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ゲーミングPCのCPUの選び方

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ゲーミングPCのCPUの選び方

CPUはパソコンの頭脳とも言える最重要パーツです。ゲームでもCPUの性能が高いと快適性に直結し、より快適にゲームがプレイ出来ます。

その他にも様々な処理に関してCPUの処理能力が高いと作業が快適に行えます。

目次

CPUのメーカー

CPUはIntel社と、AMD社がそれぞれ出しています。どちらかのメーカーのCPUではないとゲームがプレイ出来ないという事は無いので価格や性能で選びましょう。

Intel CPUの特徴

インテル

インテルは世界最大のCPUのメーカーです。CMでも『インテル、入ってる』と放送しているので知っている方は多いと思います。

第12世代以降ハイブリット・アーキテクチャー採用モデルが登場

Intel CPUにはPコア(Performanceコア/性能重視)とEコア(Efficientコア/効率重視)が第12世代から搭載されています。

負荷の高い処理をPコアが行い、優先度の低い処理をEコアが担当します。

負荷に応じて2種類のコアに処理が振り分けられるため、ユーザーが最優先に行いたい作業をバックグラウンド処理に邪魔される事なく、優先的に処理可能な点が画期的です。

デスクトップPC向け新CPU「Core Ultra 200S」が発表

2024年10月11日に、デスクトップPC向け新CPU「Core Ultra 200S」が発表されました。

ゲーム性能はライバルのAMDと比較すると劣っていますが、マルチタスクで映像編集などのクリエイティブ用途をされる方におすすめのCPUです。

AMD CPUの特徴

AMD

インテルに負けない充実したラインアップで魅力的なAMD社のCPU。

AMDのRyzen 9000シリーズは、最新のZen 5アーキテクチャを採用した高性能CPUです。省電力性と処理速度が向上し、最大16コア/32スレッドで動作します。

前世代よりも平均16%の性能アップを実現し、AI処理にも強くなりました。最新規格の環境で快適に動作します。特にX3Dモデルは大容量キャッシュを活かしたゲーム性能が魅力です。

Ryzen 7000シリーズは製造プロセスが5nmに微細化、動作周波数向上、L2キャッシュの倍増などが進化。

Ryzen 5000シリーズと比較すると大幅な性能向上を果たしています。

CPUのスペックや性能の読み取り方を解説

製品名Core i7-14700K
コア数 / スレッド数20(8P/12E)コア/ 28スレッド
動作クロック3.4 GHz
最大クロック(TB時)5.6 GHz
3次キャッシュ36MB

Core i7-14700Kを例として見てみます。

Core i7-14700K:先頭のCore i7はブランド名です。14700Kが型番で、厳密にいうと14700とKに分かれるのですがこの数字が大きいほど基本的に性能が高いです。

Core i9-14900K > Core i7-14700K > Core i5-14600K > Core i5-14400F

先頭のブランドがCore i9かCore i7かCore i5かでまずブランド名が分かります。下の製品名の数字を見ると性能が高いか低いかが把握出来ます。

おすすめのブランドの選び方

おすすめのブランドの選び方
  • Core Ultra 9 / Core i9 / Ryzen 9は最高性能が欲しい方におすすめ
  • Core Ultra 7 / Core i7 / Ryzen 7は動画編集やゲームを快適にプレイしたい方におすすめ
  • Core Ultra 5 / Core i5 / Ryzen 5は性能とコストを重視したい方におすすめ

ゲーミングPCで人気のモデルはCore i7 / Ryzen 7搭載モデルです。動画編集や3Dゲームを快適にプレイ出来る性能を持っているので、選ばれる方が多いブランドになります。

次点でCore i5 / Ryzen 5を選ばれる方も多いです。趣味の動画編集、ゲーム、ビジネス用途で使いたい方に選ばれる傾向があります。コストと性能のバランスが優れていて人気も高いです。

