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「G TUNE H6-I9G7TBK-C」の実機レビュー RTX 5070 Ti搭載

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「G TUNE H6-I9G7TBK-C」の実機レビュー RTX 5070 Ti搭載

マウスコンピューターさんから「G TUNE H6-I9G7TBK-C」の実機をお借りしたのでレビューしていきます。

「G TUNE H6-I9G7TBK-C」は、24コア(8Pコア+16Eコア)/24スレッドの「Core Ultra 9 275HX」と「RTX 5070 Ti」が搭載。

グラフィックボードに「GeForce RTX 5070 Ti」が搭載しているので最新ゲームを最高画質で快適に楽しみたい方におすすめのノートPCです。

目次

G TUNE H6-I9G7TBK-Cのスペック

G TUNE H6-I9G7TBK-C
スペック
CPUCore Ultra 9 275HX
グラフィックRTX 5070 Ti(12GB)
メモリ32GB
ストレージ1TB NVMe SSD~
液晶16型 2560×1600
WQXGA(300Hz)
無線Wi-Fi 7
重量約2.58kg

G TUNE Hシリーズは、G TUNEの最上位スペックのゲーミングノートPCのシリーズです。上記のリンク先では、各モデルを一覧表示で確認できるので、用途や好みに合わせて選んでみてください。

レビュー時のスペックになります。現在の商品の詳細や価格については詳細ページにてご確認下さい。

外観デザイン

外観デザイン

カラーはブラックで、WEBカメラは液晶上部に設置されています。液晶は16型でWQXGA解像度(2560×1600)、リフレッシュレートは300Hzです。

フルHDよりも画素数が多いため、一度に表示できる情報量が大幅に増えます。画面の精細さも向上し、文字や映像がよりくっきりと見やすくなります。

文章作成やExcelなどの作業では、列の多い表も一目で確認しやすく、効率的に作業を進められ、画像や動画編集ではタイムラインやプレビューなどで画面を広く使えるため、作業の快適さが格段にアップします。

液晶はノングレアパネル採用なので、映り込みが少なく長時間のゲームや作業に最適です。

液晶の品質比較

液晶の品質が非常に高いというのが、最初に感じた印象です。

スタンダードモデルのゲーミングノートPC「G Tune Pシリーズ(G Tune P5-I7G60BK-C)」と比較しても、最大輝度が一段と明るく、映像がより鮮やかに映っていました。

「G Tune P5-I7G60BK-C」も十分実用的で、視野角も広く平均的な品質ですが「G Tune H6-I9G7TBK-C」はそれを上回る液晶品質で、映像の美しさを重視する方には特におすすめです。

キャリブレーション

付属ソフトの中にはキャリブレーション機能があり、DefaultとsRGBから選択する事も可能でした。

ゲームならDefaultがおすすめです。画像編集、イラスト制作、写真の色確認など、クリエイティブ用途ならsRGBがおすすめになります。

天板

天板にはG TUNEのロゴが配置されています。天板の開閉は片手でも開閉可能です。地味に毎日の開閉作業のストレスが低減するのが嬉しいポイント。

筐体はサラサラしたマットな材質で高級感があります。指紋は付きにくいです。

開閉角度

開閉角度はこのくらいです。実用上十分な角度まで開くため、作業や視聴時にも快適に使用できます。

入出力ポート

左側面

左側面には有線LAN、Type-C、USB3.0、ヘッドセット端子があります。左側にヘッドセット端子が配置されているため、右利きの方でもマウス操作のケーブルと干渉しにくく、快適に使用できます。

背面側

背面側には、Thunderbolt4端子、電源端子、Mini DisplayPort端子、HDMI端子があります。背面に映像端子があると接続する際にケーブルが邪魔にならないので良いです。

右側面

右側面にはUSB3.0×2があります。

外付けのSSDを接続してストレージを確保したり、外部モニターと接続してマルチディスプレイ化したり、マウスなどのUSB機器と接続する際にも過不足なく使える入出力ポートが装備されています。

