ゲーミングPCにおけるディスプレイの選び方

公開日: : 最終更新日:2016/08/28

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photo:ASUS

液晶ディスプレイの仕様表を見ても何が何だか分からないという方向けに、ゲームをプレイする上で重要になってくる要素について解説していきます。

ディスプレイの応答速度に関して

簡単に言うと数字が少なければ少ないほど残像感が減っていいです。

最近の主流は5ms以下の製品が多く、5msであれば0.005秒の間で画素が「黒→白→黒」と変化していく事を示しています。

GTG 5msと表記されていたらGTGはGray To Gray の事で中間階調応答速度の事です。

「黒→白→黒」のような極端に画面が切り替わる事はあまりないので、中間色から中間色も併用して表記されている事も多いです。

液晶ディスプレイのリフレッシュレートに関して

1秒間に画面をリフレッシュ(書き換える)する回数を表します。

60Hzなら1秒間に60回リフレッシュするという感じです。

リフレッシュレートとは、分かりやすく言えばディスプレイ版フレームレートの事です。

ゲーム側で120FPS以上出ていてもディスプレイが60Hzだと性能が発揮されないという事になります。

120FPS-60Hz=60余る。この60は性能が発揮されていない状態。

ゲーム専用機機ではゲーム側が120FPSとか出ないのであまり気にしなくてもいいかなと思いますが、PCゲームの場合は大事な要素です。

ゲーミングディスプレイとも称される120Hz駆動ディスプレイは効果大

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通常のディスプレイでは60Hzですが、120Hz,144Hzがゲーマーの評価は高いです。

単純にコマ数が倍になるのでより自然な動き方をします。

60Hzだと1秒間に16.7ミリ秒に1回の更新が120Hzだと約8ミリ秒ほどになります。

かなり残像感が抑えられ、マウスを動かした感覚も違ってくるので素人目にも体感で分かるほどです。

120Hz,144Hz以上だと更にコマ数が倍増した240Hz駆動ディスプレイもあります。

ただ、人間の動体視力の限界点かもしれないが、実際に体感で分かるほどの差はないです。

  • 60Hzより120Hz,144Hz駆動ディスプレイがおすすめ。
  • 240Hz駆動ディスプレイでは体感出来るほどの差はない。
  • 動体視力やゲームセンスが人より上、更に高みの世界を目指したい人は240Hz

カタログスペックの見方

仕様を見てもリフレッシュレートってどこ?と思われた方向けに簡潔に記載しておきます。

大体が『走査周波数』もしくは『デジタル走査周波数』と記載されているのがリフレッシュレートと呼ばれる箇所です。

水平:VGA :30-83 / HDMI :15-83 / DVI-DL :30-140kHz
垂直:VGA :60-85 / HDMI :24-60 / DVI-DL :60-144Hz

例えばこの製品は144Hz駆動ですが、接続するのはDVI-DLケーブル(デュアルリンク)と呼ばれるケーブルで接続しないと144Hz駆動にはなりません。基本的には付属しているので問題は無いのですが、手持ちのDVI-D(シングル)で接続しても60Hzが限界なので意味がありません。

ディスプレイの解像度に関して

21:9液晶や4K液晶でゲームは有利になるのか?

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photo credit: LGEPR via photopin cc

フルHD(1920×1080)

1080p(1920x1080 プログレッシブ)とも呼ばれる。

21:9(2580×1080)

縦は同じですが、横に長いです。

4K(3840×2160)

フルHDの4倍の解像度になります。

21:9(2580×1080)、4K(3840×2160)だとグラフィックボードの性能が足りてないと大幅にフレームレートが下がります。

フルHDでは60FPS以上出ていたものが4Kだと20FPS程度まで落ち込むのはザラにあり得ます。

4KだとフルHDと比べて高解像度ではありますが、表示する範囲は同じになりますが21:9(2580×1080)だと横に広がります。

横に広がるという事は視野出来る範囲が広がるのでFPSなどの一人称視点のゲームやレーシングゲームで有利になります。

21:9はMOBA(リーグオブレジェンドなど)に特に人気なようで視界が広がるという事でよく売れているそうです。

なら4Kには利点は無いのかというと、そうでもありません。

4Kでは高解像度になった利点で遠くの敵や、通常では見にくいものもハッキリと識別する事が可能になります。

なのでFPSではスナイパーライフルなどの遠距離武器で4K液晶が有利になります。

マルチディスプレイに関して(シングル・デュアル・トリプル)

