


最初に結論!初心者が押さえるのはこの3つだけ

ゲーミングPC選びは、突き詰めると3つのポイントに集約されます。細かいスペックや専門用語は、後から覚えれば大丈夫です。
- GPU(グラフィックボード)を最優先 … ゲームの快適さはほぼGPUで決まります。まず予算をGPUに回すのが鉄則。2026年ならRTX 5060以上が目安です(CPUは旧世代のコスパモデルを確保すればOK)。
- デスクトップを選ぶ … 同じ性能ならノートより安く、あとでグラフィックボードだけ交換して強化もできます。
- BTOを選べば失敗しない … 家電量販店のメーカー製PCはゲーム向きでなく、自作は初心者にはハードル高め。BTOが一番無難です。
この3つの理由を、順番に見ていきます。
お金をかけるべきはグラフィックボード(GPU)

ゲームのフレームレート(映像の滑らかさ)への影響度は、ざっくりGPUが7割・CPUが3割のイメージです。限られた予算なら、まずGPUにお金をかけるのが正解です。
2026年のGPU、どれを選べばいい?
| GPU | 位置づけ | できること |
|---|---|---|
| RTX 3050 | エントリー | 軽めのゲームならOK。最新の重量級タイトルには力不足 |
| RTX 5060 | 入門の本命 | フルHDで大半のゲームを快適に。初心者はまずここから |
| RTX 5070 | ワンランク上 | フルHD〜WQHDで高画質。数年先まで安心して使える |
初心者にまずおすすめしたいのはRTX 5060以上です。このクラスがあれば、Apex Legends・FF14・エルデンリングといった人気タイトルをフルHDで快適に楽しめます。
予算に余裕があればRTX 5070まで上げると、WQHDや高フレームレートにも対応でき、長く使える1台になります。
CPUは軽視しすぎない|旧世代のコスパモデルを確保
GPUを優先するとはいえ、CPUだけ極端に古いとGPUの足を引っ張って(ボトルネックになって)しまいます。そこで、CPUは最新にこだわらず旧世代のコスパモデルを確保するのが賢い配分です。
2026年現在、初心者にもっともおすすめなのがAMD Ryzen 7 5700Xです。2世代前のCPUですが、ゲーム用途では十分な性能があり、BTOでの搭載モデルは価格がかなり抑えられています。
FPS/TPSで高フレームレートを狙う方や、配信・動画編集もする方は、もう少し上のCPUを検討すると安心です。
実際いくら必要? 価格の目安
「で、結局いくらかかるの?」という方向けに、価格の目安をまとめました。ここは基準ではなく参考です。同じRTX 5060でもメーカーによって価格差が大きいので、金額はあくまで目安として見てください。基準にするのはあくまで「RTX 5060以上」という型番です。
| 価格帯の目安 | GPU | こんな人向け |
|---|---|---|
| 15万円前後 | RTX 3050 | 軽めのゲームが中心 |
| 20万円前後 | RTX 5060 | 大半のゲームを快適に。初心者の本命 |
| 25〜30万円前後 | RTX 5060 Ti〜5070 | 高画質で遊びたい・配信もしたい |
※2026年時点の参考価格です。
RTX 5060クラスが載るモデルが、初心者が「買ってよかった」と思いやすいラインです。予算に余裕があればRTX 5070まで上げると、WQHDや配信にも対応でき長く使えます。
予算が15万円しか確保できない場合は、RTX 3050モデルで軽めのゲームから始めて、あとでグラフィックボードだけ交換する手もあります。ただ、最初からRTX 5060クラスを買った方が、トータルの出費は抑えられるケースがほとんどです。
4K解像度は要求スペックが一気に跳ね上がるため、初心者はフルHD(1920×1080)かWQHD(2560×1440)がおすすめです。
デスクトップを選ぶ

ノートかデスクトップで迷ったら、据え置きで使うつもりならデスクトップがおすすめです。理由は2つあります。
一つは、同じ予算ならデスクトップの方が1〜2ランク上の性能を狙える点です。ノート用のGPUは、デスクトップ版と同じ名前でも消費電力が抑えられていて性能が控えめなことが多く、同じ「RTX 5060」でもノート版は一段下の性能になります。
もう一つは、あとから強化できる点です。数年後に性能が物足りなくなっても、デスクトップならグラフィックボードだけ交換して延命できます。ノートはこれができないモデルがほとんどです。
逆に「外に持ち出したい」「置き場所を最小限にしたい」方はノートが向いています。自分の生活スタイルに合わせて選んでみてください。
BTOを選べば失敗しない