キーボード

キーボード

キーボードはテンキーありです。日本語配列105キーボードとなっています。

視認性を高めるバックライトLEDが搭載しているので、場所を問わず快適に文字打ちが行なえます。

RGB LED搭載

個別キー設定対応RGB LED搭載で様々なカラーに設定可能です。カラーの設定は付属ソフトの「Control Center」で行う事ができます。

ライティングパターン

エフェクトにも対応しており、「ブレス(呼吸するように明滅)」「ウェーブ(波のように動く)」「ミュージック(音楽に合わせて光る)」など、さまざまなライティングパターンを楽しめます。

重量

重量
本体ACアダプター
2485 g758 g

本体は約2,485g、ACアダプターは約758g(コンセント含む)でした。

持ち運びを中心に使う方にはやや重く感じるかもしれませんが、16型の大画面と高性能を両立していることを考えると、十分納得できる重量です。設置してじっくり使うスタイルなら、全く気にならない重量です。

ゲーム性能

「G TUNE H6-I9G7TBK-C」のゲーム性能はどの程度快適なのかをチェックしました。計測は有線接続で行っています。

3DMARK

3DMARK

3DMARKのTimeSpyはDirectX 12のパフォーマンスを計測する定番ベンチマークソフトです。

3DMARK TimeSpy
Core Ultra 9 275HX/RTX 5070 Ti
17182
Core i9-13900HX/RTX 4080
16734
Core i7-13700HX/RTX 4070
12794
Core i7-13620H/RTX 5060
11668
Core i7-13700H/RTX 4060
10660
Core i7-13700H/RTX 4050
9131
Core i7-13500H/RTX 3050(6GB)
5945
Core i5-11400H/GTX 1650
3941

表は当サイトでテストしたノートPCのTimeSpyの参考スコア比較です。3DMARK TimeSpyでテストすると「17182」スコアとなりました。RTX 4080搭載ノートPCを超えるスコアが出ています。

ファイナルファンタジー15

ファイナルファンタジー15
解像度設定スコア / FPS / 評価
4K
3840×2160
7276 / 72 fps【快適
WQHD
2560×1440
12900 / 129 fps【非常に快適
フルHD
1920×1080
17425 / 174 fps【非常に快適
フレームレートはスコアから算出した数値です。

ファイナルファンタジー15は、6,000スコアで「快適」、12,000スコアで「非常に快適」評価になります。4K最高設定で「快適」評価です。

FF14 黄金のレガシー

FF14 黄金のレガシー
解像度設定スコア / FPS / 評価
WQHD
2560×1440
最高15206 / 111 fps【非常に快適
フルHD
1920×1080
最高21138 / 158 fps【非常に快適
フレームレートはレポート出力の平均フレームレートの数値です。NVIDIA DLSSを有効。

ファイナルファンタジー14 黄金のレガシーは、8,000スコアで「快適」、15,000スコアで「非常に快適」評価になります。WQHD最高設定で「非常に快適」評価です。

PSO2:NGS

PSO2:NGS
解像度設定スコア / 評価
WQHD
2560×1440
ウルトラ28295【快適
フルHD
1920×1080
ウルトラ43301【快適

PSO2:NGSは「10,001以上」のスコアで「快適」評価です。「5,001~10,000」で標準的な動作、「5,000未満」で重い動作判定となります。WQHD最高設定で「快適」評価です。

ストリートファイター6

ストリートファイター6
解像度設定スコア / FPS / 評価
WQHD
2560×1440
最高100 / 59 fps【快適
フルHD
1920×1080
最高100 / 59 fps【快適
フレームレートはFIGHTING GROUNDの平均フレームレートの数値です。

ストリートファイター6は「90~100」スコアで「快適」評価です。フルHD解像度、WQHD解像度で「快適」に楽しめます。

Apex Legends

Apex Legends
解像度設定FPS
WQHD
2560×1440
最高186 fps
最低251 fps
フルHD
1920×1080
最高229 fps
最低264 fps
計測場所:射撃訓練場。ジブラルタルのULT後に一定のコースを周回した際の平均fpsです。

人気FPSゲームのApexLegendsではフルHD最高画質220fps前後、最低では260fps前後を記録しました。ApexLegendsも快適なゲーム性能を持っています。

