載可能数が多い
  • 強化ガラスの開閉はネジを開ける必要がある

ゲーム性能

ベンチマークソフトを使用してゲームのパフォーマンスをチェックしました。

3DMARK

Steel Nomad

Steel Nomad

TimeSpy

TimeSpy

3DMARKのSteel NomadとTimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。

3DMARK Steel Nomad DX12
RTX 5080
8138
RTX 5070 Ti
6851
RTX 4080
6478
RTX 4070 Ti SUPER
5491
RTX 5070
5146
RTX 3080
4417
RTX 4070
3835
RTX 5060 Ti
3572
RTX 4060 Ti
2841
RTX 2080
2601
RTX 4060
2275

Steel Nomadのベンチマークでは、RTX 5070 Tiが4080を上回るパフォーマンスを記録しています。

性能的にもコスト的にも良く、人気ランキング上位常連のゲーミングPCに搭載されているグラフィックスです。

4K解像度でPCゲームを楽しみたいユーザーは、RTX 5080だと価格が高く手が出しにくい。しかし、RTX 5070だと12GBのビデオメモリなので4K解像度に対する不安がある。

という理由からRTX 5070 Tiが最適解と考えるユーザーが多いでしょう。

もうRTX 40シリーズはPCショップではあまり見かけなくなりましたが、実質的には同じ16GBのビデオメモリを搭載したRTX 4070 Ti SUPERの後継モデルがRTX 5070 Tiです。

価格が安くなって性能やスペックが向上し、NVIDIA DLSS 4などの最新機能を搭載しているのがRTX 5070 Tiの特徴です。

ファイナルファンタジー15

ファイナルファンタジー15
解像度設定スコア / FPS / 評価
4K
3840×2160
11661 / 116 fps【とても快適
WQHD
2560×1440
19483 / 194 fps【非常に快適
フルHD
1920×1080
22961 / 229 fps【非常に快適
フレームレートはスコアから算出した数値です。

ファイナルファンタジー15は、スコアの評価としては6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」になります。

フルHD解像度、WQHD解像度、4K解像度の最高設定で6,000スコアを超えて「快適評価」以上が出ています。

FF14 黄金のレガシー

FF14 黄金のレガシー
解像度設定スコア / FPS / 評価
4K
3840×2160
最高13532 / 95 fps【とても快適
WQHD
2560×1440
最高26563 / 181 fps【非常に快適
フルHD
1920×1080
最高37198 / 251 fps【非常に快適
フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値です。NVIDIA DLSSを有効。

ファイナルファンタジー14 黄金のレガシーは、15,000スコアで「非常に快適」評価となります。

フルHD解像度、WQHD解像度、4K解像度の最高設定で「快適評価」以上が出ています。

ストリートファイター6

ストリートファイター6
解像度設定スコア / FPS / 評価
4K
3840×2160
最高100 / 59 fps【快適
WQHD
2560×1440
最高100 / 59 fps【快適
フルHD
1920×1080
最高100 / 59 fps【快適
フレームレートはFIGHTING GROUNDの平均フレームレートの数値です。

ストリートファイター6は「90~100」スコアで「快適」評価です。

フルHD解像度、WQHD解像度、4K解像度で「快適」に楽しめます。

Apex Legends

Apex Legends
解像度設定FPS
4K
3840×2160
最高186 fps
最低264 fps
WQHD
2560×1440
最高276 fps
最低299 fps
フルHD
1920×1080
最高297 fps
最低300 fps
計測場所:射撃訓練場。ジブラルタルのULT後に一定のコースを周回した際の平均fpsです。

人気FPSゲームのApexLegendsでは最高画質290fps前後、最低では300fps前後を記録しました。

Apex Legendsで高フレームレートを出して快適に楽しめるゲーミングPCです。144Hz/240Hzなどの高リフレッシュレート液晶モニターと組み合わせるのがおすすめです。

モンスターハンターワイルズ

モンスターハンターワイルズ
解像度設定FPS / DLSS&生成
4K
3840×2160
ウルトラ66 fps / 179 fps
WQHD
2560×1440
ウルトラ91 fps / 223 fps
フルHD
1920×1080
ウルトラ105 fps / 248 fps
マルチフレーム生成4Xを有効。

人気のハンティングアクションゲームのモンスターハンターワイルズは、4K最高画質でも60fpsオーバー。フレーム生成適用で170fpsを記録。フルHDなら240fps程度出ていました。

バトルフィールド6

バトルフィールド6
解像度設定FPS / DLSS&生成
4K
3840×2160
オーバーキル65 fps / 248 fps
WQHD
2560×1440
オーバーキル120 fps / 379 fps
フルHD
1920×1080
オーバーキル169 fps / 520 fps
マルチフレーム生成4Xを有効。

バトルフィールド6は、重量級タイトルのFPSゲームです。

4K解像度でも60fps前後のフレームレートを記録しました。更にフレーム生成技術にも対応しているので、フルHDなら驚異の500fps超えのフレームレートを記録。極めて高いゲーム性能を持っています。

Cities: Skylines II

Cities: Skylines II
解像度設定FPS
4K
3840×2160
48 fps
WQHD
2560×1440
71 fps
フルHD
1920×1080
88 fps
フレームレートは7000人都市で計測。パッチ:1.3.5F1。DLSSは自動設定。

