インテルの第11世代Coreプロセッサの「Core i9-11900K」のベンチマークと、他のCPUとの性能比較をしています。
Core i9-11900Kのスペック
まずはスペックを確認してみましょう。
製品名 | Core i9-11900K | Core i9-10900K |
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コア数 / スレッド数 | 8 / 16 | 10 / 20 |
動作クロック | 3.5GHz | 3.7GHz |
最大クロック(TB時) | 5.3GHz | |
対応メモリ | DDR4-3200 | DDR4-2933 |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 750 |
Intel UHD Graphics 630 |
キャッシュ | 16MB | 20MB |
TDP | 125W | |
対応ソケット | LGA1200 |
Core i9-11900Kは、8コア16スレッドで最大5.3GHzで動作するスペックとなっています。また、Core i9-11900Kは「Adaptive Boost Technology」に対応しています。
通常アクティブなコア数が多くなると最大クロックは下がりますが、環境次第で動作クロック低下を抑止する効果があるようです。
検証機材のスペック
今回の検証に当たっての機材は以下の表の通りとなっています。
検証環境 | |
CPU | Core i9-11900K |
CPUクーラー | 水冷CPUクーラー(280mm) |
CPUグリス | ダイヤモンドグリス 親和産業 OC7 |
グラフィック | RTX 3080(10GB) RTX 3070(8GB) |
メモリ | 32GB(DDR4-3200) |
マザーボード | Z590 |
RTX 3080、RTX 3070の私物とCore i9-11900Kでデータを取得し、過去の実機レビューで取得したデータと合わせて比較していきます。
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。マルチの性能差は若干Core i9-10900Kの方が高い結果になりました。ただ、シングルのスコア差はかなりありますね。
製品名 | CINEBENCH R20(マルチ) |
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Ryzen 9 3950X | |
Ryzen 9 3900X | |
Core i9-10900K | |
Core i9-11900K | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i7-11700K | |
Core i9-10900X | |
Core i7-10700K | |
Ryzen 7 3700X | |
Core i9-9900K | |
Core i7-9700K | |
Core i7-10700 | |
Ryzen 5 3600 | |
Ryzen 5 3500 | |
Core i5-9400F |
当サイトで計測したCINEBENCH R20のマルチスコアのベンチマーク比較になります。
マルチのスコアで比較するとCore i9-11900Kは2コア少ないけれど、Core i9-10900Kに近いスコアとなりました。
3DMARK
3DMARKのTimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。
構成 | 3DMARK TimeSpy |
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Core i9-11900K RTX3080 |
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Core i9-10900K RTX3080 |
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Core i7-11700K RTX3080 |
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Core i7-10700K RTX3080 |
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Ryzen 7 5800X RTX3080 |
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Core i7-10700 RTX3080 |
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Core i9-11900K RTX3070 |
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Core i9-10900K RTX3070 |
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Core i7-11700K RTX3070 |
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Core i7-10700K RTX3070 |
Core i7-11700K以外は実機レビューで取得した数値です。
ハイエンド構成になるとCPU性能の差が出やすくなるのでハイエンドモデル(RTX3080)の場合にはCore i9 / Ryzen 9搭載の構成がおすすめです。
RTX3070だとコストと性能のバランスに優れるCore i7がおすすめです。
Core i9-11900KはCore i9-10900Kより高いパフォーマンスが出ています。
FF15ベンチマーク
ファイナルファンタジー15は重量級ゲーム。スコアの評価としては6,000スコア出ていれば快適評価です。12,000スコアで非常に快適になります。
構成 | スコア |
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Core i9-11900K RTX3080 |
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Core i9-10900K RTX3080 |
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Core i7-11700K RTX3080 |
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Ryzen 7 5800X RTX3080 |
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Core i7-10700K RTX3080 |
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Core i9-11900K RTX3070 |
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Core i7-11700K RTX3070 |
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Core i9-10900K RTX3070 |
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Core i7-10700 RTX3080 |
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Core i7-10700K RTX3070 |
解像度はフルHD(1920×1080)、高設定で比較。
Core i9-11900KはCore i9-10900Kより高いパフォーマンスが出ています。
FF14ベンチマーク
ファイナルファンタジー14は中程度の描画負荷のゲーム。7,000スコアで「非常に快適」評価となります。
設定 | FPS |
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Ryzen 7 5800X RTX3080 |
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Core i9-11900K RTX3080 |
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Core i9-10900K RTX3080 |
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Core i7-11700K RTX3080 |
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Core i9-11900K RTX3070 |
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Core i7-10700K RTX3080 |
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Core i9-10900K RTX3070 |
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Core i7-11700K RTX3070 |
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Core i7-10700 RTX3080 |
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Core i7-10700K RTX3070 |
解像度はフルHD(1920×1080)、最高設定で比較。
Core i9-10900Kと比較するとCore i9-11900Kはパフォーマンスの向上を確認できます。
まとめ
前世代のCore i9-10900Kから順当にゲーム性能が進化しているので、Core i9-11900Kはゲーム用途としておすすめのCPUです。
性能だけでなく、PCI Express Gen 4.0の対応、DDR4-3200メモリの対応などのメリットもあるので、インテル第11世代搭載モデルをチェックしてみて下さい。
第11世代インテルCPU搭載のおすすめゲーミングPC
最新の第11世代インテルCoreプロセッサー搭載のおすすめゲーミングPCもご紹介します。
ドスパラ
ドスパラ(ガレリア)では第11世代インテルCoreプロセッサー搭載モデルのゲーミングPCが登場。
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マウスコンピューター
マウスコンピューター(G-Tune)では日本eスポーツ連合(JeSU)公認の第11世代インテルCoreプロセッサー搭載モデルのゲーミングPCが登場しています。
[jin_icon_arrowsquare color=”#134A7E”] G-Tune HN-Z-J(JeSU公認PC)
コストパフォーマンスに優れるモデルが多く、品質やサポートにも定評があり人気が高いBTOメーカーがマウスコンピューターです。
パソコン工房
パソコン工房さんでも第11世代インテルCoreプロセッサー搭載モデルのゲーミングPCが登場しています。
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