300Hz液晶を搭載しているので、滑らかな映像表示でApex legendsを快適に楽しめます。

バトルフィールド6

バトルフィールド6
解像度設定FPS / DLSS&生成
WQHD
2560×1440
オーバーキル74 fps / 240 fps
フルHD
1920×1080
オーバーキル111 fps / 354 fps
フレームレートはインゲームの平均fpsになります。マルチフレーム生成4X&DLSS:クオリティを有効。

バトルフィールド6は、最新の大規模戦闘FPSゲームです。WQHD解像度でも60fps超えのフレームレートを記録しています。フレーム生成を適用すればさらに高フレームレートが期待出来ます。

モンスターハンターワイルズ

モンスターハンターワイルズ
解像度設定FPS / DLSS&生成
WQHD
2560×1440
ウルトラ67 fps / 178 fps
フルHD
1920×1080
ウルトラ81 fps / 203 fps
マルチフレーム生成4X&DLSS自動を有効。レイトレーシングを有効。

2025年発売の最新アクションゲーム『モンスターハンターワイルズ』は、WQHD/最高画質で67fpsを記録しました。WQHD解像度でも快適です。フレーム生成を適用すればさらに高フレームレートが期待出来ます。

Cities: Skylines II

Cities: Skylines II
解像度設定FPS
WQHD
2560×1440
45 FPS
最低95 FPS
フルHD
1920×1080
54 FPS
最低100 FPS
フレームレートは7,000人都市で計測。パッチ:1.3.6F1。DLSSは自動設定。

『Cities: Skylines II』は、最重量級クラスの都市建設シミュレーションゲーム。WQHD/最高画質で30fpsを大きく超えるパフォーマンスを記録。大規模都市の建設も視野に入る性能を持っています。

黒神話:悟空

黒神話:悟空
解像度設定FPS / DLSS&生成
WQHD
2560×1440
最高(DLAA)39 fps / 122 fps
フルHD
1920×1080
最高(DLAA)50 fps / 150 fps
フレームレートはインゲームの平均fpsになります。マルチフレーム生成4X&DLAAを有効。フルレイトレーシングを有効。

2024年発売の屈指の重さを誇る『黒神話:悟空』は、極めて美麗なグラフィックスが特徴のアクションゲームです。極めて重いゲームですが、フレーム生成適用で高フレームレートが期待出来ます。

サイバーパンク2077

サイバーパンク2077
解像度設定FPS / DLSS&生成
WQHD
2560×1440
レイトレ:オーバードライブ18 fps / 140 fps
フルHD
1920×1080
レイトレ:オーバードライブ31 fps / 188 fps
フレームレートはベンチマークの平均fpsです。マルチフレーム生成4X&DLSS自動を有効。

サイバーパンク2077のレイトレーシング:オーバードライブ設定は極めて重いです。

しかし、最新のRTX 50シリーズ搭載モデルなので、NVIDIA DLSS 4(マルチフレーム生成)対応でフレームレートを向上させる事が可能。マルチフレーム生成適用でWQHD/140fpsという結果でした。

ゲーム性能まとめ

解像度評価
WQHD解像度
フルHD解像度

「G TUNE H6-I9G7TBK-C」のゲーム性能は、最新ゲームを最高画質で快適に楽しめる性能を持っています。

2025年発売の『モンスターハンターワイルズ』や『バトルフィールド6』では、VRAM 8GBのビデオメモリでは最高画質設定でのプレイは厳しい印象ですが、RTX 5070 Ti搭載のVRAM 12GB恩恵で快適に最高画質でゲームが楽しめます。

CPU性能

CINEBENCH 2024

CINEBENCH 2024

「CINEBENCH 2024」はCGレンダリング性能を測定するベンチマークテストです。

CINEBENCH 2024(マルチ)
Core Ultra 9 275HX
1966
Core i7-13700HX
1213
Core i7-13650HX
1109
Ryzen 7 8845HS
916
Core i7-13620H
887
Core i7-13700H
870
 Snapdragon® X Elite X1E-78-100
746

表は「CINEBENCH 2024」を当サイトでテストした比較になります。

「Core Ultra 9 275HX」は、24コア(8P+16E) / 24スレッド構成の高性能CPUです。動画編集などのクリエイティブや、ゲームも非常に快適に楽しめます。

PassMark(CPU Mark)

PassMark(CPU Mark)

