GALLERIAのXシリーズとRシリーズの違いについてまとめています。GALLERIAのXシリーズとRシリーズのどちらを選択するか迷っている方は参考にしてみて下さい。
GALLERIAのRシリーズとXシリーズとは?
- 「Uシリーズ-Ultimate-」至高にして究極
- 「Zシリーズ-Zealot-」熱狂のゲームスタイルを追求
- 「Xシリーズ-eXtend-」プレイスタイルを様々な方向性に
- 「Rシリーズ-Refine-」洗練された性能
GALLERIAのゲーミングPCは分かりやすいようにシリーズの名称が付いています。
究極を目指す「Uシリーズ」、熱狂のゲームスタイルを追求「Zシリーズ」、プレイスタイルを様々な方向性に伸ばす「Xシリーズ」、洗練された性能を持つ1台「Rシリーズ」です。
Rシリーズは一番下のグレードになります。Xシリーズはその上のグレードになります。
GALLERIAのXシリーズとRシリーズの違い
外観の違い
ガレリアの新筐体のSKケースは2020年に一新され、ミドルタワー型のモデルとミニタワー型のモデルの2機種があります。
Xシリーズはミドルタワー型です。Rシリーズはミニタワー型が採用されている場合が多いです。
- SKケース (ATX):ミドルタワー
- SKMケース (MicroATX):ミニタワー
ミドルタワー型とミニタワー型の違いはサイズが違います。ミドルタワー型と比較するとミニタワー型の方がコンパクトなサイズです。
ガレリアの新筐体は、歴代GALLERIAの中で最高性能を持つ冷却機構です。ただ、冷却性能的にはミドルタワーの方が有利になるでしょう。
また、構成内容が両者で異なります。ドスパラさん側で構成内容の最適化がされた状態で販売されていると思いますので、冷却に関しては心配しなくても良いと思います。
マザーボードの違い
XシリーズはマザーボードにATXが採用されており、RシリーズはMicroATXが採用されている事が多いと思います。
ATXとMicroATXの違いは、大型のグラフィックスボードを搭載したい場合などの拡張性が違う点になります。拡張性はATXケースが有利です。
例えば、内蔵タイプのキャプチャーボードを搭載したい場合には、ATXのマザーボードが採用されたゲーミングPCの方がおすすめです。
他には配信などでUSBをたくさん使用するから、USBの数を増やしたいというような用途でも余裕があるので拡張する事が可能です。
さらに、マザーボードが違うので背面のUSB端子の数や種類も違いがあります。
製品名 | 背面端子 |
---|---|
GALLERIA XA7C-R47S | USB 2.0 ×2 |
USB 3.2 GEN1 ×3 | |
USB 3.2 GEN2 Type-C ×1 |
製品名 | 背面端子 |
---|---|
GALLERIA XA7R-R47TS 7800X3D搭載 | USB 2.0 ×4 |
USB 3.2 GEN1 ×5 | |
USB 3.2 GEN2 Type-C ×1 |
ガレリアXシリーズの背面端子を見ていきましょう。
上の使用不可シールは間違えてここに液晶ディスプレイを繋いでしまう方がいるかもしれないので、ドスパラさんの配慮だと思います。
マザーボードにHDMI端子やDisplayPort端子が存在していますが、ゲーミングPCはグラフィックスボードが搭載されているので、グラフィックスボードの端子と接続しましょう。
USBの数を見てみるとCore i7-14700F搭載モデルはUSBが全部で6個、Ryzen 7 7800X3D搭載モデルは10個あります。
その内1つはType-C端子です。なので、USBの数の違いとType-C端子が備えられているのが特徴的です。
製品名 | 背面端子 |
---|---|
GALLERIA RM5C-R46 | USB 2.0 ×4 |
USB 3.2 GEN2 Type-A ×2 |
ガレリアRシリーズの背面端子を見てみると、USBが6つあります。数としては同等レベル、もしくはXシリーズの方が多いです。
ただ、前面も含めるとトータルすると10個あります。通常使う上では必要十分以上にあります。
- Logicool G PRO X SUPERLIGHT(USB×1)
- Logicool G POWERPLAYワイヤレス充電(USB×1)
- Apex Pro TKL(USB×2)
- TEAC USB DAC(USB×1)
- Canon プリンター(USB×1)
個人的に使用しているUSBをチェックしてみると背面は6個あれば足りています。
USBハブ(パソコンのUSBポートを増やす製品)を使用する事で更に数は増やせるので、6個で困る方は少ないでしょう。
ただ、GALLERIA RM5C-R46にはType-C端子が無かったので、Type-C端子が無いと困るシーンというのが人によってはあるかもしれません。
あなたが使う用途に応じてXシリーズかRシリーズかを選択してみて下さい。
キーボードとマウスとゲームコントローラーを接続するくらいならガレリアRシリーズで問題無いでしょう。
CPUの違い
- ガレリアXシリーズ:Core i7 / Ryzen 7~Core i5 / Ryzen 5採用
- ガレリアRシリーズ:Core i7 / Ryzen 7~Core i5 / Ryzen 5採用
ガレリアZシリーズとガレリアXシリーズでは、Core i7-14700KF/Core i9-14900KFが必然的にZシリーズになりますが、XシリーズとRシリーズでは同じCPUが選択可能です。(2024年5月調べ)
冷却性能等を含めて採用されているモデルが違うと思います。なので、特に初心者の方には難しい事を考えなくてもドスパラさん側で構成内容の最適化を行ってくれているので、分かりやすくて良いですね。
グラフィックスボードの違い
- ガレリアXシリーズ:RTX 4060 ~ RTX 4080 SUPER
- ガレリアRシリーズ:GTX 1650 ~ RTX 4070 SUPER
グラフィックスボードの上限値と下限値がガレリアXシリーズとガレリアRシリーズで違っています。
RTX 4080 SUPER搭載モデルが欲しいなら必然的にガレリアXシリーズ、GTX 1650搭載モデルが欲しいなら必然的にガレリアRシリーズになります。(2024年5月調べ)
「シリーズ別CPU×グラフィックボード性能比較表」で構成については確認する事が可能です。
まとめ
ガレリアのXシリーズとRシリーズの大きな違いは、ケースの違いとマザーボードが違うという点が大きいでしょう。
拡張性や冷却性能が高いモデルが欲しい方はガレリアXシリーズがおすすめで、普通に使う上では全く困らないのでケースがコンパクトなモデルが欲しい方はガレリアRシリーズがおすすめです。