ゲーミングPCの買い方は、大きく分けて「家電量販店のメーカー製PC」「BTOショップ」「自作」の3つです。この中で、初心者にはBTOショップが一番無難です。
BTOは「Build To Order(受注生産)」の略で、注文を受けてからパーツを組み立てて出荷するショップのこと。ドスパラ、マウスコンピューター、パソコン工房などが代表的です。
あらかじめゲーム向けに最適化された構成が用意されていて、「この予算でこのゲームを遊びたい」という目的に合うモデルがすぐ見つかります。パーツの相性もショップが検証済みなので、組み合わせで失敗する心配がありません。
家電量販店のメーカー製PCではダメな理由
NEC・富士通などのメーカー製PCは、日常やビジネス用途向けに作られているため、ゲームに必要なグラフィックボードが載っていないモデルがほとんどです。仮に搭載モデルがあっても、同じ性能ならBTOの方が安いことが多く、コスパで大きな差がつきます。
自作はおすすめしない?
自作はパーツを自由に選べる反面、相性問題や初期不良の切り分けをすべて自分で対応する必要があります。「どのパーツが原因か分からない」という状態は、初心者にはかなりストレスです。
BTOなら完成品が届き、トラブル時もサポート窓口に相談できます。まずBTOで1台目を買って、慣れてきたら自作に挑戦する、という順番がおすすめです。
BTOを選ぶメリットまとめ
- コスパが良い … メーカー製より同じ性能を安く買える
- 構成ミスがない … ゲーム向けに最適化済みで、相性問題の心配がない
- サポートがある … 故障やトラブル時に窓口で対応してもらえる
- カスタマイズできる … 注文時にメモリやストレージの増設が簡単
「よく分からないけど失敗したくない」という初心者にこそ、BTOは最適な選択肢です。
もう少し詳しく|メモリとストレージの目安
ここからは、漫画では触れていない細かい部分です。急ぐ方は読み飛ばして、後半のおすすめメーカーへ進んでも大丈夫です。
メモリは16GBが最低ライン、できれば32GB

メモリは「作業机の広さ」に近いパーツです。机が狭いと作業のたびに手が止まるように、容量が足りないとゲーム中のカクつきやフリーズの原因になります。
- 16GB … ほとんどのゲームを問題なくプレイできる最低ライン
- 32GB … 32GB推奨のゲームも増えており、重量級タイトルや配信・動画編集もする方はこちら
ゲームをしながらDiscordやブラウザを開くだけで16GBをギリギリ使い切るケースも珍しくありません。予算に余裕があるなら最初から32GBを選んでおくと安心です。
SSDはNVMe搭載が絶対条件

NVMe SSDを搭載すると動作がサクサクになり、ゲームのロード時間も大幅に短縮されます。BTOの現行モデルはほぼNVMe SSDが標準なので、特に意識しなくて大丈夫です。容量の目安はこちらです。
- 500GB … 大型ゲーム2〜3本で埋まる
- 1TB … 10本前後入る。ひとまず安心
- 2TB … たくさん入れたい人、動画も保存する人向け
最近のゲームは1本あたり50〜100GBを超えるものも多く、500GBはすぐ足りなくなります。1TBがおすすめです。
→ ゲーミングPCのストレージの選び方(SSD / HDD)
初心者向けゲーミングPCセットは買うべき?

「PC本体だけ買っても、他に何が必要か分からない」という初心者向けに、モニターやキーボードなどをまとめたゲーミングPCセットを用意しているショップもあります。
最初から一式そろうので手間がかからないですが、周辺機器を自分で選びたい人には後から買い替えて無駄な出費になることもあります。向き・不向きがはっきり分かれるので、下記を目安にしてください。
セット購入がおすすめな人・おすすめしない人
- おすすめな人
-
- PCゲームがまったく初めてで、何を揃えればいいか分からない人
- 届いてすぐ遊びたい、選ぶ手間をかけたくない人
- 予算内で本体も周辺機器も一度に決めてしまいたい人
- おすすめしない人
-
- モニターやキーボードにこだわりがある人
- すでにモニターやマウスを持っている人(重複してムダになる)
迷ったら、本体はBTOでしっかり選び、周辺機器は必要に応じて後から買い足すのが失敗しにくいです。自宅にあるものは活用して初期費用を抑えるのもおすすめです。
ゲーム別おすすめスペックの目安
「やりたいゲームは決まっているけど、どのくらいのスペックが必要かわからない」という方向けに、ジャンル別にざっくりまとめました。
FPS・TPS(Apex Legendsなど)

フレームレートが命のジャンルです。グラフィック負荷自体は高くないので、RTX 5060クラスで十分快適に遊べます。240fpsを狙うガチ勢はRTX 5070以上が目安。
合わせて144Hz〜240Hz対応のゲーミングモニターも用意すると、高いフレームレートを滑らかさとして実感できます。
オープンワールド・アクション(モンスターハンター・FF16など)