PassMark(CPU Mark)は、CPU性能を数値化したベンチマークスコアです。CPUの処理能力を客観的に比較できます。

G Tuneではモデルごとに選択できるCPUが異なります。Hシリーズでは「Core Ultra 9 275HX」の他にも「Ryzen 9 8945HX」が、Pシリーズでは「Core i7-13700HX」や「Core i7-13620H」などが採用されています。

PassMark(CPU Mark)でそれぞれのCPU性能を比較してみましょう。

PassMark(CPU Mark)

画像出展:PassMark

Core Ultra 9 275HXが最上位の性能を発揮し、Ryzen 9 8945HXがそれに続きます。Core i7-13700HXはそこから二段階くらい性能が下がる形となります。

Core Ultra 9 275HXは、ノートPC向けCPUの中でもトップクラスの処理能力を備えており、動画編集や3Dレンダリング、最新ゲームの高設定プレイなど、パフォーマンスを重視するユーザーに最適な選択です。

ストレージ速度

ストレージ速度

容量は1TBのNVMe SSDが搭載されています。最近のタイトルでは、HDDやSATA SSDでは読み込みが追いつかず、カクつき(スタッタリング)が発生するケースもあります。

そのため、NVMe SSDにゲームをインストールするのがおすすめです。

たとえば、外付けSSDにインストールした『エルデンリング』ではスタッタリングが発生することがあり、『サイバーパンク2077』では推奨環境としてNVMe SSDが指定されています。

HDDやSATA SSDではタイトルによっては快適に動作しない場合もあるため、最新ゲームは特にNVMe SSDへのインストールを推奨します。

消費電力

アイドル時高負荷時
45.5 W224 W

消費電力はワットチェッカー(REX-BTWATTCH1)で計測しています。高負荷時は3DMARKのFireStrikeを開始した序盤の消費電力の計測です。数値の変動があるので参考程度に見てみて下さい。

温度

筐体の温度

筐体の温度

「FF14 黄金のレガシー」ベンチマークをフルHD/最高品質で、1時間ループさせた際の温度をチェックしました。

室温は22℃。キーボード周辺の最高温度が35℃程度でWASD周辺は29℃前後でした。

WASD周辺やパームレスト部分は温度が低いので、ゲームをプレイしていても気になる事は無いでしょう。

内部の温度

内部の温度

計測ソフトは「HWMONITOR-PRO」です。「アイドル時」「3DMARKのFireStrike」「CINEBENCH 2024」を10分間実行した際の最大温度になります。室温22℃環境での計測になります。

ノートPCは高負荷をかければ100℃超えが普通ですが、高負荷をかけても低い温度で安定して動作していました。

静音性

アイドル高負荷時
39.3 db50.2 db

アイドル時と3DMARKのFire Strikeを実行した時の騒音デシベルを計測しました。

無響室で計測した訳で無く、一般的な住宅で計測した数値になっているので参考程度に見てみて下さい。

静音性は非常に優れています。高性能なCPUと、ハイスペックなRTX 5070 Tiを搭載していながらも、ミドルクラスのノートPCと同等、もしくはそれ以上に静かな動作音でした。高負荷時でもファンノイズは控えめで、全体的に静音設計の完成度が高い印象です。

まとめ

G TUNE H6-A9G7TBK-C
総合評価
( 5 )
メリット
  • 最新ゲームを最高画質で楽しめる性能
  • WQXGA解像度/300Hz採用で画質と滑らかさが◎
  • 全体的に質感が高く、高級感がある
  • 冷却性能&静音面も優秀
  • 標準3年保証×365日電話サポート
デメリット
  • なし

「G TUNE H6-A9G7TBK-C」の総評としては、マストバイなゲーミングノートPCという評価です。

CPUには高性能な「Core Ultra 9 275HX」を搭載し、処理能力を重視するユーザーに最適。グラフィックスにはVRAM 12GBの「GeForce RTX 5070 Ti」を採用しており、最新のAAAタイトルも最高画質で快適にプレイできます。

また、クリエイティブ用途にも十分対応できるパワーを備えており、ゲーマーはもちろん、動画編集や3D制作を行うクリエイターにもおすすめの1台です。

ハイクラスノートらしい完成度の高さが際立つモデルなので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

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