現在はこちらのモデルは販売しておりません。新型モデルが発売しています。詳細は下記ページにて書いているのでそちらで確認をお願い致します。
コラボモデル はじめてゲームPC×G-Tuneコラボモデルが発売中!
マウスコンピューターさんからはじめてゲームPC×G-Tuneのコラボモデルの『NEXTGEAR-MICRO im570SA6-FG』の実機を貸して頂けたので性能含めてレビューしていきます。
シルバーモデルの特徴は低価格だけど実用性を重視したモデルという特徴があります。税別10万円以下という価格ですが、ほとんどのゲームをプレイ可能なスペックを持っています。
NEXTGEAR-MICRO im570SA6-FGの外観
前面
ケース前面はメッシュが特徴的なデザインになっています。メッシュ部分の両端によく見ると爪があるのが見て取れるかと思いますが、メッシュ部分が外れます。
上部にはUSB3.0、USB2.0×2、オーディオ端子があります。その下に電源ボタンが配置されています。オプションで光学ドライブを選択する事も可能です。
前面中央と下部にそれぞれファンが付いていますが、メッシュになっている部分が外せるのでお手入れも簡単です。
左側面
左側面には大きなメッシュが特徴的です。グラフィックボードやCPUなど熱を持つパーツを冷却する効果があります。
右側面
右側には下に吸気口があります。
背面
グラフィックボードのポートはDisplayPort×3、HDMI端子が1、DVI-D×1となっています。付属でDVIに関してはHDMI変換コネクタが付いています。
NEXTGEAR-MICRO im570SA6-FGの内部
内部はこのようになっています。カスタマイズする箇所は個人的にはCPUファンは必須だと思うので購入後に自分でCPUファンを換装するか、BTOでカスタマイズするかををおすすめします。
メモリはシングルなので8GBで足りない場合は後から自分で増設する事も可能です。BTOカスタマイズで8GBのデュアルや16GBのデュアルも選択可能です。
光学ドライブは標準では付いていないので、必要ならBTOでカスタマイズする事が可能です。DVDスーパーマルチドライブはBTOカスタマイズで2,800円でカスタマイズ可能です。(記事執筆時2016/10/31)
グラフィックボードはGTX1060を搭載しています。電源は500Wです。最近のNVIDIAのグラフィックボードは消費電力が少ないので電源は500Wあればミドルレンジなら換装を視野に入れても大丈夫かと思います。
同梱物
同梱物はキーボードとマウス、電源ゲーブル、取扱説明書などが入っています。
キーボード
キーボードはG-Tuneのオリジナルキーボードです。
沈み込みはこのくらいです。軽い力でもタイピング可能です。
マウス
マウスも付属しています。小ぶりなマウスなので扱いやすいと思います。
NEXTGEAR-MICRO im570SA6-FGのスペック
シルバーモデル
NEXTGEAR-MICRO im570SA6-FG | ||
---|---|---|
CPU | Core i5-6500 | |
メモリ | 8GB PC4-17000 (8GB×1) | |
グラフィックス | GeForce GTX 1060(3GB) | |
SSD | 240GB | |
HDD | HDD 1TB | |
電源 | 700W 【80PLUS BRONZE】 | |
マザー | H110(MICRO-ATX) | |
※情報は記事執筆時のものになります。最新の詳細は公式ページでご確認下さい。
Core i5でもゲームでは実用上は問題ありませんのでCPUはCorei5にする事で価格を抑えています。
税別で10万円以下に抑えつつSSDは搭載しています。アクティブなゲームも数本インストールする事が可能です。
とにかく価格に最大限こだわりつつも、可能な限り最大限快適にゲームをプレイする事が可能なようにスペックを調整しています。
はじめてゲームPCを購入するという方や、出来るだけ価格を抑えたい方などに喜んで頂けるかと思います。
各種ベンチマークを計測
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド
FF14の蒼天のイシュガルドのベンチマークはスコアが7000を超えると非常に快適の評価が出ます。フルHDの最高設定で余裕で超えているので十分快適に動作します。
設定 | 画面サイズ | DirectX | スコア |
---|---|---|---|
最高品質 | 3840×2160 | 11 | 3627 |
高品質 | 3840×2160 | 11 | 4276 |
標準品質 | 3840×2160 | 11 | 8084 |
最高品質 | 3840×2160 | 9 | 4913 |
高品質 | 3840×2160 | 9 | 4988 |
標準品質 | 3840×2160 | 9 | 10801 |
最高品質 | 1920×1080 | 11 | 11610 |
高品質 | 1920×1080 | 11 | 12554 |
標準品質 | 1920×1080 | 11 | 17014 |
最高品質 | 1920×1080 | 9 | 13378 |
高品質 | 1920×1080 | 9 | 13640 |
標準品質 | 1920×1080 | 9 | 18725 |
ドラゴンクエストX
ドラクエ10ではフルHD環境なら十分快適に動作します。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 3840×2160 | 11153 |
標準品質 | 3840×2160 | 13554 |
低品質 | 3840×2160 | 16814 |
最高品質 | 1920×1080 | 17534 |
標準品質 | 1920×1080 | 17735 |
低品質 | 1920×1080 | 18111 |
ドラゴンズドグマオンライン
スコアが7000を超えると「とても快適」の評価になります。すべての設定や解像度においてとても快適の評価が出ています。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高品質 | 1920×1080 | 9294 |