最後にCore i9 / Ryzen 9は、クリエイターの方が業務レベルで必要な場合や、最高性能を求める方に選ばれる傾向があるブランドです。

仕様の解説

  • クロック周波数 3.4GHz(最大5.6GHZ):一秒間に発信する回数です。この数字が高い程基本的に性能がいいです。
  • 20コア28スレッド:コアとスレッドは多い程性能があがる。コアは物理的だけどスレッドは仮想な技術なのでコアの方が処理は速い。
  • キャッシュ36MB:キャッシュはCPUの記憶領域です。CPUの内蔵メモリ容量が増えるとデータを多く持てるようになります。
  • HT:ハイパースレッディングの略で1 個 のプロセッサー・コアを 2 個あるかのように見立てることで、より多くの処理を同時に実行できるようにした技術
  • TB:ターボブーストの略で必要なときに動作周波数を引き上げて文字通りターボ状態にする事が可能な技術
  • P(Performance)コア:性能重視のコアでゲームやアプリで高い性能を発揮する
  • E(Efficient)コア:優先度の低いバックグラウンド処理を担当する

仕様を見る際にはクロック周波数が高いか低いかを見ましょう。性能が高い、低いの目安になります。

コア数が多くなると処理の高速化が見込めます。スレッドは仮想技術(ハイパースレッディング)のためコアの方が重要度が高いです。

キャッシュはCPUに内蔵するメモリの事です。インテルCPUには第12世代からPコアとEコアが採用されているので、スペックを見る際には注目点になります。

Core i7とCore i5のゲームにおける違いは?

Core i7とCore i5のゲームにおける違いは?

ざっくり言うと、Core i7とCore i5では搭載しているGPUによってはゲームにおける違いはあまり感じません。

ゲーム用途だけ絞ればCore i5やRyzen 5+ミドルレンジ(例:RTX 4060)などの組み合わせはコスパに優れています。

ただ、最近のゲームはマルチコアに対応している場合も多く、動作クロックもコア数も高いので、高性能GPUと組み合わせるならCore i7 / Ryzen 7の方が圧倒的におすすめです。

ミドルレンジの場合にはGPUボトルネックが出る

先にGPU(グラフィックボード)の性能の限界が来てしまう場合には、Core i7を搭載していてもCore i5と同じ程度のフレームレートしか出ないという場合もあります。

ただ、GPUボトルネックが発生しないような場合にCPUの性能が出てくる傾向はあります。

例として画質設定を最大まで高めた状態でのゲームプレイではCPU性能の差を感じにくい傾向にあり、画質設定を下げた状態でのゲームプレイではCPU性能の差を感じやすいです。

普通に遊ぶ分には気にしなくても、FPS値を稼ぐ為に低画質でとにかくフレームレートを稼ぎたいという場面ではCPU性能が高い方がかなり有利に働く傾向があります。

プロゲーマーの方のセッティングを見ると、出来るだけ設定を下げてフレームレートを確保しています。

ゲーム内の設定に加えてNVIDIAの3D設定からも出来るだけフレームレートを上げるセッティングをしています。

こういうようなセッティングの場合にはCPU性能の高さが重要になります。Core i5とCore i7とでは伸びが違くなるゲームが多いです。

実ゲームで数値を確認してみよう

S.T.A.L.K.E.R. 2のCPU別fps:RTX 5090
Ryzen 7 9800X3D
106 fps
Core i9 14900K
102 fps
Core i7 14700K
94 fps
Ryzen 7 7800X3D
90 fps
Core i5 13400
74 fps
Ryzen 7 5700X
64 fps
Core  i3 10100
42 fps
Ryzen 3 3100
39 fps

まずは、RTX 5090を使用した際のフレームレート(FPS)を確認してみましょう。使用するCPUによってフレームレートが大きく変動することがわかります。

RTX 5090のようなハイエンドGPUを最大限に活かすためには、CPUをはじめとした他のパーツも同等のハイエンド構成にするのが基本です。そのため、数百万円に達するような超高価格帯のゲーミングPCが存在するのも納得できます。

