Core i7-10700KとCore i7-9700Kで取得したデータのCPUによるフレームレート比較になります。
注目するべき点としては高設定と低設定時におけるフレームレートの差に注目です。FPSゲームで用いられる事が多い低設定にしてとにかくフレームレートを稼ぎにいく場合にはCore i7-10700Kの方が少し高いフレームレートが出る傾向があります。
CPUのスペック比較
製品名 | Core i7-10700K | Core i7-9700K |
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コア数 / スレッド数 | 8 / 16 | 8 / 8 |
動作クロック(ベース/TB時) | 3.8GHz / 5.1GHz | 3.6GHz / 4.9GHz |
キャッシュ | 16MB | 12MB |
対応メモリ | DDR4-2933 | DDR4-2666 |
TDP | 125W | 95W |
ソケット | LGA1200 | LGA1151 |
実勢価格 | 56,000円前後 | 45,000円前後 |
Core i7-10700KとCorei9-9900Kは価格があまり変わらない印象です。Core i9-9900K(8コア16スレッドで最大5GHz)をちょっと性能アップして安くなったのがCore i7-10700Kという感じです。2020年5月25日の公開時点では同じ56,000円前後。
Core i7-9700Kは1万円程度価格が安いです。両者の大きな違いという部分ではCore i7-10700KはHT(ハイパースレッディング)に対応してマルチスレッド性能が高くなっているのでクリエイティブな作業に強みがある事です。
また、第10世代はソケットがLGA1200なので第9世代CPUソケットのLGA1151には対応していないです。
ベンチマークのスペック
今回のベンチマーク構成はマザーボードとCPUのみ違います。マザーボードは「ROG STRIX Z390-F GAMING」と「ROG STRIX Z490-F GAMING」になっています。
検証機材 | ||
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CPU | Core i7-10700K | Core i7-9700K |
CPUファン | 空冷 | |
CPUグリス | Thermal Grizzly Kryonaut | |
GPU | RTX 2080 Ti | |
メモリ | 16GB | |
マザーボード | Z490 | Z390 |
CINEBENCH R20
Core i7-10700Kは8コア16スレッドなのでゲーム、クリエイティブ作業を快適にこなせる処理性能を持つCPUです。
CINEBENCH R20で計測した結果がこちらです。Core i7-10700Kは、Core i7-9700Kと比較したらかなり性能アップでCore i9-9900Kより性能が上がっています。
ファイナルファンタジー XV
解像度 | 画質設定 | i7-10700K | i7-9700K |
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フルHD 1920×1080 | 高 | 12794 | 12760 |
標準 | 16591 | 16372 | |
軽量 | 18745 | 18042 |
重量級オープンワールドの場合には画質を優先されると思うのであまり影響は少ないのかなと思います。
ファイナルファンタジー XIV 漆黒のヴィランズ
解像度 | 画質設定 | i7-10700K | i7-9700K |
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フルHD 1920×1080 | 最高 | 20533 | 19786 |
高 | 21169 | 20345 | |
標準 | 24303 | 22504 |
FF14はCPUの性能差が比較的に出るベンチマークなのでi7-10700Kとi7-9700Kでは性能差が出ています。
ファークライ ニュードーン
解像度 | 画質設定 | i7-10700K | i7-9700K |
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フルHD 1920×1080 | 最高 | 109 | 110 |
中 | 118 | 118 | |
低 | 127 | 127 |
ファークライニュードーンはあまり変わらずという結果になりました。
World War Z
解像度 | 画質設定 | i7-10700K | i7-9700K |
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フルHD 1920×1080 | ウルトラ | 149 | 150 |
ミディアム | 166 | 156 | |
ロー | 178 | 166 |
WWZだと低設定時に少しフレームレートの伸びがあります。
レインボーシックス シージ
解像度 | 画質設定 | i7-10700K | i7-9700K |
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フルHD 1920×1080 | 最高 | 326 | 319 |
高 | 336 | 319 | |
低 | 415 | 375 |
シージでは多少フレームレートが伸びています。i7-9700Kの最高と高設定は最小fps等では違いがありましたが、今回のテストの平均fpsでは同じ数値が出ました。
まとめ
Core i7-10700KとCore i7-9700Kを比較するとフレームレートは高い数値が出ています。そして、1番大きな要素としては8コア16スレッドになった事でクリエイティブに強みが出ている事。
そしてインテルCPUの扱いやすさもあるのでCore i7-10700Kはゲームもクリエイティブもやりたい方にオールマイティに使えるおすすめのCPUです。