Cities: Skylines IIは、最重量級タイトルのシミュレーションゲームです。

フルHD、WQHD解像度なら60fpオーバーのフレームレートを記録しました。4K解像度でも30fps以上稼げているので快適なプレイが可能です。

サイバーパンク2077

サイバーパンク2077
解像度設定FPS / DLSS&生成
4K
3840×2160
レイトレ:オーバードライブ15 fps / 161 fps
WQHD
2560×1440
レイトレ:オーバードライブ32 fps / 230 fps
フルHD
1920×1080
レイトレ:オーバードライブ55 fps / 298 fps
フレームレートはベンチマークの平均fpsです。マルチフレーム生成4X&DLSS自動を有効。

サイバーパンク2077は、NVIDIA DLSS 4対応ゲームです。最新のRTX 50シリーズ搭載モデルなので、NVIDIA DLSS 4(マルチフレーム生成)に対応しています。

4K解像度で高フレームレートで快適に楽しめます。レイトレーシング:オーバードライブモードでもフレーム生成と組み合わせれば、4K解像度/144fps以上で快適に動きます。

DLSSを適用しない最高設定だと4Kで15fpsという驚異的な重さのゲームですが、DLSS&フレーム生成機能を有効にする事で圧倒的なパフォーマンスが期待出来ます。

ゲーム性能まとめ

解像度評価
4K解像度
WQHD解像度
フルHD解像度

RTX 5070 Tiは、4K解像度の重量級ゲームを快適に楽しめる性能を持っています。

最新ゲームの「モンスターハンターワイルズ」「バトルフィールド6」をフレーム生成なしで60fps稼げる力があるのはさすがの一言。

ただし、一部のタイトル(Cities: Skylines II)では、RTX 5080と比較した時にやや劣るゲームもあるのも確か。

本格的に4K環境で最高設定を狙うならRTX 5080のほうが性能面では優れていますが、コストパフォーマンスを重視するならRTX 5070 Tiでも十分4K環境を構築可能です。

評価基準
  • ★★★★★:非常に快適にプレイ可能
  • ★★★★☆:快適にプレイ可能
  • ★★★☆☆:普通にプレイ可能
  • ★★☆☆☆:プレイはやや厳しい
  • ★☆☆☆☆:プレイ困難

CPU性能

CPU性能をチェックしました。

CINEBENCH 2024

CINEBENCH 2024

「CINEBENCH 2024」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。

CINEBENCH 2024(マルチ)
Core i9-14900KF
2065
Core i7-14700KF
1728
Ryzen 7 9800X3D
1305
Core i7-14700F
1077
Ryzen 7 7800X3D
1048
Ryzen 7 7700X
1049
Core i7-13700F
1004
Ryzen 7 5700X
743
Core i5-14400F
715
Ryzen 5 4500
533

CINEBENCH 2024マルチスコア参考比較

表は「CINEBENCH 2024」を当サイトでテストした比較になります。

Ryzen 7 9800X3Dは8コア16スレッドのCPUで、3Dゲームや、写真や動画の負荷の高い作業も快適に行える性能重視のCPUです。

AMD Ryzen 7 9800X3Dの特徴としては、AMD 3D V-Cache技術が採用されたRyzenだけが利用できるゲーム特化型のCPUになります。グラフィックスボードの性能を最大限引き出したい方におすすめの高性能モデルです。

ストレージの速度

ストレージの速度

ゲームではSSDにインストールするとロード時間が短縮される効果や、カクつきを抑える効果が見込めます。

「NEXTGEAR HD-A7G7T」には1TBのNVMe SSDが搭載されていました。 パソコンの動作がサクサクで、ゲームでもストレスフリーです。

消費電力

アイドル時高負荷時

消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrikeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。

温度

温度

室温23℃環境での計測になります。計測ソフトは「HWMonitor」を用いて、アイドル時と3DMARKのFireStrikeおよびCINEBENCH 2024を実行した際の最大温度になります。

冷却性能が高く、高負荷時でも安定した動作が期待できます。

静音性

アイドル時3DMARK
42.4 db42.4 db

アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。

FireStrike実行時の中で最も動作音の大きい数値です。環境の下限は40db前後です。

動作音については、高負荷時でもアイドル時とほとんど変わらない静かさを保っていました。

CINEBENCHなどでCPUに強い負荷がかかる場面ではファンの回転がやや上がることもありましたが、体感ではほとんど気にならないレベルの静音性です。

まとめ

NEXTGEAR HD-A7G7T
総合評価
( 5 )
メリット
  • 圧倒的な冷却性能
  • LED搭載&強化ガラス標準装備
  • その日の気分で光を変える、便利なLEDボタン搭載
  • RTX 5070 Ti搭載で4Kゲーミングも楽しめる
  • 高いCPU性能で高フレームレートも◎
デメリット
  • なし

「NEXTGEAR HD-A7G7T」は、フルタワー型でサイズは大きいものの冷却性能に優れた一台です。

側面には強化ガラスパネルを採用し、LEDライティングが映えるのも特徴です。さらに、本体のLEDはワンタッチでカラーを切り替えられるボタンを備えており、その日の気分に合わせて手軽に演出を楽しめます。

性能面では、CPUに「Ryzen 7 9800X3D」、GPUにはWQHD~4K向けの「RTX 5070 Ti」を搭載。

圧倒的な性能で、多くのタイトルを4K解像度で快適にプレイでき、16GBの大容量ビデオメモリを活かして重量級ゲームも安心して楽しめます。

冷却性能も非常に高く、高負荷時でも安定した動作を実現。eスポーツや配信などでも活躍出来る一台です。

以上、レビューまとめでした。「NEXTGEAR HD-A7G7T」が気になった方は、公式サイトでぜひチェックしてみてください。

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