グラフィック負荷が高めのジャンルです。フルHDで快適に遊ぶならRTX 5060以上、WQHDやレイトレーシングを楽しみたいならRTX 5070以上が目安。VRAMに余裕のある構成なら、今後の最新作にも対応しやすくなります。
シミュレーション(Cities: Skylines IIなど)

意外と重いジャンルです。大量のオブジェクトを処理するため、GPUだけでなくCPUやメモリにも高い負荷がかかります。
快適に遊ぶならRTX 5070以上・メモリ32GBが欲しいところ。Minecraftも通常は軽量ですが、影MODを入れると重くなるので注意してください。
初心者におすすめのゲーミングPCメーカー
「BTOショップが良いのはわかったけど、どのメーカーを選べばいいの?」という方のために、初心者でも安心して購入できるメーカーを厳選しました。
正直なところ、以下のメーカーはどこを選んでもハズレはありません。それぞれ少しずつ得意分野が違うので、自分が重視するポイントで選んでみてください。
BTOメーカー早見表
| メーカー | 強み | サポート | 納期 |
|---|---|---|---|
| マウスコンピューター | サポート重視の初心者に最適。標準3年保証も付帯。 | 24時間365日対応 | 3営業日~ |
| ドスパラ | 納期最速。注文翌日に届くスピード感が魅力 | 24時間365日対応 | 最短翌日出荷 |
| パソコン工房 | 商品数が圧倒的に多い。比較しながら選びたい人向け | 24時間365日対応 | 1週間前後 |
| FRONTIER | セール時のコスパが業界トップクラス。価格重視なら要チェック | 10:00~19:00 | 2週間前後 |
| OZgaming | 業界最安値級が魅力。同価格帯でスペックを盛りやすい。 | LINE中心 | 5〜14営業日 |
| Lenovo | 世界的ブランドの安心感。コスパも高い。 | 9:00-18:00 | モデルによる |
初心者におすすめのゲーミングPCメーカーをまとめました。ここからは、それぞれのメーカーについてさらに詳しくご紹介していきます。
マウスコンピューター

性能重視の「G TUNE」とコスパ重視の「NEXTGEAR」の2ラインがあり、初めてならNEXTGEARが選びやすいです。最大の強みは標準3年間の無償保証。多くのメーカーが1年保証のなか、追加料金なしで3年保証は大きな安心材料です。
24時間365日の電話サポートもあり、長野の自社工場で国内生産している点も信頼できます。「PCに詳しくないけど失敗したくない」方に一番おすすめです。
ドスパラ

人気シリーズ「GALLERIA(ガレリア)」を展開。最大の強みは納期の速さで、最短翌日出荷に対応し、注文から2日程度で届きます。「今すぐ欲しい」方に有利です。
公式サイトにベンチマークスコアが載っているので、初心者でも「このPCでこのゲームがどのくらい動くか」を数字で判断できます。
パソコン工房

「LEVEL∞(レベルインフィニティ)」を展開。ラインナップが多く、細かい予算や用途に合わせて選べます。コスパに優れるモデルが多く、学生や予算を抑えたい方に人気。
ベンチマークスコア掲載+24時間365日サポートで、商品数が多くても比較しやすく安心です。マウスと同じMCJグループで、品質管理の基盤もしっかりしています
FRONTIER

ヤマダ電機グループのBTOメーカー。最大の強みはセール時のコスパで、同スペックでも他社より1〜2割安いことが多く、「同じ予算でワンランク上のGPU」が狙えます。
頻繁にセールを開催しているので、購入前にセールページを必ずチェックしてください。サポートは平日のみ・納期はやや遅めですが、価格最優先なら非常におすすめです。
Ozgaming

株式会社オズテックが展開する日本発のブランド。価格に対してスペックを重視した構成が特徴で、コスパ志向のユーザーに注目されています。累計15,000台以上の販売実績があり、2025年からはソフマップでの取り扱いも開始。サポートはLINE・メール中心なので、価格重視で割り切って選ぶなら最有力の選択肢です。
Lenovo

世界最大手のPCメーカーのひとつで、ゲーミングブランドは「Legion(レギオン)」。シンプルなデザインとコスパの良さが特徴で、特にノートPCが充実しています。Legion専用の24時間365日サポートもあり、海外メーカーでもサポート面の不安は少なめ。ノートを検討中なら必ずチェックしたいメーカーです。
まとめ

初心者が押さえるべきポイントは、たった3つです。
- GPUを最優先(2026年ならRTX 5060以上。CPUは旧世代コスパモデルでOK)
- デスクトップを選ぶ(ノートより安く、あとでグラボだけ交換して強化できる)
- BTOを選べば失敗しない(家電量販店のメーカー製・自作は初心者には不向き)
あとは、自分の遊びたいゲームに合わせて選ぶだけです。焦らず、自分のペースで選んでみてください。
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