秋葉原でドスパラの新製品の展示会が開かれたので行って来ました。最新のGPUが搭載されたゲーミングPCやゲーミングノートPC、普通のノートPC、タブレットPC、そしてVR体験と自作PCのパーツの犬のセットモデルの展示などがありました。
ドスパラ新製品
ガレリアZG
最新のグラフィックボードが搭載されているGTX1080はZシリーズからは「ガレリア ZG」、Xシリーズからは「ガレリア XG」、同じ外観でGTX1070が搭載されているモデルがZシリーズからは「ガレリア ZF」、Xシリーズからは「ガレリア XF」となっています。
ZシリーズとXシリーズではCPUやメモリ、ストレージの容量などが違うのとマザーボードも違います。初心者の方には管理人的にはXシリーズの方がおすすめです。
もしXシリーズでメモリが8GBで16GBにしたいというような場合はBTOらしくカスタマイズする事が可能ですので、そちらの選択の方が結果的に安くなります。
逆にZシリーズはどういう人向けなのかというと、CPUもK付きだったりするのでオーバークロックをしたり、ある程度PCに詳しい人が選択した方が有意義に活用できる構成内容なのでPCに詳しい方はZシリーズをチョイスするのがいいでしょう。
ガレリア SG
GTX1080が搭載されているSシリーズは「ガレリア SG」、GTX1070が搭載されているSシリーズが「ガレリア SF」となっています。ガレリアの主力のミドルタワーの製品と比較するとケースがスリムタイプになっているという違いがあり、必然的にマザーボードが変更されて、Mini-ITX仕様になっています。
Mini-ITXというのはミドルタワーのXシリーズやZシリーズのようなゲーマー的には一般的なサイズであるATX規格のマザー、それよりも小さいガレリアならMシリーズに搭載されているMicro ATX規格のマザー、それよりも更に小さいのがMini-ITXという規格です。
と言っても実際に普通に使う分には基本的には支障は無いです。通常のゲーミングPCと比較するとかなり小さくなっているのでサイズでゲーミングPCを敬遠していたという方によっては喜ばれる製品だと思います。
ただデメリットもやっぱりあって、将来的にパーツ交換や拡張したいと思った時に出来ないという可能性もあります。サイズを取るのか拡張性を取るのかと言われたら初心者の方には中々薦められないんですが、逆にPCに慣れている人ほど勧めたくなる商品ですね。
若い時はバリバリ中身いじくり回して色々改造したけど最近は全くしていないという人も多いと思いますので、それよりもサイズが小さくなった方が嬉しいという人にはピッタリな商品だと思います。
ガレリア XFR
AMDから発売されたコストパフォーマンスが高いと評判のRX480搭載されているCPUがCorei7なのが「ガレリア XFR」、Corei5なのが「ガレリア DFR」です。ただAMDのGPUは消費電力がNVIDIAと比べると高いという問題があり、AMDさんからも声明が発表されていたりするので初心者の方には素直にNVIDIAの1000番台のグラフィックボードが搭載されているPCの方がおすすめです。
性能的にはNVIDIAのGTX970と同じくらいか、ゲームタイトルによっては少し超える性能でビデオメモリは8GBで価格はGTX970よりも安いという事なのでコストパフォーマンスはやっぱり高いと言えます。
ただ、個人的にはGTX1000番台が出ているので性能差でいうとかなり開きがあります。後1年早く市場に出ていればGTX970が席巻せずにこのAMDのRX480が天下を取っていたと思われるだけに少し発売されるのが遅かったかなという印象です。
ガレリア QSF965HE
ノートPCからは「ガレリア QSF965HE」がありました。965という名前の通り、GTX965Mが搭載されているゲーミングノートPCです。GTX965Mの性能はGTX960とGTX970の中間に位置する性能になっています。後ろの型番のMはモバイルの意味のMです。
3Dmarkのスコアで例えるとGTX970Mが6000前後、GTX965Mが5000前後、GTX960Mが4000前後です。ちなみにデスクトップ版のGTX960がGTX970M同じくらいの3DmarkスコアなのでGTX965Mだと少しゲーム性能的には物足りないかなと思う人もいるかもしれませんが、国産のフルHDのオンラインゲームをプレイしたりする分には快適に動作するのでライトに楽しみたいという方は価格が抑えられてコストパフォーマンスが高いのでGTX960MならGTX965M搭載のPCを選ぶのが吉です。
ガレリア QSF965HEを実機で見ると液晶が綺麗だというのと、ゲームのキーボード操作でよく使うWASDが分かりやすくなっているのが好印象でした。