S.T.A.L.K.E.R. 2のCPU別fps:RTX 4060 Ti
Ryzen 7 9800X3D
51 fps
Core i9 14900K
51 fps
Core i7 14700K
51 fps
Ryzen 7 7800X3D
51 fps
Core i5 13400
51 fps
Ryzen 7 5700X
51 fps
Core  i3 10100
42 fps
Ryzen 3 3100
39 fps

続いて、こちらはミドルレンジのRTX 4060 Tiを使用した際のフレームレートの数値です。ご覧のとおり、多くの場面で性能が頭打ちになっているのがわかります。

このようなケースでは、Core i9やRyzen 9といった最上位クラスのCPUを無理に選ぶ必要はありません。Core i7 や Ryzen 7、場合によっては Core i5 でも十分な性能を発揮でき、コストパフォーマンスに優れた選択となります。

つまり、パーツ全体のバランスが重要になってくるというわけです。

解像度フルHD。最高画質設定。使用GPU:RTX 5090/RTX 4060 Ti。出典:https://gamegpu.com/action-/-fps-/-tps/s-t-a-l-k-e-r-2-heart-of-chornobyl-patch-v-1-4-test-gpu-cpu

CPUとグラフィックスボードのバランスが重要

性能が高いグラフィックボードを使っている場合には性能を引き出す為にCPU性能もそれに合わせて上げていくのがバランスの取れた構成になります。

例えばRTX 4090にCore i3を組み合わせた場合には性能が発揮出来ない可能性が高いです。

GTX 1650とCore i9 / Ryzen 9を組み合わせた場合には、性能は引き出せますがCore i5 / Ryzen 5でも十分引き出せるのでCore i5 / Ryzen 5でも良いという具合になります。

その中間層の決め方に関しては基本的にはCore i7 / Ryzen 7を選ぶと性能は引き出せるので、性能の高いCPUとグラフィックスボードの組み合わせはおすすめになります。

グラボ交換するならCPU性能が高い方がおすすめ

グラボ交換するならCPU性能が高い方がおすすめ

グラフィックスボードの交換を視野に入れているのであればCPUの性能が高い製品がおすすめです。CPUを交換するとなるとほとんどの方はゲーミングPCを買い替えます。

色々規格も変わっていますし、総取っ替えになってしまうのでラフィックスボードの交換を視野に入れているのであれば、CPU性能が高い製品がおすすめになります。

CPUの性能が低いとグラフィックボードの交換をした際にボトルネックになってパフォーマンスが出ないという可能性が高いです。

グラボ交換に関してはミドル辺りを想定しています。ハイエンドカードだと数年後にグラボ交換してもCPU性能的に100%引き出せない場合が多いと思うので、理解していればOKですが、買い替えというのも現実的になります。

また、シューターゲームでフレームレートをとにかく稼ぎたいという用途の場合には、最新CPUの方が比較するとフレームレートは出るので、シューターゲームがメインという方で常に最高のパフォーマンスを求める方は買い替えというのも現実的になります。

まとめ

最新ゲームの推奨スペックを見ても、オンラインゲームでは最新の高性能CPUが要求される場合もありますが、一般的な最新タイトルにおいては、2〜5世代前のCPUが推奨されているケースも少なくありません。

実際には、CPUよりもグラフィックボードがボトルネックになることが多いというのが現状です。

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また、CPUは性能が高いとその分冷却対策も場合によっては必要になります。CPUクーラーやグリスのカスタマイズも検討してみて下さい。

実況や配信でもCPU性能は高い方がおすすめです。

Core i5/ Ryzen 5でコスパを重視するのもOKですがフレームレートで伸び悩んだり、カクついたりする場合もあるのでそこは注意が必要です。 

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