ゲーミングPCには標準で高性能なグラフィックボードは搭載されているのでトリプルディスプレイにする費用はディスプレイだけになります。

ディスプレイもフルHDでノングレア液晶の低価格なら2万円を切る価格でも購入出来るので現実的な価格です。

もっと言うなら6画面でもいいかも知れません。横の視野角がが広がるだけでなく、上下の視野角が広がるのでより敵を見つけやすくなります。
ゲーミングPCでは通常のテレビにコンシューマ機(家庭用ゲーム機)をつなげてプレイするといったスタイルではなくて、PC用のモニターを3枚並べてトリプルディスプレイにするのが個人的にはオススメです。

シングルディスプレイでもいいとは思いますが、迫力にいささか欠けます。

トリプルディスプレイにする際の設定・注意点

設定の仕方・注意点をまとめました。

デュアルディスプレイでゲームをするとこうなる

デュアルディスプレイだとFPSなどでは標準が合わせられません。

IMG_0101_R

実際にゲーム画面だとこうなります。(ゲームはMetro Last Light)

見えづらいと思いますが、黄色い照準を合わせるマーカーが出ているのですが、これもベゼル(縁)の所に来ているので、合わせづらいです。

IMG_0102_R

こちらの方がより分かりやすいかと思いますが、丁度銃を構えている状態になります。

敵が来ても何が何だか分かりませんね。

なのでデュアルディスプレイにするならシングルの方がマシだと言えます。

デュアルディスプレイにした恩恵で、もちろん迫力は倍増しますがとても実用的とは言えません。

ゲーミングディスプレイはトリプルディスプレイが迫力が増しておすすめ

デュアルディスプレイはフルスクリーンだと照準・キャラが真ん中に来てしまうのでトリプルが無理な人は素直にシングルディスプレイを推奨

デュアルも使いようによっては使えなくはないという例

頭ごなしにデュアルディスプレイはダメと言いましたが、実際はディアルでもプレイ出来ない訳ではないです。

ゲーム側の設定をフルスクリーンからウィンドウに変えればいい訳です。

screenshot.19

赤線で引いてあるのが1画面になります。左側を画像修正で切ってあるのでバランス的におかしい事になってますが、1:1のフルHD2枚です。

注目して欲しいのは赤線で、丁度この位置がキャラだったりFPSだと照準に当たる部分になります。

IMG_0121

車の位置がフルスクリーンの場合は真ん中に来てしまうのですが、ウィンドウモードで起動すればデュアルディスプレイでもなんとかなります。

これだけでも通常のシングルディスプレイしか経験した事がない人からしたらかなり世界が変わると思いますので、既にディスプレイを2つ以上お持ちの方はやってみるのがいいと思います。

screenshot.18

当然ですが、トリプルディスプレイだとこうなります。

真ん中に全てが来ますし、テキストも切れるという事もないです。照準もキャラも全て問題なしです。

ウィンドウモードもフルスクリーンモードも両方対応出来ます。

解像度が違うディスプレイを組み合わせたらどうなるのか

これも気になる人はいると思います。

実際にディスプレイをお持ちの方やフルHDの液晶を既に2つ持っていて4Kや21:9の液晶を購入しようか迷っている人や、古い液晶ディスプレイを持っていて例えば1680×1050などのフルHDより下の解像度液晶をフルHDと組み合わせたいというような場合がこれに当てはまると思いますが、結論から言うと一番下の解像度に引っ張られます。

例:1920×1080×2+2580×1080なら1920×3扱いになります。

例:1920×1080×2+3840×2160なら1920×3扱いになります。

例:1920×1080×2+1680×1050なら1680×3扱いになります。

ゲームで1画面として扱う場合は必ず一番下の解像度に引っ張られます。画面サイズは関係ありません。

理想は同じ画面サイズで同じ解像度です。もっと言うならベゼル(縁)の関係や色彩も関わってくるので同じディスプレイを3つ用意するのが理想ですが、これは結構厳しいかなと思います。

解像度とディスプレイサイズを合わせるだけでも快適になるので神経質にならなくても大丈夫です。

おすすめの144Hzディスプレイ

BenQ 24.0型LCD LEDワイドモニター XL2411Z

フリッカーフリー技術、144Hz駆動、1msの高速応答、ブレ削減モード、ブルーライト軽減機能を搭載したFPS向けゲーミングモデルの24型液晶ディスプレイ。

元プロゲーマーが設定するFPSモードなんてのもあります。ゲームに最適な設定環境を自分で設定するのは大変ですが、プロがやってくれるならこれほど安心感のある事はないですね。

プロゲーマーがよく使うのもBenQ製のモニターです。

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