標準品質 | 1920×1080 | 9669 |
低品質 | 1920×1080 | 9684 |
モンスターハンター第三弾(大討伐)
モンスターハンターのオンラインでのベンチマークソフトでは23807というスコアが出ています。High Grade Editionでも問題無く快適にプレイする事が可能なスペックです。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
最高設定 | 3840×2160 | 6093 |
最高設定 | 1920×1080 | 21324 |
PSO2ベンチマーク ver.4
公式では5001以上の性能があれば快適という見解が出ていますが、最高設定の簡易設定の6で51761というスコアが出ています。最高設定でも問題無く快適にプレイする事が可能です。
設定 | 画面サイズ | スコア |
---|---|---|
簡易設定6(最高設定) | 1920×1080 | 28477 |
簡易設定5 | 1920×1080 | 36856 |
3DMark
3DMarkは3Dゲームのパフォーマンスを計測する世界標準のベンチマークソフトです。 Fire StrikeについてはゲーミングPC用のベンチマークになるのでゲーミングPCの場合は基本的にFire Strikeを参考にするといいでしょう。Fire Strike Ultraは4Kでの3Dゲームのパフォーマンスを計測しています。
Dmark | スコア | Graphics score | Physics score | Combined score |
---|---|---|---|---|
Fire Strike | 9109 | 11482 | 7097 | 4289 |
Fire Strike Ultra | 2669 | 2648 | 7045 | 1428 |
Time Spy
Time SpyはDirect12に対応したベンチマークテストになります。
スコア | Graphics score | CPU test |
---|---|---|
3505 | 3611 | 3009 |
SteamVRパフォーマンステスト
SteamにあるSteam Performance testの結果ではVRレディとなっています。VRはGTX970が推奨要件になっているのでそれをGTX1060はスペックで上回っています。
平均忠実度 | テストされたフレーム | 90fps以下のフレーム | CPUバウンドフレーム |
---|---|---|---|
7.4 (高い) | 9599 | 0 | 0 |
SSD&HDDの速度
SSD | HDD |
SSDを搭載しているので頻度の高いゲーム等をSSDにインストールして普段使わないようなゲームや動画ファイルなどの大容量ファイルをHDDにと使い分ける事が可能です。
ゲーム性能について
Corei5搭載でGTX1060の実力はどうなのかという点ですが、基本的にはどんなゲームも設定を変えれば60FPS以上は出るかと思います。
記事執筆時では発売されたばかりのバトルフィールド1をプレイしてみましたが、フルHDの最高設定で80FPS前後出ています。
設定を下げれば更にFPS値は上がるので普通に使う分にはGTX1060のミドルクラスのグラフィクボードとはいえ最新のPascal世代なので十分実用的にプレイ可能です。
洋ゲーでも和ゲーでもオンラインゲームでもオフラインゲームでも現状では快適にプレイ可能なのでとりあえずこれからはじめてゲームPCの世界に足を踏み入れたいという方に非常におすすめです。
更に上位のグラフィックボードが搭載されているモデルでは何が出来るか?
はじめてゲームPCのコラボモデルにはGTX1070が搭載されているゴールドモデルと、GTX1080が搭載されているプラチナモデルがあります。
これらとシルバーモデルのNEXTGEAR-MICRO im570SA6-FGとの違いでは何か?という事も気になる方もいると思います。
ゲーム性能の違い
単純にグラフィック性能が違います。例えばGTX1080搭載のプラチナモデルだとBF1で同じ設定だと140FPS以上出るのでゲーミングディスプレイと呼ばれる144Hzでプレイ可能になります。
単純に設定を下げても余力があるのでe-sports系のゲームをメインにプレイしているという方ならGTX1080やGTX1070の方が更に快適にゲームをプレイ出来るのでそちらを選択するという方が多いかと思います。
他にも将来性という意味でもより上位のグラフィックボードを搭載した製品の方がより現役で活躍できる期間が長くなります。ただし、世代には絶対に勝てないので2~3世代が限界だと思います。
なのでそこをどう捉えるかで選択するグラフィックボードや構成内容は変わります。例えば自分でグラフィックボードを換装するのならGTX1060搭載のゲーミングPCを購入して2~3年後に発売されると予想ですが、GTX1260が発売されたとしてそれを購入して換装するというやり方も可能なのでとりあえずGTX1060を購入するという人も多いと思います。
デザインの違い
シルバーモデルのこちらはNEXTGEAR-MicroシリーズのPCケースを採用しているのですが、ゴールドやプラチナはNEXTGEARシリーズのPCケースを採用しています。
なのでATX規格のより拡張性の高い製品が欲しいという場合にはゴールドモデルやプラチナモデルがおすすめです。
付属品の違い
付属品も違い、キーボードは付属していますがゴールドモデルやプラチナモデルだとG-TuneのオリジナルAccurate Keyboardが付属していたり、G-Tuneオリジナルマウスが付属しています。
ちなみにですが、通常仕様のモデルではキーボードやマウスが付属していないモデルもあるのでよく確認してみてください。
まとめ
どれが正解というのは無いので自分の用途に合った製品を選ぶのがベストだと思いますが、価格を抑えたい、予算が決まっているという場合にはこのシルバーモデルがおすすめです。
フルHDの60FPS環境ならこのGTX1060搭載がベストバイだと思います。フルHD以上の解像度や60FPS以上を稼ぐ必要のある方はGTX1070やGTX1080搭載モデルを選択しましょう。